【感想・ネタバレ】容疑者Xの献身のレビュー

あらすじ

累計290万部突破。直木賞を受賞した大ベストセラー!

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。
福山雅治主演で2008年に映画化され、堤真一、松雪泰子の熱演も話題になった。

※この電子書籍は2008年8月に文藝春秋より刊行された文庫を底本としています

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

素晴らしいトリック。トリックを知る前に知る愛情もすごいけど知った後の愛情がはかり知れなくて切なくて… 湯川先生と犯人の友情、草薙との友情色々が絡み合って感じるものが多い。サクサク読めました。

0
2026年09月20日

Posted by ブクログ

訃報を受けて東野圭吾公式ガイド40周年を購入。
そしてその公式ガイドで人気ランキングで第1位で長らく積んでいた本作を読むことに。

トリックもさることながら、石神の深い深い愛情がグッときます。
映画を先に見てしまったので原作読むのがここまで遅れてしまったのですが、堤さんの石神役がすっごく良くて大号泣だったんですよね。

正直物理とかよくわからなくて、ガリレオシリーズは少し手を伸ばしにくくなっていたのですが、本作はランキング1位納得ですね。

公式ガイド眺めていると、私は東野作品をどうやら半分くらいしか読んでいなかったようで、でもこれからまだまだ東野作品を楽しめると考えると嬉しいです。

二十歳くらいの時に母から「分身」の文庫本を面白いから読んで見れば?と手渡されたことがきっかけで東野作品を読み始め、そこから読書が私の生活の一部になったと思います。東野先生には感謝しかないです。心からご冥福をお祈りします。

0
2026年09月20日

Posted by ブクログ

さすがの傑作
すごいものを読んだ…という何とも言えない気持ちになった。
愛する気持ちはこんなにも人を狂わせてしまうのか、と思ったけどこれが人間のリアルなのかもしれないとも思った。それぞれの心情を考えるととても切ない。

0
2026年09月19日

Posted by ブクログ

愛する人を守るためならどんなことでもできてしまう。人間のリアルで恐ろしい一面が見えた。

愛する人のためなら人殺しも構わない。論理的なことならできてしまう、石神の冷酷な部分。だが反対に靖子に惚れて自分の生きる意味を与えてくれた彼女の力になりたいという温かみもある。

工藤が指輪を渡した場面がめちゃめちゃ切なかった。石神の思いや工藤のことを考えた時の靖子の気持ちを考えたらもう本当に切なかった… 湯川が大事な親友のしてしまったこと、彼の気持ちに気づいてしまったことを考えたら本当に苦しくなる。負の連鎖すぎて。。。誰も救いようがなくて本当に切なかった…

0
2026年09月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガリレオシリーズはドラマと映画で見ていたため小説は読んでいなかった
映画も何度か見たしトリックも知っていたがやはり小説でも読んでみたいと思い購入
分かっていたが泣いた

■湯川と石神と草薙
映画版を先に見ているためどうしても福山・堤・北村が思い浮かぶが、それぞれドラマ・映画版との違いがあり楽しめた(当たり前だが)
小説の石神は本当に冴えない見た目だから堤真一合わないよなぁと思うがあの演技を見せられては、、、違う俳優の方だったらだいぶ評価変わっていたのでは?
もし自分が先に小説を読んでたら文句言いながら映画見に行ってぶちのめされるのが目に浮かぶ(笑)

湯川もドラマ版の方が強めに偏屈押し出されてるな
小説の方がちゃんとコミュニケーション取れてるし草薙との友情も深い

■献身
広辞苑には『一身を捧げ尽くすること。自己の利益を顧みないで力を尽くすこと。自己犠牲』と書かれているらしい
まさに献身。安っぽい惚れた腫れたではなく、ただの身代わりではなく、献身。
死体入れ替えで靖子のアリバイを崩せなくすることに加え自分の退路も絶つ
ただ靖子に惚れたのではなく靖子と美里の親子二人に生きる意味をもらった
彼が人生をかける数学と同じく手を出してはいけない崇高なものだと感じる
(そうなると余計小説版での美里の行動を石神が知ったら、、、辛すぎ)

■ラストシーン
湯川も石神も靖子も全員が辛いラストとなった
映画でも小説でも号泣
多分何度見ても泣く
世の中理不尽だよなぁ
じゃあ冨樫をどうすれば良かったんだ…
あの時点じゃ警察も動いてくれないだろうし
よしんば逮捕されて刑務所入ったところで出てきたらまた付きまとわれる
それで起こる殺人なんてニュースで山ほど見るじゃないか
やりきれない…



