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仕事の速さ・出来栄えを決めるのは何か? それは「分析力ではなく、仮説である」と著者は説く。ボストン・コンサルティング・グループでの20年の経験から、コンサルタントの必須能力である「仮説思考」を解説。 【主な内容】 序 章 仮説思考とは何か/第1章 まず、仮説ありき/第2章 仮説を使う/第3章 仮説を立てる/第4章 仮説を検証する/第5章 仮説思考力を高める/終 章 本書のまとめ
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Posted by ブクログ
仮説思考|あとから見返すための要点 1. 仮説思考とは 仮説=まだ証明されていないが、現時点で最も答えに近いと思われる仮の答え。 多くの人は、 情報を集める → 分析する → 答えを出す という順番で考えがち。 でも、これでは情報を集め続けてしまい、なかなか答えにたどり着けない。 仮説...続きを読む思考では、 仮の答えを先に置く → その答えが正しいか検証する → 修正する という順番で考える。 つまり、「正解を探す」のではなく、「答えを仮置きして、正しいか確かめる」。 ⸻ 2. 情報は「集める」より「捨てる」 仕事ができる人=たくさん情報を持っている人、ではない。 重要なのは、 意思決定に必要な情報を見極め、それ以外を捨てること。 「もっと情報があれば判断できる」と考えていると、いつまで経っても意思決定できない。 むしろ、 限られた情報で、とりあえず答えを出す ことが仮説思考のスタート。 ⸻ 3. 仕事で本当に大事なのは「分析」ではなく「意思決定」 仕事には「作業」と「意思決定」がある。 情報収集や分析は、それ自体が目的ではない。 最終的には、 「だから、どうする?」 という意思決定につなげる必要がある。 そのため、 情報 → 分析 → 結論 だけではなく、 仮説 → 必要な情報を決める → 検証 → 意思決定 という考え方が重要。 ⸻ 4. 「だから何?」「だからどうする?」まで考える 良い仮説を立てるときの重要な問い。 だから何? → そこから何が言える? だからどうする? → 具体的に何をする? 例えば、 「最近、若者の○○離れが起きている」 で止まるのではなく、 だから何? ↓ 若者にとって○○の魅力が低下しているのでは? ↓ だからどうする? ↓ ○○ではなく△△という価値を訴求してみる というところまで落とし込む。 仮説は「行動につながるところ」まで具体化する。 ⸻ 5. 良い仮説のメリット 良い仮説を持つことで、 ① 問題解決が速くなる 何を調べればいいかが明確になる。 ② 解決策を早く考えられる 最初から答えの方向性を持って考えられる。 ③ 解決策を絞り込める すべての可能性を調べる必要がなくなる。 つまり、 仮説を持つことで、考える範囲を意図的に狭くできる。 これが仕事のスピードにつながる。 ⸻ 6. 仮説は「当てる」ものではなく「進化させる」もの 最初から正しい仮説を立てる必要はない。 むしろ、 仮説を立てる → 検証する → 間違いに気づく → 修正する を繰り返すことが重要。 検証方法は大きく3つ。 ① 実験 実際にやってみて確かめる。 ② ディスカッション 他人に仮説をぶつけて、考えを深める。 ここで大事なのは、「答えを教えてもらう」ために議論しないこと。 自分なりの仮説を持っていくからこそ、 「その考え方は違うんじゃないか」 「こういう視点もある」 という反応が得られる。 ③ 分析 データなどを使って仮説を検証する。 ⸻ 7. 「他人の頭を使う」のも仮説思考 仮説思考の面白いところ。 自分の仮説を人にぶつけると、相手の頭の中にある知識や経験を引き出すことができる。 だから、 仮説を持つ ↓ 人にぶつける ↓ 反論・違和感・別の視点が出る ↓ 仮説が進化する ということが起こる。 「自分がわからないので教えてください」という姿勢だけでは、相手の知識を受け取るだけ。 「自分はこう考えているが、どう思う?」 とぶつけることで、より深い議論になる。 ⸻ 8. 良い仮説は「経験」と「直感」から生まれる 少ない情報でも良い仮説を出せる人は、単に勘がいいわけではない。 過去にたくさん仮説を立て、検証してきた経験がある。 つまり、 仮説を立てる → 外れる → なぜ外れたか考える → 次の仮説を立てる この繰り返しが、直感の精度を高める。 だから最初は、 「下手な鉄砲も数打てば当たる」 くらいでいい。 仮説を立てること自体を怖がらない。 ⸻ 9. 「なぜ?」を繰り返して本質に近づく トヨタの「なぜを5回繰り返す」という考え方も同じ。 例えば、 「売上が落ちた」 → なぜ? 「顧客数が減った」 → なぜ? 「新規顧客が減った」 → なぜ? 「認知が落ちている」 → なぜ? 「広告への接触が減っている」 ……というように掘り下げる。 表面的な現象ではなく、 「本当の原因は何なのか?」 まで掘る。 ここでも重要なのは、単に「なぜ?」と聞くことではなく、仮説を立てながら原因を掘っていくこと。 ⸻ 仮説思考の基本サイクル 覚えておくなら、この形が一番シンプル。 ① 仮説を立てる 「たぶん原因はAだ」 ↓ ② だから何? 「Aだとすると、何が言える?」 ↓ ③ だからどうする? 「じゃあ、何をする?」 ↓ ④ 必要な情報だけ集める 「この仮説を確かめるには何が必要?」 ↓ ⑤ 検証する 実験・議論・分析 ↓ ⑥ 仮説を修正する ↓ ⑦ 意思決定して実行する これを高速で回す。 ⸻ 特に覚えておきたいこと この本の核心を一言でまとめるなら、 「情報を集めてから考える」のではなく、「考えてから必要な情報を取りに行く」。 そして、 「正しい答えを一発で出す」のではなく、「仮の答えを早く出して、検証しながら精度を上げる」。 ということ。 最終的にビジネスで評価されるのは、 どれだけ働いたかでも、 どれだけ情報を集めたかでも、 どれだけ精密に分析したかでもなく、 どれだけ短い時間で良い答えを出し、それを実行に移せたか。 という視点。 ⸻ 自分用に残すなら、この5行だけでも十分 仮説思考=限られた情報から「仮の答え」を先に置く。 * 情報は集めるより、捨てる。 * 「だから何?」「だからどうする?」まで考える。 * 仮説 → 検証 → 修正を高速で繰り返す。 * 他人に仮説をぶつけることで、自分だけでは出ない視点を得る。 * 良い仮説は経験から生まれる。数を打って、外して、修正する。
