ビジネス・実用の高評価レビュー
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「日本初の哲学系YouTuber」による、古代ギリシア哲学への理解を、「学説」のみでなく、「逸話」も交えて捉え直すことで、より深めようとする試み。
この試みによって深められた、それぞれの「哲学者像」と「学説の真意」は、従来からある周知の読み解きなのだろうか?
もし、著者が新たに描き出した「哲学者像」と「学説の真意」だったとしたら、それは本当にスゴイ仕事ではないか!
(わたしには、それを判別できない)
古代ギリシアの哲学者たちなんて、すでに二千年年以上も、あらゆる批評・論考がされつくしているはずである。
YouTuberである著者のネオ高等遊民が、新たな解釈を提示したのだとしたら、まさに -
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大好きな中野京子さんの著書『名画で読み解く メディチ家 12の物語』を読んだ。
「芸術家のパトロンをしていて、何で稼いでいるかは謎だけど、とにかく大金持ちの一族」それが、読む前の私のメディチ家に対するイメージだった。
しかし、本を通じて彼らの歴史を追っていくうちに、その魅力にすっかり取り憑かれ、読む手が止まらなくなった。
暗殺未遂や何度も繰り返される国外追放など、イメージとは裏腹に苦労が絶えない。
それでも、才能ある後継者や周囲の思惑、そして何より「運」を味方につけて何度も返り咲く姿は、まさに圧巻だ。
歴史は実力だけでなく、運や巡り合わせにも大きく左右されるのだと感じた。
ただ、イタリ -
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この本はまず読書をする利点、本の選び方、読書を習慣化するアクションプランを解説し、最終章でオススメ本101選を紹介している。
【要約】
なぜ読書をすれば良いのかを端的に言うと、自分の人生をより良くするためである。そのためには自分の人生の地図を作り自分で考え実行することが大切である。
そのように自分で人生をコントロールするために読書が大切だと筆者は説いている。
読書の利点について述べている。
・読解力の向上
→知識をより深く理解し獲得できる。
→相手の意図を汲み取る力が向上するためコミュ力が身につき人間関係の構築に役立つ。
・能動性が上がる
→筆者との対話を通して自分の意見を出すことで価値観 -
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ネタバレ『国家』は、ソクラテスと対話相手との哲学的問答により、『正義とは何か』を主題として論を進める対話篇であり、その過程において理想の国家像とイデア論に基づく認識論が考察される。そして、正義を実現するには、善のイデアを認識した哲人による統治が必要であるとの結論に至る。(哲人が単に優れているからではなく、善のイデアを認識しない限り、そもそも正義を正しく認識すること自体が不可能であるという認識論的前提から導かれる結論である。)
ここでいう哲人とは、有名な洞窟の比喩で表されるように、低い認識(洞窟に映る影を見ている状態)から真の認識(洞窟の外に出てイデアを認識する状態)へと段階的に向上し、最終的に善のイ -
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すごくおもしろかった。
こういう、自分の頭でわかるかわからないかくらいの難しさの本を読むと生きてるって感じがする。
宮崎哲弥さんの著作は若い頃少し読んだことがあった。あんまり覚えてないけど。
今回の本は難しい漢字にはふりがなをふり、普段、馴染みの薄そうな言葉は懇切丁寧に説明してくれている。
意外と、間口を広く取ろうとしている本なのかもしれない。
わたしは、ロマンチック・ラブ・イデオロギーが骨の髄まで染み込んでいるので、(宮崎さんの言う)常識の範囲内で理解しようとすることしかできないけれど、こういう見方もあるんだと勉強になる。
途中、この論の展開だとニーチェ出てくるかな、と思っていたら、次 -
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ネタバレ地球観測の人工衛星の技術と種類、実用方法等の概観を知りたい、非エンジニアの自分にとっては、すごくまとまったよい本だった。
あとは、(少し驚きもあるが)技術の紹介だけじゃなく、最終章には宇宙から撮った地球の画像があった。
人工衛星で撮った無機質な写真と宇宙飛行士の油井さんが撮った写真とあって、それは美しかったし、儚げな地球の姿もありありと認識できた。
人工衛星のビジネスユースから始まって、地球とは、人類とは…、宇宙哲学とは…というところまであった。
盛りだくさん、という人もいるかもしれないけど、私としては、写真集としても、折に触れて立ち返りたい本となった。 -
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ネタバレ就活前、転職前に読むべき1冊。何十年と続く自身のキャリアの根幹を発見できるため。仕事は好きだが思うように伸びず悩んでいる時にも読みたい。
「自分の特性を活かす(そのためにまずは理解するところから)」ことができるなら天職であろう。そしてそれは「好き」に辿り着くだろう。TCL分析ができて良かった。
「自分がナスビなら立派なナスビへ。キュウリへ変わる必要はない」とても良い価値観。
「その道のプロは、努力できる好きなことを見つけられた“発見の成功者”」なんて良い表現。
不覚にも、最後のページのお子様たちへの手紙には涙。森岡さんの文章には、魂が乗っている。 -
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儀式とは、単なる形式や昔からの習慣ではなく、人がつながり、意味を見いだし、不安や混乱に対処するための仕組みなのだと感じた。
人は儀式を通じて集団との一体感を得て、出来事に区切りをつけ、自分の存在や役割を確かめているのだと思う。一方で、儀式には人を強く結びつける力がある反面、行き過ぎれば、外から入りにくくなったり、異なる意見が出しにくくなったりする危うさもあると感じた。
また、本書を通じて印象に残ったのは、人は意味があるから行動するだけではなく、行動することで意味を生み出している、ということだった。
苦労や労力を伴う儀式ほど価値があると感じやすく、それが幸福感や満足感にもつながる一方で、自己犠 -
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自分は、この本のどんぴしゃの読者層だった。
ゆるい職場に危機感を募らせて、無闇に転職サイトを常にウォッチ。
一方で、やりたいこと(熱意)もなく…このままでは1万時間に達するものがない(=この仕事なら任せてくれといえる状態になれない)
つまり、「なーんだ、みんな一緒か、安心した〜」と思った(笑)
この焦りの正体も丁寧に解説があって、なんだか丸裸にされたようで恥ずかしいけれど、スッキリもした。
世代間のギャップにも納得だ。
しかしどの時代も、
一定の労働投資が必要であること
ある程度の寄り道で希少性をあげること
が大事というところには、思わずううっとなった。
感覚的にわかっちゃいるけど、突き -