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匿名 2024年05月07日
汝、星のごとくの続編。
大きく3つの短編に分かれていて、前作の登場人物の過去や想いなどが明かされるので、前作を読んでいて疑問に思った点の答え合わせもでき、より一層深く物語に入り込むことができる。
特に最後の章は主人公のその後の老後までについて書かれていて、既に思い入れを持って読み進めてきた主人公だっ...続きを読むたこともあって尚更感情移入しやすく、心温まる場面も多い。
世間一般でいう「普通」から外れた登場人物達が自分の幸せの形を探していく姿はとても素敵で、勇気づけられる。最後はすとんと腑に落ちる終わり方でとても気持ちの良い作品だった。
Posted by ブクログ 2024年05月05日
「汝、星のごとく」は若い2人が切なくて儚くて美しかった。
「波を渡る」は、1人残された暁海ではなく、北原先生と共に歳を重ねていく暁海がいた。お互いを思いやり歳をを重ねていく大人の2人の愛の形も美しく、穏やかな気持ちで本を閉じた。
表題「星を編む」はあの当時の担当編集者2人の話。
彼ら編集者がいなけ...続きを読むれば、素晴らしい才能も私たち読書のもとには届かない。
「星を編む」…なんて素敵なタイトルなんだ。
Posted by ブクログ 2024年05月05日
続編かーとかそんな気持ちで読んで本当にごめんなさい。とても面白いです。
後付け設定とかじゃなくてただ本編に入れれんかっただけなんやなって強く思います。
辛いことを乗り越えた後の話って感じで本編ほど苦しい部分はなかった。
Posted by ブクログ 2024年05月04日
「汝、星のごとく」は鳥肌が立つほど感動し、自分の心に刻まれた作品でした。だからこそ、続編を読むことでその感動が薄れてしまうのではないかと考えていました。
しかし、改めて「星を編む」を読んでみると、私が感動した物語にさらに色が付け足され、あのときの感動がさらに深くなるような感覚を味わいました。本当に続...続きを読む編を読んで良かったです。
また、前作もそうでしたが、この本のテーマの一つに「正しさ」があると思っています。普段なんとなく正しくあろうとしている私にとって、正しさから外れて生きてきた登場人物たちはとても眩しく見え、私が普段縛られているこの正しさとはなんだろう、正しさから外れるような生き方も、選択肢の一つとして考えても良いのではないかと感じるようになりました。
この本を読むことができて、本当に良かったと改めて感じます。
Posted by ブクログ 2024年05月01日
『汝、星のごとく』の続編『星を編む』では、櫂と暁海、北原先生の愛の物語が深く描かれる。彼らの葛藤や絆は前作以上に感動的で、読者を惹きつける。 もっともっと読んでいたかった、読み終わってしまったのが残念
Posted by ブクログ 2024年04月29日
前作のほうが好きだった。一度きりの人生、時間を巻き戻すこともできない。正解はないから後悔のない選択をしていきたい。悩んでいても時間は過ぎていくだけだから、決めたらすぐに行動するのが大切だと思った。結婚や子どもは自分1人でできることじゃないから難しいなと思った。
Posted by ブクログ 2024年04月28日
大人に振り回され、最愛の人に旅立たれ、それでも自分の人生の全てを「幸せだった」と言えるのが美しい。
櫂と北原先生への愛は別物でも、何十年経っても同じように想い続けられることは本当に尊いことだと思った。二人を火花と海に例えるラストもすごく良かった。
「汝、星のごとく」を再読してから読んだので、全員...続きを読むの人生に感情移入して涙が止まらなかった。
北原先生、自分軸がはっきりしていて、自分の選択には後悔しないという意思が格好良かった。
Posted by ブクログ 2024年04月28日
世間一般の常識からかけ離れたところで、登場人物それぞれが自らの意思で選択した人生を生き、互いの立場を思いやっていました。
登場人物の心模様の描き方が絶妙で、感情移入してしまいました。
暁美から櫂への「愛情」と暁美から北原先生への「情愛」。表記においても、漢字が入れ替わっただけですが、こんなにも意...続きを読む味するものが違ってくるとは。とても不思議でした。
こんなことが現実にありえるのだろうか?と思いながら読み進め、最後には人の人生に正解、不正解はないのだなというところに行きつきました。
悲しい現実が突きつけられる場面もありましたが、読み終えて清々しい気持ちになったことは確かです。
自分の人生も思いもよらないことが多々ありました。嬉しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、悔しかったこと、それらの経験を経て今の自分がいます。
私はこの本を読んで、自分の選んだ道を、自信を持って強く歩み続けようという気持ちを新たにしました。
Posted by ブクログ 2024年04月26日
北原先生、あき海さん、編集者の植木さん、二階堂さん、皆それぞれが魅力ある大人になっていった
「汝 星のごとく」の完結編、期待していなかったけれど、素敵な完結編だった。
凪良ゆうさん 読みやすい文体で丁寧な作家さん
Posted by ブクログ 2024年04月25日
汝、星のごとく のスピンオフ。
春に翔ぶ
櫂と暁海の人生に大きく関わった北原先生の物語。
自分が守ることで、翔ぶことを夢見るものの
背中を押した。北原先生は強いと思った。
星を編む
櫂の作品をこよなく愛した2人の編集者の物語。
たくさんの人の心を揺さぶる作品を世に送り出す
、そんな信念を持ってが...続きを読むむしゃらに仕事する
姿はカッコいい!
