【感想・ネタバレ】デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】のレビュー

あらすじ

東京・下落合、戦火を逃れた邸宅に集められた4人の女性。
GHQの一声で、彼女たちの人生を変えるハチャメチャな同居生活が始まった。

1946年11月、日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた “民主主義のレッスン”。いやいや教師役を引き受けた日系2世のリュウ、地位と邸宅を守るためこの実験に協力した仁藤子爵夫人、生徒として選ばれた個性豊かな4人の女性――それぞれの思惑が交錯する中、風変わりな授業が幕を開ける。希望と不安、そして企み……。波乱の展開が感情を揺さぶる、今年一番の超大作!

【電子版おまけ】
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Posted by ブクログ

森絵都さんの作品を読むと、物語に飢えていた頃の感覚を思い出します。
次の展開を予想するヒマもないほど物語にのめり込み、登場人物と一緒に泣いて笑って…そういえばこれが物語の楽しみ方だったなと、久しぶりに実感できました。
そして何より、文章がカッコいい!
難しい概念や複雑な心境も、森絵都さんの手にかかればヌルッと容易く心や頭に入り込んできます。
どこを切り取っても「ここはこうで、最高なんだよッ!」と語れるほど、最初から最後まで濃密な作品でした。
サイコーー!

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

面白かったー
いや、本当に面白かった
今年に入ってすぐ、こんな面白い小説に
出会えるなんて、幸先がいい(?)

日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた
“民主主義のレッスン”の教師役を引き受けた
日系2世のリュウが、生徒として選ばれた
個性豊かな4人の女性達と風変わりな授業を
始めるところから物語は始まる。
性格も境遇も全く違う若い4人の女性達が
半年という短い期間の中でどんな風に変わって
いくのか。日系二世のリュウは胃が痛くなり
ながらも彼女達に民主主義とは何かを教えていく。
そもそも民主主義とは何?
アメリカの理想の民主主義を日本人に
押し付けてどうしようというのだろう、
そんな風に思いながら読んだ。

全体的にとても読みやすく、登場人物がとても
魅力的(面白い)デモクラシーという言葉に、
少々難しさを感じていたが、笑いがあり恋があり、
そして最後にあっというような逆転劇が盛り込まれていて、609頁にもわたるこの長編を読めるのか
心配だったけれど、最後まで飽きることなく
読むことができた。

様々な経験を経ての半年間を終えた、
彼女達なりの答え

『最後の質問です。
あなたにとって民主主義とは何ですか?
多くの人間が共有できる平和の支軸
(真島美央子)
遠慮しない勇気と、相手を思いやる広い心
(近藤孝子)
自分の目で見て、自分の頭で考え続ける事
(小野クニ)
ここにいた時間のぜんぶ(宮下ヤエ)』

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

森絵都さんの本はみかづきに続き2冊目。教育を描くのが得意な著者さんなんだなぁと思いました。

日本を民主化するためにGHQの意向で集められた4人の女の子たち。「女は控えるもの」な日本的な慣習、考え方なところから民主主義を学んで変わっていく半年間の物語。とっても読み応えあって好きでした。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

4人の女性と1人の先生の民主主義講座。
日本の敗戦後、確かに民主主義が一気に広まったわけではないし、時代と人の成長があって大変だけど楽しい時代だったろうな、と。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

民主主義を戦後の日本人に学ばせる実験。選ばれたのは日本人女性4人。生きていくのに精一杯の日本に、民主主義の種は開くのか。
生徒役の4人が4人とも魅力的で良かった。いつの時代でも言えることだけど、人が変わっても社会が変わらなければ何も変わらない。そこまで昔の話でもないのに、今と違いすぎて驚く。変わらない部分もあるけれど。なんだかんだでマリコ夫人は完全には憎めなかった。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

長編ではあるが、惹き込まれる文章で読みやすく、とても面白かった。
舞台は戦後日本だが現代の私たちにとっても大切で、改めて考えるべき論点が随所に散りばめられた、皆が一度は読むべき本だとおもう。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

年末に、とても心温まる作品と出会えた。カラフルの頃から好きだったけど、読ませる力がとにかく圧倒的。600ページの長編だけど、あっという間に読み終わってしまう。そして、読み終わりたくないという気持ちが、膨らみ続ける。その名の通り民主主義の入門書であり、はらはらのミステリでもあり、若者たちの群像劇でもあり、くすぐったいラブストーリーでもある。長年活字から離れてたけど、本を読む楽しさを思い出させてくれた友人に心から感謝を。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後半に謎も解き明かされ、どんどん物語に引き込まれていった
最後の終わり方もすっきり

