【感想・ネタバレ】登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術のレビュー

あらすじ

登山人口は年々増加の一途をたどり、いまや登山は老若男女を問わず楽しめる国民的スポーツになっています。いっぽう、登山人口の増加に比例して山岳事故も増えており、GWや夏期のハイシーズンには、事故のニュースを目にしない日はありません。安全な登山技術の普及が喫緊の課題となっています。本書は、安全に楽しく登山をするために、運動生理学の見地から、疲れにくい歩き方、栄養補給の方法、日常でのトレーニング方法、デジタル機器やIT機器の効果的な使い方などをわかりやすく解説しています。さらに、豊富なコラムで楽しみながら知識が身につけられます。

目次
第1章 登山とはどのような運動か
第2章 山での疲れにくい歩き方
第3章 山での栄養補給の方法
第4章 環境の影響から身体を守る
第5章 山で起こる身体のトラブルを防ぐ
第6章 体力トレーニングの考え方と方法
第7章 登山計画の立案と身体面の準備
第8章 安全登山の仕組みづくりとセルフチェック

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

先日登山へ行った際、捻挫したりふくらはぎの筋肉痛で数日間動けなかったり、何が不足しているのかどう改善できるのかを考えていた。そんな疑問もこの本1冊で全部クリアになった!

水分と携行食の考え方にも納得。下山後やたらお腹空いたのはこれが原因だったのね。本を読んで知識をつけるは重要。そして科学的な視点で考えることは未来の自分を守るためにも重要。   

益々山行きたくなった〜!歩き方試してみたい!
(何も考えずにダウンロードしたYAMAPアプリ、あれめちゃめちゃすごい開発なんだね、という単純な感想)

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2025年03月09日

Posted by ブクログ

ただ体力をつけるのでなく筋トレやペースコントロールすることを意識的に取り入れたいと思えた。
また水分補給、摂取カロリーは今まで感覚で行っていたが、数値として割り出せるので活用していきたい。

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2024年10月09日

Posted by ブクログ

登山を趣味のひとつとしているけど、この本を読むまで科学的に登山を考えたことがなかった。体力さえつけとけば登れるだろうくらいの乱暴な捉え方をしていた。

歩き方やトレーニングの仕方は気づかされることも多く、この本に書かれていることを実践することでこれからの登山がますます面白くなりそう。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024/7/27 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
2024/8/2〜8/5

登山を科学してこられた山本先生の本がブルーバックスに!他で読んだことも多数あったが、今回の一番の収穫は登るペースについて。一般登山は300m/hで良いとのことで、それは10秒で5段、階段を上がるペースとのこと。実際やってみたが、難しいくらいにゆっくり。今まで途中でばてることが多かったが、このペースなら行けそう。早速、来週行く予定の登山で試してみよう。

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2024年08月06日

購入済み

読んでおく価値があると思います

運動生理学の立場から、疲れにくい歩き方や、栄養補給の方法、登山における身体のトラブル(疲労、低体温症、高山病……)、トレーニング方法などが解説されています。
登山者の視線で書かれているので分かりやすく、頭の中の整理が出来て、今後の取り組みに大変に参考になりました。

#タメになる

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2024年07月24日

Posted by ブクログ

登山を余裕を持って楽しむために必要な準備、トレーニング、知識などが根拠をもって説明されててすごく勉強になった

登山を続けるかぎり、繰り返し読みたい

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2025年09月19日

Posted by ブクログ

運動生理学の観点から書かれているので、行きたい山に向けてどんなトレーニングをしていけばいいのか、分かりやすく書いてある。登った山を可視化して考えることなど、今まで知らなかった考え方を知ることが出来た。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

登山を科学的に分析した一冊
登山がジョギングなみの運動量であること
行動食の取り方、特に炭水化物や水分、塩分の摂取が身体に与える影響は、勉強になりました。
登山のトレーニングの方法。上り下りが一ヶ月あたり、2000メートルを目指す
登山の最適なトレーニングが、登山であることは、実感できます。

日々、働いていたり、天候によって山に行けなかったりすることもありますが、山登りは楽しいなと思います。
昔、手首を骨折したこともあり、改めて、安全登山を考える上で役に立ちました。

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2025年04月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

科学的に登山のノウハウが書いてある。
疲れにくい歩き方
主観強度、心拍数、物理的な強度。
上りは心肺。下りは筋・骨。
脱水量の計算式。
高山病への対応。
日常トレーニング。±2000m/月。

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

運動生理学という学問に初めて触れましたが、感覚的だと思っていた体の動きや痛みが、科学的な根拠によって解明される、とてもスッキリした読後感があります。

登山によく出かけるようになり、これから長い間登山を楽しみたいと考えていたので、明快な理論と具体的なアクションが分かり助かりました。

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

週一回5時間の山登り、月一回は長めの山登りで理想的な運動量になる。登りは遅筋、下りは速筋が鍛えられる。
最大心拍数は、208ー年齢×0.7のほうが正確。乳酸閾値はそれの0.75のあたり。
登高速度が300m/hのとき、ハイキング程度、400mは無雪期登山。ジョギングに相当、500mでは雪山、岩山、沢登り、ヤブこきなど。ランニング相当。
普段、駅の階段は700~800m/hでのぼっている。短いからできるが、登山では続かない。ゆっくりのぼれば疲れない。

