あらすじ
◎早くも15万部突破!
◎『週刊東洋経済』ベストブック2021特集 「未来予測本」ランキング 第1位
◎イーロン・マスクの盟友が「この先10年の未来」を全方位ガイド!
◎学生から投資家・経営者まで、全業界の「この先10年の地殻変動」が1冊ですべてわかる!
◎Forbes誌「2020年のトップ10ビジネスブック」選出
医療、長寿、金融、不動産、教育、小売、広告、エンタテインメント、交通、環境……
テクノロジーの“融合"によって、大変化は従来予想より20年早くやってくる。
エリック・シュミット(Google元CEO)、クリントン元大統領ら世界のビジョナリーが支持する
「シリコンバレーのボス」が、この先10年のビジネス・産業・ライフスタイルを1冊で解説!
「分野ごとに起きるテクノロジーの地殻変動を理解し、それに備えれば、あなたは絶対に生き残れる」
――佐藤優(作家・元外務省主任分析官)
「刺激的な未来をめぐるジェットコースターのような1冊。日本のメディアがあまり取り上げないトピックを、特にしっかり本書で確認してほしい」
(本書解説より)
——山本康正(DNX Ventures インダストリーパートナー、『2025年を制覇する破壊的企業』)
この1冊で「近未来」を一望できる!
・「空飛ぶ車」が現実になる
・ショッピングモールがなくなる
・SNSマーケティングは終わる
・1万6000の病気が新たに治る
・「老化」が克服される
・自動車保険が消える
・「立地」で家を買う時代が終わる
・環境問題対策にイノベーションが追いつく
・「AI」と「移民」によって大量の雇用が生まれる
・新たな「デジタル知性」が生まれる
・etc
目次
第1章 「コンバージェンス(融合)」の時代がやってくる
第2章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 1
第3章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 2
第4章 加速が“加速"する
第5章 買い物の未来
第6章 広告の未来
第7章 エンターテインメントの未来
第8章 教育の未来
第9章 医療の未来
第10章 寿命延長の未来
第11章 保険・金融・不動産の未来
第12章 食料の未来
第13章 脅威と解決策
第14章 5つの大移動がはじまる
「あと10年で、あらゆる産業と社会は根底から変わる——。今日の最先端テクノロジーがこれから加速し、かつ、互いに「融合」するからだ。本書はこの新しい未来を全方位的にマッピングした、世界初の本である。起業家、CEO、リーダーたちはもちろん、ぼくらを待ちうける大変革を理解したいすべての人に、本書を推薦する」
——レイ・カーツワイル(Google AI開発ディレクター、『シンギュラリティは近い』著者)
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Posted by ブクログ
今年読んだ本で文句なしのNo.1。今世の中で起こっていることがとても分かりやすく書いてある。素晴らしいのは、未来に希望が持てるというか、さらに進歩・発展することが楽しみになるところだ。
テーマはエクスポネンシャルとコンバージョン。なんのこっちゃ、と思うかもしれないが、あらゆるテクノロジーが指数関数的に開発され、それぞれが統合されることで、とてつもないことが起こりつつある、というのだ。
本書は2020年、コロナ直前に出版され、2030年の世の中を予想するものだ。2025年、半分まできたところで、当然のようにそうなったことや、予想より時間がかかりそうなこともたくさんある。特に、医療、教育、環境保護、エイジング、人口問題、宇宙への移住など、あらゆる方面で想像もしなかった展開になるだろう。著者の予想通り、2025年の現在はAIが普及して、一般の人ができることが広がってきている。
興味深かったのは、3Dプリンターで人間の臓器まで製造できるということ、AIとロボットの合体がどんな恩恵をもたらすのか、あと12年で老化の巻き戻しのスピードが老化自体を超えるということ、ドローンで1日何億本もの植林が可能であること、垂直農業で食糧危機に対処すること、など。
