あらすじ
オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージとともに、投稿者の妻が描いた「絵」が掲載されていた――。『風に立つ女の絵』『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』『震えた線で描かれた山並みの絵』……9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!? その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 49ページに及ぶ物語の前日譚『続・変な絵』と『ナゾ解きゲーム』も特別収録。
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Posted by ブクログ
犯人の動機は少し理解できなかったけど全体としては雨穴作品でダントツの面白さでした。これまでの登場人物たちと絵の正体が最後の最後で繋がり、事件の全体が見えた時の鳥肌が凄かったです。
Posted by ブクログ
好きなミステリー要素満載。久しぶりにワクワクしながら読むことができた。パズルのピースがはまっていくような気持ちよさがあり、心踊る一冊だった。優太には是非とも幸せになってもらいたい。
まじで読んでほしい!!!
どんどんと物語に引き込まれていって知った結末に衝撃を受ける🫨
新感覚であっという間に読めたので読んだことない方ぜひ!!
匿名
1日で読める
YouTubeから購入しましたが、想像以上に面白かったです。
半日ぐらいで読み終えるほど集中できました。
雨穴さんの作品は謎回収を最後まで全て引っ張るのではなく、所々に散りばめて書かれているので飽きもなく、作品に引き込まれて必ず1日で読んでしまいます!
ディテールまで作りこまれてる。
絵を手がかりにしたミステリ構造が斬新で、視覚情報から推理を展開するスタイルは、従来の文章中心のミステリとは一線を画す。
最後にしっかりと展開をひっくり返してぞわっとさせてくれる作者です。
Posted by ブクログ
変な家に続く第二弾『変な絵』。
これは確か自分が東京から大阪に帰る時に、ふと東京駅の小さいコーヒー屋さん兼本屋さんに寄ったら見つけて即購入した本。何の前知識も無く読み始めたら面白すぎて、気付いたら新大阪に着いてたという思い出がある作品。
めちゃくちゃ面白かった。面白過ぎて読む手が止まらなくなることってたまにあるけど、その内の一冊やった。
変な家もレビュー書いたけど、変な家は自分的に全然スッキリしなかったけど、絵は最初から最後まで楽しめた。
表紙に何枚か「何この絵?」ってなるのが見えてると思うけど、それらの絵には意味があって、最初の章のそれらの絵の意味を知った時に「あれ?俺今かかと落としでも喰らった?」って思うくらい衝撃を受けた。
普段ミステリーを読んでてこんなにも絵が出てくることって無いし、だからと言ってもちろん漫画とも全く違う。ある意味新ジャンルとも言えるかもしれない形式での仕掛けやったから斬新さという体重が乗ってより衝撃がプラスされたのかもしれない。
そして、作者が狙ってるであろう仕掛けも同じパターンの繰り返しではなく色々用意されていたのも良かった。
自分的にはめちゃめちゃおすすめの本です。よく言われる「ミステリー初心者にもおすすめです」とも言えるし、言いたくもあるけど、前述した通りある意味でこれは新ジャンルとも言えるかもしれないから(自分が無知なだけであるのかもしれないけど)、例えばこれを読んでこれにハマってもっとこういうのが読みたい!ってなっても他に無いからある意味では初心者におすすめしない方がいいのかもしれない。
あーある意味では道尾秀介のいけないシリーズは少しだけ近いかも。
そういえば、人の意見は千差万別。否定をするわけじゃないけど、昔読んだばっかりの時にこの本のレビューをどっかで見たら
・まぁ読書初心者にはいいんじゃない?
・普段読書しない人向け
みたいな意見がチラホラ見えてんけど、そういう人って面白い作品が読みたいわけじゃないの?もう読書そのもの、文字を読むという行為そのものが好きな人なん?
自分はそれが絵本であろうが小説だろうが面白いと思うものを読みたいと思ってるタイプやねんけど、それらの意見っていうのは要するに作中に絵がよく出てくるから読みやすくて普段本を読まない人でも読み進めやすいんじゃない?って意味よね?
これを読んだ後に「面白くなかった」なら余裕で納得やけど、中身に触れず「絵が多くて読書初心者向けだよ」という意見が優先されちゃうって、ちゃんとこれ読んで意見書いた?と思うことを禁じ得ない。(禁じ得ないの使い方合ってる?)
