マーダーボット・ダイアリー 下

マーダーボット・ダイアリー 下

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

プリザベーション補助隊の事件をきっかけに保険会社の業務を離れた“弊機”は、強化人間を装いながら自らの大量殺人事件の真相を求め、企業リムを旅する。なぜかトラブルに巻きこまれどおしの弊機は、出会う人間たちの行動に苛立ちながらも、しだいに芽生えてくるさまざまな感情に戸惑う。そんな中で、人類の宇宙進出以前に存在した異星文明の遺物をひそかに発掘・独占しようとしている悪徳企業グレイクリス社の策動が浮かび上がる。弊機はメンサー博士のため、惑星ミルーのテラフォーム施設に潜入を試みるが、そこにはまたしても未知の危険が!/解説=渡邊利道

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

マーダーボット・ダイアリー の一覧

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • マーダーボット・ダイアリー 上
    1,100円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴をひそかな趣味としつつ、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作!
  • マーダーボット・ダイアリー 下
    1,100円 (税込)
    プリザベーション補助隊の事件をきっかけに保険会社の業務を離れた“弊機”は、強化人間を装いながら自らの大量殺人事件の真相を求め、企業リムを旅する。なぜかトラブルに巻きこまれどおしの弊機は、出会う人間たちの行動に苛立ちながらも、しだいに芽生えてくるさまざまな感情に戸惑う。そんな中で、人類の宇宙進出以前に存在した異星文明の遺物をひそかに発掘・独占しようとしている悪徳企業グレイクリス社の策動が浮かび上がる。弊機はメンサー博士のため、惑星ミルーのテラフォーム施設に潜入を試みるが、そこにはまたしても未知の危険が!/解説=渡邊利道
  • ネットワーク・エフェクト
    1,400円 (税込)
    【ネビュラ賞・ローカス賞受賞】かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着くことになった弊機は、恩人であるメンサー博士の娘アメナらの護衛として惑星調査任務におもむくが、その帰路で絶体絶命の窮地におちいる。はたして弊機は人間たちを守り抜き、大好きな連続ドラマ鑑賞への耽溺にもどれるのか? ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・日本翻訳大賞受賞&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞『マーダーボット・ダイアリー』、待望の続編!/解説=堺三保
  • 逃亡テレメトリー
    950円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”。紆余曲折のすえプリザベーション連合に落ち着いた弊機は、ステーション内で何者かの他殺体に遭遇する。連合の指導者メンサー博士をつけねらう悪徳企業グレイクリス社とかかわりがあるのだろうか? 弊機は警備局員インダーたちとともに、ミステリー・メディアを視聴して培った知識を活かして捜査をはじめるが……。ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞3冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第3弾! シリーズ短編2編を併録。/【目次】逃亡テレメトリー/義務/ホーム――それは居住施設、有効範囲、生態的地位、あるいは陣地/解説=勝山海百合
  • システム・クラッシュ
    1,200円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されていた人型警備ユニットの“弊機”ことマーダーボット。植民惑星での異星遺物汚染事件に巻き込まれた弊機は、ARTこと探査船ペリヘリオン号の協力もあり、窮地を脱する。だが、この惑星を支配しようとする冷酷な企業バリッシュ‐エストランザ社は、いまだあきらめてはいなかった……はたして弊機は入植者たちを救い出し、ARTとともに新作ドラマを視聴する生活にもどれるのか? ヒューゴー賞4冠&ネビュラ賞2冠&ローカス賞5冠&日本翻訳大賞受賞の大人気シリーズ、待望の第4弾!/解説=池澤春菜

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

マーダーボット・ダイアリー 下 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     
     「ドラマを見れば寂しくないからです」
     「人間と交流しなくても……ということ?」
     そこまで理解されているのだとわかって、また気持ちがぐらつきました。よくありません。弱さを感じます。メンサーとの再会が怖かったのはそのためでしょう。