世の中の変化に遅れずについていくことは大変だ。ぼんやりしてなどいられない。2030年にもう一度読みたい。
Posted by ブクログ
「加速」にかぎ括弧が付くぐらいのテクノロジーの超加速的進化と、それが我々の生活に及ぼすインパクトを目の当たりにさせてくれる一冊。我々が知らないうちに古いテクノロジーは駆逐され、生活環境がみるみる激変していく。新しい世界はSFと見紛うものだが、これほフィクションではなく現実だ。次の時代を生き抜くための心構えとして読んでおきたい一冊。
Posted by ブクログ
めちゃめちゃ面白い
ワクワクする最新技術が沢山紹介されていて好奇心をそそります
2050年の新規事業提案をする際に重宝させていただきましま。ありがとうございました。
Posted by ブクログ
今後世界がどのように変化していくのかについて、体系的にまとめられている。特に印象に残ったのは、BCIの技術である。我々個人の意識がいずれ集団意識に統合されうるという可能性は危うさを感じつつも心が踊るものだった。とくに、集団フロー状態を動機づけに集団意識への統合が行われるのではという意見には確かにと思わされた。
本書で示された未来図を自分の頭の中でより詳細に記していくために、今後も継続的に勉強していきたい。また、特にフローについては本で学んでいきたいと思った。
Posted by ブクログ
夢物語のような未来が描かれているが、今の研究進捗、予想が詳細に盛り込まれている。本当にそんな未来が来るんだろうなとワクワクさせてくれる一冊。自分の知らないところで技術が進んでいると感じ、もっと時代の変化、新技術を主体的に調べないといけないと痛感。
Posted by ブクログ
2030年、遠い様で、もうすでに道筋は見えつつある未来。
未来は確実に今の延長線上にしかなく、その未来は今の積み重ね方によって大きく変わる。色んな技術が融合して新しい世界は生み出され、日々変化していき、それが未来を現実のものにしていく。
その未来への加速の波にのるか、のまれるか。
大きな波は確実にいい方向に向かっているが、細部では悪い方向に向かう事も当然ある。
細部で暮らす我々はどちらに向かうのか。こういうテーマを子どもたちに伝えていかなきゃ。
驚愕の未来!
すでにいろいろなテクノロジーがこれほどまでに実現していることにすら気づいていませんでした。これからのたった10年で、さらに指数関数的にテクノロジーの進化が続けば、昭和のSFのレベルをはるかに超えた未来が実現するに違いないことを確信させられた作品でした。コロナを乗り切ってあと10年は生きて、その未来を見届けたいなあ。息子、娘が今の私の年になる頃はいったいどんな世界なのか(約30年後)想像もつかない。バラ色とは言えなさそうだけれど、テクノロジーの使い道を権力者や富裕層など一部の人のためだけでなく、大衆化が進めば、今より少しは生きやすい世の中にできる可能性もあるように感じました。本当にためになった、心から読んで良かったと思える本でした。
Posted by ブクログ
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ
著:ピーター・ディアマンディス
訳:土方 奈美
解説:山本 康正
出版社:ニューズピックス
結構、引用などを含めてボリューム感があります。難易度高。2020年に書かれて、加速した10年後である、2030年に帰着するという内容なのでしょうか。AI、ロボット,VR などの話が舞台裏の裏話ともに紹介されていて、材料はだすから、結末は読者で考えてね感が強いです。
目次
はじめに
第1章 「コンバージェンス」の時代がやってくる
第2章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 1
第3章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 2
第4章 加速が“加速"する
第5章 買い物の未来
第6章 広告の未来
第7章 エンターテインメントの未来
第8章 教育の未来
第9章 医療の未来
第10章 寿命延長の未来
第11章 保険・金融・不動産の未来
