あらすじ
バッタ被害を食い止めるため、バッタ博士は単身、モーリタニアへと旅立った。それが、修羅への道とも知らずに……。『孤独なバッタが群れるとき』の著者が贈る、カラー写真満載の科学冒険(就職)ノンフィクション!
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大量のバッタやゴミムシの描写や写真があるため、虫が苦手な人は注意して読んでください。
ちなみに、私はこの本を読み、作者のバッタを愛する気持ちに触れ、虫に対する苦手意識が和らぎました。そういう意味では、虫が苦手だけど、克服したい人におすすめできる1冊かもしれません。
この作品はノンフィクションです。しかし、2年間かつ年間380万円という厳しい条件の中で、知恵を振り絞り、どうにかしてバッタに出会うまでの冒険物語として楽しめます。
また、作者が研究者として歩み始めるまでの物語としても楽しめます。
個人的には、バッタを追い求める生活の中でこぼれ話として紹介される食生活の話が面白かったです。
昆虫が好きな人はもちろん、わくわくしたい人、異文化に詳しくなりたい人、実験・研究について知りたい人、人生に対するやる気がほしい人はぜひ読んでみてください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アフリカという日本人に馴染みの薄い地域で、バッタの群れというまた一般人に馴染みのない分野で闘う日本人研究者の物語。
バッタが主題ではあるものの、モーリタニアの人々との交流、文化の違いなどとコミカルに描かれておりとても面白い。
好きを貫いてそれを仕事にして生きていくぞ、という情熱と気概を感じられる。新書大賞2018受賞作品だが、YouTuberやインフルエンサーの隆盛により「好きなことで生きていく」というフレーズが流行った当時の世相にもマッチしていたのだなと振り返って感じる。
Posted by ブクログ
全くバッタに興味がなかったが、たまたま手に取った一冊。結論から言うと、とても面白かった。
この人の書く文章が軽快で読みやすく、登場人物もみんな個性的で面白い。特に、相棒のティジャニがとても優秀で、頼もしい存在だった。
モーリタニアでの生活では、日本とは違う文化や習慣に驚かされた。
また、研究者としての厳しい現状についても知ることができ、普段はあまり知ることのない世界を覗いたような気がした。
ただ、突然バッタのドアップや大量のバッタの写真が出てくるので、そこには何度かびっくりした。虫は苦手だが、それでも最後まで楽しく読むことができた一冊だった。
Posted by ブクログ
今年読んだ本の中でも指折りに好きな一冊。バッタ研究の面白さはもちろんだが、何より、夢を追い続ける著者の姿に心を動かされた。無収入になることも顧みずアフリカで研究を続け、困難にぶつかるほど「自分が成し得ることの価値」を信じる。自分の夢を口にしたからこそ生まれた数々の出会いが生まれ、やがて研究を前に進めていく。そして最後には、その情熱が母校の秋田の高校生たちへ伝わっていく。この流れがとても美しかった。
「私の『普通』など世界では所詮『例外』なのだ」という言葉にも強く惹かれた。異文化の中で自分の常識を疑い、計画通りにいかない現実に向き合う姿も印象的。専門的な研究の話なのに、ブログで鍛えたという文章は驚くほど読みやすく、笑えて、最後には胸を打たれた。夢は叶うかどうかだけでなく、語ることで思わぬ人や機会を引き寄せるものなのかもしれない。
Posted by ブクログ
日本の若い研究者の苦労がこれでもか!というぐらい感じられるのに、この著者の明るいこと!このポジティブさは、本当、色んな人や色んなツキを呼んでくるのかも。バッタ研究者として、今後とも頑張って欲しいですね。あと、文章とても面白くて読みやすかったです。アフリカでのサバクトビバッタの生態が少しでもわかって、アフリカでの被害が食い止められるようになるといいなぁ。
Posted by ブクログ
バッタにはなんの興味もないのだけど、この方のバッタへの愛と生活は面白くて、とても楽しい読書時間を過ごした。大好きなものがあるって最強で最高だなと羨ましく思えた。
Posted by ブクログ
想像以上に読みやすい!