水分、炭水化物、塩分が摂取できれば数日以内は問題ない。スポーツドリンクは糖分と塩分が含まれている。塩分が少ないので薄めると足りなくなる。
経口補水液は糖分が少なく、塩分は2倍以上ある。

登山ではエネルギーのうち8割は熱になる。
寒さによる疲労の方が怖い。低体温は春山や秋に起きやすい。暴風雨に遭遇しない対策を考える。
酸欠は睡眠時に増大する。眠ると呼吸が浅くなるから。
酸欠は呼吸法でカバーする。深呼吸と腹式呼吸。深呼吸は2~3分程度。

登山の筋肉痛は軽登山を行うことで防ぐ。
有酸素運動だけでなく筋トレも行う。筋力やバランス能力が不足している。
階段昇降は、運動の様式や強度からいい運動だが、運動量が少なすぎる。
普段のトレーニングは、特異性の原則に反している。週一回程度の500m程度の軽登山が最適。
月に2000mの登り下りを目標に。

筋力と持久力、どちらも大事。どちらかというと筋力。
スクワット、上体起こし、足起こしは登山に重要だが登山だけでは強化されない。筋トレを実行している人は少ない。

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2024年08月01日

Posted by ブクログ

基本的な内容で、わかりやすく、中身も真っ当に正しいものだと感じた。
初心者向けの本で、目新しいことはあまりなかったが、再確認ができた。
ランニングに通じることも非常に多かった。
特に印象に残ったのは、低体温の怖さと、それを回避する実践力の大切さだ。
登る速度が速くなりがち、ということもうなずける。
私は軽いトレランも兼ねて登るので、どうしてもスピードを上げてしまうけれど、体に余裕をもって登らないと、下りの危険度が上がってしまう。
気を付けたい。
これからも無理な登山はせず、慎重に、気づいたことには早い目に対処することを心がけたい。

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

去年の秋から登山ブームがきているので、登山の運動効果や栄養の考え方、下界でのトレーニングについて学びたいと思い購入。

上りと下りとで筋肉の使われ方や、必要な栄養分が異なることが発見だった。

脂肪の燃焼には炭水化物が必要だということも初めて知った。炭水化物を燃やしきってから脂肪を燃やす、と聞いたことがあったので、炭水化物を多く摂りすぎると脂肪が燃焼されないのでは?と思っていたが、それは誤りだと分かった。痩せることを目的として登山をするならば、積極的に炭水化物を摂っていく必要がある。

しかし、栄養の取り方はドカッと摂るのではなくて、こまめにとっていかないと、消化吸収に血液をもっていかれて運動能力が低下してしまうということ。

登山について運動生理学の観点から指南してくれる本はありがたい。ブルーバックスから出版されているので、科学的な知見に基づいている。ただし、登山の運動強度はある程度の主観(自分がキツいと思うかどうか)も基準となるらしいので、数字にとらわれず、自分の体と相談できるようにならないといけないと感じた。

対象読者が60代以降の中高年(というかシニア寄り)のようなので、30代の私には少し合わないかもと感じた。登山の趣味がこれからも続き、加齢で体が動かなくなり始めたら再び読みたいと思う本だった。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

 年間20日程度のへなちょこハイカーにとって、「登山」というとすごい山(富士山とか槍ヶ岳とか)のイメージ。いつかは行きたいなーと遠くから眺めていた近隣の山に先日初めて登った。お、意外といけるなと、次はあの山かと妄想する。とはいえ年も年だし、無事に登って帰ってきたい。そこで、本書を買ってみた。
以下は「なるほど」と感じたこと。
〇登山のトレーニングは登山で(平地の運動では補助的にしかならない)
〇月間±2000mが目安(日本アルプスに行きたいなら)
〇普通に登ると大抵ペースが速すぎ(標準コースタイムは安全な設定)
〇普段から平地の補助トレーニングも加えた方が良い(レベルアップしたいなら、特に中高年)
〇加齢で最も劣化するのはバランス能力(転びやすくなる)
 確かに間を開けずに通ってると、どんどん登れる。ペースもゆっくり過ぎなくらいが疲れも残らない。バランス感覚は落ちたなあ。ちょくちょく読み返すことになりそうだ。実践あるのみ!

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2024年10月03日

Posted by ブクログ

登山は極めて優秀なエクササイズ。
だが、この優秀なエクササイズを有効に続けるためには、普段のエクササイズが大切なのである。

もはや、目的と手段が入れ子になっているのだが、要するに、登山とは目的であり手段であるわけだ。

いいじゃん、登山しようぜ、楽しいからで。

いろんなサイクルでこんな運動が身体にいいぜ、豊かな老後のために運動しようぜというブームみたいなのがある。ウォーキングとかランニング、自転車、筋トレ、柔軟、なんとか体操。
とてもいいことだと思うが、大体、別段運動だけしたいわけじゃないので、こんなことだけやってられねえ、で終わる。
この本もちょっとそんな感じはあるな。登山についてのリスクにかなりページを割いていて、登山舐めるな、ちゃんと身体作ってからやってこいとも言ってるし。

まあブルーバックスだし。
あんまり登山の魅力は溢れてません。登山に魅力がある人が読んだ方がよかろうもん。

ただ、強行1日登山で富士に登ろうってやつは、高山病体験ツアーであることはよく読んだ方がいいと思った。

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2024年09月09日

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