【感想・ネタバレ】批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書くのレビュー

あらすじ

批評はなによりも、作品を楽しむためにあります。本書では、批評を「精読する」「分析する」「書く」の3つのステップに分けて、そのやり方を解説していきます。チョウのように軽いフットワークで作品を理解し、ハチのように鋭い視点で読み解く方法を身につけましょう。必要なのは、センスではなく調査力と注意深さ。そしていくつかのコツを飲み込めば、誰でも楽しく批評ができます。作品をより深く理解し、たくさんの人とシェアするための、批評の教室へようこそ。

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Posted by ブクログ

読書感想をこうしてアウトプットする機会も増えてきたので、身につく物があればと思い、嫁に勧められて手に取りました。

これまで批評という文字面は露骨な攻撃性を感じており無意識に避けていたのですが、物事を深く楽しむ技法だよ、と励まされ読み進めた次第です。

すると、批評によって面白くないものも面白くできる(面白く読めたら勝ち、というゲームにする)という解釈に触れられて感銘を受けました。

そうですよね、面白がらなきゃ損ですものね。
大変勉強になりました。後ほど細かいテクニックをまとめますが、特筆したい部分は、おおよそ下記の3点です。

批評するなら、
・切り口を決めること
・価値付けをすること
・ターゲットを決めること
が基本。

まず、切り口を決める。切り口とは入口のことです。何を書くか、の部分。
ずばり、涼宮ハルヒを心に飼いなさい。
「ただの人間の感想に興味はありません」
自分が書く批評に価値をもたらしたいなら、未来人や宇宙人、超能力者的な視点で捉えましょう。
すると、あなたの批評で人は釘付けになります。
これが切り口を決める利点です。

次に、価値付けを行うこと。これは出口です。
その物語にどんな価値があるのかを必ず着地させることで批評はクライマックスを迎えます。(価値付けをしない人も多いが、著者は推奨派とのこと)
他の作品と比べて、どんな差があるからどんな価値があるのか、それは誰かを救ったのか、新解釈をもたらしたのか、風刺できたのか、あるいは自己投影として成功したのか。
そこに価値はあったのか、きちんと言語化する。
価値付けを行うことで、あなたの批評は完成する。
見当はずれでも気にしないでいいんです。
まずは批評としての型に沿ってみましょう。

最後にターゲットを決める。
これは読む層に合わせたテクスト(語彙、語り口)を選ぶという意味です。伝えたい層には伝わる言葉で伝えましょうという当たり前の部分です。そこまで難しく捉えなくてOK。

上記のように、物語を味わうための技法がこの本では言語化されております。
今後の読書をはじめとするエンタメ体験全般に、間違いなく影響を及ぼしてくれるだろうなと感じたので星5を付けてます。

以下は、箇条書きですが本編のエッセンスです。

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・全ての行為や描写に意味があるように捉え、な?なら意味を持たせる。意味のないテクストとして見ない。

・事実誤認をしない。スキャンダラスな場面が来た時(起承転結でいう転)、それがポジティブかネガティブかどちらでもないのか、作者の意図に沿わないと、軽い事実誤認が起きるのも注意。精読するならそこは間違えないこと。

・読者は探偵のように、有機的な事実や手がかりを結びつけること。

・アントン・チェーホフの作劇術「第一幕で銃が出てきたなら、終幕には発砲されなければならない」それがどんな伏線という名の銃なのか、繰り返し書かれるものに注視したい。

・わざわざ描写される親切さは深読みして良い。親切はわざわざ描写しないからだ。対人行為なのだから、深掘りしがいがある

・自分の性的嗜好を把握しておくと批評はやりやすい。選り好みという広義的な感覚でも良いから。

・やらない方がいいことの筆頭は、地の文を信じること、セリフを信じること。推論する力を要求する語り手の存在(一人称の新本格がこれかも)が跋扈しているから、疑ってかかるが安牌。

・作者が作品をコントロールしているというのは幻想。冷静に考えると、編集者も関わってるんだし、作者は固定できる像にはなりづらい。何を表現したがっているかに注目した方が分析は適切。クリエイティブコントロールは作者にないから、表現技法の巧拙は避けられない。巧拙を分析しても深みはない。下手な文であることは一旦置いておいて、とできる。ちなみに、つまらない物語が作者の意図で面白くなることはない。美味しくないスープに何足しても抜きん出たラーメンにならない、みたいなもの。

