あらすじ
「時間感覚」を書き換えて、あなたの時間を取り戻せ!ビジネス書ベストセラー著者が、「時間不足を根源から解消する方法」を科学的に解説する。時間術の常識を覆す超画期的な一冊!
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Posted by ブクログ
時間についての概念が変わった。よく言われている一般書やビジネス書で書かれているような内容ではなく、多くの研究結果から導き出された時間という感覚からの話が興味深かった。時間感覚ではなく、予期と想起から成り立っており、個人差が強いということ。
試すワークが多くて、満足感。
Posted by ブクログ
さまざまなタスク管理が乱立している現代で、本当に自分に合ったタスク管理方法が分かったのがよかった。
・まず1日のやることを全て洗い出す
・自分の時間の使い方を明確に把握する
Posted by ブクログ
タスク管理や時間管理術をこれまでいろいろ試してみていますが、本書を読んでから自分の時間感覚に適した管理術を試してみたいと思いました。
そもそも時間のとは?時間の流れとは?ということを意識していなかったので、とても面白かったです!
Posted by ブクログ
よくある時間術やテクニックが「効く人」と「効かない人」に分かれるのは、そもそも“時間感覚のタイプ”が違うから。この本ではそのことを科学的データに基づいて説明してくれていて、かなり納得感があった。
実際にいくつか取り組んでみて、「あ、これは自分に合ってる」と感じるものもあったし、網羅的に片っ端から試すのではなく、納得のいくものからスタートできるので、自分にとって効果があるかないかの見極めがしやすい。特に私は、何かを行う時の時間の見積もりが甘いという特徴があり、それが改善しつつあることで、スケジュールが立てやすくなった。
とはいえ、すべての人に必ず全てが当てはまるわけではない。だからこそ、仮説→検証という流れで試していく「科学者マインド」の重要性を改めて感じた。ちなみに、自分のタイプ的には合わないはずのToDoリストが一番ハマっているのも面白い発見だった。
状況によってタイプが変わることもあるという話もあり、結局は試してみることが大切なんだと思う。
時間の概念そのものについての考察も含まれていて、単なる時間管理術にとどまらない良書。時間術を学んできた人にも、初めての人にもおすすめできる一冊。
Posted by ブクログ
時間管理を説いた本なのだが、のっけから言う。
①時間術を駆使しても仕事のパフォーマンスはさほど上がらない
②時間効率を気にするほど、作業効率は下がってしまう
③時間をマネジメントするという発想の根本に無理がある
「限りある時間の使い方」を読んでいると、この3点は既知のことで驚かない。まずこれをわかっていたら、これから紹介されることは、「小手先」のテクなんだけど、自分がどういう状況の時、時間を無駄に過ごしているかを把握し、それを改善したいと思うなら、一定の効果がありそうだ。
私は、A容量超過xG悲観主義。当たってるかもな?
いつも時間に追われてミスが多い私は、テクニックを使ったところで時間の使い方がうまくなるわけではないが、ミスは減るような気がする。
無駄な時間分類。対策をプラニング化する。例、スマホチェックしたくなったら、一旦立ち止まってよく考える、と紙に書き出しておく。これは良いかも。
一方で、著者は言う、スマホいじる時間、ダラダラする時間の全てが悪い訳じゃない、休息になるなら、意味はある。気づいたら、その言葉を思い浮かべて、スマホいじってる。いかん!何て意志が弱い自分!
