「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味

ビジネス・実用
2,640円 (税込)

13pt

人生は自分次第だなんて、大嘘である。

私たちは何もコントロールしていないが、あらゆることに影響を与えている。
カオス理論や進化生物学、歴史、哲学など、多様な知見を縦横無尽に渉猟し、
世界の成り立ちや人生について考えさせる、壮大かつ感動的な書。

あなたの人生は偶然が支配し、この世界は成り行きの産物である。
成功や失敗も、進化も歴史も、小さな偶然の積み重ねに左右されている。

なのに、なぜ私たちはそこに理由や目的、秩序があると信じてしまうのか?
このような世界を生きることに、どんな意味があるのだろうか?

あなたのすべての行動は、たとえそれがどんなに些細なものであっても、
常に世界に影響を与え続けている。
世界はカオス的であり、人生は偶然によってつくられるからこそ、豊かで価値があるのだ。

『フィナンシャル・タイムズ』紙や『ニュー・サイエンティスト』誌、
ジョナサン・ゴットシャル(『ストーリーが世界を滅ぼす』著者)、
ショーン・キャロル(『量子力学の奥深くに隠されているもの』著者)など、
各紙誌や識者が絶賛する、人生の指針となる「偶然礼賛」の書。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    東洋経済新報社
  • タイトル
    :
    「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味
  • タイトルID
    :
    1984935
  • ページ数
    :
    382ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世界がいかに複雑で、偶然に富むものなのかを、歴史上の出来事や生物学・物理学などの科学的視点で、これでもかと掘り下げられている。「世界は偶然でできている」というのは分かっているつもりであるけれど、一人の将校が偶然京都に立ち寄ったことで原爆の空爆地が変わったり、ダーウィンの鼻があと少しでも特徴的だったら今の進化論の価値観は根本から異なっていたりする可能性がある。それどころか、生きとし生けるもの一つ一つの言動が変わるだけで、世界はすっかり変わるというのを実感できる。
    人間は進化の過程で「パターンを見出す」ことで生存競争を勝ち抜いたこと、そのため、因果関係を見出したり物語をつくったりするバイアスがあることも面白かった。
    変化に富む世界で、そのようなバイアスに惑わされずに、色々なことを試して、変化を楽しむことが大事。世の中をより俯瞰的に見る視座・視点を得られた。

    2
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    実に読み応えあり、時間を掛けて熟読した
    勝間和代さんの推奨本だったかな?(元勝間塾生)

    才能の中間層はなにしろ数が多い『運』という雷はずば抜けた才能を持つほんのひと握りの天才ではなく、何十億人もいる中間層の誰かに落ちる可能性が圧倒に高い。

    運は本質的に偶然の産物だ。

    との箇所に勇気付けられた。

    1
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    私たちは互いに不確実な偶然ので繋がり合っている。効率ばかりを追い求めるのではなく、ゆとりを持つことでレジリエンスを高めることが重要だ。筆者の本は2冊目だが、ドラマチックに展開するのが本当に上手く、最後まで面白く読めた。

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    文章はとても読みやすい、がしかし、とても長かった。
    偶発性と収束性、収束的に見えるが偶発的なのが現実。
    ヘンリー・ルイス・スティムソン陸軍長官が京都都ホテルに泊まっていなければ今の京都は存在しない。
    一方で悲劇的な長崎の例もある。
    これは偶然以外の何者でもない。

    映画『スライディング・ドア』を例に、偶然の巡り合わせの重要性に触れている。

    カオス理論の様にわずかな調整、違いだけでも予測不可能になりうる。天気予報ですら2週間先は予測不可能。決定論とは食べ合わせが普通に考えても悪い。

    大腸菌の例では、人間は神のようにポーズボタンや、巻き戻しもできる。そんな中でも偶発的に新たな長期進化実験はとても刺激的で興味深い。
    偶発的収束性とでも呼べる人生・世界に我々は住んでいる。
    どの瞬間も大切なのだと。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    なんと素晴らしい内容だろう。この一冊を書き編んでくれた全ての人に感謝したい。新たに買い足し、家族に贈ろうと思う。

    0
    2026年07月30日

    Posted by ブクログ

    予約本がどっかんどっかん来てる時に限って難しい本を読んでたりするよね(あるいは大長編)

    予約本がいつ回ってくるかを正確に予測するのは困難なので、もしこの状況を避けたいのであれば、予約本があるときは難しい本や大長編は読み始めないというのがよろしい
    だけどこっちはこっちで読みたいの!