Posted by ブクログ
変な家よりもこちらの方が好きでした。
各章、異なるストーリーのように思えて実は繋がっているという流れが面白かった。
文章ならではのトリック要素が多いので、映像化はなかなか難しいだろうなと思いました。
後で考えると伏線が色々とあってなるほど、となる面白さ。
実際にブログが存在するので、そちらを読むのもオススメです。本にはなかった記事がありゾクッとしました。
Posted by ブクログ
変なシリーズの中で1番良かった。
最初から最後まで気になるが止まらず
数時間で読み終えてしまったくらい
楽しめました。
内容は楽しい話ではないものの、
少しずつ分かってくる真相。
こういう事だろうと予想はしてたものの
予想を上回る結末でした。
一度も飽きず一気読みした。
関係する人々の視野からの絵や人生が交錯してて、真犯人が捕まったことの喜びの反面、犯人の母親としての愛や、
幼少期の悲しい思い出、複雑すぎて
同情してしまう面もあり、
平穏な日々がどれだけ幸せなことか
子供を自分の手で育てれることがどれだけ幸せで当たり前のことでは無いのだと、
思えました。
ハッピーエンドなのか、バッドエンドでもないけど、読んで得るものがあったなと思います。
Posted by ブクログ
モキュメンタリーな間取りミステリーで人気に火がついた作家さんといえばこの人。
小学生でも知ってて高い声でこの人のモノマネしてくるよね、こわいね。
文庫版が49頁新しく付録つけたよって言うから、それは実質新刊では〜?って思って購入。ついでに最初から読む。わりと忘れている。面白さが深まるなー。
あと、最初に読んだ時ぜんぜんピンと来てなかったけど、変な家に出てくるあの人もこっちで出てたんですね。
付録の謎解きパートはネットサイトで解いた方がいいと思う。色がついてて分かりやすい。そのURLに行くにも謎解きだけど!w
Posted by ブクログ
小説なのに絵によって展開される物語が新鮮。
それぞれ時系列も違いバラバラの話かと思えば全て重なった時鳥肌が立った。
絵単体でも言葉にならない不信感があってぞくぞくした。
伏線がどんどん繋がっていく感覚が面白い。が怖がりなので今夜は寝られなさそう。
夢中で読んじゃう
すっかり夢中になっちゃって!
いやー、すごい!恐い!面白い!
ぜーんぶがつながっていて、先が知りたくて知りたくて、夢中で読みました!
・・・続きの話、読みたい!
面白い!
やはり雨穴さんの作品はハズレなし!
続きが気になってページを捲る手が止められないくらい夢中になりました。
点と点が線でつながるとは言いますがあちこちで繋がりすぎてゾクゾクしました。
Posted by ブクログ
雨穴さんは面白いなぁ。短編ごともしっかり面白くて途中から物語が繋がっていくので、ページを捲る手が止まらない。全ての文章や絵の内容に理由があって、引っかかりながらどんどん進めていける。謎解き要素とキャッチーなストーリー、心地よく読み進められる文体で、良いエンタメ作品だと思います!
Posted by ブクログ
面白い。ただそれに尽きる。次々と繋がっていく伏線、ストーリー。読んでいて飽きない。
まさか?!と考えながら読み、点と点が繋がっていく快感。これは読んで損はない、そう言い切れます。
変な家よりもかなり面白かった。
Posted by ブクログ
大学オカルトサークルで奇妙なブログの裏を解く。母子家庭の親子に起きる怖い出来事。登山中に殺された恩師の事件を追う新聞社社員。一見、独立している物語が最終章でつながってくる。登場人物の役割にも無駄がない。ジグゾーのピースが嵌るその組み立ては素晴らしい。文庫版特典の続編で更に謎解きを楽しませる。だが、読者はここで疑問を抱くことになる。登場人物の行動は自然なものなのか?…パズルが完璧でも、人間ドラマとして成り立つわけではない。人の心はそう単純ではない。もしかしたら、それが本書がかけた謎の本当の解なのかもしない。
Posted by ブクログ
変な家はイマイチだったけど、本屋であまりにも目につく所に置かれて思わず購入。
こちらの方が面白かった。
読んでいるうちに、あーなるほどと繋がっていくのが心地よく。
熊井さんの人生、、そこまでするのか??という疑問。
Posted by ブクログ
単行本既読だけど文庫版は特典があったので購入。謎解き楽しかった。特典動画も良き。ミステリとして強引なところもあるけど、認知の歪みがもたらす惨劇だなと。胸くそ度は前作より高め。栗原さん好き。
Posted by ブクログ
積読の中から選んで読んだら…最後まで一気読みでした。
だんだん話がつながって行く感じ…好きです。変な家は漫画で読んでるけど次の変な地図ももちろん買って読むんだろうな。2025.10.17
Posted by ブクログ
面白かったです。各章にちょっとずつ謎が残って、それが解明されていく過程が楽しくて、一気読みでした。
だだユキの3枚の絵の謎解きに関してはちょっと無理やり感というか、流石にそこまで考えて謎を残すかな?と現実味がなかったので、そこだけ残念でした。
あと、山での事件の絵も、殺される間際に綺麗に畳んで絵って描けるか?とそこも現実味を感じられませんでした。とは言っても、ミステリとすれば必要なアクションだったろうなと納得もしました。
Posted by ブクログ
「みくのしんさんが読める、を基準にしている」と言うように本当にめちゃくちゃ読みやすい。難しい言葉を使わず、わかりやすいように説明して、しっかりミステリー要素も仕掛けてあって流石だった。
Posted by ブクログ
初めは短編集だっけ?と思うも、読み進めていくうちに全てがユキさんで繋がっていく事に気付く……。
『変な家』よりこちらのほうが好みでした!