Posted by ブクログ
時間術は幸福度を高める技法として捉え直すべき。なるほどなと思った。
熟慮プランニング。「何かトラブルが起きた時や状況が悪くなったときは、いったん立ち止まって対策をよく考える」。
Posted by ブクログ
YOUR TIME
本書を通じて以下の3点を学ぶ
1.行動面での対策
2.精神面での対策
3.認識面での対策
○前提知識
人間の脳は、過去と未来の変化率を高速で計算し続けており、そのプロセスを、私たちは時間が流れる感覚として体験する。
つまり、
未来=いまの状態の次に起きる確率が高い変化を脳が「予期」したもの
過去=いまの状態の前に発生した確率が高い変化を脳が「想起」したもの。
現実の時間とのずれが生じる理由は、大きく2つに分けられる。
①予期にずれがある=以降に起きることへの確率の見積りが甘い
②想起にずれがある=以前に起きたことへの確率の見積りが甘い
だからこそ、正しい時間術とは、「予期と想起」のずれを把握し、調整するものである。
☆読んだ気付き
1.時間を使いこなすには、次の順序を踏む必要がある。
「時間に関する自分の〝個体差〟を把握する 」→「〝個体差〟に適した技法を選ぶ」
個体差【容量超過型(予期濃い・予期多い)×自信家型(想起正しい・想起肯定的)】
容量超過型は、娯楽を蔑ろにしさまざまなタスクに注意が分散しがちである。自信家型は、ネガティブな結果を環境のせいにしがちである。
2.時間術を追求することでパフォーマンスの向上は見られるが、やれるタスクが認識しやすくなり時間に追われる感覚に囚われがちになる。
時間に追われる感覚から解放され時間術を真に使いこなすには、自分のマインドを変える必要がある。
3.時間の流れは「過去から未来に向かって一直線に進む」というのが一般的だが、「時の流れ」自体が脳が世界の変化を解釈する方法のひとつに過ぎない。
となれば、時間の捉え方にも複数のバリエーションが存在し、それが自分の世界観を左右してもおかしくない。
⬜︎TO DO
1.プレコミットメント(ビジュアライズ)とSSCエクササイズ
2.生きがいチャートと他人の為に時間を使う
3.退屈トレーニングとイベントタイム
Posted by ブクログ
効率効率といかに効率よく学びを得て仕事に活かせるかを考えていたことに気づいた。
タスク毎に時間の使い方が変わってることに気づけたし、この本を読んだからこそ独学について改めて考えさせられたし自分の人生の幸福とは?と考えるきっかけになった。
Posted by ブクログ
今回も良い本だと思いました。
目から鱗でした。私たちの時間感覚に問題があり、それを分析してくれ改善策がいくつも述べられていて参考になりました。ちなみに、メンタリストDAIGOの記録術の本の戦略と被る部分が何箇所かあり、それも興味深く読みました。他の本とは違った切り口で書かれていて、とても読みやすくて、読み終わって前向きな気持ちになります。
Posted by ブクログ
本当に重要なのは時間術ではなく自分の時間の感覚を矯正することであると教えてくれる1冊
自分の時間の感覚を診断する質問から、それぞれのタイプにあった自分の時間感覚を直すためのテクニックが書かれており、とてもわかりやすい本でした!
Posted by ブクログ
時間の活用法を極めたくて読み漁っていたところ出会った本著。単なる時間術を説いた本かと思いきや、人生の過ごし方にまで踏み込んでくるとんでもない本だった。今後の私の人生に大きな影響を与えると思う。
シンプルだが、時間の効率を気にするほど創造性が失われるというのは衝撃だった。また、物理的な時間が決まっている以上、いかに効率化しようとも1人がこなせる作業量には上限があるというのもその通りだと思った。
本書で最も衝撃的なのは、時間とは存在するものでは無いという主張である。人間には音や味を知覚する器官はあれど、時間を知覚する器官はない。ではどうやって時間を認識しているかと言うと、今現在知覚している事象を、確率計算して過去または未来を作り出している、というのだ。例えば、目の前の瓦礫をみて、元は建築物で、これからは誰も片付けなければそのままになるだろう、と無意識に想像するのだ。
そこから未来と過去を想像することを「予期」と「想起」と呼び、それらを現実に即したものと調整することで成果を上げていこうとする。
それこそが新たなタイムマネジメントであるという。
自分の時間感覚に合わせて手法を選べる。
何度も読み返したい。
Posted by ブクログ
今までは時間効率のことばかりを考えていたけど、実は人間が様々な職業に就き、タイムマネジメントのことを考え始めたのはここ最近だとか。。