・作者と語り手は同一視しない方が良い。架空のキャラクターが話しているとして、作者と遊離したものと捉え、テクストは読み手がコントロールして良い。作者には死んでいてもらう考えの方が精読はやりやすい

・社会背景の調査は必須。車輪のようなもので、精読とあわせて、どちらかが欠けていてはならない。

・作品をゲームと考え、面白い分析をできたらゴール。作品のアラを探さず、他の人と比べることもせず、ただ自分が面白くできたら勝ちというゲームで捉えてみる。

・伝記的手法。作品を作り手の背景と関連づけるやり方。作り手に還元させる批評のこと。(ドクターストレンジがサノスに1つしかない勝ち方を見つけるのは、まさにMCUのシリーズがハリウッドで最も成功したプロジェクトになったのを想起させる。あり得ない確率、だが彼らならできるだろう。)古臭いと言われがちな手法なので、読者が近しいものを感じ入ると仄めかすくらいにしとくのがコツ。

・価値を言及するなら、遠慮せずに言えばいい。価値付けのコツは、作者の狙いが上手くいったかどうかを判断すればよい。どれだけ偉業を成したかも、誰かの肯定的なものになったとしても、それらは実際曖昧だから。上手いか下手かで見れば良い。
①作品がコンセプトに沿って作られたなら、そのコンセプトをどれだけ達成しているか
②伏線がきちんと回収されているか
③登場人物に奥行きがあるか
④展開やセリフに不自然さや無駄がないか
がポイント。

・批評は芸術。創造的な行為です。

・書くときは切り口を絞る。関係なさそうなものは極力書くべきでない。いやいっそ書くべきでない。たとえば批評にタイトルをつける、と効果的。タイトルを考えると自然と切り口は絞れる。タイトル付けは重要。

・段落には一つのことだけかく。3文くらいで。
一文目が前置き、二文目が発展、三文目がまとめ。

・訓練された「自由にのびのび」とは、思い込みや偏見を一度捨て去ることが本質。身につけた偏見の中で自由にやっても、個性は発揮されないもの。

・ただの人間の感動に誰も興味は持たない。心の中に、涼宮ハルヒを置け。あなたが感動した、といって誰が喜ぶ。意味のない言葉を減らして、あなたの切り口で見所を説明しよう。

・読者層を決める。この批評は、友達同士で見せ合うものか、ブログで書いて顔も知らない人に見せるものか、あるいはお金をもらって書くものか、それをきちんと設定すること。批評はコミュニケーションなのだから、ターゲットを絞らず自由にのびのび書くことはできない。なんなら、書き手が読者を見据えられていない、と読者に見透かされることも多い。設定は忘れずに。誰のために書くのかを意識すると伝わりやすい文を作る、でもそれは本懐でしょう。

・あなたの個性は、型を学んだり議論して培ったところで変わることはない。安心して、影響を受けなさい。安心して型にハマりなさい。あなたのオリジナリティなんて消せるわけない。

・一旦、人に好かれたいという気持ちを捨てること。手加減は百害あって一利なし。批評家は18世紀にはすでに鼻つまみもので、金輪際好かれるようなことはないんだから、正直に生きなさい。考えたいことを考え、書きたいものを書きなさい。それが楽しむということです。

 

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

最後の章はまだ読んでないが、本や映画への向き合い方のヒントをくれる良い入門書だった。

①精読する
・事実を正確に認定する
・作品が全体的な雰囲気や展開で表現しようとしていることを深く理解する
・登場人物の言うことを信用しない
・作者の意図を気にせず解釈を行う(作者の死)
・テクストが生まれた文化や歴史的背景を意識する
②分析する
・批評理論を用いる(作品を作者の人生に結びつける、「社会が決めた条件付け」との向き合い方の分析など)
・タイムラインに起こす
・抽象化して要素に分解する
・「成功価値」(その芸術家が達成という観点から見て何を遂行しているのか)と「受容価値」(作品から鑑賞者にもたらされる肯定的な経験はどのようなものか)の観点から価値付けを行う
③書く
・メインの切り口は一つにする
・具体的な表現を証拠として提示しつつ、対象とする作品がどういうもので、どういう見どころがあるのかを明確に伝える
・受け手を想定する

