土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る
  • 値引き

土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

1,320円 (税込)
924円 (税込) 12月18日まで

4pt

『土 地球最後のナゾ』で河合隼雄賞受賞を受賞した著者による、書下ろし最新作!

〔前書きより〕
「土とは何なのか?」「なぜ生命や土を作ることができないのか?」という本質的な問いをあいまいなままにしておくことはできない。46億年の地球の歴史を復元し、豊かな土と生命、文明を生み出したレシピを明らかにすることがこの本の目的である。

生と死は、生物と無生物は、土でつながる。多くの陸上生物は土から命の糧を得て、やがて遺体は土の一部になる。つまり、土も変化する。土が変われば、そこで生きられる生物も変化する。40億年の相互作用の中で、地球は次の時代の主役となる生物に適した土壌を用意する。土に居場所を見つけた生物は生存権を得て、さもなければ絶滅してきた。途中でレースを降りた恐竜の化石とは違い、土はいつも陸上生物のそばで並走してきた。土は、地球の変化を見続けてきた“生き証人”としての顔を持つ。

どうだろうか。もし、足元の土が実は生命誕生や私たちヒトをも含む生命進化、今日の環境問題の根っこにまで大きく関わる46億年にわたる壮大なストーリーを教えてくれるとしたら。もう恐竜の化石にすべてを任せておくわけにはいかない。身近にありながら、普段はあまり注目されることのない土だが、私たちは土なしに繁栄していなかっただろうし、いまだに人類が人工的に作れない複雑で神秘的な力を秘めている土が未来を照らす一条の光となるにちがいない。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    作者の「土」の本を読んで、次にこの本を読んだ。
    「深い」と思った。たかが土されど土。地球史から俯瞰した視点は、科学館で見る地球の成り立ちの先にある今の足元からの見かたということで、興味深いものがあった。
    土を考えることは地球に生きる人のことを考える。それも過去から未来まで、、、

    1
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    「生物学者なら遺伝子から40億年の生命史を、地質学者なら鉱物や化石から5億年の大地の歴史を私よりうまく語るかもしれないが、土の研究者が語る違いは、これからの生活に生かそうとする執念にある」(P182)そもそも「土の研究者」って光を浴びたことがあるかな?砂漠の緑地化のプロジェクトでは植林の専門家が、農

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    土ってなんて複雑で面白いんだ…!面白かったんだけど、今まで知らなかったことが多すぎて、書いてあることの全てを理解できたとは言えない。46億年間地球の環境が変化しつづけているのは様々な循環や反応や蓄積の結果だということが分かったけど、どう変化してきたかテストで書けと言われたら書けない。ともあれ、そうし

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    土からみると恐竜の絶滅も人類誕生もカブトムシに比べてクワガタムシの種類が多いのも、わかって面白い
    久しぶり、続きが気になって止められない本を読んだ

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    地学、生物学などにまたがって「土」と言うものについて考えたもの。
    読みやすくしようとして入れた「例え」が、かえって煩わしさを生んでいるような気もするが。

    0
    2025年10月07日

    Posted by ブクログ

    何となく知っているような気になっていた身近な土の奇跡。スプーン一杯に100億個の細菌やその気の遠くなるような年月をかけての土壌変化など、とても興味深い。土の再生の未来は人類や地球の未来に繋がる。研究者の方々に頑張ってほしいです。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    学生の頃に読んでいたら理科系がもっと楽しかっただろうなぁと思う。自然は一つ一つ意味があって繋がって、今見えてる世界になるんだなぁとため息が出ました。面白かった。

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    土の歴史や進化の謎、これからの可能性がとても解りやすく書かれていて、とても興味深かった。
    講談社科学出版賞受賞作

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    「人間に土を作ることができるか」という問いを掲げ、作るためには理解しないといけないと、土の誕生と進化を解き明かす本である。まず土とは何か、土とは岩石が崩壊して生成した砂や粘土と生物遺体に由来する腐食の混合物である。そのうち粘土は、アルミニウムやケイ素などからなる結晶構造を持つ鉱物で、生命のゆりかごで

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    感動的に面白かった!
    地球の歴史を辿り、土が作られていく様を解説していくのですが、途中途中、脱線したり、ふざけたり、まるで面白い先生の授業を聞いているようでした。
    地学を学ぶには理科の他分野の知識(化学、物理、生物)が必須ということが改めてよく分かりました。今まで私が断片的に学んできたことが、この本

    0
    2025年08月26日

土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ブルーバックス の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

藤井一至 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す