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ヨーロッパのボードゲームが花開いた黄金時代。
「西洋版すごろく」の豊かな世界をビジュアルにたどる
19世紀から現代まで、いつの世も盤面は人の心を転写してきた。不可視の運命を可視化する、ボードゲームの魔力に触れる一冊。
──渡辺範明(ゲームデザイナー/プロデューサー、「ドロッセルマイヤーズ」店主)
本書で紹介するゲームは「西洋版すごろく」とでも言うべきもので、古き良き意匠がほどこされたマスを追って眺めているだけでも、子供のころのわくわくした気持ちがよみがえるだろう。
初期の高価な手彩色のゲームは上流階級向けの娯楽だったが、安価な大量生産が普及し大衆化するとともに、扱うテーマもデザインも多様に変化していった。
ボードゲームの基本となった《がちょうのゲーム》は、サイコロを振ってマスを進み、マスによっては前進後退の仕掛けがほどこされた、おなじみのすごろくだ。《がちょうのゲーム》は中世に遡る起源をもつ。この伝統的なコース設計やルールを土台に、観光旅行・レジャー・学習・道徳・広告・プロパガンダ・風刺といったテーマと融合させて、新しいゲームがいくつも生み出された。
新しいゲームに選ばれたテーマとは、すなわち19世紀ヨーロッパの世相を反映する流行や社会問題でもあった。著者は娯楽としてのゲームの楽しみとともに、どのようにゲームが世界を映し取ったのかも解き明かす。
著者が蒐集した一級のコレクションから89種のゲームを紹介。現存数の少ない希少なゲームも含まれており、他に類のない資料性も高い一冊。
Posted by ブクログ 2021年07月02日
西洋アンティークボードゲーム
17世紀イタリアで生まれ、その後ヨーロッパで広く親しまれたボードゲーム「がちょうのゲーム」のコレクションをカラー図版で多数紹介。
所謂すごろくである。元は全体ががちょうの形に見えるようにマスが並べられていて、がちょうの絵が描いてあるマスに止まると2倍進めるというル...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月04日
たまたま手にとってみた本。
アンティーク・ボードゲームとは言うけれど、平たく言ってしまえば「すごろく」に近いものばかり。
ほとんどのゲームは「ガチョウのゲーム」を原型にしたものであり、賭け事が絡んでいる。すごろくと違うところは2回振るとか一回休みのマスが慣習的に決まっているか否かの点くらいか?...続きを読む
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