あらすじ
行動に必要なのは、才能でも性格でもなく技術だ
「動きたいけど動けない」
「何が正しいのかわからないから、身動きが取れない」
そんな思いは誰にでもあります。
本書は、「本来は石橋をたたいて渡るタイプ」でありながら、政治経験も地盤もゼロで都知事選に立候補した著者が、その心配に負けず、ものごとを「はじめる技術」をまとめました。
・取っても問題ないリスクの見分け方
・失敗が「学び」や「経験値」に変わる考え方
・「はじめる」ためのチームビルディング など、
「やりたいことがある」「いつか何かをやりたい」と思っている人が、
読むだけで何かをはじめたくなる、はじめる後押しをしてくれる1冊です。
AIエンジニア×起業家×SF作家だからこそ書ける「未来」の話
著者が何かをはじめるときに考えている「未来」のつかみ方も伝授。
「何をやるべきか」迷っている人、そもそも何がやりたいかわからない方にも参考にしていただけます。
最後に、安野さんが目指す未来についても言及。デジタル民主主義のこれからが知りたい方にも必見です。
失敗しても、うまくいっても、「何かをはじめた人」が歴史をつくる。
そしてそのチャンスは誰にでもあることを実感できる1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
一次情報〔解像度の高い、手触りの情報〕を取ることにコストを惜しまないようにしようと思った。小さく始めることの重要性も。
物事をモジュールに分割しシステムとして捉える考え方はぜひ実生活に取り入れていきたい。
チームみらいが取り入れている、全員に情報をオープンにすることや、不確実な世の中でその状況に応じた最適な意思決定をしていく(適時、間違いがあれば是正する)、マインドは本当に見習うべきだと思った。
組織でこういったマインドがない場合は、組織内で硬直が起きていないか?考え直す機会としてもいいんだと思う。
Posted by ブクログ
日本の未来に希望が持てました。新しいことをやっていく事は、すごく大事。打席に立ち続けて、いきたいし、失敗は、当たり前との前提でやりたいことを実現していきたいと思います。
Posted by ブクログ
参議院選の活動を見ていて興味を持ち、著書を手にしました。IT用語もあり、よくわからない所もありましたが、今どきの考え方が整理されて書かれていて新しい発見がありました。新時代のリーダー像は説得力あり。
Posted by ブクログ
今年の参議院選挙に出たチームみらいの安野貴博さんの著書
何かをはじめるのに必要なスキルの説明から
東京都知事選に出馬した時の考え方、政治をどうシステム化していくのか?
安野さんが主張しているデジタル民主主義って何だろう?というところまで
わかりやすく書いた本でした
·目からウロコが落ちまくった中で
印象に残った言葉を残しておきます
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·ヒトに当たらず、コトに当たる。
·複雑になり続ける世界の中で、一度で正解を出せる確率は、どんどん下がっています。世界が変わっていく以上、状況も前提もどんどん変わっていきます。その変化に気づいているのであれば、自分の意見が変わるのも当たり前のことです。むしろ、絶対の正解ではないことが前提になります。
·議論においては、誰が言ったかはあまり重要ではないと思っています。
·誰かが出した情報に乗って、他の人が意見を出し、最終的によいアイデアにたどり着けばよいわけてです。
もっといえば、アイデア自体に価値はなく、実行こそ価値がある、という立場を取っています。
·アイデア発想をしたいときは。「発言機会の平等」を意識したほうがよい
日々の仕事の中でも見習うべき見方がいっぱいあったな〜
大変有意義な本でした
Posted by ブクログ
はじめる力についての記述は3分の1くらいで、残りは都知事戦の話。前著とかぶるけど、前著はマニフェストをより詳細に解説した本でこっちはデジタル民主主義のポテンシャルの解説メイン。リーダーシップ論について語っていたところが面白かった。
Posted by ブクログ
あらゆることをAIが助けてくれる時代には、この「はじめる技術」こそが、最も重要な能力だと私は考えています。
これは本当にその通りだと思う。仕事を進めていくのはchatGPTが答えを出してくれたり、会議の議事録は作ってくれたり、締め切り直前にはリマインダーが教えてくれたりと、昔から比べて本当に楽になった。その中で、仕事に手をつける感情は本当に重要だと思う。
