世界一流エンジニアの思考法

牛尾剛

noteでも大人気！ 米マイクロソフトのエンジニアが放つ最前線の仕事術

頭が先、手は後。一流の仕事のカギは順序にある。
――楠木建（経営学者）

知的生産へのリスペクトがイノベーションの源泉だ。
――落合陽一（メディアアーティスト）

「怠惰であれ！」「早く失敗せよ」――
米マイクロソフトの現役ソフトウェアエンジニアの著者が、超巨大クラウドの開発の最前線で学んだ思考法とは？
“三流プログラマ”でもできた〈生産性爆上がり〉の技術！

・試行錯誤は「悪」。“基礎の理解”に時間をかける
・より少ない時間で価値を最大化する考え方とは？
・「準備」と「持ち帰り」をやめて、その場で解決する
・マルチタスクは生産性が最低なのでやらない
・“脳の負荷を減らす”コミュニケーションの極意
・コントリビュート文化で「感謝」の好循環を生む……etc.

仕事と人生を「自分の手でコントロールする」最高のスキルがここに！

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / ビジネススキル
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春e-book
• ページ数: 272ページ
• 電子版発売日: 2023年10月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 5MB

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世界一流の思考法は基本が大事と言うことでした！

仕事
⚫︎基礎を十分理解するため、そこに時間をかける
⚫︎検証でファクトを積み重ねる、それを高速で回す
⚫︎わからないことはエキスパートに聞く

組織
⚫︎気軽に聞ける空気、気軽に断われる空気が大事
⚫︎ディスカッションは間違えたら恥ずかしい、相手を理解する、自分の意見は〜と

セルフ
⚫︎マインドフルネス
⚫︎定時に上がり、勉強
⚫︎7時間睡眠

この本はとーても読みやすかったです。
重要な箇所は色付けしてある。

また、この本にサーバントリーダーシップが描かれていて、今の私が1番必要だと思ってたことなので、やっぱりこれも縁かな〜。

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とにかく日本のエンジニアのしいては日本人に対する労働意識改革の働きかけとも取れる本。
「日本と海外じゃ働き方が違うからー…」と切り捨てるか、今の働き方を見直すかは自分次第。
自分はこの本を通じて、エンジニアとしての自分を見直すきっかけになりました。

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日本とアメリカでの考え方の違いと、その違いがどのような結果をもたらしているのかが良くわかった。
また、今後この業界に身を置く１エンジニアとしてのスキルアップ、またGAFAに負けないような生産性の高いソフトウェア開発を目指すにはどう考え行動していくべきかが非常に参考になり、必読だと思った。
定期的に読み返したい。

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日本は重箱の隅をつつく人が多いよね。ウンザリする｡マイクロマネジメントが良いことだと勘違いしている人もたくさんいる｡疲れるね

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米マイクロソフトでの働き方について、日本との比較をしながら、アメリカの良い点を教えてくれている。
日本とアメリカの対比で、アメリカが素晴らしいと思えばよいのか、それとも、著者がアメリカの中でも特別な企業で働いているということなのだろうか。
いずれにせよ、参考にしたいことはいくつもあった。
批判はしない、
クレームではなく、良くなるように参加する、
基本の積み重ねが大事、頭の良い人でも、大発明であっても。
コスト品質納期プラススコープの優先順位

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ソフト開発をしている著者が、一流のエンジニアから学んだ思考法を丁寧にわかりやすく読者に伝えてくれている。エンジニアでなくても、仕事をするビジネスマンには参考になることが多々書かれているので、一読をお勧めする。

印象に残ったところは、
仕事のできる人は皆さん頭の出来が違うのかと思いがちですが、理解をするにはどんな人でも時間がかかるのだと指摘しているところ。生産性の高い人でも基礎の基礎を時間をかけてしっかり習得をしているエピソードがとても印象に残った。

組織運営に関する記述は、マネジメントをしている自分にとても参考になった。

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具体的な例示が多くてわかりやすかった。マネージャーはどうある方が良いかという考え方や例が実践してみようと思えるもので参考になった

明日から少しずつ取り入れられそうなことが多く、実用的と感じた
自分の人生は自分が決める

優先順位の話も実践できるか自信はないが試してみたい

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自分自身の働き方に疑問を感じていた時に出会った書籍。
手元に置いて読み返したい内容ばかり。

第1章　世界一流のエンジニアは何が違うのだろう？
・頭が良くても「理解」には時間がかかる
・「理解に時間をかける」を実践する
試行錯誤は悪。
理解とは以下が可能なこと。
「人に説明できる」
「即座に取り出して使える」
「知見を踏まえて応用が利く」
基礎をじっくり時間をかけて習得するしかない。
★コードの前に小さなドキュメント（デザインドキュメント）
Scope：範囲
Background：この提案を行っている背景を書く
Problem：解決したい問題
Proposal：どういう設計にするか、
　　その選択肢を選んだ理由を2～10ページWORDで書く
★システム思考を持つ
　コードやアーキテクチャを学んで
　動作シミュレーションができるよう脳内でイメージ構築しておく

