末永幸歩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どんなことでもいい。
ふと心に浮かんだ「問い」に、もっと敏感でありたい。そんな思いが芽生えたのは、本書『13歳からのアート思考』によるものだ。
この本は、単に「有名な画家の功績」や「絵の見方」といった美術の教科書的な内容にとどまらず、「いま、あなたが何を感じているか」という心の動きに寄り添ってくれる。そしてその“感じる力”を、そっと育んでくれる。そのあり方に、私は並ならぬ価値を感じた。
私は今月、徳島県の大塚国際美術館を訪れる予定があり、少しでもアートの楽しみ方を深めたいという思いで本書を手に取った。しかしページをめくるうちに、惹かれていったのは「アートの知識」ではなく、「問いとどう向き合 -
Posted by ブクログ
再びこの本を読みましたが、1回目とは違った発見があったり、理解が深まったりしました。とても刺激的で、固定観念が覆されました。
「すばらしい絵=上手な絵」という価値観に縛られていましたが、本書を読んで「すばらしい」の基準が広がったような気がします。これまでは、「美しさ」や「うまさ」で絵の良し悪しを判断していましたが、これからは、それだけでなく「何を伝えたいのだろう?」と考えたり、考えたことは「どこから思ったのか」、気がついたことに対して「そこからどう思うか」など、考えを頭の中で巡らせたりしながら、作品を見てみたいと思いました。
美術に関する知識も学べました。
20世紀のアートの歴史は、 -
購入済み
中学校の美術教師である著者がアーティストのように考える方法を教えてくれる本。中学生でこの授業を受けられるのは羨ましい。
この本でお勧めされている方法で絵画を鑑賞すれば、世間で評価されている作品を同じように素晴らしいと思う事はできないかもしれないけど、自分なりに作品と向き合ったという実感は持てるように思う。 -
購入済み
楽しい
私は美術の成績はあまり良くなかったのですがこの本を読んで、アートに対するハードルが下がり以前より楽しめるようになりました。
美術館で一生懸命説明文を読んで理解しようとしていたのですが、自分なりの解釈で鑑賞するというスキルがつきそうです!
少しだけ世界が広がったような気がして読んで良かったです。