ビジネス・実用の高評価レビュー
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「我々の首が180度回転していきなり逆さまを向いてしまうといったことなど絶対に起きないのに、心に限ってはそんなことが生じかねない。そのようなグロテスクさが、心には潜在しているのである」
「つましい幸せなどを得るよりも、あえて被害者意識を堪能することを選ぶ人間は、世の中にいくらでもいることを我々は知っておくべきなのである」
「画才のない岡本太郎とか文才のない内田百閒など、何の奥行きもあるまい」
専門に閉じることない精神医療エッセイとも言うべき内容なので、対象を一刀両断するグッとくるフレーズが至るところにひしめいていて小気味よい。もちろん返す刀で自分も切られてしまうのだけど、誰もがいたずらに被害者意識を肥大化させるばかりの昨今、こうした視点がもっと共有されて良い。
一つだけ苦情を書かせてもらうと、本書はブックガイドではないのに矢鱈と小説の紹介が多く、また読みたくなる本が増えてしまった。 -
Posted by ブクログ
平日は5日もあるし、有意義に使うのは大切だよな と思います。
書籍の内容としては、基本的に、
体調を整え、かつ自己効力感を高める です。
☀︎沢山寝る 寝る間際のルーティンを作る 読書、ストレッチなど
☀︎仕事をやり切らない(明日のスタートダッシュ用にあえて残す) 朝一でメールの返信をしすぎるのは、自分が本当にしたい仕事に手が回らず効力感が落ちやすい
☀︎家族との団欒を大事にして、仕事の話などをして効力感を高める
☀︎定時で帰る 16時には仕事のスピードを落として脳を切り替えていく。
☀︎平日の夜に予定を入れることで仕事を強制的に終わらせる
自分としては、寝る前に読書する習慣があり、読んでるとすぐ眠くなるので、いいルーティンができてるかも笑
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Posted by ブクログ
お医者さんの養老先生と、近藤先生の対談集。
タイトルにあるとおり、犬バカと猫バカとの対談。
でも、人とペットの老いの問題、介護の問題、看取りの問題、
色々と参考になる。
最近の動物医療はかなりの進歩をとげ、
具合が悪くなれば、すぐに診察し、手術や投薬や、至れり尽くせりだ。
人が具合悪くてもガマンしてしまうが、愛するペットだと、我が子のようにすぐに受診に駆け込む。
先生方は、果たしてそれがペットたちにとっていいことなのかとおっしゃる。
ワクチン接種でさえ、ペットのストレスと苦痛を与えているという。
確かに、ゲージを見ただけで逃げ回る愛猫たちにいつも胸が痛むが、やはり、飼い主は安心が欲しいのだ。
連休が明けたら、このミッションをこなさねば・・・
自分の終末に関してなら、無理な延命や治療はせず、枯れるように終わりたいと思う。
具合が悪い時は、何も口にしないで、ただひたすら眠るといつの間にか回復しているので、それが自然の力なんだと思う。
高齢者ほど、ペットがいるといいといわれている。
たしかに誰かに世話を焼くことは、自分がしっかりしなくちゃと鼓舞できる。
でも、万が一、自分で世話ができなくなったら、頼める人を必ず見つけておかなければ、ペットが不幸になると思う。
健康診断はしばらく受けていないが、
先生方の話しで、なんだかほっとした。 -
Posted by ブクログ
『AI時代に頭がよくなる人 悪くなる人』
岡瑞起、日経BP
最近読んだAI本の中で、最も納得感と共感があり、これからどう生きるかの指針になった本。
AIの進化はもう止められない。その一方で、AIには暗黒面もあり、社会問題を引き起こしたり、大きな社会変革をもたらしたりすることも避けられない。本書は、そうした現実に向き合いながら、普通の人がAI社会をどう生きていけばいいのかを、わかりやすく示している。
いくつも示唆に富む視点があったが、ここでは特に印象に残った3つを挙げたい。
一つ目は、AI時代になっても人間の学びの本質は変わらないということ。
AIは圧倒的な速さで情報を処理し、多くの領域で人間を上回っていく。しかし、人間の学びは、体験すること、考えること、人と対話することから生まれる。テクノロジーがどれだけ発展しても、この基本は揺るがない。
二つ目は、「オープンエンドネス」。ゴールを決めず、面白そうなことを次々と探っていくという考え方だ。
そもそも生物の進化にも目標はなかった。人間になろうと思って進化した生物はいない。人生も同じで、何か一つのゴールに向かって進むだけのものではない。目標を達成しても、また次の目標が生まれる。そう考えれば、人生そのものが終わりなき探索なのだと思う。
三つ目は、「イノベーションは辺境から生まれる」という話。
日本はAI開発競争を先導するアメリカや中国とは違う位置にいる。しかし、その違いは必ずしも不利ではない。ドラえもんや鉄腕アトムのような独自のAI観を生み出してきた日本だからこそ、別の価値観を提示できる可能性もある。
本書では、今日から実践できる5つのことも紹介されている。
・「面白い」を言葉にする
・「その後どうなった?」と聞く
・自分の意見を一つだけ言ってみる
・AIに聞く前に、まず自分で考える
・うまくいかなかったことを共有する
結局のところ、AI時代だからといって、特別な能力を身につけなければならないわけではないのかもしれない。
今、自分が面白いと思うことに夢中になる。自分で考える。そして、それを言葉にする。
AIを使いながらも、自分自身の「面白い」や「なぜ?」を手放さない。そんなふうに生きていこう、という本なのだと思った。 -
