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2019年のノーベル化学賞受賞が決まった吉野彰さんが、科学に興味を持つきっかけになったという『ロウソクの科学』。2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが大きな影響を受けた本としても知られます。
『ロウソクの科学』は、まさに「もし19世紀にノーベル賞があったら、彼は幾度も受賞したはず」と異口同音に言われるほど、化学・物理の業績を多くあげたマイケル・ファラデーによる、講演の記録です。
彼は、一般の人たちがワクワクするような実験を見せながら、「ロウソクはなぜ燃えるのか」「燃えている間、何が起きているのか?」という謎を解き明かしていきました。さらには、空気や水、金属、生物といった、この世界を形作るものの仕組み、美しさもつまびらかにしていったのです。
本書では、この講演を紙上に再現。今までの国内翻訳書にはない、再現可能な実験の写真や図解を掲載し、完訳ではなく抄訳によって、話の流れをわかりやすくしています。
また、物語としても読める親しみやすい構成とし、巻末には化学式によるまとめも用意しました。産業革命によって大きく時代が動いた当時と同じように、現代にも通じる知恵がつまった歴史的講演をぜひ!
Posted by ブクログ 2021年07月18日
知り合いの化学の先生と物理の先生に「『ろうそくの科学』の中では一番理解しやすい本ですよ」と勧められて読んでみた。確かに、写真や図版がたくさんあるので、わかりやすいし興味を持って読み進められた。文学部出身かつ化学も物理も赤点だった私がそう思うのだから、たぶん、誰でも楽しく読めると思う。
横から覗き込ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月29日
去年、ノーベル賞受賞の吉野彰氏が言及していたので、読んでみた。
著者のマイケル・ファラデーが69歳の時に行った講演をまとめたもの。「ファラデーの時代にノーベル賞があったなら、6回は受賞していただろう」と言われたらしい。6回!、想像を絶する。
一つまとめておく。
呼吸
「人間をはじめとする「哺乳類の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月26日
ファラデーの『ロウソクの科学』は、ずいぶん前に、少しだけチラ見したことがあった。ノーベル賞を取ったりした、色んな有名な科学者が、中高生時代に、その面白さにのめり込んだ、といったような記事を見たからだったと思う。
ただ、その時に感じたのは、「これ、けっこう難しくないか?」という印象である。中学生の頃か...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月29日
中学校の理科で学習する内容が、ろうそくの科学で多く学べることがわかる。しかもこれが約160年前に発見されていたということが驚き。先人たちによって受け継がれてきたものの上に現代社会が成立していることを痛感させられる一冊だった。
マイケル•ファラデー、科学者としてだけではなく、教育者としても魅力的な方だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月20日
ノーベル化学賞を受賞した吉野彰博士が言及したことで話題になった「ロウソクの科学」の解説書。
同じく化学賞受賞者であり監修者の白川秀樹博士の言葉にある通り、「ロウソクの科学」はちょっと古く、また図解も少ないので、娘にはこちらの方がよいと思い、手にしました。
まず、「ロウソクの科学」の内容が素晴らしいで...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月13日
もともと読んではどうかと薦められていたものです。岩波文庫も角川文庫も読み切れる自信がなくて手に取ったのが本書です。私はまるっきり文系人間です。理科チックなことは高校卒業から離れています。化学式はほぼ忘れています。
素人に向けて編集されているからなんとなくわかった感じです。実験もやってくれていて楽々...続きを読む
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