ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「手話の世界を訪ねよう」というタイトルから、この本がさまざまな手話のボキャブラリーを解説する本だと思う人がいるかもしれない。だがそれは半分当たっていて半分違う。
この本は簡単に言えば、文化人類学者である著者が、ろう者が構築する“文化体系”を分かりやすく理解するために、手話という“言語”を媒介に、手話の世界を“フィールドワーク”しようとするものだ。
改めて書くが、著者は聴者(=聞こえる人)だ。ではなぜ著者は手話やろう者の文化をライフワークのように学んでいるのか。著者自身が書いているので私がレビューに書いても差し支えないだろうから書くが、著者の配偶者はろう者だ。つまり著者は日常的にろう者とコミュ -
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Posted by ブクログ
アートのモデルをビジネスに応用する方法を考えた一冊だが、共感する点がかなり多かった。
自分でも日頃感じていたことであるが、広く普及するプロダクトは、作り手にストーリーがある。
特に、生成AIの普及で誰しもが同じようなものを作れる世の中になってきたいま、重要なのは作り手のストーリー、原体験を知り、ファンになるかだと考える。
本書だと、アートを例に説明しているが、ワインとか分かりやすい。正直、高いワインが美味しいかというもそういう訳じゃない。ワインに詳しい人に聞いたとき、「気候的に難しい産地のなか、この品種のぶどうを使ってこのクオリティのワインを作ったことに感動を覚える」みたいなことを言っていた -
Posted by ブクログ
本書を通じて最も印象に残ったのは、「自己認識とは内省の深さではなく、現実を正確に見る力である」という点でした。
私たちは自分のことをよく分かっているつもりでいますが、実際には感情や思い込みによって、都合の良い解釈をしてしまいがち…本書はその危うさを、多くの研究や具体例を通して明らかにしています。
特に心に残ったフレーズが、「フィードバックはギフトだ」という言葉でした。
フィードバックは不快なもの、避けたいものとして捉えがちですが、それは自分では気づけない盲点を教えてくれる貴重な情報でもあります。重要なのは、評価として受け取るのではなく、成長のための材料として扱うことだと感じました。
また、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は浪費家で、有り金をほぼ使ってしまっているような人間であり、むしろその浪費を反省しこれから節約、貯金に舵を切ろうとしている中で読みました。
お金持ちや、節約家がターゲット層で、私はむしろ読まない方がいい(浪費を加速させてしまうのでは)と思っていましたが、学んだことも多くありました。
私がこの本を読んで1番心に残った一文「明確な将来の計画を持ち、同時に今を楽しむことも忘れない」→私には明確な将来の計画がなく、ただ今を楽しんでいた。服や物を衝動買いしてしまったり、行きたいと思ったらなんとなく旅行に行ったりしていた。これではお金がたまらず、買ったことによる幸福感も浪費による罪悪感で相殺され
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