哲学のこともあって、時間は過去と未来じゃなく今しかないとか色々と脳がバグりそうだった。
時間軸の考え方が違うだけで、サン人がお金を使うまで労働に帰ってこないところも興味深くて面白かった。
Posted by ブクログ
時間の捉え方の概念が人によって異なることを教えてくれる。自分は、禁欲家で怖がりタイプ。将来をあれこれ考えるあまり、目の前の楽しみを犠牲しながら余計にやるべきと思うことに時間を費やすタイプ。仕事に自信の無さからくるようだ。過去と未来は実在ではなく、想起と予想の確率論で脳が判断したもの。時間とは何かを考えさせられる。タイムマネジメントは、自分のタイプを把握して行うと効果的と思った。
Posted by ブクログ
時間の概念が変わる本。予期と想起によってタイプ分類されるのも新鮮。新たな視点で時間を見つめ直す機会になった。
タイプ別の時間術ももちろん素晴らしいが、その後の第4章【効率化から解き放たれる】、終章【退屈を追い求める】があるのもこの本が自分に深く刺さった理由の一つ。効率化を追い求めるほど生産性が落ちるし、生産性が上がるほど忙しくなる。なにが自分にとっての幸せか?ここまで本質的に突っ込んでくれた筆者に大いなる優しさを感じる。
Posted by ブクログ
1この本から得たかったこと
・自分の時間感覚の偏りを知る
・自分の時間の使い方を「これで十分」と思えるレベルにする方法
2概要
・時間術はどれだけ極めてもそもそもの限界がある
→1日24時間の壁で頭打ち。
パフォーマンス維持のための健康管理を考えると実際にはもっともっと頭打ちは早い。
・根本的な対策は時間に対する認知の歪みを正すこと
→未来(時間予期)と過去(時間想起)に対応したテクニックが紹介されている
3心に残ったフレーズ
・アイゼンハワーマトリックスは時間ではなく価値観を管理するテクニック
→価値観に合わせた時間の使い方をしていくことが大事。
人によって価値観はそれぞれだから、いい時間の使い方も人それぞれになる。
自分で試して自分で見つけるしかない。
・高い目標、生産性を重んじる上司のもとで働く者ほどストレスが多く、仕事のモチベーションは低く、
病欠の確率が高く、生産性が下がる傾向
・「人生はやるかやらないかだ」でメンタルが病む
→昔の弱さを認められなかった弱い自分に痛いほど当てはまる。
みんなが不幸になる一番悲しい状態だと思う。
本書の最後に書かれているのと同じ結論。やっぱりほどほどにやっていこう。
4実生活への応用
・昔の弱さを認められなかった自分を思い出す。
→自分を責めるためにするのではなく、これからはどうすればいいか改善策を見つけるため。
同じ境遇になっている誰かのために役立てるため。
・ネガティブ想起改善シートをやってみる
→実際には起こらない最悪の想定で挑戦をやめてしまうことが多かったと思う。
これを改善して試行回数を増やしていくために使ってみる。
Posted by ブクログ
この本を読んでいる最中もいかに、自分が効率化に囚われているかを感じた。紹介された技法を最も効率よく組み合わせたらどうなるんだろう…と考えることそのものが、筆者の言う時間効率化の罠に陥って生産性が落ちている状態だと思った。
この本で私は
浪費家
予期が薄い
予期が多い
怖がり
想起が否定的
想起が正しい
だったのでそれに合ったメインの技術を試してみようと思う。すぐに効果を得ようとせずに、気長に、気楽に、退屈を楽しみながら実施したい。
Posted by ブクログ
本書は、単なる数多くある
時間術を紹介するだけの本
ではなかった。
心理学や哲学を絡ませて
いるので心にストンと
落ちてきやすく、読みやすい。
前半は、科学的根拠に基づき、
タイプ別に適した時間術を
提案してくれるので、自分に
合った時間術を知ることが出来る。
すぐに実践出来るものばかりで◎。
後半には、時間とは何ぞやという
"時間"そのものを深く掘り下げて
考えさせられる部分があり、
そこがとても有意義な読書となった。
時間術を学びながら
自分自身を見つめ直すことが出来るので、
定期的に読み返したい☻
【学び】
▪️時間術は、仕事のパフォーマンス
改善に役立つわけではなかった。
副産物に過ぎないと考えられていた
幸福度の改善を、今こそ"幸福度を
高める技法"として捉え直すべき
という考え方は私には斬新で、
そのような視点で今後"時間術"と
向き合っていきたい。
▪️クロックタイムとイベントタイムを
うまく使い分けて、時計の針に耳を
傾けるべき時と無視するべき時を
意識すると時間に追われてる感覚にならず、
心に余裕が生まれる。
Posted by ブクログ
.
