【感想・ネタバレ】新版「自分には価値がない」の心理学のレビュー

あらすじ

SNSで話題沸騰! 感動の声が止まらない名著が待望の復刊。
逆境の中で幸福を作り出す人もいれば、
幸せな環境の中でも不幸を作り出す人がいる。
自分の人生をつくるのは、自分しかいない。
今が苦しい、すべての人へ。
幸福とは、到達点ではなく幸福に至るプロセスのことである。
「自分には価値がある」と思える日々は、
きっと今日から実現できる。

<SNS書評家・本ノ猪さん推薦!>
「安易に「ありのままでいい」とは言わない。
「変わること」に寄り添ってくれる。必携の「伴走」本!」


(目次)
第一章 なぜ、生きるのがつらいのか
生きづらさを引き寄せる無価値感
人は「自分に価値がある」と実感したい

第二章 無価値感に翻弄される人
生きる自信がない日本の子どもたち
「『自分』が無い」私
母親の呪縛

第三章 あなたに無価値感をもたらすもの
生まれつき感じやすい人
親の愛情の問題ではない
「お前は無力だ」「ダメだ」というメッセージ
成長してから自信を失う場合
不幸は自分自身の作品である

第四章 無価値感を乗り越える視点
存在自体の価値を確認する
自分自身を愛おしいと思う気持ち
逃げないで行動してみる

第五章 自分のなかの「子ども」に別れを告げる
もう、無力ではない
自分の存在が申し訳なくなる理由
「特別でいたい」という願望の取扱法
とらわれを自覚すると楽になる
心で唱えるだけで力を得るセルフトーク法

第六章 人生設計という魔法の杖
希望と充実の日々は作れる
人生設計は勇気になる
余計な欲を切り捨てると気疲れしない
夢を生活のなかに組み込む
実際に作ってみる

第七章 仕事で本当の自信をつけるには
仕事を自己実現に変える方法
「自分はこのままでいいのか」への処方箋
ストレスのない仕事人生のためのヒント
仕事で挫けたときに使える心理的技法
最悪を引き受ける覚悟をする

第八章 人を大切にすると幸せになる
友人や人生の師が人生を尊くする
無価値感が愛を歪ませる
人生で最も重要なのは、愛情を深める努力
愛着スタイルを知る
幸福な愛情生活の方法
感謝の心で世界は変わる

第九章 楽しむことに罪悪感を抱く人へ
快楽は悪いことか?
歪んだ快
成熟した大人の条件
楽しみのスケジュール

第十章 自分をもっと信頼してあげる
なおざりにされる感覚・感情
エネルギーを自らの幸せのために
自分の感覚を信頼する
自己信頼の行動を積み重ねる

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分を顧みた時、これで良かったのかと迷う。親もまた成長の過程だったのだと思うことができたのはこの本のお陰。
人によっては家族に虐げられて、癖がついている人がいてこの部分の解説がたくさん語られている。
著者もまた受難を生き自身を俯瞰しているが、人となりに大変興味を持って読みました。
本文だけでなくあとがきにもたくさん共感した。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まるで、この数年間の試行錯誤を答え合わせしているかのようだった。
私の模索は間違っていなかった、正しい道のりだったのだ、と。それが分かった途端、読んでいて救われた気持ちになった。

無価値感に苛まれていると、とにかく早く、この世から去って楽になりたい気持ちになるかもしれない。けど、自分の人生からは逃れられないし、結局は生きるしかない。だから、短くていいから、人生設計をする。どうしたら到達できるか、なりたい自分になれるか、逆算して日々を淡々と生きる。自分自身に呪いではなく、励ましや労いの言葉をかける。難しいけど、これを毎日試行錯誤しながら繰り返すこと。これが一番の近道。
思い描く自分になるまで時間がちっとも足りない。そう思えたら、それは無価値感から抜け出す兆しだ。

当事者だからこそ、著者の語りかけはすっと心に入ってきた。同じ悩みを抱える人に、是非一読してもらいたい。生きていて辛いことは山ほどあるけど、少し気楽になれるかもしれない。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

自己肯定感を得るためには人格的価値観と社会的価値観の二面性があることを理解する必要があり、無価値感に苦しむ人は社会的価値観に偏重しているためであるというのは、まさにそうだと感じた。また愛着スタイルの種類についても興味深く、自分がどのスタイルに属するのかということを理解しました。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

全体的に読みやすく無価値観によって起こる症状などは共感できたが、無価値観への対策については「これができればよいのだが」と逆に自分の無価値観を意識してしまうものだった。

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2025年07月24日

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