末永幸歩の作品一覧
「末永幸歩」の「「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考」「「いまを生きる力」を取り戻す 感性の教室」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
美術嫌いの理由がわかるかも?!美術が好きになる本
◯あらすじ
主に6つのアート作品を見て、自分の持っているものの見方がいかに狭いものかということを鋭く、そして楽しく突きつけてくる本。自分がアートに対して持っていた「リアルに描いた絵が上手」「アートとは彫刻や絵などのこと」「アートでは、何が描いてあるかわかるものをかかないといけない」などの固定観念が覆され、新しい視点が頭に入ってくる面白さが痛快だった。
しかし、筆者は私たちのアートに対する固定観念を崩したいのではなく、変わりゆく世の中を生きていくために「アート思考」が必要だということに気づいて欲しいと述べている。つまり、筆者の例えを借りると、自分の興味の「タネ」からスタートし、探究の「根」を夢中になって生やして生きていくことの大切さを述べている。そして、その先に自分にしかない表現の「花」が咲いていくという。正解を求めるのではなく、自分の感じたことや考えたことからはじめ、問い続け、実践し続けることの大切なのだ。仕事や人生でも、周りの目を気にしたり失敗を恐れたりして、「正解」ばかりを追ってしまう。でも、その正解は急速に変化する世の中にあって、「正解」ではなくなる可能性もある。そんなときに大切なのが、「アート思考」なのだろう。
◯感想
いかに、ものの見方が狭いのかを突きつけられた。でも、それが不快ではなく、「確かに!」や「面白い!」と感じられた。また、自分がこれまで美術の鑑賞を「正解」を求めながらしていたことに気付かされた。それでは、美術鑑賞も面白くないよね。これからは、アウトプット鑑賞をして、自分だけの発見を楽しんだり、観る目を深めたりしてみたいなと思う。
「アーティストになるためには、『まず感じる。そして、言語化する』という順序で世界に向き合う必要がある。」自分の言葉を書き出し、人に話し、アウトプットしていくことで、新しいことに気づいたり考えが深まったりする。自分の思いや感じたことはメモで残しておきたい。そして、そこから新たな問いを引き出して考え続けていきたい。
Posted by ブクログ
私はこれまで絵画を見るとき、前提知識がなければ楽しめないと思っていたし、絵画には見方の正解があると思っていた。しかし、絵画を鑑賞して感じることは人それぞれでよく、むしろ自分なりの解釈を持つことが大切なのだと知ることができた。
「アウトプット鑑賞」によって、絵から感じたことを言語化する方法を学んだ。例えば、人が描かれている絵を見ても、私はこれまで「人がいる」という事実だけを捉え、そもそも人が描かれていることに深く目を向けていないことがあった。ひとつひとつの細部に注意を向け、「どこからそう思うのか」「そこからどう思うのか」と自分に問いかけることで、観察力を深めていきたい。
本書が投げかける問いに沿って考えていくと、一つの絵に対して考察や疑問が自然と浮かび上がり、美術鑑賞とはこんなにも奥深いものなのだと実感した。これからは美術館などでさまざまな絵画に触れ、自分なりの見方や考えを大切にしながら、「アート思考」を育んでいきたい。
Posted by ブクログ
この本を読むのは、実は2回目になります。3年ほど前に初めて読み、そこでアートという面白い世界に触れることができました。
前回エクササイズを行った際に本に直接書き込みをしていたのですが、それを3年ぶりに見ながら同じエクササイズをやってみると、全く違った感覚や印象を抱く自分にすごく驚きました。どちらが良い悪いという話ではなく、自分の見え方や考え方、価値観などが、意図しないところで変化しているのを直に感じることができ、とても面白い経験になりました。
また最近は目の前のことに追われていて、自分の興味や好奇心に目を向けるゆとりがなかったなと、この本を通して改めて実感しました。
特に1ページ目のアートを見た際、10秒ほど眺めて次のページに行ってしまいました。本来ならもっと長く、深く、細かいところまで見たいと思っているところですが、30秒も見ることができませんでした。自分の集中力の低下や、世の中の時の流れの速さに、気づかないうちに自分も合わせて生きてしまっていたんだなと痛感しています。
この本を通して、自分の時間軸や時の長さをしっかりと自分の手でコントロールしようという意識が持てたことは、読んだ結果として得られた大きな収穫でした。また、心の中で思うことと、声に出してアウトプットすることとでは、実際に感じ方が違うものだなという点も改めて感じることができました。
本当にこの本は、私の人生の中でも節目やターニングポイントの時に読むバイブルとなる1冊です。素敵な本に出会えたことに感謝しています。
Posted by ブクログ
13歳からのアート思考の作者による第二作目。先の作品は、人生のベストに入る名著だったと思う。自分の人生を変えてくれた本の一つで、仕事が圧倒的にできる人と言われるようになった劇的な変化をもたらしてくれたものだったとも思う。
本書は、美術の先生がもつ、優しい、ありのままを見る目を養う前作。そして、感性を大事にする、ありのままを受け入れて、感じる力。本を読んで、感想をブログに書いて、、、、実はただサマっただけ担っている。そんなことってありませんか?と問う。びびっとくるなあ。感性の扉が閉まっていませんか?日常の些細なものごとからでも、多くのものごとを受け止め、自分なりに感じること。
もう一つ大事なことは、子供のような感性で物事を見るということ。いくらとか、何平米のような大人の決まった尺度で物事を見ずに、感性、つまり何を感じたかの方を大事にする。物事の本質は、実はその感性の目で見たものではないか?と。
最後に、筆者が語りたかったのは時間。感性と時間とをかけ合わせた最後の章は、まさに現代の人に言い聞かせるような内容になっている。効率を追い続けて、なんでも便利にやっているとしても、結局幸せにならない。なぜなら、感性は忙しい中で効率化して、さらに忙しくなっていく様を見ていて、効率化は、より大変になりコントロールができなくなってしまうから。これは、杉本博司さんのAcceralate Buddhaとも通じるもので、どんどんスピードアップして最後無に帰すというブッダの写真を使った動画作品。最初はゆっくりでも、早くなって手に終えなくなって、最後はコントロール不能となるじゃないか、大丈夫か?という問いかけだ。本作も、おそらくそうした現代の人々のせせこましい生き方自体に疑問を呈しているんだろう。忙しいからこそ、外に出て、コーヒーを買って、店員とだべってから戻る。このたった10分、20分に、人間としての感性がたっぷりと入っているんだ。無意識にやっているこうした無の時間は、かけがえのない時間なんだろうし、時計のはりをちゃんととめて、また動かす作用がある。立ち止まって、木々を見てみる、こんな所にこんな木があるのか、という松浦弥太郎氏の著作でもふれらていたことを思い出した。