ビジネス書、自己啓発本を読むようになったのとほぼ同じ頃から、時間術に関する本を、読んできました。
ToDoリストなども使って、自分なりに工夫を重ねてきたつもりです。
それでも、「時間が足りない」「やることに追われている」と感じる日がなくならないなあと、感じています。
何かヒントを得られないかと思っていたところ、話題になっていたこの本がAudible化されていると知り、聴くことにしました。
著者は冒頭で、「誰もが効果が得られる時間術というものは無い」という“不都合な真実”を、読者に提示します。
それは何故か?
まず著者は第1章で、時間という存在、概念にさかのぼり、その理由を解説しています。
「どのような時間術を取り入れるか」という以前に、「人間はどう、時間を感じとっているか」。
それは大きく二つの要素がある、と言っています。
・未来をどう、予測するか
・過去をどう、想起する(思い出す)か
その上で第2章では、未来の予測に関する時間術について、第3章では、過去の想起に関する時間術について、指南しています。
「良いな」と思ったのは、未来/過去をどう感じているかは、個人により違いがあるとし、そのパターン別に対策を提示している点。
自分がどのように時間を感じているか、客観的に認識することができました。
そして、自分が属するパターンに推奨されている時間術のいくつかが、自分が「効果があった」と思っているものであったことに、説得力と安心感の両方を、感じました。
そして、本書の特異性を感じたのが、第4章と終章に書かれている、「“効率的に時間を過ごそう”という呪縛から、離れましょう」という部分。
自分が感じていた焦りの根源が、理解できたように感じました。
かなり根深く染み付いてしまっているので、書かれている手法を気長に試して、心の平安を得られるようにしたいと思います。
全体を通じて、これまで時間術の本を読んできた読者にも、新たな気づきがある内容だと感じました。
個別の時間術については、類書と重複するものもありますが、ワークシートもついているので、初めて/改めてというどちらの人も、取り組みやすいのではないかと思います。
自分はどう、時間をとらえているのか。
その上でどう、満足した心安らかな日々を送る/送れるか。
新たな視点を与えてもらえた、一冊でした。
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Posted by ブクログ
1. 本の要約
この本は、世の中に時間術が数多あるのにも関わらず、なぜ我々はいまだに時間管理に悩んでいるのかを解説してくれる本です。
著者は、さまざまなデータチェックと専門家へのインタビューを重ね、以下のように結論しています。
❶私たちが本当に気にすべきは、時間ではなく〝時間感覚〟である
❷時間は平等だが、〝時間感覚〟には個体差がある
❸個体差に合わせて〝時間感覚〟さえ書きかえれば、あなたは時間を有効に使えるようになる
本の中ではこれらのことについて説明してくれています。
なぜ、我々は時間術をうまく使えないのか、どうすればうまく使えるのか、時間不足の根本原因は何かを述べています。
2. 心に残ったポイントや考え方
時間感覚は人によって異なるため、すべての人に合う時間術は存在しないという点が非常に印象的でした。この本には、自分の時間感覚を診断する方法が紹介されており、診断結果に基づいたおすすめの時間術も掲載されています。私の場合、既に実践している方法が含まれていたため、試行錯誤の末にたどり着いたやり方が間違っていなかったことに自信を持つことができました。この本をもっと早く読んでいれば、遠回りをせずに済んだかもしれないと感じました。
また、効率を重視することが常に良い結果を生むわけではないという考え方も興味深かったです。テクノロジーの進化により業務が効率化されても、その空いた時間に新たなタスクが詰め込まれ、結果的に常に忙しさを感じてしまう。この「効率の罠」に気づかされ、時間管理の本質を再考するきっかけになりました。
3. 日常に活かせそうなポイント
効率を重視することが判断力や創造性の低下につながる場合があるという指摘は、特に印象に残りました。特に、集中するほど「トンネリング効果」により視野が狭まり、創造性が損なわれるという点は、現代の働き方に対する警鐘のように感じました。今後は、効率を追求するだけでなく、意識的に「何もしない時間」を設けて、頭をリセットする時間を作りたいと思います。
