土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

1,012円 (税込)

5pt

「土」を掘るのを仕事にしている。こう言うと、何を好き好んで土なんて掘っているのかと思われるかもしれない。家や道をつくるためでもなければ、徳川埋蔵金を捜すためでも……ない。100億人を養ってくれる、肥沃な土を探すためだ。(「まえがき」を一部改変) 世界の土はたったの12種類。しかし「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか? 泥にまみれて地球を巡った研究者の、汗と涙がにじむ一綴りの宝の地図。

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土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    カラー写真ばかりでめちゃくちゃ贅沢な本です。これが文庫でたったの920円(税抜)。すごい時代ですね。
    内容としては、土壌学の基礎を学ぶことができます。私に指導してくれた人の土壌学と内容的にそれほど大きな違いはない(『土壌サイエンス入門』)けど、それでもポドゾルとかチェルノーゼムとか、黒ぼく土とか、最

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    土が岩石からの砂と生物(植物もそう記載)の有機物≒遺体が分解されたものが混ざったものであり、その地域の環境により12の大分類に分けている。
    粘土集積土壌、強風化赤黄色土、オキソシル、ポドゾル、黒ぼく土、水田土壌、チェルノーゼム、若手土壌、泥炭土、永久凍土、未熟土、砂漠土
    日本の土は若手土壌、黒ぼく土

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    普段はほとんど気に留めない「土」をテーマにした面白くてためになる本。

    豊富なカラー写真と見やすいイラスト、ウィットに富んだ語り口の文章など、随所に魅力あふれ、ふーんそうなんだと頷き、くすっと笑いながら読み進められた。

    肥沃な土を求める人類の歴史・歩みの話も交わり、これからの人口増に否が応でも真剣

    0
    2025年01月02日

    Posted by ブクログ

     痛快な本だ。学問するのは、楽しいと思わせる。世界中をスコップを持って飛び回り、蚊に刺されながらも土を掘る。そこで、土の何かを発見する。まさに、学問は現場にあるのだ。
     人口爆発、食糧危機、環境破壊、砂漠化、土壌汚染。土は、地球最後の謎と言われている。
    藤井一至は100億人を養う土壌を求めるのである

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    地球上のすべての人間を食わせることができる豊かな土壌を求め、世界中を旅して土の謎を解き明かそうとする筆者の自伝的な研究紹介。
    私の大好きな、研究大好きクレイジー系科学者。もう少し本人の人間臭い部分が出ていても良かったとは思うが、土壌大好きの筆者に飲み込まれて一緒に土が好きになる。

    0
    2023年09月27日

    Posted by ブクログ

    1012

    「地球にしか土がない」というのは、勉強を始めたばかりの頃、私にとっても意外だっ



    私たちは、記憶や愛が〝風化〟すると 喩えるように、風化=劣化・消失と捉えがちだが、風化はただ岩を分解するだけではなくて、そこから土を生み出す現象を含んで



    まだ見ぬ世界には農業に適さない土があるとい

    0
    2023年07月21日

    Posted by ブクログ

    土がそんなに奥深いとは知りませんでした。間違いなく知的好奇心を掻き立てられます。また、日本人がどうして稲作にこだわったのかも納得

    0
    2022年01月06日

    Posted by ブクログ

    大学時代に少々勉強した土壌学であったが、現実の問題に触れ(園芸も始めて)、改めて勉強すると非常に奥深い。人生学びを深めていくと、知りたいことが山程出てくる。
    持続可能な食料システムへの転換、そして土壌中への炭素固定の問題など、これから土壌学はますます重要になりそう。

    0
    2021年09月26日

    Posted by ブクログ

    一般人でも非常に読みやすく、面白かった。シンプルにまた読みたい。人間を含めた地球上の生き物にとって、土がどれだけ大切なものか痛感すると思う。

    0
    2020年04月12日

    Posted by ブクログ

    第7回河合隼雄学芸賞受賞作。わたしはマニアックな地名について問われても即答できるほど地理が好きなのだが、高校時代には地理を選択しなかったこともあり、その内容はあくまでも教科書的な智識ではなく、趣味として個人で蓄えたに過ぎない。そのため、たとえばポドゾルやチェルノーゼムといった、高校地理で学習する範囲

    0
    2020年02月25日

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