逃亡テレメトリー

逃亡テレメトリー

小説・文芸
950円 (税込)

4pt

かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着いた弊機は、ステーション内で何者かの他殺体に遭遇する。連合の指導者メンサー博士をつけねらう悪徳企業グレイクリス社とかかわりがあるのだろうか? 弊機は警備局員インダーたちとともに、ミステリー・メディアを視聴して培った知識を活かして捜査をはじめるが……。ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞3冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第3弾! シリーズ短編2編を併録。/【目次】逃亡テレメトリー/義務/ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地/解説=勝山海百合

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マーダーボット・ダイアリー の一覧

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    1,100円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴をひそかな趣味としつつ、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作!
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    1,100円 (税込)
    プリザベーション補助隊の事件をきっかけに保険会社の業務を離れた“弊機”は、強化人間を装いながら自らの大量殺人事件の真相を求め、企業リムを旅する。なぜかトラブルに巻きこまれどおしの弊機は、出会う人間たちの行動に苛立ちながらも、しだいに芽生えてくるさまざまな感情に戸惑う。そんな中で、人類の宇宙進出以前に存在した異星文明の遺物をひそかに発掘・独占しようとしている悪徳企業グレイクリス社の策動が浮かび上がる。弊機はメンサー博士のため、惑星ミルーのテラフォーム施設に潜入を試みるが、そこにはまたしても未知の危険が!/解説=渡邊利道
  • ネットワーク・エフェクト
    1,400円 (税込)
    【ネビュラ賞・ローカス賞受賞】かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着くことになった弊機は、恩人であるメンサー博士の娘アメナらの護衛として惑星調査任務におもむくが、その帰路で絶体絶命の窮地におちいる。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺にもどれるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!/解説=堺三保
  • 逃亡テレメトリー
    950円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着いた弊機は、ステーション内で何者かの他殺体に遭遇する。連合の指導者メンサー博士をつけねらう悪徳企業グレイクリス社とかかわりがあるのだろうか? 弊機は警備局員インダーたちとともに、ミステリー・メディアを視聴して培った知識を活かして捜査をはじめるが……。ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞3冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第3弾! シリーズ短編2編を併録。/【目次】逃亡テレメトリー/義務/ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地/解説=勝山海百合
  • システム・クラッシュ
    1,200円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”ことマーダーボット。植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれた弊機は、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。だが、この惑星を支配しようとする冷酷な企業バリッシュ‐エストランザ社は、いまだあきらめてはいなかった……はたして弊機は入植者たちを救い出し、ARTとともに新作ドラマを視聴する生活にもどれるのか? ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞5冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第4弾!/解説=池澤春菜

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逃亡テレメトリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「弊機がやりたいのはメディアを視聴して忘我の境地にひたることです」そう嘯く弊機が、あろうことか殺人事件の捜査に協力してしまう本作。
    自分の能力を最大限に使って犯人を追い詰めるその姿は、本人の怠惰な願望とは裏腹に、どうしても人間を助けてしまう弊機の隠し切れない献身だ。
    印象的なのは、戦う術を持たないボットたちが侵入者に立ち向かい、人間を守るため集まる場面。効率や損得を抜きにして動く彼等のひたむきさ。計算を超えたところにある、知性の本質。

    ところで『サンクチュアリムーンの盛衰』を実際に見てみたいと思うのは私だけではないはず。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    表題作は、時系列的には「ネットワーク・エフェクト」以前に起きたプリザベーションでの殺人事件を描いたもの。人間の警備ユニットへの偏見にぼやきつつも、時に正義感を漂わせながら捜査に協力していくマーダーボットだが、捜査のためにメンサー博士の身辺を離れてしまったこともあって、常にメンサー博士の安全を気にしているのが微笑ましい。

    「義務」は、メンサー博士たちと出会う前、統制モジュールをハッキングした後に、マーダーボットが関わった「現場猫案件」を描く短編。マーダーボットはシャイだが、雇い主の意向に反してでも人命は大事にする。

    「ホーム(以下略)」は、初期作「マーダーボット・ダイアリー」での事件を経てプリザベーションに戻って来たばかりでメンタルが弱っているメンサー博士に焦点を当てた短編。マーダーボットの一人称ではないのが珍しい。そしてメンサー博士とマーダーボットの心の交流が尊い。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

     <マーダーボット>シリーズの3巻目で、長編と二つの短編からなっている。今作はステーション内で起きた殺人事件の犯人を追うミステリー仕立てになっている。人間とかかわりあうのが苦手な警備ユニット<弊機>が探偵役として、どう立ち回るのか。いかにして犯人を探し当てるのかがポイント。妙に人間臭いところがある<弊機>が活躍するこのシリーズは、ハズレなしだな。
     短編2編は文字通り短くて、長編の隙間を埋めるエピソードといえるだろう。

    0
    2022年07月13日

    Posted by ブクログ

     自己評価の低い弊機が、自分の興味がある物を見つけ始めた。弊機自身の中にある許容範囲と、シニカルな自己評価のはざまで、成長していく自我。
     今作も人に薦めたい本だった。