民主主義とは何か?
登場人物の答えに
遠慮しない勇気と、相手を思いやる広い心
自分の目で見て、自分の頭で考え続ける事
とあったが、自分の生活にも大切なことだと感じた

森絵都さん、子どものころからずっと読んでいるけれど、やっぱりおもしろい

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦後の東京、GHQ指導のもとに民主主義レッスンの教師役となった日系二世のリュウと生徒の20歳前後の女性5名が、戦争の傷跡残るなか、それぞれの道を見つけていくお話。孝子がマッカーサー元帥に宛てた手紙がとても辛く心に響いた。戦争で家族も持ち物も全て失った孝子が、戦後雇われたお屋敷では豪華な宝石、食器、家族がそろっていて、『若しかして、戦争に負けたのは私達貧乏人だけだったのではないかしら。・・自分達の力で自分達を守ってゆきたい。もう二度と騙されたくない。』と胸の内を打ち明けている。戦後同じような思いを抱いた人は多かっただろう。戦後の日本から希望が生まれてくる過程を描いており前向きになれる一冊だった。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

テーマ、構成、筆力、物語としての品格、清々しさ、ユーモア性など一級品
傑作の部類、誰にでもお勧めできる
読書していて良かったと思える一冊
選考、エントリー前に読んだけど、文句なく直木賞に相応しいと思う本

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「うち、知りたいんです。民主主義って何なのか」

戦後80周年。
そんな2025年のうちに読みたかった作品をやっと読めました!

「民主主義とは何か」
これが、最大の問いであったように思う。

民主主義に正解はない。
「十人に聞けば十通りの民主主義がある」
「日本には日本らしい民主主義の花が、いつか咲くんじゃないでしょうか。」
確かにそのとおりだなと思う。

私も読みながら、リュウのレッスンを受けてる気分になった。

第6章の終わりからの伏線回収の展開にはかなり驚かされたが、ほんとうに面白い1冊だった!

本作は何年か経てば、ドラマ化するんじゃないかなと思った!
是非、楽しみな作品です

分厚い作品なので、読み終わるのに時間がかった。
しかし、社会好きの私には、いい勉強にもなってたいへん面白く、読みごたえのある作品でした!!
読んで後悔しない作品です!

是非、オススメの作品です。

【印象に残ったセリフ】
〜ケーディス大佐が、リューに言った言葉〜

●「トライアル・アンド・エラーだよ、リュウ」

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

戦後の混乱期、日系2世の主人公がGHQの一員として、日本に民主主義を定着させるための実験で教師役を引き受けることになる。集められた4人の女性たち。育った背景も性格も違う。教師役の主人公でさえ、とらえどころがないと思っている民主主義を、6ヶ月の実験期間の中でどう教えるのか?実際問題として、戦後80年経った今の日本でさえ、民主主義を完全に消化できていないというのに。教師と生徒だけでなく、彼らを取り巻く人々もさまざまで、それぞれの思惑があってこの実験に関与してくる。単なる授業のはずが、予期せぬ方向に動いていくのが面白く、読んでいてワクワクさせられた。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

 戦後間もない日本。敵が敵ではなくなった今、どう生きていくのか?迷う日本人を導くべく、GHQに選ばれし四人の若い女性たち。四人は育った環境も性格もバラバラですが、みんな戦争で家族や大切なものを失い深く傷ついて、、、
 そんな彼女たちの教師となった日系2世のリュウ・サクラギさんと彼女たちの悪戦苦闘の日々に、私は笑ったり涙ぐんだりしながら、物語に惹き込まれていきました。
 レッスンの期間として与えられた半年間で、様々な事件や体験を経て彼女たちの心が一つになっていく姿や、夢に向かって進もうとする姿、サクラギ先生との絆が強くなっていく様子がジワジワと伝わってきました。
 そして、最後の1行まで目が離せない素敵な結末(書きたいけど我慢します)が待っていました。
 サクラギ先生、美央子さん、孝子さん、ヤエさん、吉乃さん、クニさん、皆さんに出会えて良かったです。
 著者の森絵都さんに感謝!

