13歳からのアート思考
末永幸歩、解説・佐宗邦威
ダイヤモンド社
「自分のものの見方」を持てる人こそが、結果を出したり、幸せを手にしたりしている
すべての子どもはアーティストである。問題なのは、どうすれば大人になったときもアーティストのままでいられるかだ
パブロ・ピカソの有名な言葉
①「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
②「自分なりの答え」を生み出し、
③それによって「新たな問い」を生み出す
たんぽぽ
花が姿を見せるのは、1年のうちなんと「たったの1週間程度」
タンポポという植物の大半を占めているのは、じつは目に見えていない「地下」の部分
アートという植物
「表現の花」「興味のタネ」「探求の根」の3つからできています
アート思考とは「自分の内側にある興味をもとに自分のものの見方で世界をとらえ、自分なりの研究をし続けること」
VUCAワールド
変動、不確実、複雑、曖昧
あらゆる変化の幅も早さも方向もバラバラで世界の見通しがきかなくなった
「色」について
「形」や「輪郭」について
「札の使い方」
カメラの登場により「目に映るとおりに世界を描く」というルネサンス以降のゴールが崩れてしまった
「巨匠の絵だからすばらしいに違いない」なんて無理に思う必要はありません。当時のアート関係者たちが、まさに「ダメ出し・アウトプット鑑賞」をしていたことを想えば、「変な絵だなぁ」という感想のほうがむしろ自然だとすらいえます。
ピカソ
『1つの視点から人間の視覚だけを使って見た世界』こそがリアルだ」という遠近法の前提に疑問を持ちました。
リアリティーは君がどのようにものを見るかの中にある
「感じた意見」に対しては「発見した事実」を、そして、逆に「事実」に対しては「意見」をアウトプットする
「作品のやりとり」を許す「空白」が残されているほうが、作者と鑑賞者がともにつくり上げる作品になりやすい
「視覚」から「思考」への最後の“ダメ出し”
じつは見えていないー「窓」と「床」の思考実験
絵は『絵の具』と『キャンバス』でできているなんて、わかりきっているよ
身体の動きを受け止める「舞台」
『アート』と『非アート』を隔てる『城壁』など、じつは存在しないのでは…?
ニューヨーク近代美術館 通称MOMA
MOMAは「アートという枠組み」がなくなったあとの平野に立ち、「自分たちのものの見方」によって「本当にすぐれたもの」を選び出そうとしている
これがアートだというようなものは、ほんとうは存在しない
ただアーティストたちがいるだけだ
「真のアーティスト」とは「自分の好奇心」や「内発的な関心」からスタートして価値創出をしている人
「自分の愛すること」を軸にしていれば、目の前の荒波に飲み込まれず、何回でも立ち直り、「表現の花」を咲かせることができるはず
心から満たされるためのたった1つの方法は「自分が愛すること」を見つけ出し、それを追い求め続けること
そのためには、「常識」や「正解」にとらわれず、「自分の内側にある興味」をもとに、「自分のものの見方」で世界をとらえ、「自分なりの研究」をし続けることが欠かせません。そしてこれこそが「アート思考」なのです。
つねに移ろう不確かな外部環境に合わせるのではなく、自分の内面と向き合い、自分軸で『答え』を生み出していく
「太陽を見つける」のではなく、「雲を自らつくっていく」