文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?

ビジネス・実用
1,210円 (税込)

6pt

本書掲載の52項目のうち、2項目は権利上の都合により電子書籍版には収録されておりません。あらかじめご了承ください。


※本書は2019年に刊行された『バズる文章教室』に加筆修正を施し、新たなコンセプトのもとで再編集したものです。

「伝わる文章」と「読まれる文章」は違う?

ニュースやSNS、メール、レビュー。
私たちは毎日、たくさんの文章を読んでいる。
…けれど、心に残る言葉はほんのわずか。
なぜ、特定の文章だけが記憶に残るのだろうか?
その秘密は「文体」にあった!
本書は文芸評論家・三宅香帆が、「文体」という謎を読み解く一冊。
正しくてわかりやすいだけでは届かない、
「人の心を動かす言葉」の技術を、本や日常の言葉から探り出す。
文章がもっと好きになる、新しい「ライティング入門」。


【コンテンツ】

Chapter 1
惹きつける文体
・星野源の未熟力ーー問いを共有する
・森鷗外の寄添力ーー最初にしつこく「これは記憶だ」と伝える。
・しいたけ.の誘引力ーー最初に意味不明な言葉を放り込む。 …など

Chapter 2
先を読みたくなる文体
・村上春樹の音感力ーー読みたくなるリズムを使う。
・司馬遼太郎の撮影力ーーカメラだけで書く。
・谷崎潤一郎の気分力ーー「どう感じているか」をくっつける。 …など

Chapter 3
説得力を生む文体
・秋元康の裏切力ーーオチでひっくりかえす。
・さくらももこの配慮力ーーオチを先に書いてしまう。
・こんまりの豪語力ーーアンチに対するフォローを入れておく。 …など

Chapter 4
記憶に残る文体
・俵万智の合図力ーーカタカナで注目させる。
・J・K・ローリングの超訳力ーー「引用言葉」を拡大解釈する。
・清少納言の音合わせ力ーー似た音でそろえる。 …など

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文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まるで、三宅香帆が喋っているかのような語り口で聞いているかのようだった。
    こんな喋っているかのように解説までできる文章力が凄すぎる。多くの参考を出しながら、作者の文体の魅力を書いておりオタク要素が詰まった解説本だった

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    私が好きな作品のとくに好きな部分には、
    こんなテクニックが使われていたんだ!
    文字が滑らずに読みやすい作品が多い作者も、
    実はそうなるように工夫されていたんだ…

    自分がこの文章、
    この作品が好きになった理由を、
    言語化してくれた作品です!

    とても分かりやすく解説されているので、
    自分が書くことがあるときにも、
    このテクニックを使えそうだな…!
    少しでも使えたらいいな…と
    思えた作品でした!

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    文章技のネタバレ集。とは言いつつ、なかなかこうは行かない。なんか文字というより、構造物の設計図を解説してあるようで、それが読み手の受け取り方を想定した書き方がされている、ということも分かり、今後の読書が益々楽しくなりそう。相変わらず三宅さんの文章も心地よい。さすが。

    0
    2026年06月08日

    Posted by ブクログ

    こちらも最近ポッドキャストで声というか語り口を聞き慣れてしまったため三宅さんの声が聞こえてくるようで面白かった。あの早口をイメージして一気に読むとラジオを聴いているよう笑

    それにしても自分の記憶力の無さ。引用されている本の中にはキッチンとか読んだことがある本もあり、陰翳礼讃とかああ読んだ読んだと思うのだが、文体どころか内容も全く覚えていない。かたや三宅さんの記憶力、文体や特徴を覚える力の凄さよ。まあ文芸評論家のプロと自分を比べても仕方ないのだが、こうして日々つらつらと感想を綴っている本の数パーセントも記憶に残っていない自分が悲しい。いわんやこれらの文体を活用することをや。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    この本は手元に置いて、便覧として使いたいです。何度読んでも、ああそうか、これのことか、という気付きがありそうなんで。

    0
    2026年04月25日

    Posted by ブクログ

    数多くの書籍を参考に、三宅さんが解説を加えながら文章の良さを説明してくれる良作。

    プロの作家さんは、効果的にひらがな、カタカナ、体言止めなどを使っているということ。

    あるある話から始めてお客様目線から話を展開する髙田社長の話など、解説付きなので、より理解を深めて読むことができたし、仕事にも役立てそうでよかったです。

    三宅さんの本を読むと、より一層本が読みたくなる!

    0
    2026年04月11日

    Posted by ブクログ

    具体例を交えながら、良い文体の特徴をわかりやすく整理した一冊だった。これまで文章は内容や情景を中心に捉えていたが、本書を通じて文体そのものにも目を向ける視点を得られたのが印象的だった。著者の説明は明快で、読みやすさの背景にある工夫を自然に理解できる構成になっている。読後は、文章を読む際の着眼点が少し増えたように感じられ、有意義な読書体験となった。

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    文体を意識して読書してなかったけど、なんでこの作者さんだとこんなに話が入ってくるのかとか解き明かされた!
    すべらない話でもそうだ!
    宮川大輔兄さんはどんな話もおもろい。そんな感じ

    0
    2026年03月18日

    Posted by ブクログ

    いやー、おもしろいね。
    最後のページまでみっちり書いてある。この熱量こそがつい読んでしまうヒミツではないか。
    文書であってもスピーチであっても人に伝える工夫をする。それが本書に熱く記載されているインパクトや音感リズム等の数々であるが結局はテクニックだけではなくてその熱量こそに差が出ると思った。
    その熱量は本音で出すのか、盛って出すのか、笑いで出すのか。
    著者の突き抜けた文章への愛情に笑ってしまいました。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    また三宅さんの本読んでしまった。
    ファンなんだけど、本作はちょっとキャピキャピし過ぎかな。
    内容もタイパ重視の雰囲気だし、もう少し引用は削ってじっくり深く書いて欲しかったかも。
    まあ、ニーズがそうでないのでしょうから仕方ないのだけどね。。

    さて本書は、「文体」という書き手の味を、惹きつける文体、先を読みたくなる文体、説得力を生む文体、記憶に残る文体に分け、実例と共に解説していく本でした。
    例えば、「村上春樹の音感力。読みたくなるリズムを使う」
    の章では実際の村上さんの著書から一部を抜粋し、リズム感とは何かを分析し、更に(リズム感のない)改悪文をあえて作り、比較し、納得させ、最後に、同じ語尾を3回繰り返す、一文を短くする、似た意味の分を音数を増やして連続させる(例・踊るんだ、踊り続けるんだ)などと丁寧にまとめてくれる親切っぷり。
    とても納得感があったし、この秘密に気付いて楽しくなるしで、文句を言ったけどやっぱりうんうん、となっちゃいました。。

    他には
    林真理子の協調力-印象に残したいところをカギカッコ付きのセリフに変える
    井上都の冷静力-感情を表す言葉を禁止して、状況だけでその感情を表現する
    恩田陸の快速力-接続詞を多く使うと野暮ったい文章になる。絞って使うとよりインパクトを出せる(逆説語だけ省略できない、そこに個性を発揮させる)
    開高健の実直力-思いを、不器用に、全部並べる。(類語辞典に頼らない、起きた出来事に対して頭だけで考えず、五感を研ぎ澄ましてみる)
    さくらももこの配慮力-種明かしから始めれば、笑いをいくらでも引っ張ることが出来る
    有川浩の共感力-個人的な話も抽象度を上げれば広く共感を得られる
    あたりが、私には刺さりました。
    書くことは出来ないけれど、読むときに意識するだけで読書の楽しみが増しそうです♪

    0
    2026年08月30日

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