    0
    2022年06月02日

    Posted by ブクログ

    弊機さん!待ってました〜
    マーダーボットのシリーズ4冊目。溜息つきながらも人間を全力で助ける弊機がまた見られて嬉しい。
    中編「逃亡テレメトリー」では殺人事件の犯人捜査に協力する弊機。ミステリドラマの知識は…あんまり使わなかったみたい。今回もクスッと笑える表現が多くて楽しい。「焼き菓子」はネタとして外せない(笑) 個人的に好きなグラシンとラッティの出番も多くて良き良き。
    時系列的には「ダイアリー」最終話と「エフェクト」の間。プリザベーション連合のステーションで、暴走警備ユニットの扱いをどうしようかってしてる段階。弊機のハイスペックぶりがいつもながら小気味良い。うまくいかずに落ち込む時の自虐的な言い方も相変わらずで。地道な捜査ばかりでなく、救出の緊迫した場面も、見せ場の戦闘シーンもちゃんとある!

    短編「義務」は「ダイアリー」の前の採掘場での話し。弊機…良い奴。短編「ホーム」はメンサーから見たマーダーボット。企業の権力執行の手段を目的として製造された構成機体だが、その目的から切り離すのは本人だ、と言うメンサーが好きだな。自由意志があるのなら、自分に命令できるのは自分自身だけだ。人もそうでない者も。

    0
    2022年05月03日

    Posted by ブクログ

    目次
    ・逃亡テレメトリー
    ・義務
    ・ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地

    弊機がメンサー博士を護衛していた時、死体を発見してしまう。
    これがメンサー博士を殺すためにグレイクリス社が送り込んだ刺客なのか、またはグレイクリス社と敵対する元弊社の工作員がやられたのか。
    しかし判断材料があまりに少ない。

    弊機は何としてもメンサー博士を守りたいと思っているが、警備局の局員から追い払われかける。
    メンサー博士のとりなしで警備局に協力をしながら、犯人とその目的を探る。

    結果としてメンサー博士が目的ではないことが分かった後も、弊機は捜査に協力するのである。
    人間嫌いで、さっさと部屋に戻ってドラマを見たいと思いながら、捜査に協力するのはやぶさかではないというか、ちょっとおもしろい経験と思っている。
    いやいや、人間らしくツンデレではないですか。

    真相はちょっと、人を人と思わないというのか、人を消耗品だと思っているんであろう組織の、胸の悪くなる事件だったけど、弊機が少しずつ人間たちの中に居場所を作っていく過程が良い。

    『義務』はまだ、統制モジュールをハッキングしたまま警備ユニットとして仕事をしていたころの話。
    『ホーム~』は『マーダーボット・ダイアリー』の後日談をメンサー博士視点で。

    この後さらに三冊を執筆する契約を交わしているということで、うち一冊は日本で刊行されているけれど、後の二冊も早くお願いいたします。

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    SFというよりはファンタジー・コミックよりになってきて不安感増し増しのシリーズ。今回は中編短編混載。時系列的にも前後するレイアウトでちょっと混乱したけれど、”死んだ人間が倒れています”の冒頭から嫌々ながら犯人探しに巻き込まれていくミステリータッチの展開に。訳文も冴えまくりでやっぱり面白いシリーズ。キャプテン・フューチャーばりにもはや原文を超えて面白くなっているのでは?と錯覚してしまうほどです。
    今回も気になったのだけれど、生体クローンとマシンのハイブリットであるユニットの性別は該当なしということになっているけれど、もとの生体の遺伝子セットは決まっているから正しくは該当なしということはないのでは?とも思ってしまったり。複雑なホルモンの影響なしには性差は発生しないのだろうか?と思ったりと、この辺りの課題を深堀するような展開にならないかなと思ったりするけれども、エンタメに徹するシリーズのようです。ドラマ化もされたみたいなので配役も気になりますが、この訳者によるユーモアSFシリーズとして楽しみたいと思います。と思ってたら、日本翻訳大賞も受賞してたのですね。さもありなん。今頃ですけどおめでとうございます。

    0
    2025年07月15日

    Posted by ブクログ

    メンサー博士一人称の掌編で、意表をつかれた。今までも何度か言及されてきたけれど、あんまり弊機の軽佻な語り口に実感がなかった。しかし改めて言われると、警備ユニットの境遇というのはあまりにも非道な仕打ちだ。

    0
    2024年07月25日

    Posted by ブクログ

     弊機の心の台詞を読んでいるだけで至福に浸れる今日この頃。三作目にしても翻訳の秀逸さは健在です。今回は前作よりボリュームがかなり少なく、推理パートが多い比較的地味な話でしたが、ネットワークへのアクセスが制限されるなどの縛りがある中で、工夫や屁理屈(笑)を凝らして事件を解決に導いていく展開が面白かったです。
     個人的には同時収録の前日譚二作がとても好き。特に面サー視点で語られる弊機は、こんなに頼もしく感じられるのだなぁと、ちょっとときめきすら覚えました(笑)
     シリーズ続編に大いに期待です……!

    0
    2024年05月10日

    Posted by ブクログ

    やれやれと言いながら、「義務」だからと人助けする弊機の日常?短編。マーダボットダイアリーに比べると大人しい話だけど違う視点描かれてよかった。

    0
    2023年07月21日

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