あらすじ
飲んだくれの老害、投資で人生やりなおす。
――主人公は65歳にして、人生に絶望する。投資も貯金もろくにせず、享楽的な生活を送ってしまった結果が、この現状だ。そのとき思い出したのは、会社ではパッとしなかったのに、なぜか億り人になってFIREした会社の先輩のこと。神の計らいで30歳に戻った主人公は、先輩の送別会の夜に戻って投資を教わり、人生をやり直すのであった。
「人生100年時代を、投資によって幸せに生き抜く」をテーマにした、気鋭の投資作家・桶井道氏初となる物語形式の投資本。
収入の多くないサラリーマンであっても、コツコツと投資信託を買い続ければ、人生の諸問題に対処できる。人生の選択肢はどんどん広がり、最後にはしあわせな「億り人」としてちょっとした贅沢すらできるようになる。投資は、未来の自分へのプレゼント。本書はまさに現代版の「アリとキリギリス」です。
自らの足で立ち、大切な人を守り、己の夢をかなえ、人の幸せを願える人間になれ!
<本書の内容>
第1幕【選択】投資の前に「生き方」の見直しを
第2幕【信頼】投資はインデックス型をコツコツ「一択」
第3幕【勝負】投資で「一度きりのチャンス」をつかめ
第4幕【飛躍】投資でネクストステージに進め!
第5幕【危機管理】「心配事の1割」は起こるから投資で備えよ
第6幕【夢】FIREは夢をかなえる手段
第7幕【利他】投資で「利他の人」になれ
【熱血投資講義】日米など優良銘柄(個別株30銘柄、ETF5銘柄、投資信託6種類19銘柄)を分析して紹介!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
幸せな生活を続けるための指南書。
ストーリーがとても良く、コツコツ積立を継続して貯めたお金が如何に選択肢を広げ、困難を解決してくるかを分かりやすく示してくれている。
今後物価高となり生活が厳しくなる事が見えている中、金融リテラシーを少しでもあげるために是非皆さんに読んで頂きたい本だと思う。
Posted by ブクログ
少々上手く行きすぎな展開ではあるが、投資の説明としてはとてもわかりやすかった。
投資の手法や何をすればいいかという本はたくさんあるが、マインド的なところや人生においてどういう風に生かしていくか、みたいなところも書かれているのがよかった。
投資は世の中とつながる術、仮に損しても一瞬でも誰かの役に立ったと思うことにする、という点はかなり響いた。
Posted by ブクログ
死んで若返りは漫画の話に多いね。
私も若返りたい!
「株を買うということは、苦労して稼いだお金を信頼に基づき差し出すということ。」この言葉を覚えておきたい。
だから不正会計。原材料の誤魔化しなど、私たちは怒り、呆れ、悲しくなるのだろう。
社員さんも誇りを胸に働いておられ、私たちはその企業を心から気に入り、応援する…理想的だ。
目先の欲に目がくらまないことでしょうかね。
空気、水と一緒でお金も常にあるよ。
どんなに追い詰められても、1円のお金もないことはない。(そのお金がたとえ借金だとしても。)
ただ、おかれた環境や使い方でそのお金の流れが極細になる現象は起きる。
人は不安から判断を間違えてしまうけど、お金は結構気のいいヤツで、自分が変われば戻ってくる。
間違えたなら正せばいい。
好きなものなら知りたくなる。好きな人なら知りたくなる。
お金を知ろうとすることを金融リテラシーというのだろう。
共同体感覚は投資を続ける上でとても大切と書かれている。
興味を持ち毎日を生きることかな。
Posted by ブクログ
投資をしたことがない人に投資への興味を持たせる本としては、とても良い本ではないか。そう思いながら読んでいました。具体的な投資手法は分かりませんが、大まかな戦略は窺い知ることができます。
Posted by ブクログ
時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話
「貯金ゼロからの人生やり直しは、誰もが心のどこかで夢見るシナリオだと思う。」
65歳で絶望し、貯金も投資もしてこなかった主人公が、神の計らいで35年前の30歳に戻る。そこで投資先輩の指導を受け、コツコツ資産を築きながら人生を取り戻していく物語だ。単なる投資指南書を超えて、予定外の出来事や人間関係の機微まで描かれ、投資は「未来の自分へのプレゼント」としてじわりと胸に響く。地味な日々の積み重ねが、人生の選択肢を増やし、最後に小さな贅沢も叶える「現代版アリとキリギリス」的成長譚。