    わいはこれを「予約本のジレンマ」と呼ぶことにした
    うーん哲学者っぽい

    さて本書は題名の通り『「偶然」はどのようにあなたをつくるのか』をありとあらゆるアプローチで解き明かしてくれる
    もうあらゆる分野から引っ張ってくるので、ほとんどただの雑学本となっている

    そしてもう全部が面白い
    やんなっちゃうくらい面白い

    そして導き出された結論がすんばらしいのよ

    予約本を後回しにして読んで良かった一冊でした

    0
    2026年04月17日

    Posted by ブクログ

    読み応えのある書籍だった。

    世界は極めて複雑な相互作用から成り立っており、それを予測することは(理論上は可能かも知れないが)まず不可能だということが良くわかった。
    自然科学の予測(数百年後の皆既日食)は当たるのに、半年後の経済情勢は当たらない。複雑系だからだ。
    にも拘らず、人間は世界にストーリーと法則を当て嵌めて捉えたがる。そのせいで、全く愚かな方程式が社会に満ち溢れ、おお外ししながらも、同じような説明でまた人々が惑わされる。

    この世界は究極的には決定論的でありつつ、量子力学における非決定論的要素は存在する。しかし、自由意思などというものはない。
    我々は、過去の宇宙のあり方の必然的な結果として今存在しているのであって、その思考も意思も判断も感情すらも全て決定論的である。そこに自由意思などというものはない。著者は気持ち良くそう言いきってくれる。
    そして、我々は何もコントロールできないがあらゆるものに影響を及ぼせる。
    私たちは、そのような偶発性と複雑性の世界の中で、コントロール欲求を取り払って、ありのままの世界を感じながら、探索を繰り返して人生を楽しんでいけば良い、ということか。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    私たちは物事には単純明快な原因があると本能的に信じている。でも、実際は小さな偶然の連続でできているんだ、ということが書かれた本。

    どちらかというと、自分は世界は?人生は?複雑でコントロールなんてできない、と思っているタイプ。なので、この本を読んで新しい視点だ!とはならなかった。
    でも、本の中に出てくるいろいろな「偶然」の事例が面白くて、やっぱり事実は小説より奇なりだなぁと思ったり。


    以下メモ(結構長い)
    ・社会科学者である著者の曾祖父の前妻は、子ども4人とともに自死したという。その後再婚した女性との間に著者の祖父が生まれた。
    前妻の凶行がなければ自分は生まれていなかったという事実から「自分が時に素晴らしく時に大いに問題のある過去の派生物」であることに気付く。

    ・この世界のカオスを受け入れれば、より幸せな人生を送れるのか

    ・収束性:万事は理由があって起こる
    小さな点は問題なく、起こるべきものは起こる
    ニュートンの運動法則・神の見えざる手

    ・偶発性:物事は単に起こる
    ほんのささいな違いがその後の結果を大いに左右する
    バタフライエフェクト
    自分だけでなく周囲との関係の中でも変わる

    ・カモノハシは偶発性の好例、収束性の好例は甲殻類。

    ・カーシニゼーション :タラバガニもやヤドカリなど、本物の蟹ではない甲殻類が、進化の過程でカニに似た姿形へと独自に変化する収斂進化の一例。


    ・12個のフラスコの実験(大腸菌の長期進化実験)
    たった1匹の共通の祖先から分けた大腸菌を12個のフラスコで35年以上(8万世代以上)にわたり別々に育て続けることで、生物の進化をリアルタイムで観察している世界最長の実験。
    実験開始から約3万1500世代目に、12個のうちのたった1つのフラスコの大腸菌だけが、本来は食べられないはずの「クエン酸」を栄養として利用できる新しい能力を突然変異によって獲得し、進化には偶然の積み重ねや歴史的なめぐり合わせが深く関わっていることを科学的に証明した。


    ・ラプラスの悪魔
    すべての結果には原因があるという考え方に基づき、「もし現在の全粒子の位置や運動量を完璧に知る知性がいたら、過去から未来までの全運動を完全に計算できる」という

