ビジネス・実用の高評価レビュー
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とても分かりやすい、中東情勢の入門書でした。
歴史的にも内政によって中東政策が振り回されてきた米国、米国に対して愛憎入り乱れる感情を抱くイラン、裏でコソコソ動き回る悪の権化イスラエルの3カ国の長く複雑な歴史を俯瞰している良書です。
筆者はイランのルーツを日本の京都に喩えていますが、古代から文明を担ってきたという矜持がありつつも、その後奪われた苦難の歴史から外国に対する猜疑心が根深いとの事。ただ、米国に対しては長年の恨みの蓄積もありつつも、上手く取り入りたいという相反する思惑もあり、米国とイランの内政状況が変わる度に、お互いがうまく交わったり離れたりする事を繰り返してきた歴史があるのがよく分かり -
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知性について、脳機能の生物的発展とAIの発展とを比較しながら記述。
まず生命が生まれ、生き残るためにエネルギーのある方向に向かう能力ができ進化した。この〇×を予測する体内化学物質がドーパミンで、これに引っ張られる。ここに時間の疑念ができて大脳基底核で指示を調整する。
脳内でシミュレーションができるようになってきたのは脊椎動物と思われる。霊長類では、心の理論が生まれている。人間は言語を生むことで、心の理論と泡さて、社会的、時間的な進化を続けることができるようになった。そして今aiの時代を迎えて、能力の制限が取っ払われて、進化する時代になった。超知能がその答えか、あるいはそれもどのようなものである -
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2022年10月、NHKスペシャルで幕末史に関して2回に渡って放送された番組を書籍にまとめたのが本書である。幕末と言えば、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟、新撰組、白虎隊など、英雄と悲哀で描かれることが多い。本作は、黒船来航から戊辰戦争の終わりまでのわずか16年間に疾風怒濤のごとく織りなした歴史の数々を国内外の新資料をふんだんに活用して多角的に検証する。特に、従来の日本一国に軸足を置いたナショナル・ヒストリーに終始した歴史観に対して、世界列強が地球規模で進出したグローバルヒストリーの視点で新しい幕末史を描き出した点は特質すべきである。時事刻々と迫られる外国からの開国という圧力。尊皇攘夷に対する国内
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最近バウンダリーとか境界線って言葉をよく聞くようになったけど、改めてちゃんと学びたいと思い読んでみた。
境界線はあるから良い、ないからダメというものではなくてバランスであること、でも境界線があいまいになると生きづらさを感じやすいこと。
境界線があることによって、信頼関係を築きやすくなることが分かった。
そして夫婦や家族など、近い人間関係ほど適切な境界線を守ることが難しく、まずは友人や職場などでの境界線から意識して整える必要がある(その方が容易である)というのが意外だった。
重要な他者である家族などはメンタルに支障を与えやすいし、まずはそこからなのかなと思っていたけど、近すぎるゆえに境界線を築 -
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1日1つ読めるような感じで構成されているので、長文を読むのが辛いときにも読みやすいと思った。
結局気になって一気に読んでしまったけど。
「からだを壊してまで”ちゃんと”する必要はない」という言葉がとても印象的だった。
言葉にすると当たり前なんだけど、いつの間にか自分の体を酷使すること、ちゃんとしようとすることの方が当たり前で、自分の中の「しんどい、止まりたい」という声を無視するようになっていたと思う。
本音を言えている、ってどれくらいの人が迷いなくyesと答えられるんだろう。
「本音ばかりじゃ生きられない」「そんな人いない」「みんな建前を持ってる」と自分に言い訳して、いつの間にかどこにも「 -
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同じ著者の近著、シオニズムを理解するための、ロングレンジでの歴史的背景がおよそ理解できた。近著にも書かれていた部分もあったが、ユダヤ人が東欧を中心とする世界に分散(ディアスポラ)していった過程が理解できたし、既にアラブ人が住んでいるパレスチナに国を作った過程、その国が先住民と敵対する理由も知った。ホロコーストだけでなく、東欧でのポグロムが、建国だけでなく現在にも影を落としているという指摘は、納得できた。ユダヤ人は居住国の法の下で自分たちの法に従って代を重ねてきたというところは、この宗教の強さを感じた。アメリカは今やイスラエルに次ぐユダヤ人の居住国であるが、ユダヤ教がカスタマイズされてきていると
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この本は切実だなー。
サラリーマンはみんな読んだほうがいい。
これから家を買おうという人はなおのこと。
すでに家を持っている人も。
サラリーマンにとっておそらく最高額の買い物。
そのわりには大した勉強もせずに、
不動産屋と銀行にそそのかされて、
安易に買ってしまいがち。
持っている不動産をどう扱うか、
新たに不動産を買う場合は何に気を付ければいいか、
そのあたりを、
三井不動産でブイブイ鳴らし45歳で独立した著者が、
丁寧に教えてくれている。
私と不動産との出会いは、、、
23歳で結婚した時は親の持ち物件を借りた。
これはお気楽なものだった。
30歳でバブルのピークで父親に死なれてから -
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Posted by ブクログ
かなり面白い入門書。わかりやすく、ブックガイドも変なものを紹介せず、哲学者たちを敬いすぎない独自の視点もちゃんとある。姉妹編の世界を変えた哲学者たちと比べてこっちは現代ではなく近代哲学。デカルトからヘーゲルマルクスまで基本的なことがわかる。
著者の砕けたツッコミ文体もなかなか面白く、質も結構高い。ヘーゲルの社会哲学に突っ込むときは明らかにバーリンの自由論を下敷きにしているし、植民地主義丸出しのミルのエリート主義にはしっかりと釘を差している。わかりやすすぎる入門書は砕けすぎて内容の程度が低いということがあるけど、本書はその点砕けてもおかしなことは書いてなくてしかも面白いという点で推奨できる。 -
Posted by ブクログ
・人類の進歩を促す人は、世界という書物を直接読破した人だ。
・自分が思うに、考えるということは結局自分の主観で何が美しいか、良いものかという美学や意見を持って、それをぶつけることが大切。
じゃないと、外部に流されて美学も何もない、ふわふわとしたものになる。
この本で言う自動人形の様なもの。
・書くために書くのか、書きたいテーマがあるから書くのか。
・主張すべきものがあるのか?
・具体的である方が、物事はあらゆる明白さの源泉である直感性になじむ。
・自分が思うに、どれだけ自分の責任を持って言葉を発しているかによって、意見の明確さが変わる。
・一つ一つの言葉に意味を持っているか?
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