ドラマから入ったので劇場版は陰鬱な雰囲気でかなり戸惑った記憶
ただ、シリーズ物としてではなく1本のストーリーとして、ミステリーとして完成している作品だと思う
ガリレオシリーズ他の小説も読みたくなった

0
2026年09月19日

Posted by ブクログ

傑作でした。天才同士の頭脳戦・湯川の苦悩・石神の愛情・靖子の葛藤・驚愕のトリックなど、幾層にも重なる物語が調和してラストにつながる、圧倒的な完成度です。

0
2026年09月19日

Posted by ブクログ

疲れたときには、こうした小説リフレッシュするのがとてもいい。ストーリーが爽やかでライトで読みやすいというものではなく、没頭してしまう読書。登場人物も個性的でトリックにも唸る、いい意味でエンタメ的に気持ちのいい本でした。

0
2026年09月18日

Posted by ブクログ

『容疑者Xの献身』を読んで、人を思う気持ちって、人間の行動にすごく大きな影響を与えるんだなと思った。湯川や草薙の友人に対する思いだったり、石神や工藤の愛だったり、理解するのが難しい部分もあったけれど、「誰かのために」という気持ちは、自分のためだけでは出せないような力を出させるものなんだと思った。

私は、自分のために頑張ることには、どうしても限界があると思っていて、守りたい人や愛する人、誰かのためにと思うからこそ、もう少し頑張ってみようと思えることがあると思う。だから、誰かのために頑張ることって、すごく美しくて綺麗なものにも見える。

でも、この本を読んで、その考え方が少し崩された気がする。誰かのためにという思いがあったとしても、罪のない人の命を奪っていいわけではないし、自分自身を犠牲にしてしまうことも違う。誰かを大切に思うことと、自分を犠牲にすることは同じではないんだと思った。

誰かを守りたい、幸せにしたいと思う気持ちは大切にしたい。でも、それだけではなくて、自分自身も幸せを掴まなくちゃいけない。誰かのために生きるのではなく、誰かを大切にしながら、自分も幸せになっていいんだと思えた。

0
2026年09月18日

Posted by ブクログ

石神ーーー!
と叫びたくなる作品。
最初から最後まで引き込まれ、ずっと面白い。人をよく観察するようになる!

0
2026年09月18日

Posted by ブクログ

この作品に出会ったのは映画が最初だった。
原作をきちんと読んでみたいと思い手に取った1冊。

読み進めるのが面白く、早く読みたいけれど読み終わるのが惜しいような初めての感覚を持った作品。読み終わった今、また最初の1ページから読みたくなっている。

映画で分からなかったそれぞれの心情や行動が分かり、映画もまた改めて見返したくなった。

0
2026年09月18日

Posted by ブクログ

読み終わった直後、どう感想を書けばいいのかわからなかった。

面白かった、すごかった、感動した。
どの言葉もしっくりこない。

真相が明らかになったとき、それまで読んできた物語の見え方が一気に変わった。
「献身」というタイトルの意味も、読み終えて初めて本当の意味で分かった気がする。

ミステリーとして真相を知りたいという気持ちで読み進めていたはずなのに、最後に残ったのは謎が解けた爽快感ではなく、石神の生き方と想いに対する、簡単には言葉にできない感情だった。

10点満点で評価するなら10点。
でも、できることならそれ以上の点をつけたい。

読み終えた今のこの感情を忘れたくないと思った作品。

0
2026年09月18日

Posted by ブクログ

著者作品の人気ランキングでよく上位に見かける本作は読む前から期待値が高かった。高すぎて、期待したほどではなかったが、それでも犯人のキャラクターが魅力的で、最後の最後まで読ませてくれた。むしろ、その先をアフターストーリーとして読みたいくらい。
続編で出てくることがあるのか調べたが、この事件がきっかけで湯川が警察に以前ほど協力的ではなくなったとして引きずりはするが、犯人が再登場することはないという。残念…。

確かに献身だった。
特に最後の切り札を出したところは、急にどうしたと思いつつも面白かったし、最後まで悪人であろうとする演技は泣けてきた。

やはり天才と天才の戦いは面白い。
とにかく、犯人のその後が読みたすぎる…もっと見せてくれ…

0
2026年09月16日

Posted by ブクログ

「永遠の記憶」を読んで「容疑者Xの献身」と繋がりがあると知りすぐ読んだ。最初に分かっていた事件内容と真実が最後は全く違い、愛の強さに驚いた。無事終わるかと思いきや、最後の最後の出来事で苦しくなった。どうするのが正解なのか、登場人物それぞれで考えさせれる。