    ・自己組織化臨界性
    砂山の例え
    砂粒は1粒ずつ安定したパターンで積み重なる。
    臨界状態に達するとあと一粒加えただけで大規模な崩壊が起こる。
    たった1粒の砂がその崩壊を引き起こす。
    それぞれの砂粒は何もコントロールしていないが、ほぼすべてに影響を与える。

    ・ブラックスワン
    事前にほとんど予測できず、起こったときの衝撃が非常に大きい、極めてまれな事象や出来事
    由来:昔のヨーロッパでは「白鳥は白いもの」が常識。だがオーストラリアで黒い白鳥(コクチョウ)が発見され、それまでの常識が覆されたことから


    ・現代世界はバッタの大群(トビバッタ) と同じで制御も予測も不可能である。
    私たちは自信過剰で目が曇っている。


    ・なぜ現代の世界はこうも複雑になったのか
    インターネットの普及:広く拡散する情報を生み出す人の数を増やした
    最適化、効率性を追い求める結果、社会のシステムにゆとりがない


    ・数学の発展、数値化、確率
    それに対してヒュームは、確率は確実性とはかけ離れている、と。未来が過去と同じであるという保証はない


    ・ヨーロッパでアラビア数字が普及しなかった理由は、簡単に改ざんできるから。時代が進み、印刷機が普及することで手書きで改ざんができなくなり、アラビア数字が安心して使われるようになった。結果数学が発展した。


    ・単純なものは偽り、複雑なものは使い物にならない
    1/1縮尺の地図を欲しがる人などどこにもいない


    ・偉人説
    主要な人物が歴史を決める。偉人に注目して変化が起こった理由を解釈しようとする
    ・アナ―ル学派
    個々の人物は現れては消えるもの。歴史の最終目標は決まっている


    ・出来事が起こる「時」の重要性
    仮にコロナが1990年に拡散していたら、リモートワークはできなかった。
    1950年に武漢で発生していたら、こんなにも早く世界に拡散しなかった。


    ・社会を理解するための「社会調査の問題」
    再現性の問題
    P値ハッキング:P値は0.05未満が統計的に優位である可能性が高い。0.051の時にデータを操作する
    お蔵入り問題:同じ実験を行い、20人中1人、何か「発見」をするとそれは「発表」される。残り19人はなにも発見がない場合、それは公表されない。
    ある理論は、「その時」正しかったとしても、時代が進むとあわなくなる。


    ・不確実性の利点
    意外な結末、思いがけない発見
    現在のあなたの行動が最適化した未来をどのように生み出しうるかには重きをおかず、あなたのために生み出された現在を享受するのにもう少し重きを置く。


    ・自由意志はあるのか
    私たちはなんでも自分が欲するものを自由に欲することはできるが、自分が欲するものを自分で選択できるわけではない。
    私たちが自由なのはたとえ自らの好みを自主的に選べなくても、好みを追求できるからだ。


    ・決定論の悪用
    環境決定論(地理的決定論)は人間の文化や社会、文明の発展が気候や地形といった自然環境によって決定されるとする考え方であり、歴史的に人種差別や植民地支配を正当化する道具として利用された。


    ・自由意志と倫理
    私たちは自分の遺伝子や親、子ども時代の経験、自分の脳の物理的組成を選べないが、それらの要因は明らかに私たちの未来の振る舞いを決定する。人々のその行動を非難することは理にかなっているのだろうか。犯罪者にその理由がないなら、彼らを罰することがどうして正当化できるのだろうか。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    例としてでてくる動物たちの話が面白かった
    バッタとか本当に?と思う話で誰かに話したくなるような小話としてもいい

    量子論の話になってついていけなくなったが、行動に意味があるとして前向きになれる本でもあった

    0
    2026年06月25日

    Posted by ブクログ

    偶然としか言いようのない出来事、出会いによって、私たちの人生は大きく変わったと思う人は多いのではないでしょうか?
    また私たちの言動、一挙手一投足が他の誰かや世界に何らかの影響を与えている。面白い。
    そんな複雑な世界を慈しみ楽しんで生き切りたいと思った。

    0
    2026年06月12日

「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会学
  • 出版社
    :
    東洋経済新報社
  • タイトル
    :
    「偶然」はどのようにあなたをつくるのか―すべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味
  • タイトルID
    :
    1984935
  • ページ数
    :
    382ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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