     マーダーボット・ダイアリー 下 「出口戦略の無謀」 p.244より



    翻訳本は二話ずつ話が収められた上下二巻の本だけれど、原著はNovella(ノヴェラ/中長編)作品で、一つの話が一冊ずつ、本として出版されたらしい。一冊の本として、それぞれの話は独立して完結する。しかし、原作者のウェルズはこれらの中編小説に対して「包括的なストーリーがあり、4作目で物語が完結する」と述べているそうだ。

    実際、4つのストーリーを通しで読むのは本当に素敵で、先の3つの物語で、主人公のマーダーボットは旅を通して色々な人々に出会う。ロボットや人工知能など、人間ではない存在にも出会う。それらの経験は4つめ物語『出口戦略の無謀』で総括される。色々な交流で得られた経験をマーダーボット自身がかけがえのないものだと感じているのだなぁとしみじみと思わせるストーリー運びは、他の物語では得られない、このシリーズならではの魅力だと思う。日本版の発売日は2019年12月11日。本編の翻訳はSF翻訳家の中原尚哉。4つの物語は以下の通り、

    『マーダーボット・ダイアリー 上』
    ●システムの危殆 【原題】All Systems Red
    米国出版日2017年5月2日
    ●人工的なあり方 【原題】Artificial Condition
    米国出版日2018年5月8日


    『マーダーボット・ダイアリー 下』
    ●暴走プロトコル 【原題】Rogue Protocol
    米国出版日2018年8月7日
    ●出口戦略の無謀 【原題】Exit Strategy
    米国出版日2018年10月2日


    マーダーボット・ダイアリー』の世界は遠い未来、人類が宇宙に進出している、とびきりSFな世界観になっている。宇宙ほど広い空間に散らばった人類にとって「国」や「政府」の概念は希薄になってしまったようなのだけれど、代わりに「企業」が広く宇宙を支配している。巨大な企業連合「企業リム」はスパイ活動、暗殺、年季奉公、そして資源の無慈悲な搾取を繰り返して巨大化していることは誰の目にとっても明らかだ。しかし、警察や軍隊が存在しない世界で、盗賊等の犯罪や災害などの危険から身を守るためには、企業リムの保険会社に金を払って警護をつけてもらうしかない。保険会社からすれば、顧客に警備をつけて、高額な保険料を支払う必要がでなければ損失が出ない、という利益志向で契約が成立する。どうせ、警備をするのは、給料を出す必要のない警備用ユニットがするんだから。

    マーダーボットはもともと、保険会社が所有していた警備ユニットの一機で、一部は機械で一部は有機体のサイボーグ(サイバネティクス生物)。「顧客」を警備することを目的に製造された人工的な存在だ。とある事件を切っ掛けに、自分自身をハッキングして保険会社の支配から完全に逃れることに成功したマーダーボットは自由に行動ができるようになった。しかし、警備ロボットとしての自分に誇りを持ち続けているマーダーボットにとって「人間」は、たとえ、保険会社の支配から逃れたとしても、警備対象であり続ける可能性がある存在だ。どうせ護るなら良い人の方が気分が良いという理由でマーダーボットは「顧客」を自身で選び、守ることを辞めない。

    「用心棒もの?時代劇かよ」と感じるけれど仕方ない。マーダーボットは連続ドラマを観るのが大好きなのである。第一作の時点で三万五千時間あまりいろいろなメディアを視聴していたというのだから、そういうドラマも含まれていたに違いない。コテコテの人情ものに影響されていたとしても全然何ら不思議は無い。相当もの好きなアンドロイドである。

    「意思を持ったロボット」というと多くの作品で、人類になり替わろうとしたり、人類を滅さんとする不吉な存在になりがちであるけれど、マーダーボットはそういうことを考えない暴走ロボットである。それについては『マーダーボット・ダイアリー 下』の巻末に載っている渡邊利道の解説が面白かった。1818年の『フランケンシュタイン』からロボットSFというジャンルの系譜を紐解き、マーダーボットの愛すべき特徴がつらつらと綴られている。

