筆者はトーマツの中でベンチャー支援をミッションとした会社立ち上げに参画した苦労人の社内起業家。スタートアップで、うまく自分のアイデアやミッションが伝わらないと悩む人たちにも読んでほしい一冊。
My-Our-Nowというフレームワーク。自分よがりのやりたい気持ち(一人称)だけでなく、"私たち"の関係
...続きを読むすることとして、会社や社会・環境が関係するミッションだと相手に理解させ巻き込む力、そしてそれが"今"に必要なのだという時流に沿った説得力を持てた時、一生を掛けられる仕事になるのだろう。
キャリア志向からミッション志向へ。部長やリーダーといった肩書は、役職ではなく"役割"と考え、時には大胆にそれを入れ替え、チームの新陳代謝を高めるという発想が素晴らしい。また、ワークライフバランスの考え方に対し、オンオフではなくハイアンドローでとらえる視点も面白かった。一生を賭ける仕事にオフはなく、高ぶるテンションを抑えリフレッシュする時間と考える。
オフなど必要な、そんな仕事(ミッション)を続けたい。