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イノベーションを横取りする企業、
取り逃す企業、連続して起こす企業、
どこが違うのか?
世の中に存在しなかった画期的な発明やサービスを生み出すことは、企業におけるイノベーションの必要条件ではない。それよりも新しい製品サービスを消費者や企業の日々の活動や行動の中に浸透させることこそがイノベーションの本質である。
筆者たちはこれを行動変容と呼ぶが、これこそが企業がイノベーションを起こすためのカギとなる。そのことをみんなに知ってもらいたいという想いが『イノベーションの競争戦略』の執筆の動機となっている。
イノベーションを世の中になかった商品・サービスを生み出すことと考えると、「イノベーションの競争戦略」は奇異に感じるかもしれない。
しかし、イノベーションとはいかに顧客の行動変容に至るかの競争なのだ。顧客の価値観や行動を変え、次世代の社会の常識を創ることで、自らがゲームチェンジャーとして新しい市場やビジネスモデルを創造することができる。競合他社に対する圧倒的な優位性を築くことができるわけだ。
さらに重要なことは、競争戦略の視点をもつことで、イノベーションに対する企業の取り組みが変わることだ。技術革新ではなく顧客の行動を変化させることをゴールとして取り組むのであれば、そのプロセスは一変することになる。イノベーションの競争戦略とは、顧客の行動を引き起こし、市場における優位性を築くことである。本書では、そのメカニズムを明らかにすることにフォーカスを当てる。
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Posted by ブクログ
内田先生の本は事例が多くて本当にわかりやすい。本書では、イノベーションは技術革新ではなく、顧客行動の変容であると定義し、その事例を列挙し分類・分析してくれている。個人的にも「技術のイノベーション」ではなく「意味のイノベーション」を目指すように考えていることもあり、納得することが多かった。ウォークマンを世に出したソニーが、iPodでアップルの後塵を拝した事例はよく知られているが、リポDの事例がレッドブルに使われたことは知らなかった。一方、セカンドライフの事例を研究し、「あつ森」が生まれるという事例もあったわけで、やはり意識の問題なのだろう。本題とは関係ないが、いいねやリツイートの数が多い投稿ほど真実と評価されやすいという事例。ポストトルース時代の象徴であり、不気味でもある。
Posted by ブクログ
油揚げをかっさらうトンビになろう! なぜ今イノベーションなのか?
どう変えるのか?
どう変えたいのか??
・価値を生み出し、日常を変えるのが真のイノベーター
・Apple、Roomba、zoom、メルカリなどはいかにして生まれ日常を変えたのか?
・イノベーティブとイノベーションは全く違う!
これがセグウェイとzoomの違い
・技術革新にこだわったSONYと、行動変容にこだわったApple
・1,社会構造
2,心理変化
3,技術革新
この3つの要因の頂点にあるのが環境変化
・QRコードが変えたこと
めちゃくちゃ勉強になったし、面白い
久しぶりにメモ書きまくりましたし、アイデアやヒント も沢山もらった。
Posted by ブクログ
平易な文書で書かれた「イノベーションを起こすにはどうすべきか」をといたビジネス書。作者は東京大学工学部卒、元ボストン・コンサルティング・グループ日本代表。同じ作者の「仮説思考」は以前読んだことがある。ビジネス書って、読んでも得られたエッセンスを実践しないと意味がない。それがなかなかできないのは自分の悪いところ。
●イノベーションとは、これまでに存在しなかった新たな価値を生み出し、それによって顧客の行動に変容をもたらすことである。
●イノベーションを引き起こす源泉として、「社会構造」「心理変化」「技術革新」の3つのドライバーが存在する。社会構造は人口動態、産業構造、法規制などの変化を指し(例:テスラの電気自動車)、心理変化は生活者や企業の常識、嗜好の変化を指し(例:紙おむつ)、技術革新は通信技術や独自技術などの進歩を指す(例:スマートフォン、生成AI)。
●これら3つのドライバーの組み合わせを「イノベーションのトライアングル」と定義し、「環境要因の変化を捉えたものこそが、イノベーションを起こし得る」と述べられている。
Posted by ブクログ
内田和成さんと、教え子である早稲田のイノベーション研究会メンバーによる共著。成功事例、失敗事例ともに多く紹介されていてわかりやすかった。
イノベーションは行動変容をもたらすこと。
価値を生み出し、日常を変えること。
この本で取り上げられた事例は大企業ばかりだが、顧客の行動変容をイメージしながら価値創造を行ったり、世の中に態度変容が起こるきっかけ(ドライバー)をうまくつかめるようアンテナを張ったり…というのは企業規模にかかわらずトレーニングが必要だと思った。無から何かを生み出さなくてもイノベーターになれる、というのは肝に銘じたい。儲けの仕組みを作るために頭を使わなくては。
Posted by ブクログ
多くの事例とともにイノベーションを語った良書 イノベーションは3つのドライバと三段階の変容により起こる.ドライバは技術革新と社会構造、心理変化。変容は価値創造と態度変容、行動変容。
イノベーションに重要なのは、新しい価値を生み出すことではなく、その先の顧客の態度変容、行動変容を生み出すこと。そのための製品、サービスは、必ずしも自社が独自に考えたものである必要はなく、また自社が最初に製品化したものである必要もない。
メルカリは他者のサービスの後追いでも使いやすさに特化して市場を奪った。
多くの具体例とともに社会を変えるイノベーションの実現方法を示している。
この通りにすれば必ずうまくいくわけではないが、ありがちな失敗を避けて成功率を上げることはできるはず。
兎にも角にも、使ってもらえることが大事。何を提供するかは、そのための手段に過ぎず、目的と手段を取り違えてはいけない。
インベンターになるよりイノベーターになれ。
コレを研究所で実現する方法はまた別の課題。事業会社でやればいいじゃんと言われてしまいそう。
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ビジネス・実用
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