波を渡る
暁海と北原先生の少しづつ愛を紡ぐ物語。
おだやかで凪のような愛の形が織りなされ、
こんな愛の形もあるんだと気づかされた。
それぞれの物語が醸し出す空気感や、言葉がたまらなく好きだ。
早く読み進めたいけれど、読み終わりたくない
そんなジレンマに駆られながらも読み終え、
数日経った今でも余韻に浸っている。
Posted by ブクログ 2024年04月25日
「汝、星のごとく」を読んだ方は、この作品も読んだ方が良いです
前作の補完的位置にありますが、本屋大賞にノミネートされていたのが分かります
前作では北原先生が人としてどこか欠落しているように見えて、でも一方で教え子との恋愛をした熱い一面もある…
不思議な気がしていましたが、この作品を読むことで、北原...続きを読む先生の過去が見えて、汝、星のごとくの北原先生に繋がりました
そしてこちらの、星を編むの北原先生と暁海へ
櫂が居てこその、暁海と北原先生の関係性
人間は生きているから、少しずつ変わっていくんですよね
植木さん、絵里さんの編集者二人の話も良かったです
仕事が楽しい
家庭も家族もそれなりに大事にしたい
でも結局一番は家庭じゃない
腹を立てながら、もううんざりとなりながら、それでも生き生きと自分の人生を生きて仕事をする二人が印象的でした
Posted by ブクログ 2024年04月22日
凪良ゆう。この人の本は、スラスラ読めて、でも物語の感情と一緒に心が動く。そして、考えさせられる。
親として、子どもの幸せを想い、幸せにつながるだろうと思う価値観を教え、幸せに近づけるような環境を与えたいと思う。けれど、その人の人生はその人のものであり、その人の幸せはその人が決め、その人の価値観はその...続きを読む人が築いていくものだということを、忘れないようにしないと。
辛い経験をした登場人物達が、それぞれ、その辛さを受け入れ、前を見て笑っている姿が見られてよかった。
一度読んだ本を再度読むことをほとんどしない私だけれど、『汝、星のごとく』と『星を編む』はいつか続けて読みたいと思う。
Posted by ブクログ 2024年04月22日
『汝、星のごとく』はこれで完結したのだな…と、しみじみ思う。
その時々のそれぞれの思いが細やかに語られていてこちらもその人に寄り添える感じ。
こんなに良いスピンオフはなかなかないのではないかと思う。
お互いが大切で必要な存在であるが故に、
起きてしまう切なさや悲しさ、辛さがリアル。
各々の視点で感情、感じ方が描かれており、
本来の恋愛では見えないはずの、
相手の気持ちが見え共感出来てしまう。
最後までみんな頑張れと自然と応援してしまう作品でした。
Posted by ブクログ 2024年04月30日
なんだかんだ、みんな幸せで良かったなと思います。
自分の周りにはない話だけれど、もしかするとこういう人生の人たちもいるのかもしれない。
この本を読んで思ったことは、どんなに孤独を感じても一人ではないということかな。
Posted by ブクログ 2024年04月30日
色んな幸せがあって、それは理想とされる家族の形や周りからの評価に一存するものではない。
[普通]、これをどのように評価するかは難しいが定義を多くの人が歩む人生の枠組みとするならば
これを外れること=幸せでない
とはならないなと思った。
枠組みを外れることは勇気がいるし、自立できるための準備も必要だ。...続きを読む
ただ、周りの風潮や評価を気にしていても自分の人生を助けてくれない、責任をとってくれないということに気づかせてくれた。
悲しみも幸せも一点で動かないのではなく、動いていくもの。当たり前であるが相手のことを考えると以外と忘れてしまっていることなのかもしれないな。
他人のしあわせの形は千差万別であり自分の理想や憶測で他人を批判したり、決めつけること。