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2026年08月19日

Posted by ブクログ

世の中、特に若い人たちは批評ではなく考察を好むという新書を読み、ならば批評とは何かをもう少し学ぼうと思い購読。良い批評とは、その作品(物語や映画、劇、絵画など大賞は幅広い)をよく知り、作者のことも、その時代のことも理解した上で、自分の評価や作品に対する向き合い方を明示すること。確かに、対立や阻害を避ける傾向が見られる今の若者には苦手な態度かも。ただ、態度を公に表明しなくても、その作品の解釈や自分にとっての位置付けを言語化することは学びとしても理解としても良いことだと思うので、今後チャレンジしてみたい。ある評価家の目線によれば、トップガン・マーベリックとアナ雪は一緒のストーリーだそうで、なるほどと思いつつ、そんな見方ができると面白いだろうなあと思いました。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

批評してみたくなる一冊。
・面白くても面白くなくても批評すれば、得られるものがある、ということを初めて知った。
・普段、面白い/面白くないといった感想ばかり抱いてしまうから、こうやって作品を深く読んで批評するのは楽しそうだと感じた。
・最後の著者と生徒による批評の例が付いていて良かった。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非常に読みやすい作りになっていて、初心者にも批評のおもしろさと難しさがよくわかる内容になっていた。
批評としての作品への接し方を知り、鑑賞時の楽しみ方が増えた。実際に批評できるかは別として、作品を深く理解するために使えるテクニックがいくつもあったように思う。
優れた批評をするには膨大な知識が必要なことがわかってくる。そしてそれをひけらかすわけではなく、不必要ならば書かないことの大切さ。なかなか難しいことでもあるけれど、著者の批評はテーマが絞られていてスッキリと読みやすく理解しやすいことからも、その引き算がいかに重要なのかがわかる。
けっこう大事なポイントとして、著者の文章には公平性があり、ご自身の考えの傾向まできちんと説明してくれるので、読者に偏向が起こらないようにしてくれていると思う。またほかの著作も読みたい。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

批評とはどのような行為かを知り、作品を分析的に見る方法を身につけ、実際に批評を書いて発表できるようやさしくガイドする入門書。


プロレベルの批評を書くには精読と参考資料集めが一番大変なはずだが、これはゼミなどで実践しないと身につかない。本書はそういうところをサラッと「大変ですよ」で流しているので(反復されるモチーフの書きだしなどヒントはだしているが)、本当の意味で実践的ではないのかもしれないが、とにかく「批評はこわくないよ」「作品を褒めようが貶そうが、あなたが楽しんでいればそれでいいんだよ」をくり返し伝えてくれる。どんなジャンルでも何かしら創作物を見聞きして感想を発信したり読んだりする人(つまりオタクのほとんど)は一読して損はない親切な一冊だ。
特に重要だと思ったのは、自分のなかに確実に存在するバイアスに気づき、意識することが大事だというくだり。著者はハッキリと「性欲」がバイアスを生むとしている。
これは性的指向とは別で、オタクが「性癖」と言い換えて自らの趣味嗜好を押しだした感想を出力するときにやっていることだと思う。好みが明確ならそれをオープンにして書くことも個性になりうるが、自覚せずあたかも中立的な意見のように言ってしまうと批評としてはアウトなのだ。
バイアスがあることではなく、バイアスがないかのように振舞うことが罪。これは差別的なことを書いていないか意識するためにも必須の視点だ。こういうふうに、批評の技術やテクニックよりも心得を丁寧に教えてくれるのが本書のよさである。
Web上に感想があふれる飽和時代、「批評」という言葉にはいつのまにかネガティブなイメージもついている。批判や非難と区別がついてない人もいるのだろう。しかし当たり前だが、オタクだからってポジティブな感想だけを拡散して作品の評判に貢献する広告塔にならなきゃいけないわけじゃない。いろんな角度から「ストーカー的に」作品をしゃぶりつくし、読み解いてくっちゃべること自体に楽しみがあるのだから大いに楽しもうじゃないか、とオタクたちを鼓舞する本書の姿勢に私も賛成である。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

本でも映画でも、ここでのちょっとした”評”を書くような時にでも役に立つ、作品・あるいは人のコメントなどについてちゃんと受け取る時の作法全般に役に立つと思う。自分の最初の反応も大事だけど、それを掘り進めることで新たに見えてくるものがある。自分の中の"偏り"に自覚的になることは大事。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