これは未知の分野を読む上で、ホントに有り難かったし、著者の熱量と様々な知識を面白おかしく知ることができました。
そしてなによりも、好きなこと・夢を仕事にするまでやり切る勇気と行動力、前向きに捉えて進んでいく著者の姿勢に感銘を受けました。
Posted by ブクログ
論文ほど専門的なことばかりが書かれているわけではなく、筆者の人間史の側面が大きかった。ただ、筆者がザ・博士というような昆虫オタク(バッタオタク)で、バッタに食われたいと思うようなぶっ飛んだ変態で面白かった。ブログで鍛えられた読みやすい文章でよかった。より専門的なことも見てみたくなった。
Posted by ブクログ
語彙力ないこと言いますが、めちゃめちゃ面白かった!
これに尽きる。
正直、バッタへの興味なんて全くないし、むしろ大嫌いなのですがとても楽しく読み終えました。
応援したくなる魅力の持ち主ですね!
最後はウルっときてしまい、今どうされているのかなぁと思いを馳せています。
子どもに読ませたいですね!
Posted by ブクログ
読んだメモ
夢を叶える最大の秘訣は、夢を語ること
ラマダンとは日常の幸せを再認識するためのもの
ほぼ名前がモハメッドで「職業名+モハメッド」で区別してるのおもろい
研究者なのにクスッと笑える文章かけるのおもろい
バッタに食べられたいのおもろい
運転手のティジャニとの友情が熱い
私も昆虫好きだから楽しめた
やりたいことのためにひたすら前進しているのがかっこいい
「出版せよ、さもなくば消えよ」
研究者の生き残りの難しさを痛感する
ゴミムシモドキの落とし穴 笑
バッタに懸賞金かけて子供達とらせにいったら
殴り合いの喧嘩起きるの笑った
ゴミムシモドキの性別判別方法
お腹いっぱいにさせて頭を押すと生殖器でてくる
ゴミムシモドキの実験を邪魔するハリネズミと同棲するのもおもろい かわいい
お嫁のために小さい頃から女の子を無理に太らせる
ガバージュはモーリタニアの文化だったか...
異性に好まれるために、生存に不適な極端な救出が進化する 孔雀のようにモーリタニアでは女性は太って富があると思わせる。昔の風習が未だに根付いている
一夫多妻制なのに浮気は疑い1時間に1回電話してくる妻
日本人の感覚すると分からないな
自然や生物の研究の難しさ
モーリタニア人は1匹、1万円のヤギが豪華なプレゼント
ババ所長凄い素敵な方だった
蠍に刺されて死にそうなのに呪文で治そうとされるの笑う
砂漠の砂は細かいから隙間に入りやすくデジタル製品は壊れやすい、、
Posted by ブクログ
冒頭の、
「小学生の頃の雑誌の記事で、外国で女性観光客がバッタの大群に巻き込まれ、緑色の服を喰われてしまったことを知った。バッタに恐怖を覚えると同時に、その女性を羨ましく思った。その頃、『ファーブル昆虫記』に感動して、将来は昆虫学者になろうと心に誓っていたため虫にたかられるのが羨ましくてしかたなかった。
虫を愛し、虫に愛される昆虫学者になりたかった。それ以来、緑色の服を着てバッタの群れに飛び込み、全身でバッタと愛を語り合うのが夢になった。
・・・
バッタの大群に巻き込まれながらアフリカの食料問題も解決できる。その上、成果を引っ下げて凱旋すれば、日本で就職できる可能性も極めて高い。見えた! バッタに食ってもらえて、昆虫学者としても食っていける道が開けるではないか!」
のところから破天荒さが分かり面白すぎた。
群生相の幼虫の群れの写真が圧巻だった。昆虫嫌いにはゾワっとするが、そもそも昆虫嫌いはこの本を読まないと思うので、率直な私の感想は「わあすごい 綺麗!」黄色に黒スポットのボディの群れの美しさたるや。蠍の赤ちゃんも砂と同じ色の薄琥珀色で綺麗。
特に児童書版で読むと、子供向けにバッタが語句の解説をしていて、辞書とはテイストが異なる面白い解説になっていて楽しい。
「せっかくコーヒー片手に落ち着いて読書をしたいのに、辞書まで持つハメになったら慌ただしくなり、コーヒーも読書欲も冷めてしまう。」...確かに!はじめにから後書きまで楽しい本
Posted by ブクログ
サバクトビバッタの野外研究をするために
西アフリカのモーリタニアに赴いた著者の奮闘記
順調ではない研究生活の日々
挫折感やネガティブな感情も見え隠れするけれど
圧倒的に全編バッタ愛 昆虫愛 昆虫学者になるための情熱に貫かれていました
加えて