第12章 食料の未来
第13章 脅威と解決策
第14章 5つの大移動がはじまる
おわりに
謝辞
解説:日本人が今、本書から学ぶべきこと
原注
ISBN:9784910063133
出版社:ニューズピックス
判型:4-6
ページ数:448ページ
定価:2400円(本体)
2020年12月22日 第1刷発行
2021年02月24日 第6刷発行
Posted by ブクログ
各分野の未来がより具体的に想像出来るようになった。とりわけエンターテイメント、医療についてはSF映画の世界観がついそこまで来ているのだ、と驚かされた。
保険、金融、不動産にしても、これからどんどん変わっていくので、改めて常に自分の知識のアップデートが必要だと感じた。
Posted by ブクログ
記載されている全てがその通りにはならなくとも、テクノロジーの急激な進化と融合とそれによる指数関数的な変化の加速、気候・環境変動に対する人類の戦いは、あっという間に訪れる抗えない未来であり、これらを前提に置いて、国・企業・個人が取るべき行動を考え実行に移すことは必要かつ非常に意味のあることだと感じました。大変勉強になる一冊でした。
Posted by ブクログ
前著の題名通り楽観主義的な未来予想だが、夢があって良いなぁ〜と思った。革新的技術がコンバージェンス(融合)してさらなる加速をもたらす。その破壊的な成長産業に乗っかれないと恐ろしい目をみるのでは・・とも感じた。しかし運用する人間は変化を嫌う生き物だし、ここまで全面的に大衆は受け入れないだろう。バーチャルの世界に没頭するなんて廃人みたいなものに思えるし。EVの加速はハイブリッドなどで太刀打ちできなくなった欧米勢が自動車産業の主導権を取り戻すため施策したものであって、環境への配慮って動機は一部のはず。中国勢のEV攻勢で欧州も姿勢に変化が出ている。確かに航続距離は増えてるが冷暖房とかも考えるとまだまだ。車を所有する時代は終わって空飛ぶドローンが活躍とか、ハイパーループとかって言うが、車みたいに転がさずに飛ばしたり、さらに超高速でモノを動かすってのは現状より膨大なエネルギーとコストかかってしまうのでは?そこの技術的な背景は要説明では? あと核融合の開発について触れられてないのも疑問に感じた、専門外だったのかな。これまで軍事技術が民間に応用されるケースが多かったがこれからはどうなのだろう。ロボットがどんどん拡大していくと言っておきながら、13章でBMWが完全自動組立ラインを人間とロボットのチームに置き換えると生産性が85%向上したことを紹介してる。どっちなんだ?
金融革命が産業革命をもたらしたように、今は資金集めの方法も多様化してスタートアップ企業にすごい投資が集まってる。バクチみたいだが中には当たりも出るだろう。
やはりAIをいかに活用して取り込んでいくかが一番面白かった。
Posted by ブクログ
エクスポネンシャル技術が世の中にどう影響するか洞察している。かなり広い産業(ジャンル)について書かれているの広い視点で見られてよい。
変化を点で捉えがちだが過去や現在起きている事を動的に理解するには参考になった。
Posted by ブクログ
コンバージェンス(融合)により、テクノロジーは指数関数的に加速して進化する。融合する事で、破壊力は桁違い。量子コンピューター、ai 、ロボティクス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、材料科学、ネットワーク、センサー、3Dプリンティング、ar、VR、ブロックチェーンなど。これは凄い話だが、何やら現実感もある。
例えば、ドローン実現するにあたり起こったイノベーションの一つが、分散型電気推進力。新しいタイプの電磁モーター、これにより極めて軽量で静音で重量物を運べる。もう一つはフライトシミュレーションを行うための機械学習の進歩。耐久性があって安全な部品を作るための材料科学のブレイクスルー。製造技術としては3Dプリンティング。技術の進化が組み合わさる事で、飛躍する。
スマートダスト(賢い塵)という、米粒よりも小さなセンサーを世界中にばらまく。都市、自然、個人のデータを収集して役立てようという考え方に基づいており、光、温度、振動、磁気、化学物質等、センサーで取れるデータが収集の対象となる。