ただ漠然と楽しむ楽しみ方もあるし、こうやって意識的に楽しむ方法もある。批評的に楽しむ面白さを、まったく肩肘張らず、軽やかな語り口で教えていただきました。それをアウトプットできるかは置いておいて…。
自分の中で、本も、映画も、それから音楽も、いろんな角度からさらに楽しめるようになりそうだ、というわくわく感。

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2023年06月29日

Posted by ブクログ

よくここまで書き方を知ろうとせず書評を書いてきてしまったなと、厚かましいとも苦々しいとも思ってしまう。本書は2022年新書大賞で11位。

スカッと腑に落ちる経験をさせてくれる批評が好きで、自分でもそういう経験を人に提供できれば楽しいだろうと思っていたところ本書に出会い、本や映画の批評の方法を大いに学べた。私が書評を書く主な目的は、一つに書評の上達で、もう一つに知識の蓄積だ。著者の北村紗衣氏は、専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評で映画や小説の批評の指導もされている。

本書は、四つの章、①精読する、②分析する、③書く、④コミュニティをつくる(実践する)、から構成されている。批評の役割は、作品の解釈と価値づけで、さらにその批評を他人と楽しくシェアすること。

①精読では、出てくる言葉の意味が全部わかっているのは最も基本的で、最も重要なこと。また読み終えた作品の数が増えると、自分独自の解釈を提示できるようになって、新しく読む作品が前より面白くなる。

②分析では、面白いか面白くないかをその根拠とともに他の人と共有するのは、重要で楽しい価値づけのプロセスである。作品の受け手が作品を見てどういう経験をするかは極めて重要であり、少なくとも自分が批評をする時はその話をしなければいけない。作品のコンセプトがどのくらい達成されているか、受け手がどういう経験をもらえるか、の2つのことは批評をする時には考えないといけないこと。とりあえずはたくさんの作品に触れて、要素を抽出し、ネットワーキングできるところまで持っていかなければならない。

③書く上では、まず作品情報で一段落、内容に関する説明で一段落。次に一つの切り口だけで書き、切り口に沿って要素を結びつけ、何を象徴しているのかとか、作中に出てきているこれはあれと類似するものと考えられるとか、そういうことを分析してまとめる。

「巨人の肩の上に立つ」はニュートンの言葉で、先行業績の積み重ねをふまえることで、ものがよく見え遠回りしないという意味。この表現を使って本書には「巨人の肩の上に立てる時は必ず立ちましょう。それにより、あなたにもアリストテレスを超えるチャンスが生まれるのです」。「巨人の肩になってくれるもののひとつが批評理論で、読み解きというゲームの勝ち方を探す戦略を決める理論」「クリエイターも批評家も、巨人の肩の上に立つ必要がある。」「既存の型を学び、たくさん練習、巨人の肩に乗れるくらいの訓練」と様々表現されている。このように、批評活動に含まれる、精読にも、分析にも、書いたり実践したりすることにも、全て巨人の肩の上に立つことが重要なのだ。現代自然と巨人の肩の上に立つような環境になっている状況は多いと思うけれども、巨人の肩の上に立つことにもっと意識的になってより遠くを見たい。

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2024年02月29日

Posted by ブクログ

日本人総コメンテーター化しいる現代では、SNS
で誰もが作品への批評を発信することができます。

しかし「良かった」「感動した」だけでは誰も振
り向いてくれないのは、このブログ読者ならばご
理解いただけると思います。

独自の視点でオリジナリティのある「刺さる」コ
メントが必要とされるのです。

の本ではそんな手法を学ぶことができます。ま
さにアウトプットを意識した、インプットのプロ
セスを身に付けられる一冊です。

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2022年11月17日

Posted by ブクログ

2021年に出版された「批評の教室〜チョウのように読み、ハチのように書く」(北村紗枝)。

 作品を鑑賞する時間は好きだけど、気の利いた感想や体系的な分析をアウトプットするのが苦手だなあと思っていたところ、キャッチーなタイトルが目について読んでみました。
 第二章以降の内容は特に実践的な内容が書かれていて、「物語を抽象化して要素に分解して整理することで、他の物語との共通性や差異化などが見えてくる」をはじめとした具体的な批評理論が、語られているだけでなくお手本となる実践例も併せて提示されているため非常に分かりやすく学ぶことができました。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

批評についてほとんど何も知らない私が読んでも分かりやすかった。
批評の心構え、種類、具体例など面白く書いてあった。なんにしてもまず知っている作品の多さと周辺知識が必須。

