ビジネス・実用の高評価レビュー
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継体天皇について、学校で歴史を習っていた頃は、なんか地味・・・・という印象だった。
そして、近年、歴史関係のテレビや本を読む機会が増え、ひょっとしてこの天皇って歴史のキーマン?というイメージを漠然と抱くようになってきた。(おそらく、昨今歴史についての色々な研究が進み、それが公開され一般にもわかりやすく説明される機会も増えたからだろう)
そして、満を持して(?) この本を読んだ。
正直、難しい部分も多かったのだが。
でも、日本書紀や古事記などの後世に編纂された書物、中国や朝鮮の残る記録、そして古墳や副葬品などの考古学的見地からの知見を突き合わせ、5世紀後半から6世紀にかけての社会や政治権力のあり方が解きほぐされ、なんか目から鱗のようなワクワクする感じを覚えた。
当て字のような漢字表記での人名地名(正直、私には区別をつけたり、ちゃんと読むことも難しい) そういった言葉の使われ方も、記録を読み解く上での大きな助けとなる様子も興味深いと感じた。
(そして、現在の地名などにも、その片鱗が残っていたりする!)
継体天皇の、今城塚古墳に行ってみたい。
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★コントラリアンの尋常ならざる気迫★長者番付トップで名前を見て以降、どんな人なのだろうとずっと思っていた。比較的軽いタッチで書いているが、逆張りを徹底できる激烈な人であることは透けて見える。ファンドの基準価格の上げ下げ、そして自分の金融資産をほぼすべてつぎ込んでいること(確かにそうしたファンドでなければ信用できない)に耐えられるのも、もちろん並の神経ではない。
株式投資で小型割安成長株に投資すれば、自分の判断が間違っていたからといって損をするとは限らないし、正しくてももうかるとは限らない、ということを冒頭に持ってくる。なるほど。
PERで単純に割安を判断することに感じていたモヤモヤ(資本と借入の構成で変わる)についても、キャッシュニュートラルPERという視点で整理する。
▼キャッシュニュートラルPER=PER×(1ーネットキャッシュ比率)
▼ネットキャッシュ比率=(流動資産+投資有価証券×0.7ー負債)/時価総額
▼ネットキャッシュ→会社が赤字になろうが売れる資産
消費者金融や不動産、銀行などイメージの悪い業界ほど可能性があるという。最大のヒットはプレサンスとのこと。確かに大阪に行くと林立するマンションを見て、いまなら強さをはっきりを感じられる。社長個人の資質をリサーチできなければ、個人投資家にはリスクが大きいが。
会社の規模拡大とともに競争力を高められるのか、それとも将来需要を先食いしているだけなのか。企業分析で重要な視点だ。
野村証券からゴールドマンサックスを経てヘッジファンドに至るまで、自分の価値をどうやったら最大化できるのか極めて意識的。その経緯もとても面白い。 -
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日本の再発見。日本の強みや経験知の言語化と今日的な再定義。
表現に自信を感じるのは、作者の経験と実績からくる確信からか。日本の弱点とされる抽象化・理論体系化に、日本語ベースでやってやったぜ、という感じ。
コンサル出身だけあって、素材を大量に集めて分析し、日本をコンサル対象として編集加工して提供。顧客用に誂えているので独創性を感じてしまうが、発明的なものではなく、インプットとアウトプットの達人の技を見せられているといった方が適切か。
表現も作家というよりビジネスパーソンで、それも相まって、ちょっと無粋というか、野暮というか、要は直言。テーマによっては、興醒めというかペラい感もある。実用重視と言った方が良いのかも。
あと、自画自賛感というか、壮大なマウント、見下し、高いプライド、が通底しており、総じてセルフプロデュース臭がすごい。清々しいほどに謙虚さを微塵も感じない。
しかし、簡潔に響く鋭いフレーズが頻出することは事実で、参考になる。特に後半がすごい。前半の文化や学術の世界の中途半端で素人感のあるお披露目は、後半のための伏線で、本全体の体系感を演出するものだとわかり、まあ、よしとする。ここは謙虚に勉強させていただきます。なんか悔しいがw
