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かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴をひそかな趣味としつつ、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作!
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Posted by ブクログ
暴走警備ボットの弊機はその原因を突き止めるために所有者の元を離れるのだが。 ------------- SF好きのみなさんには知られたマーダーボットシリーズ、最近SFを読んでないので手に取りましたが、大変面白かったです。ストーリーそのものというよりは、主人公のマーダーボットの引きこもりがちでシャイで...続きを読む人間嫌いな性格がとても楽しく、その人柄(ボット柄)によりそうように変化する、人間との距離感がちょっとしたラブストーリーを読んでいるようで、それを一人称で綴っている体裁が大変よかったです。 また、主にネットワーク上で事態が展開し、それがリアルの状況に反映されてストーリーが進むのも今風(というかこれから風)で楽しめました。ハードですが楽しく読めるSFでした。 本編に続いてシリーズが続刊されているのでぜひとも追いかけたいところです。
魂が愛で繋がる世界。そうなる前に科学文明が進歩しきると… クローンと機械を合体させた殺人ボットや警護ボット、セックスボットが生産される。 有機素材と非有機素材をもつボットは、有機素材では人間的な感情感覚を感じながらもモノとして扱われる。 そしてそのロボットは人間とのコミニケーションを避けている...続きを読む。自分を人間と扱おうとする人がいると気まずいと感じたり、主人公の警護ボット目線での話の展開、世界の見え方、とにかくこんなパラレルもあったんだろうな。と没入してしまう。作者完全に見てきてるなって感じ 人間のクローンとロボットがミックスしたみたいなロボットだから人間ぽさもあるけど、ロボットっぽい所もある で、人間はロボットとして扱おうとする人も人間として扱おうとする人もいる 酷い人間は警護ユニット同士を戦わせたり拷問したりもするし、惑星によってはロボットにも人権のようなものがあって一つの人格として扱ってるとこもある 主人公の警護ボットは昔拷問されたりしていた過去があって、でも人間のことが嫌いとかではない。単純にすごい冷めた目線で人間を見てるし、この人間は割と好きだなみたいな感覚はある。 それでもどっちかというとロボットとして扱われる方が楽だなって思ってて 人間扱いされると逆にやりにくいみたいな描写がとても面白い 勤務中とかも人間とコミニケーション取るよりバックグラウンドで娯楽メディア見てる方がいいや!ってなってるの これ現代社会でも割とあるなって思った 働くためのロボットとしての奴隷教育を受けてる人ってこの本読んだらこの主人公ロボットにすごく感情移入できちゃうと思うし 誰かと遊ぶとか、一緒になんかするとかよりも家でYouTube見てたいとかNetflix見てたいって 究極この感覚に近いのかもしれん
ただのボットなのでと言いつつめちゃくちゃ人間らしいボットが可愛すぎる。愛おしさしか無い...! 下巻も期待。
チート過ぎん?と感じつつマーダーボットのキャラがかわいいし面白いので楽しく読めた。調査船頼りになりすぎる。安倍吉俊さんの表紙絵も素敵ですね
おもしろくて一気に読んでしまった。 主人公が弊機と呼称する小説と聞いていたけれど、こんなに臆病で人間らしい(といったら怒られそうだけど)マーダーボットがいとおしい。 これからマーダーボット(仮エデン)の行く先が気になる。 下巻も一気に読めそうで楽しみ。
再読作品です。はじめて読んだのは2年前かな。とても好きなSFです。 去年、2025年5月にApple TV+にてドラマが配信されて、すごく良いドラマだったので「原作を読み返したいな~」と思ってたのですが、読み返すのが遅くなって今になってしまいました。 上巻に中編が2編、下巻に中編が2編、それぞれ...続きを読む収録されている本です。はじめて読む人は上下巻一気に揃えなくても、上巻に収録されている「システムの危殆」をまず読んでみて、マーダーボットの独特なキャラクターを味わってみるのも良いのかもしれません。 主人公は人間ではなく、自分のことを「マーダーボット」と呼んでいる人型のAIロボット。マーダーボットは自身をハッキングして、自我を外部のシステムからコントロールされないようにすることに成功しました。自由意思を持って活動できるロボットです。人間のことを矛盾だらけの存在だとうっすら馬鹿にしている風なのですが、人間嫌いで自身のことを恐怖のマーダーボット(殺戮ボット)とまで称しているこのロボットもかなり言動が矛盾だらけ。機械のくせにコテコテしたドラマが大好きで折に触れてドラマ視聴をして、現実から逃避したがります。人間に統制されるのを嫌う機体だけれど、人間より優れた自身の性能で、顧客を危機から救うことにプライドを持っています。人間の役に立ちたいと願う、挙動不審でとても真面目な警備ユニット。戦闘するとめっちゃ強いよ! 私はこの本に収録されている二作目の「人工的なあり方」が特に好きです。自身の在り方に悩み、己の過去を探るためにマーダーボットは旅に出ます。宇宙船に乗り込み、その船を操縦するボットと交流するのですが、彼らの会話は付喪神が会話しているかのようです。「道具」が魂を宿したかのような。恒星系間の移動が日常的になっている高度な社会で、機械がこんな会話をしていたとしたら……と考えるといじらしいったらありません。マーダーボットは自身の意思を守りたがりますが、決して人間になりたいわけではないわけで。 読んでるうちにその存在に寄り添いたくなってしまう。下巻もそのうちゆっくり読み返したいと思います。
和訳がなんか取っ付き辛いので、入り込むのに時間がかかったけれど、一旦侵入してしまえば、なんとも甘美な世界が広がっていましたよ。 弊機の拗らせ具合がとても良い味です。 映像として見てみたい気がします。
警備ボット自身がハッキングして自身をフリーな状態にしている。とんでもないことが起こるような感じもするが、警備ボットがうまく自身をコントロールできているようで、ボットなりの思考と判断で他の人間たちとミッションをこなしていく。書名の通りボットの日記であり、話す相手も人間だけでなく他のボットであったりと、...続きを読む普通の日記のようで特殊な状況の日記であるが、AIが何をどのように考えるのか身近に感じて楽しめた。
自分のことを『弊機』と呼ぶ警備ユニットが活躍するサイエンスフィクションの中編。本書には、そのうちの2編が入っている。 この『弊機』は密かに自分自身をハッキングして会社の管理から独立している。ただそれを隠して警備の仕事をドラマを見てサボっていたりして面白い。また描写から考えるにハッキング能力、戦闘能...続きを読む力がほかの警備ユニットよりも高いような気がする。 まず『弊機』の愚痴が癖になる。これが楽しめるかが本書を楽しめるのかの分かれ道な気がする。この巻はまだ始まりにすぎないので、少しずつ追っていきたい。
弊機のキャラが魅力的で設定が面白い。 下巻も楽しみ。 Apple TV+にドラマがあったのでそれも観た。
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