''白いウサギを追え''=関連のある作品や情報は追えるだけ追え

'';チェーホフの銃''=作品中に意味のない描写は存在しない

この2つは印象に残った。作品をストーカーのように細かく見る姿勢と、あらゆる作品や事象にビンビンにアンテナを張る姿勢は批評にも批評以外にも生きそうだ。そして批評を芸術として捉える『芸術家としての批評家』の考え方(オスカーワイルド)は素敵だ。
考察が流行るこの時代に、批評の創造行為としての価値が広がればもっと豊かな鑑賞体験が溢れるのに。

さらにロラン・バルトが提唱した『作者の死』は考察流行に刺さるなと感じた。作者は作品を全て把握していない(作者は無意識的に時代や偏見の影響を受けたり、そもそも編集者や役者の意向が入り交じっていたり)からこそ、そこを読み解く批評は面白い。考察よりも開けたものであり、まさに読者の誕生とエクリチュールである。様々な作品を楽しむモチベーションにもなる。

耳触りの良い批評や感想など誰の目にも入らないので、自分の素直な情動とそれを丁寧に分解・分析する手法を併せて書いていきたい。が、どうせ書くならあまり評判の良くない作品を違う角度から面白さを提示できる文章を書きたい。

でも今の時代的に批評ってどうでも良いのかな。
考察の方が報われるし数字も稼げそうだもんな。
考察と名付けて批評をするか。


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2026年02月19日

Posted by ブクログ

入口として面白そうと思わせるには十分かな。批評理論の本とは違うので、こういう切り口はこうでああでというのとは少し違うけど、本を読み、客観的価値のある批評をする事の面白さを感じられる。
(私的な読みは個人的な読み方の度合いを理解した上でならそれはそれでよいと思う)

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

テクストをどう精読し、分析し、批評を書くかの入門書。やさしい言葉で書かれていてとても分かりやすかった。専門的な批評理論の詳細までは踏み込まず、代わりに巻末にブックガイドが掲載されている。後半、著者とゼミ生それぞれが書いた2本の映画についての批評が載っており、それに対するコメントやディスカッション含めて興味深く読んだ。自分の書いたものについて忌憚なくやりとり出来るコミュニティは貴重だと思う。ゼミっていいなぁ。

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2024年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読んだのは、自分がずっとハマって読んでいた漫画の終わり方に納得がいかず、けれど周囲の人たちは大絶賛していて、自分が疑問に思った点を言うことを憚られたからだった。
好きなところは好き、でもこういうところはおかしいと思ったし好きではない、とどうやったらうまく言葉にできるのか。むしろしてもいいのかどうなのか。そういう疑問への答えが欲しくて読んでいたら、なんだかとってもすっきりした。一番嬉しかったのは「芸術作品というのは現実の世界と異なり、あらかじめ受け手によって探索され、理解されるためのものとして作られているからです」というフレーズ。美術にしろ文学にしろ、世の中に出たものが世の中の人によって議論されたがゆえに今に残っているものがたくさんある。当たり前だけど忘れがちで特にSNSの同調主義に屈しないために心にこの言葉を持っておきたい。
とりあえずその漫画の精読から始めようかなと思えたのが自分にとっての何よりの学び。

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2024年10月20日

Posted by ブクログ

著者にはツイッタランドで燃えている可燃物のイメージしかなかったんだけど、文章の読み方伝え方を面倒見良く教えてくれる良い先生だった。
その上で、深く考えずに作品を見て楽しむのも十分価値ある体験で、優劣はつけられないとも言ってくれている。優しい

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2024年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

批評をしたいというわけではないが、ただ面白いというところから一歩進んで、どんなところに着目すればより作品を楽しめるか、というヒントを求めて読みました。

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2023年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「批評」という言葉を聞いて、なにそれ最高!という印象を持つ人は少ないと思う。
どちらかと言えばなんか映画や文学作品にあれこれと口を出す人、偉そうにジャッジする人というイメージを持つ人が多いのではないかと思う。
「批評」とは本来どういうものか、何のためにあるのか。それらを説明してくれる本だった。