Posted by ブクログ
◎時間=世界の変化率
人間の脳は確率を常に計算している
予期⇒これからを予想
想起⇒前に起こったことを予想
の2つの調整が大事
◎予期のスタイルを知る
⇒4タイプある
⇒何が良いというのはない
◎タイムボクシング(一定時間割りあて)
⇒予期が薄い人におすすめ
◎プレコミットメント(遊びも入れる)
⇒予期が濃い人におすすめ
◎SSCエクササイズ(点数付け)
⇒予期が多い人におすすめ
◎想起について
⇒ズレがあると時間の使い方も下手
◎想起誤りが多い人へのおすすめ
⇒タイムログ、つまり記録
◎想起が肯定的な人へ
⇒肯定的だと今後の予定立てが下手
⇒タイムログ・アドバンス分析
⇒無駄な時間を減らす
◎想起が否定的な人へ
⇒ネガティブ想起改善シートを活用
⇒満足度、困難度を書く
◎時間の効率化から解放
⇒効率化し過ぎれば忙しく、疲れる
⇒生きがいを見つける
⇒退屈かなと思うこともやる!
Posted by ブクログ
毎日が何気なく過ぎていく。
忙しくしている訳でもないのに、とにかく時間が足りない。何故だろう、もっと時間が欲しい。単に読書時間が長過ぎるだけではあるが、読み始めて一息つくと何時間も過ぎている。そんな中で、時間術のこの本。
生活パターンに合わせて、時間の消費傾向を見抜き、的確なアドバイスがされる。その診断がQRコードからアクセスしてウェブ上で可能というのが本書の良さの一つ。
「重要ではない、緊急でもない、直ぐ終わるタスク」、これをどのタイミングで終わらせるか。
んー、私は割と、この「直ぐ終わる」に惹かれて、手を出すタイプ。で、それで良い人と、そうじゃなくて重要性、緊急性が高いものから処理すべきという人がいる。例えば、片づけの途中で放り出したクローゼット、手つかずで放置した請求書、めんどうで返していないメールなど、このような未完の作業に対してあなたの脳は無意識に不安を抱き、別のことをしても、そのせいで目の前の仕事に割くための処理能力が減り、最後には全体の生産性まで下がってしまう。この現象を、認知科学では「注意の残留」と呼ぶらしいが、気になるタイプは、先にやれる事をやってしまう方が良さそうだ。また、それで仕事がノリ始める、という事もある。
更に、このときあらかじめToDoリストを作っておくというやり方もある。未完了のタスクをすべて書き出したことで、脳が「このタスクはすでに処理されたから安心だ」と思い込み、目の前の作業にリソースを解放できる。
読書家に嬉しい内容も。
「人生に変化をもたらすようなスキルを身につけるには、相応の時間がかかる。それなのに、目の前の作業から40秒ごとに注意がそれていたら、いつまでも大事は成せない、なんとも難しい問題ですが、ここでトロント大学などが推奨するのが「文学に触れる」という考え方です。同大学が行った実験では、100人の学生を集めたうえで、そのうち半数に短編小説を読むように指示。残りの半数には普通のエッセイを読んでもらったところ、小説を読んだグループのみ「認知の耐性」に改善が見られました。認知の耐性とは、明確な答えをすぐ求めずに、あいまいさを放置できる能力のことです。本や映画のエンディングを待てずに先にラストを見てしまったり、ネットで注文した商品が届くまで配送状況を何度も確認したりと、不確かな状況にいらだちを覚えやすい人は認知の耐性が低いと言えます。この能力の重要性は複数のテストで確認されており、シンシナティ大学などのレビューでも、認知の耐性がない人ほど深い思考ができず、創造的なアイデアを出すのが苦手で、メンタルを病みやすいと報告されています」、認知の耐性に小説は有効。
なるほど、耐性強化して、更に読書時間が増えて、一日の時間が読書時間に割かれる。全く時間術の問題解決に至らないない事に気付き、苦笑。
時間は効率的に使ってはいけない
時間術の本ではあるが、効率を追求しすぎると不幸になる。というが印象的だった。
効率的に時間を使うのではなく、効果的に、とか幸せに、とか充実した時間をすごすために、とかそういう目的で読むのが良いと思う。
自分のためにタイプを診断し、それに合わせて最適な方法を提案してもらえるのもとても興味深かった。
Posted by ブクログ
0 どんな本?
