あらすじ
120万部突破のベストセラー『超訳ニーチェの言葉』の著者による最新作!世界、幸福、時間、死……「正解のない」難題に対して、哲学者たちはどんな「答え」を出したのか。「心の迷い」をなくす方法とは?/“苦”からどう逃れる?/「幸福な人生」とは?「真理」は存在するのか?/「他人からの評価」よりも、大切なものとは?「人間らしさ」とは、何か?/「心」と「身体」は、つながっているのか?「世界」は、本当に存在するのか?/人は、死んだらどうなるのか?……etc.古今東西の哲学者たちが、人生を懸けて考えた「知の結晶」がこの1冊に!知れば知るほど、世界の「見え方」が変わってくる本。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
知的好奇心の沼
哲学は、考えるの沼。
うん
おもしろいね。哲学は。
ふーん。なるほど。ふむふむ。ほぉ。へぇ。うーむ…これはイマイチつかめん。ん?わからん。おぉ。おおぉ。おおおぉ。なるほど。パッかーん。
などなど。
100個の哲学者の仮説の解説書。
ギリシャ、中国、近代などなど、時代、地域さまざま。
(まえがきより)
なにしろ本書に書かれている仮説の一つひとつが、知性のある人々によって生み出された”とびきり上質な思考”の結晶であり、それらについて自分なりに考えたり、疑ったりすること自体が、思考の訓練になるからだ。またそれらは、自分の人生のさまざまな問題を解決するためのヒントにもなるだろう。哲学の力に、限界はないのだ。
*
いろんな時代のいろんな哲学者が都合の良いように考えだしたものもあったり。「深っ」があったり。
読んでいると、哲学がいかに宗教と密接に関わってきたかがよくわかる。そして、宗教が政治に、政治は歴史に多いに関係している。
世界史で丸暗記した、人名、作品名もよく出てくる。
そういえば、哲学や文学を学びたかった高校時代をちょっと思い出す。
こう言う本を読み、頭の中をこねくりまわすのも大変興味深い読書体験だ。
まえがきでの著者の指摘にあるように、パッと、ササっと読んでもすんなり頭に入ってこない考え方、仮説が結構あった。かなーりわかりやすく平易に書いてくれてるにも関わらず…残念な私…
でも
ゆっくりと、頭を使って読む。
或いは何回か読みなおせば、多少なりとも理解できそうだとは思う!けれども、今回はそこまでの気になれず。1読で終了。
まぁ2回3回読むってなかなかしない派。
した方がより染み込むのはわかるけども。
できない派…
飽きやすい派…
せめて、著者の他作品を読むことで考えを深めていきたいなと思うのでした。
ほんのちょっとご紹介
エンペドクレス
魂は輪廻をくり返す
エンペドクレス自身もまた輪廻していて、過去の前世では少年少女、藪、鳥、魚であったといいます。
エンペドクレスのこういう世界観は、ルネッサンス期まで西欧の考え方に大きな影響をおよぼしていました。とのこと。
エンペドクレス…
鳥、魚は、まだわかるけれども…藪って……やぶ…
エンペドクレス……
たぶん夢でみたんだべな…
昔は夢は掲示だったんだろうしね。
このエンペドクレス、
詩人、医師、哲学者、神学者、政治家。
古代ギリシャ人あるある。
万能がち。
そして、
このエンペドクレス。
自分が神として崇められるためにエトナ火山に身を投げたという言い伝えがある。らしい。
エンペドクレス……