1冊を通して批評に必要なことやしてはならないことなどを丁寧に説明してくれているけど、著者の北村紗衣先生の言葉のチョイスがおもしろくて楽しく読めた。
こういう新書系って当然と言えば当然なのだけど、小説と違ってエモさはあまりない。
人間の感情の揺らぎとかって書かれないし。いや書いてあったらそれはそれでまずいんだろうけど。
説明を読む感じで活字欲は満たされるけど、あまりおもしろいとかは思えない。
でもこの本は北村先生の言葉がおもしろくて、今までの新書系とは違った読書体験ができた。
一番おもしろかったのは第一章に書かれている精読のためにすべきではないことのところだ。
前提として北村先生は批評のためには精読が必要だと説いてくれている。精読とは以下のように本書で定義づけられている。

【こういう、対象をものすごくじっくり細かいところにまで気を配って読むやり方を「精読(クロース・リーディング)」と呼び、あらゆる批評の基本とされています。】『批評の教室』p21

そしてこれ以降の箇所で精読のためにすべきこと、すべきではないことを書いてくれていますがそのなかの精読のためにすべきではないことに書いてあるひとつが「ええ!?」と声を出してしまいそうなほど、なかなか見ない一文でした。

【とりあえず作者には死んでもらおう】『批評の教室』p59

これは精読をする際に作者は何を伝えたかったのかを考える人たちがいるが、そもそも古い作品は作者が不明だったり手を加えられていることもある。
また批評の対象は詩や小説だけではなく劇や映画などもあるが、そういった場合は監督や演出家、脚本家などのスタッフと意見を合わせて作っていくものでもあるし、詩や小説だって商業的な作品は出版者の編集者などが必ずあいだに入る。
「作者」という言葉のイメージから、孤独な天才という像と結び付けられがちだが、作品が世に出るまで複数名が関わっていることが多く、作者が何を伝えたいのかというテーマ設定は適切ではないとのことだ。
『とりあえず作者には死んでもらおう』という文字の並びを読んで、どういうこと!?と思ったけれど、こう書かれているとそれはそうだな…と納得してしまう。
たぶんこれは国語で再三「作者の気持ちを考えましょう」的な指導を受けるからだと思う。
あなたはどう考えた?みたいな問いかけをされることってあんまりないよなー。それこそ大学ぐらいまで。
何となく受けが良い答えというか暗黙の了解的なものがあって、こんな感じの答えなら教師からいい評価がもらえるみたいなのって薄っすらあるよねえ。読書感想文とか。
まあ読書感想文は感想文だから批評は違うのだろうけど。
でもアニメや漫画や小説でも、何かを解釈するときに自分の解釈が合ってるかどうかを気にする人って本当に多いなとSNSを見ていて思う。あと二次創作。
二次創作でもって自分の解釈が正しいということを評価という数字で欲しがる。自分の解釈って自分だけのものなのにね。
また精読のためにすべきことではこんなことが書かれている。

【自分に邪な性欲があることを自覚しよう】『批評の教室』p43

これ、けっこうぎょっとしませんか?
でもこれも読んでみると納得する。これは自分の性的な趣味や嗜好を理解することが、いわゆるバイアスに関わってくるということ。
バイアスがあると何でもそうだけど冷静さが失われる。バイアスによって評価が高くなったり低くなったりする。批評に不要に影響を与えることになる。
しかし北村先生によるとこれも自分の性的な好みなどを把握し、自覚しておくことで批評に有利に使うこともできると書いてる。
好きな俳優さんが出てるからよかったとか、めちゃくちゃあるあるですよね。

この本は批評を実際にするかどうかに限らず、あふれるコンテンツをしっかりと噛み砕き、自分のなかに還元するための助けになる。
だから読書や観劇や鑑賞の体験をもっと深くしたいと思う人にはとても有用なんじゃないかなと思います。いつもただ読んだだけ、観ただけになっていて自分のものになっている気がしない…という方はぜひに。

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2022年11月27日

購入済み

すらすらと

知ってる映画や本などの例も多く挙がってきて、とても読みやすかったです。構成も批評の準備段階そのやり方、そして、書くところまでのサポートがあるのは素敵に感じました。批評の入門として読みましたが、やってみよう、と思わせてくれる本でし。