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ネタバレ「貯めるだけの人生」を見つめ直す
漠然とした将来への不安から、余剰資金をすべてNISAに回す。本書は、そんなお金との向き合い方を一度立ち止まって見直すきっかけになった。お金は貯めること自体が目的ではなく、今しかできない経験に使ってこそ価値を持つのだと気づかされた。
人は、人生を最大限に充実させるために生きている。そうであれば、死の間際に後悔しないために、使うべきときにはためらわずにお金を使う必要がある。
とりわけ重要なのは、若いうちにしかできない経験があるという点だ。旅行、運動、そして起業。これらは年齢を重ねるほど、体力の面でも環境の面でもハードルが上がっていく。副業で得た収入をすべて貯金に回すのではなく、将来のライフイベントや老後に必要な最低限の資金は確保する。そのうえで、並行して「やりたいことリスト」を消化するためにお金を使っていく。この両立こそが大切なのだと感じた。
人生は、突き詰めれば思い出づくりである。もし「あと1年で死ぬ」と告げられたら、私はきっと仕事をやめ、やりたいことをやり尽くすためにお金を使うだろう。人は物事に期限があると意識すると、限られた時間を充実させようと行動するようになり、結果として幸福度が高まる傾向にあるという。期限を意識することは悲観的な行為ではない。今を大切に生きるための知恵なのだ。
では、具体的に何から始めるか。まずはやりたいことを洗い出し、それぞれを「いつやるか」まで落とし込む。次に必要な費用を見積もり、予算の範囲内で最大限楽しめる計画を立てる。
とはいえ、何十年も先までの資金計画を自分ひとりで正確に見通すのは難しい。そこで私は、FP(ファイナンシャルプランナー)の力を借りることにした。専門家の知見を取り入れながら、人生を最大限に楽しむための計画を立てていきたい。 -
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ネタバレ神の方程式:
「万物の理論」を求めて
超ひも理論の研究者の著者が、科学での革命的な理論を順を追って解説してくれています。
万有引力、電磁気学、相対性理論、量子論そして超ひも理論が数式なしで分かり易く解説されています。
竹蔵としては、相対性理論のところで「重力により空間が曲がっているので、まっすぐ動いているつもりでも曲がってしまう」という説明に膝を打ちました。そういうことだったのね。
量子論あたりから理解が怪しくなっていき、超ひも理論ではイメージがつかめなくなりました。
でもこれらは日常生活から考えると、理論自体がぶっとんでいるのでしょうがないでしょう・・・
超ひも理論は10次元の方程式で、それをまとめたM理論は11次元とのこと???
最後はマルチバースの話になり、神はいるのか?という問いになります。
まあ、それはさておき、物理学の一般教養的なことを知るには最適の本でした。
竹蔵 -
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ネタバレWHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)
生命とは何か
ノーベル賞受賞の著者が始めて著した本です。
著者は細胞が生まれてから分裂するまでの細胞周期の研究がライフワークだが、本書ではその専門分野を超えて生命とは?という問いに対して著者なりの結論を述べています。
著者の「生命」の定義は、
1.生殖し、遺伝システムを備え、遺伝システムが変動するもの
2.境界を持つ物理的な存在であるもの
3.化学的、物理的、情報的な機械であるもの
と結論づけ、その理由を
1章 細胞
2章 遺伝子
3章 自然淘汰による進化
4章 化学としての生命
5章 情報としての生命
と各章で段階的に説明しています。
6章では世界を変えると題して、現代社会が抱える気候変動や生物多様性の減少や遺伝子操作などの危険性を通じて非科学的な態度をやんわりと批判しています。
学者さんにありがちな専門知識への偏りが無く、平易な言葉で難しい最新の遺伝や分子生物学などの解説をしているのでとても分かり易いです。
竹内氏の翻訳もこなれていて○。
多くの人に読んでもらいたい科学書であるとともに、考えることの重要性を教えてくれる名著だと思います。
竹蔵 -
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ネタバレ売上を、減らそう。
たどりついたのは業績至上主義からの解放
小さなステーキ丼屋を経営する著者が試行錯誤の末にたどり着いた結論。
日本人は目標を考えてそれに向けて努力することは好きですが、「そもそも何がしたいか?何が好きか?どう生きたいか?」などの目的を考えぬくことが苦手です。
著者の自分がやりたくて回りの人を幸せにするという目的に沿って、それの邪魔になることを一つ一つ見直していきます。
それは売り上げを伸ばすことであったり、優秀な従業員を雇うことだったりと一般にはほとんどの経営者が追い求めていることです。
株式会社は誰のものか?という議論がありますが、オーナー企業がユニークな目的のもとに会社を経営していく一つの良いロールモデルかと思います。
では、みんな百食屋のような会社ばかりで良いか?というマクロな視点での課題はありますが、多くの会社がまねることにより、より働きやすい会社が増えることは良いことだと思います。
税制面や制度面で守られていながら強欲経営者のお金儲けのために従業員を酷使している多くの中小企業の社長さんに参考にしてもらいたい良書だと思います。
竹蔵