ピンチをチャンスに変える柔軟な思考
純粋さと現実主義の両立
挫折感の後のポジティブ思考
ユーモアに富んだ人間的魅力で
様々な人達が手を差し伸べていく展開も面白い
天災とも言われるアフリカでのバッタの農業被害を
防ぐために何かしらの貢献がしたいと大志を抱いていくのはまさに必然
モーリタニアの文化やバッタの生態も興味深い
バッタがおとなしい孤独相と凶暴モードの群生相の2面性を持つこと 初めて知りました
全身緑色のバッタになりきる表紙の著者に慄き
「バッタに食べられたい!」と語る前書きで更に慄く
砂漠で遭遇したゴミムシダマシの密集写真で
更に更に慄く
慄きポイントをいくつかクリアして
虫が決して好きではない私
著者の強烈な情熱に引きづられ 巻き込まれ
最後まで楽しく読んでしまいました
Posted by ブクログ
昆虫学者がバッタを倒しにアフリカに行く題名のままの実録記。難しい専門的な事も分かり易く書かれていて読みやすい。何より夢や仕事に対する考え方や行動に惹かれた。今までの環境での生活や言語や常識が全く通用しない中でも諦めず今できることを考えて行動していく著者に共感した一冊
Posted by ブクログ
好きなものへの熱意で全てを乗り越えていくのがすごすぎる。好きの力は大きい。
私もトルコに縁があるので、あとがきのラマダンの話もすごく共感できる。
面白すぎた
あまり本を読む機会がないのですが試し読みで気になったので、初めて電子書籍で買ってみました。内容に引き込まれ、サクサク読めてしまった。昆虫は苦手ですが、最後まで読み切れました。買ってよかったです。
Posted by ブクログ
好きなことがあること、それにここまで一途でいられることに、とてもうらやましく思えた。モーリタニアの過酷な自然と、そこを大軍となって飛び回るサバクトビバッタとの戦いは、まるで地球防衛軍とゴジラ、いやもろもろの怪獣との戦いのような迫力で、自然の脅威を感じた。
フィールドワークの醍醐味、研究室では得られない大変さと魅力が、感じられる。それにしてもユーモアあふれる筆力で、通勤途中で何度噴き出したことか。笑いながら、昆虫学者の地道な研究を学ぶことができた。
Posted by ブクログ
表紙で出オチな感じがするけれど、こういう風に、誰も選ばない道を一生懸命に進む人の話は面白い。
バッタだけでなくいろいろ登場する中でも、ハリネズミが可愛すぎる。
Posted by ブクログ
『好き』の原動力ってすごい!
無収入という崖っぷちの中、遠く離れたアフリカでの研究生活が記録された本
好きなものへの探究心・努力・行動力に惚れ惚れとした
進路を悩みながらも、自分の本心に従い未来を切り拓いていく姿に勇気をもらえた
Posted by ブクログ
やりたいことをやって生きていくのはなんて幸せなことか。
でも生きていくにはお金がかかる。
お金が無ければやりたいことも出来なくなる。
一生を捧げたいバッタ研究のために、自身と研究の知名度を上げるという作戦を立て、実行するやり抜き力。
転んでもタダでは起きない力強さ。
見習うべき点がたくさんある。
Posted by ブクログ
面白かった。
すごく文章の上手い博士、読ませる。面白い。
バッタの研究内容が中心ではなくて、アフリカで生活や昆虫博士で経済的に自立していくことの難しさを克服していく冒険譚みたい。だから私も読めたんだ。
とても気持ちのよい青年研究家だと思う。
緑の衣装には引いたけど笑
Posted by ブクログ
児童書になるほど砕けた内容だが、研究に関して妥協は一切無いと感じた。
著者自身があとがきに書いている通り「知は現場にある」を正に体現している。
かなり脱線した感想だが、支援すべき研究とは何なのか、「サイエンス・オブ・サイエンス」のような定量軸とはまた別に考えさせられる本だった。
Posted by ブクログ
友人のおすすめで読んでみた本。
文章は読みやすくて楽しかったけど、バッタの写真がたびたび出てくる(当たり前)ので、病院の待合室で読むときは、手で隠したりしました笑
無収入になったり、バッタが思ったより発生しなかったり、モーリタニアの人たちと文化が違ったり、研究ってほんといろんなことが起こるんだな、と自分とはかけ離れた世界すぎて驚いた。いろいろな困難があっても、夢を追い続けるってすごいことだなと思った。
著者本人が真面目で情熱がある人だから、みんな応援したくなるんだろうな。