ペロブスカイト(灰チタン石)は光に敏感なクリスタルで最近登場した新材料だが、太陽光の変換効率は66%に達する。パネルの効率を2倍にできる。量子ドットの事だろう。
老化制御の切り札として、老化細胞を除去する薬(セノリティクス)が世界的な注目を集めている。
バイオミミクリーと言う生物模倣。果物や野菜にはもともと腐敗を防ぐメカニズムが備わっていて、それは水分を閉じ込めるための脂肪酸でできた表皮。人工的に表皮を作る方法を開発してそれを食品のコーティングに用いる。これによりアボカドは柔らかくなるまでの期間が60%伸びる。既にアメリカの主要スーパーのほとんどが取り扱っている。
溶融塩で作られたフロー電池はリチウムイオン電池より高額だが充電サイクルはリチウムイオン電池が1000回に対してフロー電池なら10,000回までの10時に耐えられる。
VRはフロー状態に入りやすく新しい情報を覚えたり記憶する能力が高まる。国防総省の調査ではフロー状態の兵士は230%早いペースで学習買ってきた。教育に非常に向いている。
ワクワクする話が満載な楽しい本。
Posted by ブクログ
この本はテクノロジーの進歩が等比級数的=エクスポネンシャルに加速し、世の中がより便利になるという前提になっている。実際、本書は2020年12年に出版されているが、当時書かれていなかった技術であるチャットGPTが2年後に出現し爆発的なインパクトをもたらしている。
テクノロジーの進化は加速し、買い物、広告、エンタメ、教育、医療、保険・金融、食料と我々の生活のあらゆる側面に影響をおよぼすようになる。言い換えれば我々の社会のあり方を変え、人間の生き方を変えるという事でもある。予定を入れるとAIが必要な服を提案し、その中から気に入ったものを選択すると3Dプリンタが作成したものを翌日に配送する。そして、自動運転の自動車が出発予定時間には玄関の前で待機しており、前日に届いた服を着て車に乗り込むだけ。到着までは車中で仕事の準備をしたり映画を見たり、眠ったりと自由に過ごせる。そんな未来が例として描かれている。数々のSF映画で描かれていたような未来が現実となるという事である。
一方で見落としているのが、便利になる反面で人間が何も考えなくなる、つまりバカになっていくという事の弊害である。技術の進歩によって使える時間の余剰が生じ、その時間をより生産的な事に使えるようになるという議論も存在するが、実際にはその時間をゲームなどの非生産的な活動に使う人間が大半になるであろう事は想像に難くない。退廃的で考えなくなった人間が世の中に何十億人と溢れた社会の行く末については本書では触れられていない。
空恐ろしいのは、自分の精神や意識をデジタル化し、物理的な身体からバーチャル世界にそれらを移す事が可能となったとき、それを選択する人間も出てくるであろうという予測である。そうなってくるともはや人間とは何ぞやという哲学的な問題が出てくる。
本書が指摘する社会の変化の加速には議論の余地は無い。読み応えのある本ではあったが、その先に待ち受ける人類の未来が明るいものであるという希望が感じられなかった。
Posted by ブクログ
本書の主張はさまざまな分野の技術進歩が掛け合わさることで指数関数的な技術進化が起こる、進歩が加速化されるということで、空飛ぶ車からブレイン・コンピュータ・インタフェースまでさまざまな技術動向について解説しています。読後の率直な感想ですが、かなり網羅的に技術変化をカバーしている本なので、辞書・リファレンス的な価値は高いと思う反面、本書を貫くキーメッセージの「進化が加速する」については、特に目新しさ、「目からうろこ」感はもたなかった、というところです。つまり将来的にある特定分野の技術進歩について確認したいときには本書を読み返すのも良いという印象でした。
Posted by ブクログ
良い。
解説にあるとおり、読後はとんでもないジェットコースターに乗った後の感覚を抱くが、多くの事項において、ロジカルに根拠を散りばめて書いてあるため、本当に起こり得そうだという、危機感を抱く。
にしても、日本のTVニュースを見てても、殆どこれらのことには触れられてないという違和感が。