時間と言う概念を見直し、エクササイズする事
により人生の幸福度を上げる事を提唱する本。時
間に対する根本的な所から見直す科学的でありな
がら平易な本
1 何で読んだの?
(1) 効率的に時間を使いたいと思ったから。
(2) 科学的根拠に満ちた時間術を学びたい。
(3) 時間術を日々の生活に落とし込んだ状態
2 構 成
全5章280頁
序章で「時間術のの効果は?」から始まり、時間の
正体、タイプ別エクササイズ、効率化からの脱却と
続き、終章「退屈を追い求める」で終わる。
タイプ別に分けられた科学的なエクササイズが秀逸
だと思う。
3 著者の問題提起
世の中には時間術が溢れているが、時間に対する
悩みを抱えている人が減ら無いのはなぜか?
4 命題に至った理由
サイエンスジャーナリストで有る著者の元にたく
さんの時間に対する悩みが寄せられるから。
5 著者の解
時間では無く時間感覚を気にして、時間感覚の個
体差を把握し、時間感覚を書き換えれば時間を有効
に使えるようになる。
6 重要な語句・文
(1) 時間の正体は変化を確率で解釈したもの。
(2) 容量超過×悲観主義
(3) パーキンソンの法則(仕事の量は与えられた時間
を満たすために拡大する。
(4) タイムボクシング(全てのタスクをボックスに入
れる。自分を最優先)
(5) アンパッキング(タスクの工程を細かく分解)
(6) ビジョンエクササイズ(イメトレ)
(7) エンゲージメント速度を上げる。
(8) 障害・熟慮プランニング
(9) タイムログ
(10) ネガティブ想起改善シート
(11) マイクロサクセス
(12) 利益の為に読書をし、契約の為にパーティを
し、人脈の為にランチをする。(幸せ?)
(13) 生きがいチャート。
(14) 退屈を追い求める。
7 感 想
読んでいて時間感覚を改善したいと感じた。
刺さったのは自分の時間感覚のタイプ。心当たり沢
山ある。
深く知りたい事は時間の概念。確率と解釈を深く
知りたいと思った。
人に勧めるなら時間術は合うものでなければ効果
がないと言う事実。
図で生きがいチャートが解りやすかった。
タイトル通りの時間の本であった。
8 todo
(1) タイムボクシングはしているのでアンパッキン
を取り入れてみよう。
(2) ネガティブ想起改善シートとタイムログを導入
(3) 生きがいチャートをやってみよう。
(4) 退屈を追い求め3時間絵画を見てみよう。
9 問 い
答えは?
10 答 え
なんでもほどほどに。
Posted by ブクログ
①時間術を駆使しても仕事のパフォーマンスはさほど上がらない。
②時間の効率を気にするほど作業の効率は下がってしまう。
③時間をマネジメントするという発想の根本に無理がある。
時間術の基本を真っ向から否定。
なんてこったパンナコッタ。
ええぃ、だからといって既存の時間術をいきなりしなくはならないぞぉ。
時間効率の追求が判断力を下げる。
時間効率を上げるほど創造性が低下する。
なんてこったパンナコッタ。
…えっ、ずっここの調子で進めるのかい?って、いえいえ、めんどくさいから後100回だけ。
多すぎだろ!!