仮説思考とは、少ない情報の段階から全体像や結論を考え、仮説を立てて検証しながら進めていく思考法。 プレイングマネージャーとして仕事をしていると、限られた時間の中で意思決定を求められる場面は多い。だからこそ、小さな仮説と失敗を積み重ねながら意思決定の精度を高めていくという考え方はとても実践的だと感じ...続きを読むた。 また、創造的な挑戦には失敗がつきものだという点や、「知的タフネス」を持ち何度でも挑戦する姿勢の重要性にも共感した。 失敗はつきもの、何度でも挑戦する、批判覚悟。そうした姿勢こそが、人として強く成長していくために必要だと感じた。 不確実な時代にこそ、意思決定の質を高めるために身につけておきたい思考法だと思う。
仕事を進めるにあたり、どういうふうに考えて解決していくかの思考法 情報の網羅性は解決には役立つない 今でいうロジカルシンキング、プログラミング思考、論理的思考のはしり
「分析ありき」から「仮説ありき」へ。視界が開ける一冊。 データを集めきってから考えるのではなく、少ない情報でまず「仮説」を立て、それを検証するためにデータを使う。この逆転の発想にはっとしました。 最初は「少ないデータで予測するのは怖い」「間違えたら二度手間では?」と思いましたが「間違っている...続きを読むとわかったらその時点で軌道修正するほうが、結果的に正解に辿り着くスピードが圧倒的に早い」という考え方に納得。完璧主義を捨てて、まずは「仮の答え」から動く習慣をつけたいと思わされる一冊でした。
またもや上司からのおすすめ本。何でも調べなきゃ!となりがちな私にとっては、改めて自分の仕事方法に警笛を鳴らしてもらった感じ。イシューからはじめよと似ているかも。 仮説思考は、限られた情報で結論を出すのだから最初は気持ち悪さがあって当たり前、慣れていないうちは仮説が間違うことが大半で当たり前、と書いて...続きを読むあった。 時間がない、とにかく始めなきゃ!となってしまうけど、答えの目星をつけておく習慣付けは大事だなと改めて。気持ち悪さを抱えつつやってみなきゃなんだよなあ。 何よりも反省したのが、仕事に取り掛かる前に、各タスクが全体のどの位置にあるのかを常に考える、という点。私はタスクが降ってくる環境でぬくぬく育った分、「全体像をみる」とか「目的思考を持って物事に取り組む」という基本的な視点が抜けていたなあと反省した。仮説思考云々の前に、こちらの方が私は日頃意識しようと思った観点でした。
仮説思考は未来思考、目的を明確にし、そこに至る道を逆算する 網羅思考、積み上げ思考と対をなすのが仮説思考、未来思考。前者は情報を徹底的に調べ、課題を分析して答えを出す。しかし、情報過多のこの時代、情報が多ければ正しい意思決定はできるのか?情報を集め、分析し積み上げる…時間がかかるのは必至、時間切れ...続きを読むのリスクもある。一方、仮説思考は結論を先に考える。全体のストーリーと構成を考え、必要な情報だけを追加で調べる。結果に応じて仮説を修正する。人生で成功するには、多くの打席に立つこと、多くのガチャを引くことが大事とよく言われる。ならば、とにかく数を打つ、多くの仮説を検証することが大切だ。「実験をする前に論文を書く」その真髄が、この本を読むと理解できる。
コンサルタントとして非常に勉強になる書籍。 時間が限られている中で極力品質の高いアウトプットや事実のみならず示唆などの+αのアウトプットが求められる中で、仮設思考というテクニックが効率的に進める最善策であると感じた。仕事そのもののスピードをあげるのには限界があると思われるため、その中で仮設思考は非常...続きを読むに有効的な手段であると改めて考えさせられた。 「仮説は正解ではなくて、確からしい答え」というのが印象的で、経験に基づく勘のようなものであり、経験を積み重ねることで磨く重要性を再認識した。日常の出来事から仮設思考のような考え方の癖をつけて少しでも自分に馴染みるのあるテクニックとして身につけていきたい。
基礎的であり尚且つ重要なことであると分かりながら、中々実践できない思考方法を改めて説いている本。 幅広く頭を使う手法については、日頃から意識して使うようにしていきたい。
最後のまとめの章だけ読めば良いと思って流し読み。 仮説検証を繰り返して仕事をする系の話はよく聞く話ではあるが、 ・全体像を把握する ・ストーリーラインを考える これはあまり意識していなかった観点。 仕事を振られてすぐ作業に取り掛かるのではなく、全体像をまずは考える。自分の担当が何を目的としているの...続きを読むか、自分の前後の業務のことも考えて視座が一つ高くなる。
よくまとまっている。自分はタスクを捨てることが一番のタスクだと信じてやまない人間なので、共感しながら読めた。VUCA時代、大切なのは仮説思考と構想力ではないか。
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