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

登場人物が皆、魅力的で、躍動感あふれる物語でした。
600pを超える長編ながら、中だるみすることもなく、ずっと続きが気になるおもしろさ。
生きる喜びや楽しさを思い出させてくれる、さすが森絵都さん!と感動しました。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

進駐軍は、占領下の日本では、圧倒的な特権階級ですが、国に帰れば、タダの一般人なのですね?だからこそ、デモクラシーの教育をしてやるのではなく、一緒に悩み考えています。両方の視点から同じ事柄が語られる。楽しめました。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

民主主義って一体何なんだろうと、600ページの大作を読みながらずっと考えていた。
戦後の日本。軍国主義から民主主義へ移行していく時代に「民主主義のレッスン」を受ける実験に選ばれた女性四人。
このちょっと不思議な設定に最初は戸惑ったけど、個性的な四人の生い立ちや成長を知るうちに、気が付いたら応援する気分になっていた。
この作品を書くにあたって森絵都さんは450冊もの関連資料を読まれたのだそう。要所要所にその時代ならではの描写があって、興味深かった。
レッスンをするリュウ先生のセリフ「与えられた物語を信じちゃいけない」は、まさに今の時代にもマッチする言葉。しっかり学んで、考えて…ということが、いつの時代も大切だなと改めて思った。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学校時代からずっと読み続けている森絵都の新作が出た!!と速攻で買ったものの、厚みに恐れをなしたのと一気に読んでしまいたくて積読。
結果、一気に読めて良かった!!

焦点の当たる女性が4人いるが、それぞれ模範的生徒という訳でもない。また身寄りないその女性たちを受け入れる側も慈悲心からではなく、どちらかというと非常に打算的なところが面白かった。
加えて、日常の中に起きた色々な事件の伏線も回収され、自分の中にあるこの時代の女性像が少し変わったかもしれない。

途中、田舎の男性教師の男尊女卑な発言は読んでいる私の方も凍りついてしまった。
だけど、現代でも(ここまで面と向かってではないにしろ)まだまだいるしなぁ…とため息が出る。

民主主義とはなにか、生きるとはなにか、教育とはなにか…考えても考えてもキリがないけれど、この先もずっと自分なりに考えていきたいと思う。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

民主主義に真っ向から挑んだ森絵都さんが、まず、かっこいい。この題材で今の時代にこんな長尺の小説書くのって、ホント、尊敬します。
巻末の参考文献の多さたるや!

4人(5人?)の女性の変容を大河小説のように描き、しかもミステリー要素も少しだけ入れて、後半のスピード感に繋げるあたり流石です。それから恋愛小説の要素も。

美央子の日記での、彼女たちからの視点で物語の復習がなされるところも秀逸!
もうはここら辺から一気読みでした。
いい読書時間でした。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

戦後まもなく、日本に民主主義を理解させる実験として4人の娘が集められた。
この民主主義が何なのかさっぱり分かっていない娘達にどこまで理解させる事が出来るか。
教師として奮闘するも娘達は何の関心もない。
果たして、と思うも娘達は其々の生き方を見据えていく様になる。
実は意外な事実が隠されていたのだが、読み進むうちに娘達には自由に羽ばたける世の中であって欲しいと願ってしまう。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

戦争が終わって、GHQ指導のもと4人の女性が選ばれ、安定した衣食住と引き換えにアメリカンデモクラシーの教育を受ける。教育を受ける事となった生徒とハーフの先生がこれを行う事でさまざまに変化して行く様を描いている。
最後まで話の転換が面白く、非常に面白かった。 

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2025年12月19日

Posted by ブクログ

600頁超の本作は、朝ドラを観ている気分になるほどに、戦中戦後の日本の情景や登場人物の心情を抜かりなくたっぷりと受け取ることのできる一冊。

戦後の日本にGHQがもたらした“民主化”
それまで軍国主義だった日本人にはなかなか理解の難しい民主主義を広めようと実験的に集められた4人の日本人女性達と日系2世の先生との半年間の授業の日々が綴られている。

終始、先生であるサクラギの視点から話が進んでいくが、終盤で生徒の1人である美央子の開講日からの日記が組み込まれており、それぞれの過去や個々の考え方や捉え方の違いについても深く触れられる構成になっていた。

本作を読んで、民主主義とはこれほどまでに矛盾を孕んでいるのかと辟易とした気分になると同時に、この四文字に未来を拓く底知れぬパワーがあることに心が揺さぶられた。

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

駆け抜けるのは、その志。物事が動く時、動きたくない気持ち、動きたい気持ち、それぞれが交差してさまざま思惑の中で、人は選び抜いて生きていく。時代という重石をいかに背負って、受け入れて生きていくか。強さとは何か、ということを改めて考えさせられる物語。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

600ページ超えの大作だが、あっという間に読み終えた。
戦後、GHQが支配する東京の、とある子爵夫人の別邸で、民主主義の教育が始まろうとしている。先進国の中で遅れをとっている女性たちを代表して生まれも育ちも異なる4人が集められる。指導者はサクラギと言う日系人。其々の思惑が交差しながら期日の半年を迎えるが、、
女性達(後に1人プラス)と子爵夫人の丁々発止が生き生きしていて面白かった。

