無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
【ネビュラ賞・ローカス賞受賞】かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着くことになった弊機は、恩人であるメンサー博士の娘アメナらの護衛として惑星調査任務におもむくが、その帰路で絶体絶命の窮地におちいる。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺にもどれるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!/解説=堺三保
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
開発途上の惑星へ行く人間のチームにわけあって同行し、問題発生、宇宙船や施設内で人間を守りつつ敵と戦闘そして撤退というのが今のところお決まりの展開。私は一度読むと二度以上読むことは滅多にないのだが、似たような場面を繰り返していることもあって二度読みした。時系列の問題でこの後に出た『逃亡テレメトリー』を読んでから、また読んでしまった。
自分の失敗で自己嫌悪に陥ったり、自分で自分を励ましたり、褒められて戸惑ったりと、弊機の一人称で語られる、基本的に論理的だがしばしば感情的で偏屈卑屈、人間的すぎる挙動がおもしろいのだ。
SFだと科学的にどうよ?ということがしばしば問題になるが、この作品はその点はもうどうでもいいです。今のところ日本ではこの著者の作品が翻訳されているのはこれだけだが、ほかの作品も読んでみたいです。
Posted by ブクログ
最強AI船のARTに危機、マーダーポットが絶体絶命!
スリル満点の「吉本新喜劇」的宇宙大活劇
抜群だった前作……。
まるでゲーム「メタルギア・ソリッド」のような潜入に、ひとりで「アヴェンジャーズ」のような処理能力と戦闘能力を発揮する爽快感は、やや減少してしまった。
また、ブリザベーションとの関係が深まっていて、前作に漂っていた「孤独感」もなくなったうえに、少し「友情もの」の匂いがしてしまうので、好き嫌いがある。
でも、面白い。
相変わらずの「弊機」と、輪をかけて偏屈な「ATR」との掛け合いは息の合った上方漫才のよう。
放置され、ただ立ち止まっていた警備ポットに「弊機」が「なにをしたい?」と問いかけるも、すぐには答えられない。が、やがて意思をもって動き始める。
逆境に甘んじて思考を停止するのではなく、自らが意思をもって道を歩むこと。
……大活劇のなかにも何かがある。
またこの物語の設定世界。
企業による「テラフォーム」、未開の地での住宅都市開発。まるで「〇〇不動産開発」「〇✕建設」といったところ。
資源開発や住居環境を地球外惑星へ求めていくときに出てくる、異星物汚染という不可解な状況の危機や、経済的理由による「放置」と「利権争い」……。
十分にありうる気がしてならない。
もう間もなく「月」や「火星」の利権争いが現実になるかも。
Posted by ブクログ
『マーダーボット・ダイアリー』ですっかりファンになった、「マーダーボット」こと暴走警備ユニットの”弊機“(本来は謙譲の一人称)の活躍するシリーズの第二弾。
前作で友だちになった(と、本人は認めていないが)ART(不愉快千万な調査船)と再会するが、船体はあるのに操縦ボット(ARTの本質)がどこにもない。
心配でたまらないのに、素直にそれを認めないこじらせボット”弊機”。
前作でミキというペットボットと仲良くなったのに、喧嘩して口をきかないでいるあいだに死なれてしまったという過去を持つわりに、学習しねーなー。笑
今回の”弊機”はメンサーの娘であるアメナの研修である惑星調査に護衛として付き添ったのだが、異星遺跡に汚染されたと思われる人々に襲われ、ワームホールに連れ込まれてしまう。
その先で待っていたのが、操縦ボットの存在が消されたART。
次々襲い掛かる危機を満身創痍で躱しながら、”弊機”はボット同士のコミュニケーションを覚えながら成長していく。
今回は”弊機”のデータのコピーをARTのデータでもってキルウェアとする、マーダーボット2.0を作成するのだが、これはアメナに言わせると「二人の子ども。人間だって二人の遺伝子を掛け合わせて子どもを作るんだから、これもそうでしょ」ということになる。
驚愕する”弊機”とARTが愉快。
それでも、連作短編だった前作と違い、長編小説となった今作は、構成が複雑になった分、ボットたちの愉快な応答の頻度が減ってしまったのが残念。
メンサーと”弊機”との係わりだとどうしてもシリアスになってしまうので、次はARTとの冒険になりそうで楽しみ。
”ときにぐらつくからこそ、弊機はアラダを信用しています。自信過剰でまわりの意見をいれない人間ほど怖いものはありません”
まったくね。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用