0
2026年09月14日

Posted by ブクログ

あー今までなんで読んでこなかったんだろう。百夜行の時も思ったけど素直に面白すぎる。単純にミステリーとしても面白いのに、人の思いがいろいろあってそれも物語に彩りを加えて魅力を引き立てていたと思う。

殺人事件だけど、誰かを庇い合うこと3件。それぞれの殺人の中で誰かを庇いあって自分が罪を被るという殺人の中ではあまりみられない優しさが読めた。

印象に残ったのは、恭平が殺人に関わってしまったことと成海?の父が似ていない自分の娘をずっと大事に黙っている強さがあること。私にはできない技です。読んでよかった。

0
2026年09月14日

Posted by ブクログ

今のところナンバーワン。手紙に続く東野圭吾さんの2作品目だが面白すぎて震えた。自分がミステリー好きになった一冊だった。東野圭吾さんのなんかのナンバーワンに載ってて読んだがその名に恥じない素晴らしい一冊だった。最後の方ドーパミンえぐい。

0
2026年09月12日

Posted by ブクログ

「永遠の記憶」を買ったのでまず探偵ガリレオとこの作品を読んでみた。一番面白い!と言われていたのに、なぜもっと早く読んでいかったんだろう。読後、タイトルが完璧すぎて暫く表紙を見て余韻に浸ってしまった。これからガリレオシリーズをしっかり読んでいこうと思った。

0
2026年09月12日

Posted by ブクログ

数週間前に初めて東野圭吾作品(白夜行)を読み、こちらが二作目。長距離バスの中で読みました。読者を終始ハラハラさせつつ淡々と展開してゆく。最後の最後に爆発した感情。

評判どおりの面白さでした。

0
2026年09月12日

Posted by ブクログ

星5
最初から犯人は分かってるんですが、
犯行を隠すためのトリックが物凄いです。
最後も切なくて切なすぎてウルウルしました。

0
2026年09月12日

Posted by ブクログ

映画は数回見たことがあったが、小説は今更ながら初読。
総じて素晴らしい作品。シンプルだがあっと驚くトリック、真犯人の動機、そしてこの物語全体を表す美しいタイトル。ただ(これは小説への批評ではなく個人の感想として)映画とほぼ一緒なので自身の記憶をなぞっていく感じであり、初見の感動を存分に味わえなかったのが残念…。
有名小説の実写版は小説を読んでから観ようと感じた。

0
2026年09月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

以前から読んでみたいと思っていた作品だった。
「永遠の記憶」の内容が「容疑者Xの献身」とつながっていたこともあり、今回、本作を読むことにした。

小学生の頃に映画で観たことがあり、内容は知っていた。最後に石神が泣き崩れる場面は、当時の自分には強烈で、悲しさと同時に少し怖さも感じたことを覚えている。小中学生の頃に観た映画で、今でも印象に残っている作品はそう多くない。それだけ、自分の中に強く残っていた作品だったんだと思う。

内容を知ったうえで読んだが、それでも本として十分面白く、あっという間に読み終えてしまった。

自分の人生を捨ててまで大切な人を思い続ける石神を見て、そこまで誰かを思うことができるのかと、その思いの凄さを感じた。一方で、最後には何とも言えない虚しさが残った。

作中の「社会という時計の歯車」という言葉も印象に残った。自分も、社会の中では一つの歯車として、これまでの選択や経験の積み重ねによって今の自分がある。それらをすべて肯定できるわけではないけれど、これまでの選択が無駄だったとは思わない。それらも含めて、今の自分を作っているのだと思う。そして、これからどうしていくかを決めるのも自分自身なのだと思う。

そう考えると、「この世に無駄な歯車なんか無いし、その使い道を決められるのは、歯車自身だけだ」という言葉には共感できた。

こうして今改めて作品を振り返ると、子どもの頃に映画で観たときとは、また違ったものが残ったように思う。子どもの頃は、ラストの衝撃や哀しさが強く残る作品だった。今回、小説として読み直してみると、石神の覚悟について改めて考えさせられたほか、「歯車」という言葉も自分の中に残った。

0
2026年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

待望の、ガリレオシリーズ初長編。
めちゃくちゃ良かった。本当に良かった。
私が読みたかったのはこれです!という感じ。
短編も良かったけど、長編でのこういう複雑な人間関係とかそれぞれの人物の思考、感情がしっかりと描かれている、こういうのが読みたかったんです!