新しく発表された技術があれば実際にそれを触ってみるなど、一次情報を得るために普通より一歩踏み込む。初めて一歩を踏み出すために、まずリスクの正体を見極める。自分の手の届く範囲の計画を作ってアウトプットする、中間ゴールをたくさん作る。KPIを評価する時に特定のパラメータを極端にしてみてどこが目詰まりを起こすかみる。心理的安全性。みんなの合理的な選択の結果、視野が近視眼的になってしまう構造。
Posted by ブクログ
どんな人にも読みやすく書かれていた
前半はとにかく新しいことを始めることへの壁を取り払おうという考えを訴えていて、何か特別なことを言っているわけではないが自分もチャレンジしていかないとな、という気持ちにさせられる
後半は安野さんの目指す社会の形についての説明が砕かれて書かれているので、よく理解できた
安野さん1人が政権に関わることができれば、日本が変わっていくんじゃないかという期待感がもてた
Posted by ブクログ
・何かを「はじめる」には
①達成したいゴールを発見する
→解像度の高い未来をイメージする。新しい情報を見つけたければ、普段の自分とは違うことをする。
②ゴールに至るまでの勝ち筋を見出す
→MVP(ミニマム・バリアブル・プロダクト:価値のある最小限の形で動くプロダクト)のデモを作る。それが他者への説得の材料になる。
③仲間を集めてチームを作る
→勝ち筋を示し、協力者を募り、ボトムアップで動いてもらう。
・スピード感を持った行動には「許可より謝罪」
→何かをはじめるにはいちいち許可を取ってはスピード感がなくなる。MVPに挑戦して、失敗したら謝罪するというぐらいのスピード感も大切。
Posted by ブクログ
2024都知事選で話題になり、チームみらいの党首である著者がはじめ方は技術だ、ということで小さく始めるための考え方であったり手法が書いてあった
ただ感想としては、それよりも都知事選からの政治へデジタルを適用することについての考え方がメインの内容だという印象
政治家の経費の可視化や実際に著者が選挙で使っていたブロードリスニングやAIでの質疑について、導入には知的怠惰な層が文句を言いそうだが、効果があることは間違いないのでぜひ進めてほしいと思う
Posted by ブクログ
都議選でやったことの話が色々語られていてチームみらいはこうしてできたみたいな話としてはすごく面白いかったです。はじめる力それ自体に関する話はそんな多くないのでそこを期待して読み始めると違うかも。チームみらいに興味ある人にはおすすめの本です。
Posted by ブクログ
ちょうど参院選前に読んだが、政治に向き合う姿勢が印象的だった。
ただ個人的には、トップで動くというよりも参謀みたいな立場で動くほうが理想の実現に近いのではないかと思う。
参院選で議席を獲得したので、いろいろな動きをしてくれるのを楽しみだ。
Posted by ブクログ
本著は「何かをはじめたい」「一歩踏み出したい」という人向けの実践書である。
著者がこの本を書くことも「はじめる力」であり、私たちが本著を読むこともまた「はじめる力」であるこのとに気付くことからスタートだろう。
私たちは意識していないだけで、実は多くの場面で、はじめる力を実践している。学校、職場、人間関係、家庭、副業、起業など、その節々で難なくこなす人もいれば努力で突破する人もいる。それらも全てはじめる力である。だが、本著では、私たちが意識して、「何か」を始めようとしたときに目には見えない大きな壁を感じることがある。その見えない壁という正体は「未知」だ。私たちは未知のことには一歩踏み出せない。それは人間としての生物由来の一部の本能なのかもしれない。
本著でも主張しているように「失敗しても、うまくいっても、『何かをはじめた人』が歴史をつくる。そしてそのチャンスは誰にでもある」と述べている。私はこのフレーズが好きだ。確かに、失敗しても、うまくいっても、『何かをはじめた人』が歴史をつくっている。時代によっては本当に自分の命を掛けて手に入れて行動している。
では、現代の私たちが生死を境でも何かを手に入れようとする場面はあるのか、ほとんどの場合はない。法を犯さない限り、精々大きく失うのは信用とお金だけだ。だが、それらもいずれは回復する。日本で生まれ、母国語で歴史や文化、本を読むことができるだけでも有利な立場にあることを知らなければならない。
私もあなたもやりたいことがあるのであれば、迷わずはじめることをおすすめする。はじめていくうちに自信ややる気が湧いてくるものだ。年齢は関係ない。10代でも60代でも、やりたいことがあるのであればやればいいのだ。