自分の言葉や行動が相手の人生を変えてしまうことにしっかり胸に刻んでおきたい。
とにかく言葉が綺麗だった。
櫂を花火、北原先生を海
儚いが夢の代名詞の花火、全てを受け入れる終着地点の海
とても好きな表現。
Posted by ブクログ 2024年04月29日
「汝、星のごとく」の続編やったのね。読みだすまで分かってなかった。2024年本屋大賞8位。もっと上でもいいような気が・・・ しかし、前作の時も思ったけど、とてもめんどくさい人しか出てこないのね。世の中そんなにそういう人が多いのかしら。私の人生にはほとんど登場しないんだけど・・・
Posted by ブクログ 2024年04月29日
二階堂さんの生き方や強い女性観に強く共感性が持てた。脆いのに、気は強い彼女のキャラクターが好きだった個人的に。汝、星の如くと同様、タイトルの星を編むが登場人物それぞれの視点からいく方向かに捉えることができるなって思った。読みやすいと思う。単純に刺さってくれる。
Posted by ブクログ 2024年04月27日
「汝、星のごとく」の続編。すごく感動して友人に薦めたのは覚えているけど、何せ1年以上前に読んだ作品。星を編むを読み進めるうち一つ一つ思い出してきました。ここに出てくる人々の長い半生を刻んだ本。人それぞれに生き方がある。
Posted by ブクログ 2024年04月26日
北原先生の過去を知れて、北原先生のことが前作の時よりももっと好きになった。
どんな感情でも時間とともに変化して行く事もあれば、ふとした時にひき戻されることもある。
汝、星のごとく、、、もう一度読んだらまた違う一面が見えてきそう。
Posted by ブクログ 2024年04月23日
『汝、星のごとく』の続編
○北原先生が結ちゃんの父親になった経緯
○櫂の本に携わる出版者の二階堂さん、植木さん
○年齢を重ねた暁美と北原先生の関係
などが描かれている
暁海と北原先生の結婚の形の互助会
世間体を気にせず
2人の愛がピュアな愛に変わっていく姿に
思わずにやけてしまう
暁海からの櫂へ...続きを読むの愛の深さに脱帽
積読して読むのを楽しみにしていた小説
最近多忙で、なかなか読者時間がとれず
その中で幸せな読書時間となった
Posted by ブクログ 2024年04月23日
激しく揺さぶられた「汝、星のごとく」とは対象的に、穏やかな海のような読後感。
本来の瀬戸内の海は、こういった静かな波らしい。
本作を通じて、改めて、この物語は暁海と櫂だけではない魅力的なキャラクターがたくさんいることを思い知らされる。
それぞれの立場や背景があって、一人ひとりの物語があって。
そ...続きを読むの描き方もまた丁寧で、社会の生きづらさや違和感に胸が締め付けられる。
共感できるものばかりではないかもしれないけれど、心の機微に触れることは必至。
なんて、繊細なんだろう。
北原先生の過去も、暁海のその後の人生も。
本作を読まなかったら、私自身も、
表面だけ見て誤解したままだったかもしれない。
暁海の前向きな未来を垣間見ることができて良かった。
本作を読んで、物語は完成するんだろうな。
正確にはまだ続くし、見えない背景は当然あって、本当の意味で完成するということはないのだけど。
人と人との関係性の自由さも、誰かと共に生きる豊かさも。
どこまでも穏やかに、ありのままを受容される作品。
素敵な読後感でした。
Posted by ブクログ 2024年04月22日
汝、星のごとくのスピンオフ。
めちゃくちゃよかった。
汝、星のごとくで終わりじゃなくてここまでで1冊にしてほしいぐらいには良かった。
汝、星のごとくは、儚く切ない大恋愛って感じでしたが、この本はその後の話が書かれています。
明日見さんの北原先生に向けたセリフ↓