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1. 土台作り:自己理解と解釈の力
才能の開花は自己理解から
「自分には才能がない」と思うのは、単に自分を深く理解できていないだけ。内省や診断を通じて自己を理解することが出発点。
「運」と「幸せ」は後天的なスキル
運が良い人は、特別な出来事が起きているのではなく、あらゆる出来事を「運が良い」と捉える視点・思考習慣を持っている。
幸せや不幸は他者との比較ではなく、物事をどう解釈するかという「視点選び」次第。自分が今幸せであると決めることが大切。
勉強=自己理解のための宝探し
勉強や義務教育の本質は、自分の武器となる原石(何が好きで何が嫌いか)を見つけるためのプロセス。
2. 勝負と覚覚悟:人生のハンドルを握る
勝負から逃げず「勝負論」を築く
この世は勝負の連続。挑戦と失敗の数だけ経験を積み重ねることで、自分だけの「勝ちパターン(勝負論)」が見えてくる。
他人の声に左右されない主導権
挑戦すると決めたなら、周囲の雑音は一切聞き入れない。自分の人生の責任を自分で持つと決めた瞬間、初めて人生のハンドルを握ることができる。
3. 不確実な時代を生き抜く力
「やったことを正解に変える力」
正解を探すのではなく、自分が選んだ道をやり抜くことで、後から「正解」に変えていく。
楽しむ力とカラーバス効果
人生を豊かにする「楽しむ力」「ワクワクする力」は後天的なスキル。
脳のカラーバス効果(意識した情報が目に入りやすくなる仕組み)を活かし、ポジティブなことにアンテナを張ることで世界の見え方が変わる!
まとめ
この世界は理不尽で残酷かもしれないが、自分の人生の主導権を握り、やったことを正解に変えていく覚悟を持てば、人生は圧倒的に面白くなる。 -
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ネタバレこういう本は結構タイトル詐欺のことも多いのであまり期待せず読んでみたのですが
意外や意外すごく分かりやすく、論理的で系統立てて自己理解を深めることが出来る良書でした。
好きなこと×得意なことから「やりたいこと」を探すというより選んでいくような感覚で一度じっくり考えてみたいなと思いました。
好きなことを考える際に自分の価値観をベースにすること、色々なパターンのやりたいことを割り出してその中で世の中の役に立って対価が得られるものを選ぶこと、それが本当に世の中にマッチするものであれば必ず成功できること。
こういったことをちゃんと腑に落としながら読み進められるので良いです。
特に20代の会社で働き出した頃の自分に是非とも読ませたい本だと思いました。
やはりネームバリューとかで会社を選びがちな時代で働き始めてもこれじゃない感が強かったので。
若い人は回り道をしないためにもこの本で自己理解を深めることをオススメします。 -
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ネタバレ本書は、「中国共産党が最も恐れる男」とも呼ばれた元駐中国大使・垂秀夫氏による、「戦略的思考」を主眼とした一冊。
そもそもデザインがかっこいい。
大まかな内容としては、日本の歴史を振り返りながら、近代以降にも吉田茂や安倍晋三など戦略的思考を持った政治家は存在した一方で、日本社会の構造上、戦略家が育ちにくい、あるいは育てにくいという問題を指摘している。
中でも印象的だったのは、戦略家を評価するにあたって、単純な道徳的善悪とは切り分け(西洋のリアリズム同様)、国家戦略として何を実現し、国益にどのように寄与したのかという観点から見ている点だった。毛沢東についても、その思想や行動の善悪とは別に、戦略家として取り上げている点が興味深かった。
また、「戦略」というテーマを扱いながらも、単なる歴史上の戦略論にとどまらず、現在の国際情勢や日本の国際的な立ち位置を踏まえた内容になっている。そのため、現代の日本にとって「戦略的に考える」とは何なのかを考えながら読むことができ、最後まで引き込まれた。
また近いうちに読み直すと思います。 -
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逃げるということは1番だめです。どんなことがあってもクマに背を向けるということが一番よくないです」
