ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネガティブケイパビリティという
すぐには解決できなくても
なんとか持ちこたえていける能力。
これは本当に大切な力だなぁと
よく理解できました
本の中では
このネガティブケイパビリティの力が
高い方々として
ジョン・キーツ
シェイクスピア
紫式部
といった歴史上の方々が紹介されているのですが
勉強不足の私は彼らのお名前は存じ上げているものの、その作品についてはあまり知らず…
それらを著者さんがわかりやすく
作品内容の紹介もしてくれていたり
その方の生涯も少し紹介してくださっているので
1冊を読んだというよりも
途中、「私、今、3冊くらい読んだ?」
…と、まるで各著書を読んだ気持ちになり -
Posted by ブクログ
ネタバレ哲学者がやっていることは難しい質問をし、理由や根拠について考え、実在の本質について、また、いかに生きるべきかについて自分自身に問いかけ、そうした重要な問いに答えを出そうとすること
プラトンのイデア(概念)論
例 完璧な円を考える時、人々は目で見た綺麗な円を考えるが、その現象は実体ではなく不完全であり、哲学者ならば円のイデアを理解しなければならない
ソクラテスは偉大な語り手、プラトンは並外れた書き手、アリストテレスは好奇心の塊
アリストテレスはプラトンのイデア論を拒んだ
猫を理解するにはイデアについて抽象的に考えるのではなく、本物の猫を見る必要があると
人間には最もふさわしい生き方があり、それ -
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とにかく、そうだ私はこんなことがしたかったんだ、私が目指すのはここなんだ、と思えることのオンパレードで、自分でもなんでこんなところで泣けてくるのかわからないような(そしてそれは実際、後で読み返してみても、その部分の何が私に涙をもたらしたのかが全くわからないような)箇所で、心震わせられる体験が続く。
支援の場でよく言われる「ありのままでいい」という言葉が、その「ありのまま」すらさらに超越して、ありとあらゆるその人に関する全てを許すというケア。それを実践しているべてるの家。
そうだった、そうなんだ、これなんだという思いが止まらない。
「治療」という名目で改変するのが医療、それ自体には手をつけずに -
Posted by ブクログ
17歳を対象にしているため、非常に分かりやすく読みやすい。17歳は遠い昔であるが、読んでよかった。大人も読むべきだと思う。
まず、日本における相対的貧困、世界における絶対的貧困について。日本国民の1/6が貧困層であるということ、世界には7億人が絶対的貧困に陥っているという事実。
貧困と犯罪が密接に結びついていることが、いくつかの例を挙げながら述べられていて、とても分かりやすかった。まともな教育を受けられなかったり、自己肯定感が著しく低下した結果、悪い大人たちに騙されて犯罪に走る子たちがなんと多いことか。また、私たちがこのような貧困を「無関心」により放置した結果、増税や犯罪増加などそのしっぺ -
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キリスト教の書物と言うより、現代の米国の政治・社会をキリスト教の観点から分析した好著。キリスト教福音派とは何なのか?原理主義者が「福音派」のグループに含まれ、その右派としての活動を強めていったこと、それが現在のトランプの岩盤支持層になっている背景が良く分かった。その一方で福音派左派と言われる人たちもいて、「クリスチャン・トゥデイ」はその流れの雑誌でありラインホルド・ニーバー、ディートリッヒ・ボンヘッファーは福音派からは容共産主義と批判されているという!
彼らはトランプに対して批判的らしいが、マスコミの報道では全く取り上げられていない。カーターが大統領選で勝利した1976年は「福音派元年」と呼ば -
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勉強の基礎部分を追求した本
頭の中の言語化とは、自分の言葉の整理であり、その能力の鍛え方を書いたもの
言葉に詰まったり、思考がボヤボヤしているときに非常に有効なテクニック
ただ、本書ではペンとノートを使って毎日5分のトレーニングを推奨しており、究極の三日坊主である私の取り組んだ日数は0日である
それはこの本のトレーニング法が問題ではなく、逆に極めて簡潔で誰でも取り組み易いものだと感じた
私は私の自問自答の精度と頻度を上げ続け、まるで哲学のように「何か」を追求することを日々に取り組もうと思った
良く夢想したり、頭の中で会話が繰り返される性分なのだ。この性癖を、自分の答えが見つかるまで(これだ、 -
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今まであまり深く考えずに言語化していたのですが、もっと上手に自分の「好き」を話せるようになりたい。
そんな風に考えてこの本を手に取りました。
私がこの本を読んですごく勉強になったことは2つです。
1つ目は情報を受け取る相手がどんな人なのか意識して、情報格差を埋めること。
2つ目は伝えるべきポイントを1つに絞って明確化すること。
1つ目の情報を受け取る相手がどんな人なのか意識して、情報格差を埋めるというのは、友人と話している時は相手が自分の語りたいことにどれくらいの情報量を持っているか無意識的にも考えながら話したりします。しかし仕事上の会話や文章だと意外とそこを蔑ろにしがちです。
こ -
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色々なヒット作の話から、平成から令和への価値観の変移について書かれている。
正解がある(と思われる)考察
正解のない批評
瞬間的な感情である萌え
継続的に応援する推し
これまでの選択肢をやり直すループもの
自身のスペック自体が変化する転生もの
価値観が近く、批判や衝突のない界隈
上下関係があり、上の人が正しいとなるヒエラルキー
キーワードに対して色々な人の書いたモノが出るググる
一つの正解らしきものが出るジピる
などなど、以前書かれていた比較、抽象、流行などを使って話を展開されており、例示される作品も読んだ事のあるものも多く出てきて面白い。スキップとローファーが特にフィーチャーされていて、
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