#タメになる

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2021年10月06日

Posted by ブクログ

「批評」という文章を書くための方法論。私のように批評しない者には無縁ではある。無縁であるし、読後には、本書に書かれた「批評」家の姿勢に対して「労多くして功少なし」とも感じた。
第4章に実践編として、それまでに語られた批評家の姿勢やテクニックを踏まえ、筆者と筆者の指導学生が書いた「批評」と、その「批評」について行った二人の議論とが掲載されているけれども…。精読だとか、分析だとか、書くためにウナギを捕まえたり(p.143~)だとか、そうまでして頑張って出来上がった作品である「批評」が、(批評の門外漢、批評の素人である)私の目には「この程度のものかぁ」と映り、「これで芸術?」とも思った(p.132あたりに「芸術家としての批評家」云々の話がある)。恐らくは、私は今後も批評はしないのだろうな(「感想」だけでいっぱいいっぱい。精読・分析なんてとてもとても…)。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本を読んだ後に感想以上のものを残せない人間なので、批評や考察するにはそもそもどうすればいいんだろう?と思って人に薦めてもらって読んだ。

そもそも批評と考察が全く同じテーブルのものではないことに気付き、確かに今のSNS社会で「考察」は数あれど、「批評」ってなかなか見ないというか、わざわざ叩かれる可能性あるものを公開する人あんまりいないよな〜と。だからこそ今ちゃんと批評できる人って実は少ないのかも。

ただ、批評するならやはり作品への愛が必要で、好きな作品を何度も楽しみつつ気になったことを深掘りしてみる、ってのは確かにやったらハマりそうだけど、私はどちらかというと死ぬほどつまらなかった作品について「なんでこんなにつまらないのか」を分析してみたいと思ってしまった。ただ、その場合そこに愛がないので、批評として成り立たず、たぶんただ自分の意見を連ねるだけになって全然ダメなわけですね…

絶対一生観ないと決めてるけど、批評のためなら「耳をすませば」の実写版見てみるのもアリかもしれない…いや見ないが。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

評論に関するhow-toな内容。
感想を文章に残す時に意識してみたりしている。
また、評論している文章を読むときに、その文に対しての読み方の補助になったりもしている。

読み物的というよりは実用的。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

批評のきっかけを少し掴めた気がした。
批評とまではいかなくても、映画のレビューを書く際に何にフォーカスして書けばいいのかに迷った結果、色々詰め込み過ぎてごちゃつくことがよくある。
ごちゃついている自覚はあるが、どこからテコ入れしていいかもわからなくて次第にレビューも書かなくなった現在。

この本を読むことによって、レビューを書く際のテーマ決めのきっかけをつかむ方法が少しだけわかった気がした。
今後のレビュー活動が少し楽しみになった。

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2025年01月16日

Posted by ブクログ

シェイクスピアの研究者であり、フェミニズムの視点に立って映画などの批評活動をおこなっている著者が、作品の批評をおこなうための具体的な方法を解説している本です。

ロラン・バルトの「作者の死」などの概念について紹介する、批評理論についての解説書とかさなる内容もふくんでいるのですが、より実践的な指南書としての側面をもっているのが本書の特徴といえるように思います。著者自身が授業で学生を指導してきた経験が活かされているようで、小説や映画を鑑賞するさいに留意するべきことや、批評を書くための具体的なテクニックなどを知ることができました。

批評をおこなうにさいして、「自分の性的な嗜好が評価に影響を及ぼす可能性がある」ということを自覚しておくことの必要性を指摘しているのは、ネット上で個人的な感想を書きつづっているわれわれにとって有益だと感じました。著者は映画『ジュピター』について、「子供が書いたみたいなメチャクチャな脚本で本当にひどい映画だと思いますが、女の子の夢を恥ずかしげもなくブチまけたみたいな展開やら、チャニング・テイタム演じる狼男っぽいボディガードやら、ジュピターがつけているとんでもなく派手なヘッドドレスやら、いろいろぐっとくる様子があって私にとっては嫌いになれない映画です」とコメントしています。作品に魅力を感じる理由をことばに表現することで、みずからのヴァイアスを自覚するとともに、その価値を語ることができると著者は述べ、そのうえで「このような場合は自分の愛がどこからくるのかを冷静に考えましょう」とアドヴァイスしています。

とくに身構えて批評という営みにとりかかろうとするひとでなくても、「おもしろかった」「つまらなかった」という感想で終わらないために、重要なアドヴァイスだと思います。

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2025年01月19日

Posted by ブクログ

何日か前に、はてブのトップに著者のブログがあった。その中身そのものは今の自分からは距離があったのでブックマークしていない。しかしながら論理展開が見事だったので、その著作を読んだ。批評をやるためというよりも、フィクション(舞台、映像、音楽、文学などなど)の鑑賞手法の入門みたいで面白く最後には批評を比べあうことまでやって読者サービスがとてもよい。

