批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く

770円 (税込)

3pt

批評はなによりも、作品を楽しむためにあります。本書では、批評を「精読する」「分析する」「書く」の3つのステップに分けて、そのやり方を解説していきます。チョウのように軽いフットワークで作品を理解し、ハチのように鋭い視点で読み解く方法を身につけましょう。必要なのは、センスではなく調査力と注意深さ。そしていくつかのコツを飲み込めば、誰でも楽しく批評ができます。作品をより深く理解し、たくさんの人とシェアするための、批評の教室へようこそ。

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批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月24日

    批評とはどのような行為かを知り、作品を分析的に見る方法を身につけ、実際に批評を書いて発表できるようやさしくガイドする入門書。


    プロレベルの批評を書くには精読と参考資料集めが一番大変なはずだが、これはゼミなどで実践しないと身につかない。本書はそういうところをサラッと「大変ですよ」で流しているので(...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月08日

    本でも映画でも、ここでのちょっとした”評”を書くような時にでも役に立つ、作品・あるいは人のコメントなどについてちゃんと受け取る時の作法全般に役に立つと思う。自分の最初の反応も大事だけど、それを掘り進めることで新たに見えてくるものがある。自分の中の"偏り"に自覚的になることは大事。

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    Posted by ブクログ 2023年06月29日

    ただ漠然と楽しむ楽しみ方もあるし、こうやって意識的に楽しむ方法もある。批評的に楽しむ面白さを、まったく肩肘張らず、軽やかな語り口で教えていただきました。それをアウトプットできるかは置いておいて…。
    自分の中で、本も、映画も、それから音楽も、いろんな角度からさらに楽しめるようになりそうだ、というわくわ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月05日

    よくここまで書き方を知ろうとせず書評を書いてきてしまったなと、厚かましいとも苦々しいとも思ってしまう。本書は2022年新書大賞で11位。

    スカッと腑に落ちる経験をさせてくれる批評が好きで、自分でもそういう経験を人に提供できれば楽しいだろうと思っていたところ本書に出会い、本や映画の批評の方法を大いに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月17日

    日本人総コメンテーター化しいる現代では、SNS
    で誰もが作品への批評を発信することができます。

    しかし「良かった」「感動した」だけでは誰も振
    り向いてくれないのは、このブログ読者ならばご
    理解いただけると思います。

    独自の視点でオリジナリティのある「刺さる」コ
    メントが必要とされるのです。

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月21日

    実は2回目。精読の段階で自分は甘かったのだと反省することが出来た。これからも論点設定に迷ったらここに戻りたいところだが、それに特化した本でもなさそうなので、書く直前までの手段を学ぶにはいいと思う。(私の言う「論点」とは、研究で先行研究と比較しながら言われてない点を攻めるもの。比較的、自由な批評ではな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月27日

    どんどん批評しよう、ちゃんと批評して文化を育てよう!ってすごくポジティヴで楽しい入門書でした。

    フットボールでよく言われる「良いDFがいるところには良いストライカーが育つ」(例イタリア)みたいに、良い批評があるところに良い作家や作品が育つ…と言えるかな。単にVS関係だけではないし基本的に同じ競技の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    著者の『お砂糖とスパイスと爆発的な何か』を読み、批評とは「作品をもっと楽しむため」だと気付いてからは、読んだら感想メモを書くことを徹底したら、たしかに楽しさ倍増の実感あり。(わたし調べ)
    本書はプロローグ
    批評って何をするの?問いから始まり
    第一章 精読する、第二章 分析する、第三章 書く、第四章 ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月30日

    批評というと身構えてしまうが、
    自分の視点を持ちながら
    深く作品を理解し、
    その知見を人と共有する楽しみを
    教えてくれる。
    サブタイトルのモハメドアリの
    言葉を始め、引用されるコトバの
    数々がシェークスピアから
    ポップスの歌詞まで幅広くて楽しい。

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    14:03、兄の家で読み終えた。精読の方法や批評理論など知識としては知っている内容が多かったが、批評を書いてみようという気になる燃料としていい本だった。

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