【感想・ネタバレ】哲学のはじまりのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月18日

勉強の哲学という本で、専門分野へは入門書から入るべきと書かれていましたが、これはその一冊になるだろうという視点で読ませて頂きました。

どのくらいのことを知っておけば「ざっと知っている」ことになるのか、という範囲を把握する

ためにちょうどよい印象です。
また最後にブックガイドが載っているのも、入門...続きを読むを終えて次に進もうと思ったときに有用だと思います。

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

今まで読んだ中で一番スッと入ってきた哲学入門。ハイデガーや現象学の説明も明快(カントの議論を踏まえて…という説明がわかりやすい)で、いわゆる哲学史的な倫理の授業では満足できなかった人もここから始めればよい。ブックガイドもあり、親切。

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Posted by ブクログ 2024年02月12日

分かりやすい!
哲学とは、まずはそこから紐解いて、3つのテーマでさらに細かく説明する。存在とは、認識とは、価値とは…

哲学とは、私たちが既に知っていることを教える。by デカルト
誰もが当たり前だと思っていることについて考える営み。常識を問い直す必要性は、常識が間違っている可能性があるから。なぜそ...続きを読むの常識が正しいのか、と考えることで、自分の力で理解できるようになることが大切。


ミネルヴァの梟は宵に飛び立つ、ヘーゲル

存在論、00とは何か?それがどんな存在か考える

認識論、どのように00を知るのか?

価値論、良い00とは何か? 美的、道徳的二つに分けられる

「存在」は、2つに分けられる、〜である、という本質存在。〜がある、の事実存在。プラトンやアリストテレスが存在論の地盤をつくり、ハイデガーやサルトルが新しい存在論を作り上げた。

ハイデガーの「決意性」
人間にはあらかじめ決まった本質などない。
私が私らしく存在するためには、何よりもまず自分自身の偶然性と向き合わないといけません。私が私であることに、何の理由もないし、必然性もない。言い換えると、自分が何者であるかを、自分以外の誰かのせいにできない、ということ。p.59


「認識論」は、知識の正しさを問う領域。
方法的懐疑、デカルト、「本当か?」と疑ってみることがまだ大事。懐疑に耐えるのは2点、明晰であることと、判明であること。


論理的な価値とは、善悪や正義。代表的な理論は、ベンサムの功利主義という考え方。
ある行為が論理的に正しいのは、人々が経験する幸福度を増大させ、苦痛を減少させる時。


思考は風。
自分が何を考えたか、それが重要。
なぜそう思うのか、問い直すこと。

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

倫理学のくだりで、功利主義と義務論という観点がとてもしっくりきました。無意識のうちに判断していることもあるけど、その判断にもっと意識を向けてみようと思った。

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Posted by ブクログ 2024年02月17日

本当にオーソドックスな哲学入門。存在論・認識論・価値論の3つの視点から哲学を俯瞰している。平易に語られていて、わかりやすい。
個人的には、かつて挫折した廣松渉の哲学入門2冊(『新哲学入門』『哲学入門一歩前』)を再読したくなった。

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Posted by ブクログ 2024年05月01日

歴史的に哲学を俯瞰するでなく、学問内のジャンルに基づいた概説書。となると、史家が年代順に並ぶ訳じゃなく、系統別に並べられるので、その意味で分かりやすい。

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