Posted by ブクログ
一体、今のテクノロジーは世の中をどこに連れていこうとしているのだろうか。
テキストだけでなく音声や画像、感覚まであらゆるものがデータとなり、収集、解析され、個々人向けに「最適化」され、あらゆるものはカスタムメイドとなり、3Dプリンタで作り出すことができる。
クルマは持つものではなく、無人で勝手にやってくるものになり、寝不足であることをウエアラブルが感知していれば、シートはベッド型で到着するようになる。莫大な時間が自由に使えるようになる。
太陽光(ちなみに風力も太陽光の一種)の活用は、二酸化炭素の排出を激減させ、かつ莫大なエネルギーの増加をもたらす。そのために必要なのは蓄電池。
ベゾスとマスクは宇宙に出ようとしている。まさにユニバースの拡張。
究極的には考えただけでネットに繋がる。脳のインターネットの時代が近づいている。
著者はこれらを素晴らしい未来と位置付けている。人間の可能性の拡張を意味するから。賛同するか恐れるかは人次第だろう。
私はと言えば、これらが私というささやかな人格の「自由」を拡張してくれるのか、それにもっとも関心がある。言い換えれば便利になることへの優先順位はそれに比べれば高くはない。
ともあれ、今の日本人はとにかく未来に希望を持てなくなっている。そうやってただ疲弊し、周囲に同調し、みずから動きはしないが不満はある、という澱んだ空気がわが国を覆っている中で、こういう明快なビジョンを語る本を読むこと自体に沸き立つような興奮を覚える。しかもそれはおとぎ話ではないのだ(最後、著者がプロデュースする各種プログラムの宣伝で終わるあたりに本書の性格が垣間見えるのでそこは冷静に)。
最後に。こうしたビジョナリー本を読むたびに思うのは、こうして今の課題がテクノロジーによって解決されたあと、次はどんな課題に直面することになるのか、それをビジョナリーに予測する本がなかなかないということだ。
村上春樹がいうように、世の中は進歩しているというよりは「日々その悲惨さの相貌を変化させているだけ」と私は思うし、シンプルに言えば、問題は解決されれば必ず次の課題を招き入れてくるものだからだ。
「これこれのテクノロジーでこんな素晴らしい未来になりますよ、でもその頃には想像もしていなかった別のこれこれのような危機がやってきますよ、その解決策はその時代にならないと分かりませんよ」、という本を読んでみたい。
Posted by ブクログ
2030年に向けて世界の進化スピードは倍化する!!
日々テクノロジーが進化しているのを感じるが、これから世の中の変化スピードは加速するらしい。
それは色々な技術が合わさる(融合)するから。
この本には僕の知らない技術が開発されているのが分かる。
知らないことを知れるのは単純に楽しいし、この手の本は読んでいてワクワクする。
・AIが普及するのは悪ではない。
人口減少による生産力低下を防ぐためには普及が欠かせなくなる。
・3Dプリンターの普及により、ローコストでの原料調達が可能となる。
卸、物流業務が不要となるかも?
・量子コンピュータの可能性
・太陽光発電にペロブスカイトという変換効率が良い材料が登場
Posted by ブクログ
テクノロジーの発展に非常に楽観的な大富豪の知人が、需要と利潤があれば、環境問題は解決すると確信を持って話すが、これも同じ方向性。社会的使命と頭脳と行動力を持つ人たちに期待したい
Posted by ブクログ
とにかくカバーがね。かっこいいのよ。これ。
なんかね。ファサファサしてんのよ。これ。
中身としてはこの手の本はSFチックな書かれ方をしつつ、最新技術の動向やそのビジネス転用を現実に即した形で書かれているのでワクワクして読めます。
タイトルにある「加速」の意味が多くの分野の例を参考にイメージできます。
個人的にはもう少し技術的な踏み込んだ話を期待しましたが、広く浅く将来的な予測が書かれていますね。
まとめますと、とにかくカバーがかっこいいですね。うん。
Posted by ブクログ
原著の評価は高いようだが、訳の問題もあるのか、情報の羅列といった感じで読みづらさを感じた
発刊直後に読んでいれば印象も変わったかもしれないが、広く浅くトレンドのキーワードに触れつつ説明したもの、といった印象で新しい学びは限定的であった