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

600ページの大作で時間はかかったが、止まることなく読み進められた。GHQの日系の先生、4人➕1人の女性など魅力的キャラ達。

良かった。 ただGHQについて美化だけでは物足りない。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

戦後の日本の復興をテーマに日系二世とそれぞれの事情を抱える4人の女性の民主主義教育が始まる。空回りするサクラギ先生と4人の攻防が面白い。したたかな悪役仁藤夫人の暗躍とそのただでは起きない逞しさにあきれながも感心した。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

森さん、既読20冊。私の中でどうも定まらぬ作家さんです。結構幅が広くて、時々外れもあるのだけれど、今回は見事にフィットした楽しい話でした。
舞台は占領軍時代。民主主義の教育を命じられた日系二世の米兵と、その教え子となった4人の日本人の娘の物語です。とにかく登場人物たちのキャラがみんな秀逸で可笑しい。強欲で自己顕示欲の塊のような仁藤鞠子子爵夫人、上野の夜の街上がりで鋭い捨て台詞を放つヤエ、手配した太鼓にもれなく付いてきた師匠。そんな極端なキャラをストーリの中で自由に振舞わせる。何とも可笑しく、しばしば軽く声をあげて笑ってしまいます。仕込んでおいた「隠れキャラ」によって物語の後半に描かれる全体の俯瞰と転換も粋です。とにかく楽しい。
そんな楽しい物語の中、単なる政治形態としてではなく、より広義な民主主義(あらゆる集団で、個の自由や権利が等しく保障され、多様な意見が対等に議論される世界)が語られます。 森さんが本作で描きたかったのは、民主主義とは個々人が受け身の姿勢で享受するものではなく、自らが主体として参加し、勝ち取り続ける「意思」そのものだ、ということのように思います。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

戦後の日本は、順調に変わりつつあると言うが実際そう簡単ではなく、食糧難に住居不足、失業者の急増など問題は山積みで、民主的な生き方に耳を傾ける余裕がない。
占領政策への懐疑が広まる前に、日本民主化を進めるべく、GHQが始めたのは日系2生のリュウを教師にして仁藤子爵夫人の邸宅で4人の女性の授業が始まった

邸宅に集められた4人の女性の共同生活は、波乱に満ちていたが、徐々に彼女たちの思いが明らかになる。
第四章からの4人が書く豊富が、後々になってよくわかり、自由研究からはやるべきことが見えてくる。
後半からは彼女たちが気になって、ページを捲る手がとまらなかった。


旧態依然とした世界観はそう簡単には変わらないことを目の前にすれば落胆もする。

本人たちがどれだけ変わったとしても社会が変わらないと意味はなさないのは残念だが、最後は彼女たちは自分で自分の道を決めたことに意味があったのだと思った。



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2025年12月04日

Posted by ブクログ

戦後、多様な背景を持つ女性達に民主主義を教える実験をすることになった日系アメリカ人
自身も民主主義が唱える理想に疑問を抱きつつ、試行錯誤しながら女性達に様々なことを教えていくという話
視点が変わると全く感想が異なるという最後のくだりは面白く、二転三転する展開に驚いて楽しく読めた

一点読みにくいと感じたのは、打ち明け話系は思わせぶりにその場では内容をあかさずに後からこんなこと言ってたんだよ、と書かれているシーンが多かったこと
これは1,2回ならいいが、度々このようなシーンが出てきて「またか…」とストレスを感じるので、この書き方はやめた方がいいと思う

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

大好きな森絵都の新作。戦後間もない日本で、様々なバックグラウンドの女性4人に日系二世の青年が民主主義を教える話。森絵都っぽいコミカルさと、戦後すぐの悲惨さが同居していて、ぐいぐい読める。主人公の責任感というか、良心の持ち方がすごくて好感が持てる。制限時間のあるレッスンに沿って話が進んでいくので、このまま終わるのかなーと思いながら読んでいたら、ラスト近くにちゃんと転換があって、そこから一気に読み進めてしまった。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

P105 から始まる孝子からマッカーサーに宛てた手紙が私にとっては一番のハイライトだった。

戦争に負けたのは貧乏人だけだったのではないか、一部の人達はずっと勝ち続けていたのではないか。

苦しい思いをして戦時を生き抜いた一井の人々、大切な人を戦争で亡くした人たちからすると、何も失わず苦しい思いもせず変わらぬ生活を続けていた特権階級は憎くてしょうがない。どうしてこんな差があるのか。

民主主義がすべてを解決できるわけではないことを現代に生きる我々は知ってしまったけれども、当時の人から見ると民主主義はとても素晴らしいものだと思えただろう。

今、民主主義は正しく機能しているのか考えていかないとなと思う。

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2025年11月23日

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