「確かに暁海さんと櫂さんは大恋愛だ...続きを読むったんでしょう。
彼を失って、物語ならそこで終わって永遠になるんでしょう。
でも暁海さんの人生はそのあとも続くんです。彼のいない世界を毎日、毎日、これからもずっと生きていかなくてはいけません。
どれだけ時間を止めたくても、嫌でも進まざるを得ない。そして生きている限り人は変わり続けます。」
が印象的です。
ドラマチックな恋愛が終わってもなお、その後も登場人物たちは生き続けるのだと知らしめられました。
汝、星のごとくの結末は、ハッピーエンドとは言えないもので、残酷すぎる・・と感じたけれど、この本を読んで救われた気がします。
あともう文章表現が美しすぎて・・・幸せでした。
Posted by ブクログ 2024年04月22日
読者としては『汝、星のごとく』の続きも知りたいし、北原先生の過去も知りたいし、一つ一つの話は面白く盛り沢山で満足だ。
ただ、『汝…』があまりに凄かっただけに、スピンオフとしか思えず、読めて嬉しい反面、あれはあれで完結していてるから、全てを明らかにしなくても良かったのかなとも思う。
そうはいっても、さ...続きを読むすがに凪良ゆうさん、瀬戸内の空気も、海の波音、星空の輝き、暁海と北原先生の息づかいさえ、肌で感じるような作品だった。
Posted by ブクログ 2024年05月02日
感想
人間関係、男女関係について色々考えさせられる作品。周りがごちゃごちゃ言おうと結局は当人同士がわかり合えていればいいのではないか?芯を持って生きていこう。
あらすじ
1章は北原という高校教師は、お人よしの親の借金で研究を諦めて教師になった。生徒の明日見は病院の令嬢で親に結婚相手を決められている...続きを読むが、付き合っている人がいた。相手はスノボで頭角を現してきた若者で明日見は迷惑をかけたくないと思っていた。明日見は実は妊娠していたのだ。北原はその想いを汲んで、子供は自分の子供だと言い、教師を辞めて、子供を育てる。
2章は若くして亡くなった櫂と尚人という漫画家の作品を世の出すことに奮闘する。雑誌編集者と雑誌社の人の話。
最終章は、北原と結、北原と互助会結婚した元教え子の暁海の話。
Posted by ブクログ 2024年04月29日
『汝、星のごとく』をなんとか想起しながら読み進める。美しい瀬戸内の島の高校生、櫂と暁海。彼らの困った親たち。救世主であって謎の娘を持つ教師の北原。あぁそうだったと蘇る。とにかく普通じゃないのよ、どの親子も男女もその関係が。このたびも旧態依然とした社会通念に異を唱え、とりわけ女性の自我を掲げていく。敷...続きを読むかれたレールを進むことなく、懸命に自分の行く道を敷設する彼女たち。自信と手応えはあるのだけれど、猪突猛進するうちにいつしか理解者であったはずの男たちの心は離れていく。自立と扶助、その塩梅ってのが難しいんだわね。
Posted by ブクログ 2024年04月25日
ーこれを愛とよんでいいだろうか。
〈あらすじ〉
「汝、星のごとく」のスピンオフ。それぞれの登場人物たちは、「あれから」を「あのとき」をどう生きているのか。
〈感想〉
やっっっと読みきれました、、、
1ヶ月かかりました、、(そして本屋大賞発表前にノミネート作品10冊を読むという計画は頓挫しました、...続きを読む、)
前作の「汝、星のごとく」がすごく好きだった人からしたら、最高の続編だったのではないでしょうか。
私は正直、重たすぎて「汝、星のごとく」を読むのがすごく苦しかったので、なんだかイマイチ本に入り込めずに終わってしまいました、、。
登場人物たちがあまりにも物分かりが良すぎて、なんだか綺麗すぎて、うまく共感できませんでした。(状況などは全く綺麗な感じではないことも多いですけど笑)
やはり私は本の趣味もマイノリティーなのかしら〜と思いながらやっと読み切れた続編でした。