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2024年08月30日

Posted by ブクログ

世間では好評のようだが自分にはちょっと難しすぎる。
参考文献もしっかりしているが自分にはピンとくるものがない。

精読
作品内の事実を認定し、しかし語り手を含めた人物を信用しないこと。
一般的に「語り手=作者の意向の反映」や「この作品のメッセージは何か?」といったような捉え方をしたくなるが、
作者の作品に対する支配性を排除することで、読者は自由な読解が可能になる。
本書では「とりあえず作者には死んでもらおう」といった言い方がなされており、
自分なりに受容することで先入観にとらわれない読解ができる。

分析
時系列、人物相関図に書き起こす。物語を要素に分解する(構造分析)。
「仲間」の作品を見つけ、ネットワーキングする(インターテクスト化)。

書く
分析の切り口を決め、読者対象を想定する。
書く時には、内容が正確に伝わるように。
「誰からも好かれようと思うな」

共同体をつくる
批評が書けたら、それを基に議論をする。
人と意見を交換することで作品の周りにコミュニティができる。

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2024年05月15日

Posted by ブクログ

批評の書き方について大学の授業を受けているような本。
勉強になった。大学生にはいい本だと思う。ブログなどでも応用できると思うがもっと気楽に書きたい気もする。

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

 読み始めた当初はものすごく良い本かと思って読んでいたが、徐々に読む速度が落ち、ごく普通の本だという結論に落ち着いた。
第一章 精読する
第二章 分析する
までくらいは結構参考になった。

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2023年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜこの本を読み始めたのかは忘れた。
映画や小説など人の作品を「批評する」ことは自分にはあまり興味のないことと思って読み進めていったが、批評という一つの文学(?)のジャンルについて分かりやすく説明されていた。
最後の著者と教え子による2本の映画の実践批評の比較はおもしろかった。

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2023年04月03日

Posted by ブクログ

批評に関する入門書として面白かった。これまで批評というものを真剣に考えたことがなかったが、本書を読むことで批評家と呼ばれるような人たちが少しだけ身近になった気がする。

同時に、自分自身も自分の好きな作品について、しっかりと読み込んで批評なるものを書いてみたいと思うようになった。しかし、それはそれで、かなりの労力が必要になろうであることが本書を読んでよくわかった。
繰り返し読むことで本書の内容に対する理解を深めていきたいと思った。

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2023年01月08日

Posted by ブクログ

精読する

バイアス色眼鏡が入ってしまうことを認識して、注意深く事細かに見落としないように、観察し調べ上げる。当たり前といえば当たり前だが、あらためて突き付けられるとハットする。
小説に全く興味のない屑鉄汚ではあるが、絵画や映画や音楽や演劇などの鑑賞は好きなので、作者を「殺し」語り部の「ウソ」と「ヒント」を見抜く、というあたりはなかなか納得がいく。
正しい解釈は存在しないが、間違った解釈は存在する。
なるほどね。

分析する

伝記的批評ー古典的
ニュークリティシズムー現代的批評

ポストコロニアル批評(西洋帝国主義)
フェミニスト批評(性差別)
クィア批評(性的逸脱)
→社会が決めた条件付けに敏感な批評

要するに、いかなる視点で精読するか
その次に抽象化
数学の解析学のような微分積分

書く

書く、とは相手に読んでもらうために、書く、のであって、必然的にいろいろ注意点がある。
まあ、書くことで自分の思考を客観的に見つめるキッカケとなる。そのためにこのアプリを屑鉄汚も使い始めた。

コミュニティをつくる

表現すればみる人がいて、人は表現物を見れば何かしらの感想を放つ。ブラッシュアップの一番いい機会だ。

全体こんな感じだが、今の日本人、日本の教育にはハードルが高すぎる。
表現できない、周りを忖度して萎縮する、子供が多い。
批判を恐れて自分の意見を出すことができない。
いや、もっと言うと、批判批評を受け入れる方法を知らない。
批判批評は死後に対する否定、人格否定と考えているから子供たちは表現しない。
出る杭は打たれる日本文化が骨身に染み付いた島国根性の成れの果てと言っておきたい。まぁ、家庭の問題も大きいとは思うが。
丸ペケ100点は子供を馬鹿にしてしまう仕組みなのだ。



 

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2022年11月24日

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