Posted by ブクログ
面白かった。マニアックというか好みが分かれるのは仕方ないかもしれないけれど、バッタが好ききじゃなくても読み物として面白い。中学生とかにもオススメ。
Posted by ブクログ
目の前のことをありのままに受け入れるのが上手い人だなと思った。私が異国でぼったくりにあったりしたら、それだけで気が滅入って嫌になってしまう。
そんな著者の視点からみるバッタはとても魅力的だった。
Posted by ブクログ
とても文才がある方で、辛いこともネタにしているところにお笑い精神を感じた。とてつもなく虫が嫌いなので、写真を見ないこと・寝る前に読まないことを徹底すれば楽しめた。
気軽に読める虫の話
バッタ等の昆虫が苦手な方にも読みやすい内容。研究結果や論文の内容にはあまり触れていないが、その分素人にも分かりやすく楽しめる作品になっている。
馬鹿馬鹿しくも夢を追いかける筆者に感動を覚える良い本でした。
お勧めです。
Posted by ブクログ
バッタを倒しにアフリカへ
サバクトビバッタのフィールドワークのためにアフリカのモーリタニアに渡ったバッタ博士の奮闘記。
ポスドクのバッタ博士が、将来の安定も顧みず一念発起してアフリカに渡るも、その年にバッタが発生しない不運に見舞われ、苦心惨憺の結果なんとか研究資金(生活資金)も手に入れてバッタ博士として日本に帰国するまでのお話です。
アフリカと日本との習慣や考え方の違いは結構面白く読みました。
肝心のバッタの研究に関しては論文化が遅れていてまだ書籍に書けないとのことで大変残念。
ポスドクの就活をめぐる戦いに関しても興味深く読みました。
役に立たないことにお金を出す難しさと、役に立たないと思っていたことからものすごい発見・発明が成されるという背反することをバランスよく調整することがこれからの日本を左右するのではないかという気がします。
別書籍でサバクトビバッタの新発見が詳しく読めることを楽しみにしています。
竹蔵
Posted by ブクログ
サバクトビバッタの猛威に立ち向かう著者の姿勢に感銘を受けた。好きなことを仕事にする大変さを面白おかしく表現されており、勇気づけられる作品。モーリタニアの人々、文化がよく分かり、視野も広がった。
Posted by ブクログ
人類を脅かすサバクトビバッタを倒すため単身アフリカへ渡った若き昆虫学者が、過酷な自然や次々と起こる想定外のトラブルを、圧倒的な情熱とユーモアで乗り越えていくサイエンス・ノンフィクション
Posted by ブクログ
西アフリカのモーリタニアに単身飛んで研究をするバッタ研究者ポスドクの奮闘記。元々が砂漠の厳しい環境の中、大旱魃でバッタが見つからなくなったり飼育ケージが塩害であっという間に崩壊したり新たなポスト探しに奔走したりと次々と問題が起こっていく波乱万丈のエッセイになっている。昆虫への愛、昆虫学者になりたいという著者の強い意思とアイデア力、行動力で迫りくる問題に立ち向かっていく姿が面白かった。関係者に渡す賄賂が生きているヤギだったりサソリに刺されたりとアフリカらしいワイルドさもあり、有能な浪費家で相棒のティジャニとのコンビも楽しい。
ふんだんに使われる写真はたまに密集した昆虫だったりしてううっとなるのがちょっと辛かったけど、料理なんかも載せてくれてちゃんとカラーが多いのが贅沢で嬉しい。
モーリタニアで進んだ研究の中身の話が今作には書かれていなくて気になるので、次作も読んでみようかなあ。
Posted by ブクログ
アフリカに単身乗り込みフィールドワークでバッタの研究に取り組むことがまるで冒険のようで、モーリタニアへの行きの道中のところから夢中で読ませていただきました。バッタへの愛や研究の内容もとても分かり易く書かれており、アフリカでの研究の進め方や生活についてもとても興味深かったです。ただ、就職活動などはさらっとで十分で、その点から第7章は全て不要でした。申し訳ないと思いながら途中から飛ばしてしまいました。最後の方は息切れ気味で続編を読もうとは思いませんが楽しい本でした。
作者のバッタにかける情熱が凄い
研究者という仕事の過酷さを知ったが、作者自身がユーモラスな方で、内容が重すぎずサクサク読めてしまった。
研究者として絶体絶命な状況であっても、どうにかして現地で研究を続けられるよう考えて、乗り越えられるのが凄い。発想力も凄い。