あらすじ
■この1冊があれば、不確実性の高い世界で活躍し続けるための最強の思考法が身につく!
「バリュー」――。それは、ビジネスパーソンにとって最も大切にすべきことだ。
なぜなら、あなたの仕事の対価として支払われる給料は、あなたが組織に提供した「付加価値」に他ならないからだ。
あらゆる仕事において、バリューなくして報酬を得られることはあり得ない。
しかし、毎月支払われるサラリーに対して、見合ったバリューを出せているかを意識できているビジネスパーソンは、あまりにも少ない。
コンサルティング業界では今、コンサルバブルの崩壊の危機が迫っている。大手ファームでも人員整理が進む中、生き残るためには真のバリューを提供し続けなければならない。
また、AI技術の発達によりホワイトカラーの仕事が代替される時代。自らのバリューを常に意識し、アップデートし続けることは、もはやコンサルタントだけでなく、すべてのビジネスパーソンにとって最重要の課題だと言える。
本書の著者、松永エリック・匡史氏は、そうした厳しい環境をアクセンチュア、デロイト、PwCなどの大手ファームで20年以上にわたって生き抜いてきた。そして、ついにはパートナーにまで上り詰めたトップコンサルタントである。
本書では、そんな長年のキャリアの中で松永氏がコンサルタントとして活躍し続けるために培ってきた「バリューを出すための思考法とノウハウ」を余すことなく紹介する。
「バリューのことだけ考える」というシンプルな指針が、不確実性が高まる現代のビジネス環境を生き抜く最強の武器となることを説く。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
バリュー思考。他の本にはない、著者の実体験に基づく仕事術。クライアントのニーズに応えるための基本作法、市場価値の高め方、仕事に対する姿勢、自己研鑽、メンタル不調への向き合い方など、トップコンサルタントの思考法が学べる。読むと明日からまた仕事を頑張ろうという気持ちになれる。
Posted by ブクログ
コンサルタントの仕事についてのエッセイだが、どんな仕事にも通じる内容で、建前だけでなく深みがあると思われた。なんというか、微妙なさじ加減が感じられる。
強いて言えば、メンタル対策としてあげられている自己分析については、落ち込んだ時こそ本当に強い人だからこそできると思うし、一般的な方は自分を責めてしまうと思うので、曖昧にして考えない方がいいと感じた。
また、泥臭い仕事術なので、そういったコンサル本を読んだことのない人にはいいと思う。また、プロマネの大事さも改めて感じられた。
Posted by ブクログ
徹底したバリュー意識と人間関係構築が必要
バリューを意識すると業務が増えすぎて悩むこともあったが、そこの整理ができた
バリューを作っていく業務はアーティストの側面がある
→こだわって業務過多になるのは一流のコンサルも味わっていること
プロジェクトのコントロールは正しいレイヤーにアプローチするための人間関係が必要
→結論の主導権を握ってマネジメントする力が必要。そのために適切なレイヤーに根回しをできる人間関係構築が必要
SNSは交流を深めたい人と深掘りをしたり、興味を探すのに使える
軸がブレたときに読み返したい本
Posted by ブクログ
世の中ではチームを動かすことがマネージャーの仕事とフォーカスされすぎてる。
マネージャーの1番大事な仕事はクライアントをコントロールすること。
その基本になるのがクライアントの期待値の調整。
こちらから働きかけない限りクライアントの期待値がいくらでも上がってしまうため。
コンサルタントは御用聞きではない。
いかにクライアントを適切な案に導くかが大事。