第2章　アメリカで見つけたマインドセット
やることを減らす
１．優先順位をつける
　→最重要項目1つのみしかやらない。そこにフォーカスする
２．時間を固定して、できること（価値）を最大化する
　→時間が最大の制約。
３．準備、持ち帰りをやめてその場で解決する
　→議事録はその場で資料修正で終わらせる
４．物理的にやることを減らす
　→「どれだけやったか」ではなく「どれだけ経営にインパクトを与えたか」が重要
リスクや間違いを受け入れる
１．フィードバックを歓迎する
　失敗したら失敗する方法が分かった、と感謝する
　怒る、批判する、は相手を子ども扱いしているのと同じ
２．検討をやめて検証する
　決めあぐねる＝圧倒的な差はない＝さっさと検証すべき
３．早く失敗するできるように考える
　
「納期は絶対」の神話は捨てる
QCD+S(Scope)はトレードオフ。
進捗の実績だけで状況判断し、納期は固定しスコープを出し入れする

不確実性を受け入れる
１．「楽に達成できる」計画で仕事をする
　火急の依頼はマネジメント能力の欠如。
２．無理、断る練習をする
　無理を承知、はチームの疲弊を生み、業務改善できない
３．他の文化の視点を学ぶ
　現実を見た計画変更は「善」

定時でできる量になるよう、作業量を実力範囲内に調整している

第３章　脳に余裕を生む情報整理・記憶術
コードリーディングのコツはコードを読まないこと
　インターフェースと構造を理解するようにする
　生産性とは、何もググらずに即実装できることをいかに増やせるか

プログラマ：細かい技術の積み重ねが勝負
コンサルティング：具体的サービス提供の成果物勝負
★成果物に集中すると、一時的に良くても中長期の生産性は上がらない

今手を付けている仕事を1つに限定する
1日4時間は自分だけの時間を確保する
記憶力：やったことを説明できるよう時間をかけて言語化する
　　　　説明可能＝構造理解し把握し、脳のメモリののせる
頭の中のみで整理する

理解→記憶→反復という黄金則

第４章　コミュニケーション
情報を最小限にする、簡単なことをしっかり説明する
　→理解してもらうことに時間をかける
日ごろから人に伝えることを前提とした準備をしておく
　→何か聞かれた時の工数削減になる
コードを読みものとして扱う
　→読んだ人がどう感じるか、を意識しながらコードを書く
　　レビューアがどうしたらわかりやすいか
ミスコミュニケーション防止は直電話
　クイックコールを受ける側もメリットあり
　自分が知らないときほどリプロ(問題再現)する。学びの機会にする
助けになれないときは断る＝気軽に聞ける空気を作る
ディスカッション
　自分の考えを深めるための行為。間違えたら恥ずかしいという感情は捨てる
★どちらが正しい・間違っているではなく、相手のことを理解して認める
議論の生産性向上
　相手を否定しない、相手のアイデアを否定しない、
　自分の考えとして意見を言う
第５章　生産性を高めるチームビルディング
　サーバントリーダーシップ
　自己組織チーム
　　タスクはメンバ各自がやりたい仕事を選択
　　楽しんでいるか、が非常に重要視される
　　自分で自分の考えや人生に責任を持つのが大人
　ボスの役割はサポート＝アンブロック（ブロック案件を取り除く）
　チームの上下関係を無くす
　★困ったら主体的に気軽に助けを求めて、他の人がすぐ助ける
失敗に寛容な職場がチャレンジ精神を生む
　→失敗は未知のことをやるから起こる。
休暇を尊重する
第６章　仕事と人生の質を高める生活習慣術
定時に帰って定時後 or 朝起きて詩行までの数時間
　生産性を上げるためには「学習」
　自分のやりたいトピックを勉強したり試したりするため。
物理的なエネルギー不足を解消する
　筋トレ、有酸素運動、テストステロンを増やす
第７章AI時代をどう生き残るか
　AIテクノロジーを使ってラクする
　誰もやったことのないものに取り組んでいる専門家はAIがとって代わることは
　原理的にあり得ない
　→時流に惑わされず「専門性」を追求する姿勢が一番強い

　日本の批判文化が全てをぶち壊す
　　どんなシステムにもバグはつきもの。改善していくしかないが
　　開発者の心を砕いてしまう
　　アメリカのコントリビュートする文化を見習う
　日本の産業は「ソフトウェア」を甘く見ている
　自分でやる。プログラミングは低レベルの人がやることではない。

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マルチタスクは効率が悪い。生産性が40%低下。
一つのことをする時は他のタスクは削除する。
仕事中はチャットメールはみない。
記憶力と基礎理解力は直結する。
会議の疑問はなるべくその時に解決。
気軽に聞ける空気、気軽に断れる空気を作る。
仕事は楽しむのが前提。
不確実性を受け入れる
反論を言う時は他人を否定しないことが大事。
成功したら幸せを感じられるのではなく、幸せを感じる人が成功する。
何かをしたら必ず完了までやる。

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人生最高の良書

エンジニアに限らず全ての人にお勧めできる本。
マイクロソフトの一流エンジニアがどのようなマインドで仕事をしているかが書かれており、自分のような三流エンジニアでもすぐに実践できるようなものばかりです。
また、最後にアメリカ企業と日本企業との違いも書かれており、将来的に海外のIT企業でエンジニアとして働きたいと思うきっかけにもなりました。