湯川先生と草薙刑事のコンビものだったのが、石神という旧友の登場によって三竦みのような対立構造になり、三者三様の思惑、目的、感情があって本当によかった。
倒叙形式なのでどうしても石神や花岡親子に感情移入してしまって、湯川先生の鋭い視点や草薙刑事の執念の捜査に「もうやめて…!」と思ってしまう。
それすらもトリックの一部で、実は私自身も石神の仕掛けたトリックに踊らされてしまっていたんだと気づいたときには鳥肌が。

それまで淡々とやるべきことをやってきた石神が、最後に感情を露にするラストシーンは本当に切なかったし、湯川先生の気持ちを考えても胸が苦しくなる。
殺された被害者がクソ野郎であるがゆえに、石神や花岡親子が悪人だとは思えず、救いがない…。
ドラマチックで、本当に良かった。

0
2026年09月10日

Posted by ブクログ

内容はとても素晴らしく
タイトルも完璧で、このタイトルしか無いと僕は思う。

読んでいない人はなんて幸せなのだろう
素晴らしい体験ができる可能性が
まだ残されているのだから。

0
2026年09月11日

購入済み

なぜこれほど酷く切なく燃えるようなラストに辿り着けるのだろうと思わせる、東野先生ならではの圧巻なラスト。
後半の石神のエピソードが辛すぎて泣きました。
同時に、涼しげで温かい東野先生の写真のまなざしを思い出しました。
湯川も石神も東野先生の分身なのでしょうか。尊すぎて酷い。すごいすごい作品です。

#泣ける #切ない #感動する

0
2026年08月31日

Posted by ブクログ

はじめて読んでみたけど衝撃のラストに感動してしまった。今まで読んできた本の中でダントツ。
まさに「容疑者xの献身」というべきの彼の愛情が凄まじい。愛とは何かということを考えさせられた。
あまりに衝撃すぎて最後の30ページは4回ほど読み直した笑。何度読んでもただただすごい。

0
2026年09月12日

あ

購入済み

とてもおもしろかった

東野圭吾さんの小説を読んでみたくて、初めて読んだ作品が「容疑者Xの献身」でした。最初から最後までハラハラして、おもしろかったという言葉が頭の中に広がっています。また、東野圭吾の作品を読みたいと思いました。

#切ない #ドキドキハラハラ #深い

0
2025年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

気持ちの良い話の構成でページをめくる手が止まりませんでした。心がスッキリする終わりではなかったが、そもそもこの題材でスッキリなんでできないかと思った。そこもまた考えさせられる。
この小説が星5でなければどの小説に星5をつければいいのか分からない。

0
2026年09月14日

Posted by ブクログ

初めての倒叙ミステリー
トリックのピースは分かっても、全容を推理するのは難しい。

ミステリーとしても面白いけど、何より石上という人間の魅力、狂気じみた愛情が際立つ。
これこそが献身と言わんばかりの自己犠牲には哀れみの余地なく、ただ切ない。

科学者であり、感情より理性を重んじそうな湯川が友情を優先し、打ちひしがれる姿もグッとくる。
靖子に注がれる別種の愛情が、悲劇の上でしか存在を知ることができないのが悲しい。

無駄なパートがなくテンポよく読める。

0
2026年09月10日

ネタバレ 購入済み

さいあい

急に読みたくなり、再読しました。久々の湯川准教授との再会だったので、自分なりの湯川准教授を思い描きながら読みました。天才と言われながらも、できの悪い生徒相手の高校教師の石神。湯川准教授との対比がもの悲しく感じられた。隣人の花岡親子への自己犠牲的愛情。靖子の最終決定を促したのか娘の美里だった。映画の主題歌「最愛」がキーワードだったんだなと、こころが締めつけられました。

#泣ける #切ない #深い

0
2023年11月26日

購入済み

面白い

ミステリーとしてはきれいなトリック、さいごのどんでん返し、、
人間の物語としても感情移入してしまいました

#泣ける #怖い #ダーク

0
2023年05月02日

Posted by ブクログ

数学教師石神の献身的な対応を見破る物理学者の湯川

愛情表現が殺人なんてそんなに愛せるのかなと思った。でも湯川がいなければ完全な犯罪が成立していたかもね

あとは石神自体もそうであるが、靖子に対する想いが表情や行動に出てしまったり、靖子も石神のことをあまり知らないはずなのに優しくて賢い人と湯川に行ってしまったりした。
人の些細な行動や表情、言動から湯川が掴んだ証拠が確信へと。最後は、計画は完璧でも人の感情まではコントロールできないと良くわかった