最近は旅行に行ってもクマが心配になるようになりました。北海道の阿寒湖や稚内に行くと街中に鹿がいっぱいいて驚いたものですが、クマが山でなく街中にいるのはとんでもないですね。
「クマにあったらどうするか」副題はアイヌ民族最後の狩人姉崎等。この本は2000年にアイヌ最後のクマ猟師姉崎等さんに映像作家の片山龍峯がインタビューし、記録したもの。1990年代にクマ猟が禁止されたのでもうプロの猟師はいないそうで、ましてやアイヌの猟師は誰もいない。こうなると貴重な話です。
内容は姉崎さんの生い立ちに始まり、クマは何を考えているのか、どんな生態なのか、そしてどうやって猟するか、次にはクマにあったらどうするか、といった話に進みます。
我々と違うアイヌの考え方も面白いのですが、そもそも山やクマのことを知らない私なので山をどう見ているのか、クマはアイヌにとっては神と同じ単語である意味、姉崎さんにとってはクマが師匠だという意味がすごくよくわかる。
クマについては白神山地のマタギの本も読んだが、それぞれ似ているようで違う。自分の知らない世界に関するこういうプロの話って面白いですよね。
冒頭の、クマに会ったら逃げるな!というのが一番にやるべきことだそうです。相手から目を逸らしてはいけない。例えば腰抜かして座り込んだ人と走って逃げる人がいると、クマは走る人を追いかけるそうです。そうした理由はもちろん、こういうケースはどうか、ああならどうかといった細かいことを片山氏が繰り返し聞き出す。そうか、そうか、だからなのか、とクマの考えが見えてきて、そのストーリーに納得させられます。面白いですねえ。
クマが馬乗りになってきて噛みつこうとしている絶体絶命のときに、助かる可能性のある行動とは。口の中に手を肩くらいまで突っ込んで舌を掴んでこねくり回すことだそうです。口の奥まで手を突っ込まれ舌を掴まれると、クマは口を閉じれず慌てて振り解いて逃げるそうで、そうやって助かった人もいたそうです。きゃーきゃー言って諦めて死ぬか、最後にこれをやって助かるか、運命の時ですねえ。わたし、たぶんギャアギャア言いながら手を突っ込むんでしょうね。頑張りましょう。 -
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最後は涙が少し出てしまった。
とにかく全部、ぜーんぶとも思えるほど、町田康さん自身の文章への取り組み方を暴露してくれてる気がした。
一応各章に分け順序立てて、前の章の最後に予告した内容を次の章で詳しく解説、、という流れをしたいのは分かるけれども、、
一応形としてはそこはできるけれども。どうやったって天才はおもろい小説みたいになってしまうんや笑 この本、独白系、激励系、講義系、混ざりまくってどえらいおもろいことになってた。
外付け変換装置と自身が持つ内蔵系変換装置の対比と使い方、自身の糸クズを摘み上げ物語にするということ。町田康でしか話せないだろう、他の誰がいうてもこれほど説得力ないやろうな、と強烈に思った。
読みながら書き、書きながら読む!伝えたい想いやほとばしる感情、どうやったって止まらないノリにのって書くという行為の崇高さ。それでええんや、自分でええんや、と。
ラストの数行にはほんまに励まされたし泣けた。
名著です。勉強になるし、何より本の心が素晴らしい。 -
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ネタバレ学びになったこと
・悪役のバリエーションをつける(上昇・支配欲のディオ、普通の生活を望んでいるが犯罪衝動に抗えない吉良、天然で岸辺露伴をトラブルに巻き込む泉京香など)
・どんな性格の悪にするか、時代の雰囲気からアイデアを得ると良い(ディオは日本がイケイケの時代に、吉良は経済が低迷してきた頃に作ったらしい)
本題とは逸れるけど一番印象に残ったこと
・編集部から「死んだキャラクターを生き返らせたら読者の反応がいいと思う」とアドバイスされた著者が「死者の遺したものが受け継がれていくというジョジョの価値観に反するし、それに自分の好きなゾンビ映画では生き返ると価値観や哲学が逆転して、自分の愛するものを殺さなければいけなくなるんだ」と思ったとのこと。
生き返るってそれくらいのことなんだ、っていう生死観、すごい良いなーと思った。そのゾンビ映画が知りたすぎる。AIに聞いてもしっくりくるのが見つからなかった。今度はゾンビ映画についての書籍を読みたい。