『ぼぉーと』することが創造性を培うってのはあながち間違ってなさそう。
これから読まれる方は【生きがい】について知っておいたほうが良いと思う。
Posted by ブクログ
この本の中でもタイプ別で行うステップに差はあるので、すべての人に有効な時間術はないんだと認識。もう一度自分のタイプをしっかり見極めてチャレンジしてみたい。
Posted by ブクログ
自分の時間の捉え方が客観的指標でわかる。
エクササイズもタイプ別に本書内で紹介されており、会社のメンバーで取り組むのも面白そう。
改めて人によって時間の捉え方、解決策が異なるという認識ができたことは部下の指導をする上でも役に立ちそう。
Posted by ブクログ
「時間をうまく使いたい」や「仕事の効率を上げたい」といった欲望そのものが、あなたの幸福と生産性を下げる。(p208)
このことが、本書の一番重要なポイントだと考える。
本書の別の言葉を引用しながら、もう少しみてみよう。
多くの社会心理学者は、「時間がない」と感じる理由は、「時間効率の過度な追求」にあるという。
短い時間で最高の成果を残そうとしたり、無駄なタスクをすべて消そうとしたり、作業スピードの最適化を試みたりと、生産性にこだわる態度こそが問題の根源なのだ(p202)
(前略) テクニックを真に使いこなすには、自分のマインドから生産性と効率化の呪いを解かねばならない(中略) その作業を行わない限り、いつも時間に追われる感覚から逃れられません。(p209)
ここを起点とした場合、本書の論法は以下のようになる。
1.「時間をうまく使いたい」という意識がある限り、時間不足の感覚は解決されない
2.「時間をうまく使いたい」という束縛から解き放たれる
3.「時間をうまく使うテクニック」を使う
見てのとおり、この論法には矛盾がある。
上記2項の「時間をうまく使いたい」という束縛から解放された場合は、次のステップの「時間をうまく使うテクニック」を使おうとは思わなくなるだろう。したがって、2項から3項への移行はありえない。
もし、3項の「時間をうまく使うテクニック」を使おうと思うのであれば、2項の「時間をうまく使いたい」という束縛から解放されていないということになる。
以上のことから、本書を最大限に活かして得られる結果は、2項までだろう。
著者は、本書の内容を実行したこと大きな恩恵を受けたという。年に1冊書くのがせいぜいという状態から、年に3~4冊出せるまでにスピードが上がった。しかも、従来のルーチンも乱れず、プライベートの時間も犠牲にしてはいない。(p20)
要するに、ほかを一切変えずに、書くスピードだけが3~4倍に上がったわけだ。しかし、そのような劇的な方法は本書には書いていないので、不思議な現象といえるだろう。
私は、時間術の本はたくさん読んできたが、本書は心に響かないという点では上位クラスに入る。説明だけで、感情に訴える記述がみられないため、面白さはない。
時間術の本をあまり読んでいない人なら、初めて知ることも多いと思うので、興味深く読めるかもしれない。また、様々な時間術の本を読んでいて、それでもまだ時間をうまく使いたいと思う人は、一読する価値はある。
Posted by ブクログ
時間術はアップデートされていくのを試してみて、自分に合ってたら続ければいいし、無理だったら諦めて良いと思う。おそらく、年に数回は同じテーマで行動経済学や色んな視点から誰かが最新のデータをまとめたり独自の理論が展開させるから。初詣に行って引いたおみくじに自分を照らし合わせてしばらく縁起とみてそれに従うようにする感覚でこの類いの本は読む方がいいと思っている。
Posted by ブクログ
時間管理術はいくつもあるが、その人のタイプによって有効かどうかは変わる。
ちなみに、自分は予期が薄く少なく、想起が正しく肯定的だそうだ。自分の特性を理解した上で効果的な時間術を使っていきたい。