0
2026年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東野圭吾さんの作品の中でも特に知名度の高いものであり、かつガリレオシリーズ初の長編と知り、まずはこの作品から読んでみようかなと軽い気持ちで読み始めたが本当に良い読書体験ができた。
天才同士の対決という構図や、犯人がわかった状態でのミステリーなど本作の設定自体非常におもしろかったのだが、この作品の大きな特徴はやはり人間ドラマだろう。石神の靖子に対する見返りを求めない純粋な愛は読んでいて美しくそれと同時にとても切なく感じられた。
加えて、トリックの設定もかなり秀逸だった。私自身この作品を読んでいる際に、ホームレスの描写がやけに細かくさらに頻繁に出てくるから多分事件と関わりがあるのだろうなと考えたり、いくら石神が事前にすべて教えているとはいえ、嘘のアリバイを警察に全く勘付かれずに話せるものなのかと考えていたため、この疑問に対して綺麗に回答された真実が明らかになったときは非常に感動した。
本作品のような、登場人物の人間ドラマがきちんと描かれる作品が私の好みのミステリーのひとつなんだなと気づくことができた。やはり有名な作品にはそれだけの理由があるのだなと本作を読んで感じました。

0
2026年09月16日

Posted by ブクログ

天才数学者の切ない純愛、友情。ミステリーでもあり恋愛小説でもある。
ミステリーの裏には計り知れない愛情があり、衝撃のラストだった。天才数学者でも人間の感情までもは完璧に計算できない。
どんなトリックなのか、全く分からず気になって一気読みしてしまった。所々にミスリードがあって、富樫の遺体を運んだと思っていたが、全くの別人だったとは。母娘が刑事に何の疑いも抱かれずアリバイを言えた訳だ。石神が毎日通っていたあの川沿いにも意味があった。
ただ、草薙刑事は頭悪いし正直イラつく。それに泣けるとかそういうのはない。トリックわかってスッキリって感じ。

0
2026年09月11日

購入済み

実におもしろい

いかにも東野圭吾作品といった印象。
まさかのトリックに驚く。
持てない中年男の純情も描いており、
非常に共感できる。

この作品、映画化もされていて、
そちらも傑作なので、是非見ていただきたいのだが、
原作も、さすがに面白い。

#胸キュン #切ない

0
2024年09月30日

ネタバレ 購入済み

最後まで楽しめました

最初に映画を見て興味が湧いたので購入しました。少し映画とは違う点は多々ありますが、原作も如何に親子を守るかという点では同じでした。
絶望して死を選ぼうとした主人公にもう一度生きなおそうと思わせた親子の存在は偉大です。事件が起こらなかったら、主人公もただのお得意様で終わったのにと思います。トリックよりも主人公の親子に対する思いに感動しました

#泣ける #切ない #感動する

0
2023年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後でまさか泣くはめになるとは思わなかった……。
東野さんは「時生」で合わないな、と離れたんだけど、今作読んで、いやあ、現代ミステリの盟主だとよくわかった。
引き込まれてからの後半はほんとうにあっという間。ラストのどんでん返しは指摘されるまでまったく気付かなかった上に、石神への印象も一気に覆った。オチに向けての伏線がないので、もう呑みこんで行くしかない。最後の最後、たった二ページが不意打ちで本当に泣けた。あの文章の運び方は卑怯。
こういう切ない終わりを書かせたらぴかいちですね。白夜行や今作のような、ハッピーでもバッドでもない哀しい終わりを、とても「男性的に」、情緒的でなく書くのが上手い。驚いた。

0
2026年09月10日

Posted by ブクログ

この本を読むきっかけは、某テレビ番組で海外にも人気のある日本の作家は東野圭吾さん。
特にこの容疑者xの献身は泣ける推理小説ならば一度読んでみようと。
湯川教授が石神のことを単純ーあの親子を好きになったきっかけー確かに。
男の人が女の人を好きになるきっかけは単純なのかもしれない。
私は東野さんの小説では秘密が1番好きです。

0
2026年09月12日

nao

購入済み

絶賛のレビューが多かったので、すごく期待して読んだがえっ終わり⁈という感じだった
私には白夜行のほうがすごいものを読んだという衝撃があり、定期的に読み返している
これは…別に…読み返さなくてもいいかなーと言う感じで、感動した人達に申し訳ない気持ちになった

0
2026年08月30日

「小説」ランキング