『変な家』は漫画版や映画を観ていたのに対し、『変な絵』は前情報を一切入れずに読んだからかもしれません。より重厚感があったように感じました。
文庫版のオマケである謎解きも挑戦してみましたが、私の固い頭では途中で断念(さつまいもに囚われました笑)。
解説とその後があって助かりました。
栗原さんの若い頃を知る事が出来たのもよかったです。やっぱり「栗原さん何者?!」感が凄い。
今回は直接雨穴さんが出てくる事はありませんでしたが、オマケのくだりを読むに、忙殺されてんてこ舞いの(可愛い)姿を想像してしまいました。
一方でやっぱり何処か「最初に答えがあって、そこに(やや強引に)導かれている」と感じてしまうのは、私が多分相性がよくないんだろうな、とは思いました。
それぞれの家で、それぞれの事情がある。
米沢一家、特に米沢パパに惚れた一冊でした。
Posted by ブクログ
各章が人の名前になっている。
章ごとに登場人物を深掘りして、章が進むごとに関係性が深く見えるようになる。
鍵となる「変な絵」が答え合わせをしてくれる。
怖いと面白いが上手く組み合わさって、読みやすく先が気になる展開が◎。
Posted by ブクログ
「変な家」を以前読んで面白かったので、今回も雨穴さんの本を読んでみた。 こういうのは、いわゆるモキュメンタリーというジャンルなのだろう。 最近増えてきている気がする。 ホラーと言うよりは、じわじわと「結局人間が一番恐ろしい……」という怖さで、謎を解きながらも二転三転していく物語から目が離せない。気が付いたら読み切っていた。事件の関係者のような視点で情報を少しずつ手に入れ、整理し、徐々に全体像が見えてくる……という感じで、とにかくのめり込んでしまう。まるで、この事件を追う記者のように。そして、今回は文庫版を買ったことで、体験型の謎解き(なんとスマホを使う!)と前日譚が付いていて、大変お得だった。謎解きの当事者になることで、より世界観に没入し、なんだかこの話は実際に起きているんじゃないか……?と錯覚するほどになった。もっと色んな話を読みたいので、雨穴さんと栗原さんにはずっと仲良くしていて欲しい。
Posted by ブクログ
読み進めると短編集だったっけ?って思うほど最初は全く関係ない話が始まったと思ったけど少しずつ繋がりに気づいていく過程が楽しくて一気読みした。最後の謎解きは背筋が凍った。終始面白かった。
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星4.5
雨穴さん史上最高傑作の小説!!!
何個かに話が別れているがどれも面白く、引き込まれた!
そして最後に全ての話が繋がるのが凄すぎて鳥肌が立った!
Posted by ブクログ
変な家よりも好みだった。えっこれ短編集だったっけ、と思いきや、どんどん繋がっていく感じが堪らなかった。だがやはり誰でも読みやすい=物足りない人もいるのかもしれない。
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漫画の試し読みをしたら先が気になって購入。
『変な家』より読みやすくて、あっという間に読み切った。謎解き感が強くて、でも解答を無意味に引っ張らずにサクサク展開してくれるからストレスなく読めた。ただ、一部グロい描写があったから苦手な人は注意が必要。
最後の謎解きからの一捻りもなかなか楽しめた。
道尾秀介さんの『いけない』とか『聞こえる』にテイストは似ているんだけど、こちらの方が良くも悪くもライトで初心者向けに感じた。(道尾さんのは最後まで読んでも難解なことが多い、、)
ホラー小説に興味があるけど読んだら絶対後悔することになると思っている身としては、この微ホラーな雰囲気が適度でよかった笑。
また気になる作品が出たら読みます。
Posted by ブクログ
YouTubeで宣伝的な動画を観て、気になり文庫を購入。
物語に引き込まれて一気に読み終た。最後の後味が含みがあり楽しめたが…最後の謎解き、絶対解けなくない⁈
Posted by ブクログ
短編集の様な形で、サクサクと読み進めることが出来た。ホラー要素があるのかと思っていたが特になく、殺害の描写等も少しマイルド?な印象を受けた。
絵の謎解きはとても新鮮で楽しく、予想を裏切ってくれる展開もあり。しかし、最後の方は謎解きにも疲れて自分で考えることはあまりせず、読み進めてしまっていた。少しくどい様な感じもあったが謎解きや推理がしたい人にはお勧めしたい。サラッと読める割には満足感が高い本でした。
Posted by ブクログ
9枚の絵が紡ぐ連作短編ミステリー。絵に隠された謎解きは楽しいが、明らかになっていく真実は重い。ラストのあっけなさが気になりましたが、文庫版特典の後日譚で少しスッキリ。図解が多く読み易し
Posted by ブクログ
子どもの描いた絵やブログに載った絵、死体が持っていた絵など、さまざまな絵から始まるミステリー。
変な家2もそうでしたが、相変わらず見事な構成力ですね。
絵と文、どちらから考えているのか、製作過程が気になる作品でした。
しかしよう作ったなこんなもんw