ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線

880円 (税込)

4pt

3.9

集団をつくり、他者との関わりをもって生きていこうとする性質である「社会性」……本書では、昆虫が苦手だった筆者がすっかり魅了され、10年以上にわたって見つめてきた、アリの不思議な世界をご紹介します。 【目次】第1章 なぜアリを研究するのか?/第2章 アリの生活史/第3章 孤立アリは早死にする/第4章 鍵はすみっこ行動/第5章 アリから学ぶ社会と健康

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ぼっちのアリは死ぬ ――昆虫研究の最前線 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて購入。

    蟻を細胞レベルで考察する機会なんて、この本を読まない限りはないかと思う。
    ニッチな研究に人生を捧げる研究者に敬意を抱きつつ、孤立アリにおけるさらなる解明を期待したい。

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    とてもわかりやすい文章で、生物研究の手法やアプローチの最前線を垣間見ることができた。DNAの解析や改変方法がここ10年ほどで、ノーベル賞を受賞するレベルでとても進化している。人の病気や寿命などに恩恵を得られる日も、そのうち来るのかもしれない。。と思った。また、全く知らなかったアリの生態を様々知ること

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    『ぼっちのアリは死ぬ』というタイトルから、心理学の本かと思って手に取ったが、意外にもサイエンス本だった。
    たしかに、アリの“気持ち”を測ることはさすがにできないものね。

    本書でいう「ぼっち」とは、集団の中で浮いている個体ではなく、隔離された1匹のアリのこと。
    1匹になると子孫を残すことも、社会的な

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    タイトルにぞっとして購入。
    ぼっちのアリは死ぬんだ。じゃヒトはどうなの?

    社会性昆虫であるアリはヒトと似て、他社と関わり社会の中でそれぞれの役割を演じながら生きていく。

    本書では、アリの社会構造や分業の仕組み、そして孤立したアリがどのような影響を受けるのかが詳しく解説されている。
    例えば、アリは

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    孤独になったアリの寿命と行動パターンの研究。労働者として女王アリを奉仕し、自らは子孫を残さない役目が生まれながらにして決定されている中で、社会からの孤立が生物にどのような影響を与えるのかを理解した。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    アリを1匹にすると死んでしまう現象についての研究をまとめた書籍。ヒト以外の生き物の生態に関する研究が重要ということもわかるが、1匹にして亡くなることがわかっていて、敢えて1匹にする研究がどんな風に役に立つのかわからなかった。犠牲になる生き物が気の毒になってしまう。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    X上で見かけて、ほぼタイトルのジャケ買いをした書籍である。
    書籍の内容はアリを題材として社会性の研究をするために、どのように実験を計画し、結果を評価するのか、その評価のための遺伝的手法と解析方法を説明したモノである。
    生態学というよりは、遺伝子解析やその評価方法の説明を研究結果の論拠の説明のために多

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アリ(社会性昆虫)の生態研究の成果(細胞や遺伝子のレベルの影響によりや変化)を人間にも応用可能かもしれない、という展望の今後が楽しみ。

    0
    2025年06月13日

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