Posted by ブクログ
2020年の出版。
2025年時点で読むと、少し楽観度が高い印象を受ける。
テクノロジーがエクスポネンシャル(指数関数的)に進歩するという指摘からは重要な示唆をえた。
水素社会化の言及が乏しいのは、なぜだろう。
2030年に再読したい。
Posted by ブクログ
あと5年の間に、世の中の仕組み、科学、自然、働き方たと経済がこれ程にも変わってしまうのかと驚愕した。単に人間にとって便利に生活出来る期待感と、刻々と迫る地球、自然、生物への破壊を、早く食い止める術が出来て欲しいとの焦燥感が、本を読みながら入り混じった。自分の仕事の領域にも大いに関係しそうな、先進医療、フロー、BCIについては、注意深く学んでいきたいと思った。
Posted by ブクログ
■評価
★★★☆☆
■感想
◯2020年の時点での10年後予想される未来を書いたもの。
◯物理化学のテクノロジーの進歩は、そこまで急激になるかは疑問だが、AI活用については現状加速している状況だと認識している。
◯福島原発のはなしで、ロボットが稼働困難な理由が間違っている。アクチュエーションが難しいのではなく、半導体が放射線で壊れて(ON/OFFスイッチがうまく機能しなくなり)センサやメモリがやられるから なはず。ホンダもボストン・ダイナミクスも関係ない。
◯本だけではなく、自分の肌で未来を予想して動いていくことも重要だと感じた。
◯テクノロジー視点からの変化の有りうる変化を見ている。本書では人文科学的な視点が大きく抜けていると感じた。つまり歴史的背景、責任の所在、文化である。リープフロッグが発生するならわかるが、これらの積重ねが、ある意味足かせになる状況の解説がされていなかった。
Posted by ブクログ
同じ世界にいるのかと思うくらいテクノロジーの進歩、それを活かしたビジネスを日々考えてアウトプットしている起業家たちに脱帽。
世界でなにがおきているか、身近に考えられるようになりたい。
Posted by ブクログ
とんでもない技術革新がとんでもない速さで展開されていることがわかる衝撃の書。テクノロジーコンバージェンスが世界を変える具体的例が、小売、広告、エンタメ、交通、教育、医療、金融、不動産、環境、長寿、宇宙などの各分野で現状と近未来を考察。特に印象的だったのは、食料分野での革新。太陽も土地も使わない屋内農場での葉物野菜や動物に危害を加えない完全培養肉などは既に実用化の段階にある。
本書は、楽観的未来予想だけではなく、リスクとその解決策についても指摘している。
さらに、こうした明るい未来を実現するために、人類はかつてない規模での相互協力が求められる点も忘れてはならない。
現状変更を画策する共産主義国群は、未だに武力侵攻や脅しで世界秩序を破壊している。ロシアのウクライナ侵攻による穀物価格高騰という世界規模の経済的影響もさることながら、疑心暗鬼となった国は自国防衛のために軍事費増強という(本来)不要な支出を余儀なくされる。もしこの予算を技術革新に投資できれば、明るい未来がより早く実現するのは間違いありません。
Posted by ブクログ
シンギュラリティ テクノロジーの進歩が指数関数的な加速を伴い特異点つまりシンギュラリティを迎え無限大となること
エクスポネンシャルテクノロジーの12産業について述べている
圧倒的なスピード感を感じる
もう7年後には本当にこんな世界がくるのだろうか
Posted by ブクログ
いつか誰かからおすすめされたので、気になって読んでみた。
タイトルの「全てが加速する世界」というのは、かなりキャッチーなタイトルだ。
果たして内容はというと、悪くはなかった。
仮想通貨、ブロックチェーン、AR/VR/XR、宇宙事業…などなど。
主にテクノロジー領域での、今っぽいトピックが網羅されている。
ただ、ちょっと古い感じは否めない。
発行年度は2020年。もう3年前だ。
いま読むと、印象が変わる部分は無くはない。
例えば、アレクサのような音声デバイスについて。
本書ではかなり肯定的に描かれる。
けれど、音声入力系って言うほど大衆化していないよね?わざわざ声で操作するのって意外と面倒。
