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Posted by ブクログ
「問い」を丁寧に解説しており、結論が書いてあり、誰でも真似ができるような方法論、指南書(How toでまとめられてる本)、ではなく、自分なりの問いの見つけ方、本質を探す方法を教えてくれた本でした。
「いい問い」とは、そもそも論から考えてるということ。なぜその問いがあるか根源的な存在について考えること、(理由や根拠まで遡ってみる)
その根源や理由の遡り方を丁寧に説明されていると思います。
そもそものいい問いと何か、を丁寧に説明されており、そこが理解できていないと、
問いの磨き方、問いの見つけ方は難解なため、一歩一歩教えて頂いているという感じでした!
かなり難解なので、何回も読まないと理解できなかったり、時間をおいて理解できる部分も多いため、積読しつつ、再読するのがいいと思います!
この本の「問い」という言葉は、目的とも、考えとも捉えることができ、なぜ、なぜ、と遡ることができるようになれば、「私はどう生きるのか」「なぜこのように思っているのか」といった人間の根源的な問いを考えることができ、また、なんのためにやるのか、はっきり言えるようになると思った。
その考えや目的に至った経緯がしっかり掘られていることで、目的や考えの説得力やわかりやすさや物語性(応援したくなる)に繋がるのだと思い、いい問いの立て方を身につけることで人生の濃度も変わると感じた。
Posted by ブクログ
目に見えるものを重視する今を生きる私に取って、(幼い頃の方がよくわかっていたし大切にできていた)目に見えないものを思い出すきっかけになりました。
問いについての書籍ですが、考えるということについての書籍、と捉えた方がしっくりきます。
「クライアントのことをクライアント以上に考え抜きなさい」という上司の言葉が、本居宣長の「考えるとは交わるということ」という言葉に重なりました。対象と自分との区別がつかなくなるくらい考える、ということを私も日々やってみたい。やってみたらどんな地平が開けるんだろう、と思います。
「交わる」というキーワードに、先日開催したワークショップのワンシーンをふと思い出しました。クライアントが「この言葉の定義を教えてください」と一見事務的な質問に対して、同僚がある種機械的に「こう定義しています」と回答を返したのち、思わず「今の定義に関する問いは、◯◯さんの持つどのような背景から生まれたのですか」と問いました。するとクライアントは、「あー…それはですね…(しばし沈黙)実は普段から組織のこういうことが難しいと感じていて…」とぽつぽつと背景にあった物語を話し始めました。この問いを契機に、私を含むその場にいる他の方々とクライアントが交わり、クライアントもまだ気づいていないご自身の探索が始まったことを感じました。
表層的な目に見えるものの質疑応答を重ねてしまうと、互いに自分や相手にアクセスするための糸口を見逃してしまうと感じた出来事でした。今後は加えて、その問いのもつ時代性にも注意を払いながらファシリテーションをしていきたいと本書を読んで感じました。
私は、クライアントワークに携わっています。つまり、日々「課題解決」を生業にしています。しかし、それを著者の宮野さんは「結局、どうしたいのか、何が「いい」のか……。「課題解決」を第一義に置くのは、これらの本質的な問いについて思考停止になっている証左でしょう。いいことをやっている、高尚なことをやっているようでぜんぜん理性を働かせていません。」とバッサリ。ガーン。ここは一番突かれたくない部分であり、それでいて一番胸に刻みたい言葉でした。
「問い」を「あれこれブレストなどやりながら立てる」という積極的なものではなく「持ってしまうもの」という消極的なものとする捉え方は、私の肚にストンと落ちます。
結局、私は私の本分からしか問うことができないこと。ゆえに自分自身であることから逃げていては、「違和感」の発生にも鈍感になり、違和感の対象もぼんやりとし、元来持ってしまっている問いを「思い出せない」こと。問うという営みがいかに真摯に自分を生きることに通じているのか、そのことが本書を通して骨身に沁みました。
汝自身を知る、どこまでできるかわかりませんが、読書を通じた著者との対話や、家族やクライアントとの日々の対話を通じて探っていこうと思います。
Posted by ブクログ
思った以上で、ジワジワと良さが分かる本だった。
いい問いとは、本質的な問いである。
でも、本質的に問うていく、つまり枝葉ではなく幹の部分を辿っていくと、そもそもの在り方に突き当たってくる。
自分の考えも同じで、そんなものはあるのか?と辿っていくと、結局は、なくなってしまうような不安さえ抱く。
でもその中で、自分が感じる違和感と自覚を大切にすること。
そこに、問うことへの感覚が秘められているということかな、とざっくり考えた(笑)
課題解決に対する批判的な視点も良かった。
そもそも、なぜそれが課題とされているのか。
そう問うた時に、これまではどうだったか?という視点が生まれてくる。
20年間は、それはむしろ課題解決の方法だったかもしれない。
そうなると、単純に枝葉を解決していっても、同じことになってしまう。
果たして課題解決は全てが善か。
そう考えていくと、そこに人生を賭けるレベル、を求められる意味が分かるような気がする。
ちょうど、今の自分が考えていたことが、自分の考えを培うために、歴史的視座はどう関わってくるのかということだった。
自身のアイデンティティとして、また今日に至るものやひとの在処として、時間を遡った見方をしていくことの欠かせなさを学んだように思う。
Posted by ブクログ
「いい問いとは何か」について哲学的な要素を含みながら丁寧に論じている。
ビジネス書のように、問い方のフレームワークを示しているわけではないことには留意して手に取るべし。
問いとは本質的には何なのか、学術寄りの論理構成になっていてることに加え、図示されていることも非常に参考になった。また、哲学の概念が散りばめられていることから哲学への道の取っ掛かりにもなる人もいるかもしれない。
「問いを問う問い」を軸に、その問いを持ったきっかけは何か?その問いは自分にとって本物か?その問いをしてどうなりたいか?過去現在未来にかけた問いに対する問い。
「いい問いは何か」
「汝自身を知れ」(ソクラテスからの引用)
「で、その自分とは?」
Posted by ブクログ
問いを問う、と言うのは良い考え方だ。なぜその問いなのか、その根拠を考える。
問いとは考えることそのものだ。
根本的な問いを考える。その問いがどこから発生したのか考える。これは非常に有益な示唆に飛んでいる。自分がなぜその問いを発しているのか、個別、歴史的な背景を考える。他人ではなく自分がなぜその問いをはしたのか。
問いを思いついたら、どこからその問いが来たのか考える。時代的背景社会的背景。とにかくその問いについて掘り下げていく。なぜこの問いを考えるのか。
問いは結局のところ自分の中にあり、なにかを感じたり、疑問を感じた際にはそれがどこからきたのか、多角的に考える必要がある。
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