他にも、ビットコインだって一時期つけたピーク値をずっと下回ってる。
現実は結構泥臭い。
例えば、傘なんてもうずっと進化していないしね。
そういう意味では、この筆者?はテクノロジーの進化と普及に関して、とても楽観主義とも言える。
自分はそれを割り引いて読んだけど、まぁ筆者の温度に合わせてワクワクしながら読むのも良いかもね。
ただ、薄く広くという感じの本なので、特定の領域に関して知りたいなら、別の特化した本を読むのが良いかも。
Posted by ブクログ
難しかった。それが最初の感想です。このような未来予想図書物は、興味本位で今までもたくさん拝見してきたが、夢物語が過ぎて逆に読みやすかったものの、こちらの本は、より具体的でかつ実現可能な故に書いてあることが専門的過ぎて理解に限界があった。もちろんいい意味であるが。
将来への危機感みたいなところも含んでいるものの、どちらかというもポジティブな内容です。特に、「買い物の未来」と「医療の未来」については、感銘を受けた。自分の身近な内容ということも背景としてあるが、理解しやすいし、想像しやすかった。まあ確かにそうなるよね!という点では、ある程度の驚きは限定的となったが、そうなって欲しいという願望も形になる未来が未来でなくなってきていることに幸せすら感じた。
また、このような書物には労働力の問題は触れざるを得ない。システムやテクノロジーの進化は、人間力の必要性を疑問視する要因であるが、この書籍では、特に心配はいらないという。むしろ、人間力はさらに必要になると訴えている。それは今までの書籍とは異なるところだろう。日本は逆行しているが、今後世界的に人口が急激に増加する中で、その論点は様々な希望を含んでいることは間違いない。
この手の書籍は、ただ未来に希望を抱くだけではなく、しっかり自分なりの創造を膨らますきっかけにしなければならない。個人的に様々な挑戦を求めるので、ただ、面白い。に、さて、どうしよう。までも加味しながら読み進めていくことが大切である。それがこの書籍をさらに楽しく熟読する方法のひとつである。そんな当たり前なこと言うまででもないが―
Posted by ブクログ
コンバージョンあるいは、エクスポネンシャル・テクノロジーが順調に開花した場合にやってくるだろう世界の未来予測。多くの生産の過程や、輸送の過程に、AIとロボティクスが反映され、物事の実現が、快適でダイレクトで無駄のないものになる。自宅のソファーに腰掛けたまま、好きなものを手に入れる。あるいは、ARゴーグルをかけ、気になったモノに視線を向けると値段や適切なアドバイスが表示される。ここまでは、それほど新しい話ではない。ユビキタスや、ARが搭載された任天堂の3DSのでた頃にすでに聞いたことのある話だからだ。ところが、現実に異常気象で水没した村を3Dプリンタで再現して、苦境を救ったという話や実現不能といわれた難病を救う薬や治療法などが、現実に起こり始めている技術革新とすると、シンギュラリティに語られる人の仕事が機械にのっとられるばかりでもないのかも知れない。著者は大移動のあとは、それ以前の世界より、富が増している、今回の大移動も、コンピュータなどを利用して教育も、早く一度に多くのことを、教育できるという。ただ、言葉でそういうほど簡単ではないだろうなあ。デジタルカメラは、誰でも手軽に画像を手にすることができるようにしたけれども、フィルムカメラの画像と比べると、かなり長期間、影や色調が微妙に不自然だった。長い間みていと、目に痛みを感じたり、ふいに、吐き気がしたりする。今はそれほどでもないので画素が増えて調節できるようになったのかもしれない。この本にある未来予測のいくつかは、現実化するだろう。ただ、頭蓋骨内に、クラウドに接続するためにニューロンネットを埋め込みいくつも脳を接続して、集合無意識を探るという話になってくると、アニメのサイコパスのワンシーンを見るよう。爆発的に能力が開花する、というのだが、なんか痛そう、ではないか? とはいえ、時代が変わっていくその変わり目にいて、イメージのわきにくい次に来るもののヒントが豊富なのと、今現実に実現されたことと、のつながりが見える述べられ方がされていて、考える材料を豊富にくれる本。