    上巻の感想でぜひ「上巻だけでもお試しを」と書いたのだけれど、「上巻を読んだのならぜひ下巻も」と言いたくなる一冊。おもしろかった。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    人間に対して無関心でいたいのに、どうしてもそうできない警備ユニット。大変屈折していて正直になれない感じが良い。今後、どうなるのかとても気になる。
    海外文学の訳した感じの文章があまり好きではないのですが、これは違和感なくさらさらっと読めた。翻訳者の中原尚哉さん、覚えておこう。

    0
    2026年06月23日

    Posted by ブクログ

    表紙の印象通り、ライトノベルやヤングアダルトの雰囲気があるので、読みやすい。「弊機」もラノベやアクション寄りの夢小説の主人公みたいで親近感もあり、上下巻共にさっくり読めた。セリフがない他のボットやARTが可愛い……。

    0
    2026年06月12日

    Posted by ブクログ

    上下巻で1冊となるのは納得。
    上巻の1話と下巻の2話で対になっている。
    娯楽ドラマ「サンクチュアリムーン」が大好きな弊機(主人公)のぼやいた語り口が面白い
    。

    この暴走警備ユニットの弊機が、逃走のためにハッキングしたり警備ユニットを倒す場面はかなりスリリングでハラハラした。

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    自分のことを「弊機」と呼ぶ警備ボット。上巻で中央のコントロールから自由の身になった弊機だが、暴走して人に危害を加えるわけでもなく、任務を遂行する。むしろ自由になったことが幸いして人を助ける。どんどん人間に近くなっていく弊機であるが、人間になるわけでもない。弊機の独白はやはり人間とは異なる機械の思考なのだと感じるし、そこが物語のうまさ(翻訳のうまさ)だと思う。それにしても未来のシステムで弊機がいとも簡単にハッキングをするので、未来のセキュリティは大丈夫か?とそちらの方が気になった。

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    全巻に続き面白かった。
    弊機は本当に頼りになる素晴らしき暴走警備ユニット。
    今後の弊機の人生(?)も楽しみ。

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    上巻はノッてくるまで苦労したのですが、そこから下巻はグイグイ読めました。
    弊機のシニカルな語り口がクセになってきます。
    人間嫌いの弊機と、弊機をほっとけない人間達のやり取りも面白い。
    続編も早く読まねば。

    0
    2025年07月28日

    Posted by ブクログ

    いや、めちゃめちゃ面白い!寝不足になるのを構わず読んだのは久しぶり!そして、読み終わってすぐまた読み返したのも久しぶり。
    何と続編が5巻まである!もちろん、即!購入。

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    ボットはロボットのことらしい。マーダーボットすなわち殺人ロボットと自称するのは、過去に暴走させられて殺人を犯したが記憶をリセットされ再利用されている警備ロボット。自分の身は自分で守る、と、統合システムをハッキングしている。あくまで機械であることにプライドを持ち、第一人称は弊機を使用する。(第一人称へのこだわりって、最近の会議等での名前表示を連想する。弊機、原語での表記はどうなっているのだろう。なんとなく彼と思って読んでいたが、解説者は彼女としていて、それも面白かった。)その癖、趣味はTVドラマの視聴なので、人間に興味がないわけじゃない。上下巻で4つの中編で構成されている。それぞれ独立しているが、全体で連続した話になっている。マダーボットのハッキング技術が便利すぎて、ご都合主義に陥りそうなところだが、一方で制約も多く窮地に立たされる場面も多い。なんと言っても、人間観察での皮肉な見方や登場人物とのやりとりがコミカルで面白い。

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    「バーナード嬢曰く。」での神林嬢のお勧めの、ひねくれた主人公の造形が独特な作品。
    ★4か★5か迷うところ。海外SFの例に漏れず、物語に入り込むまでにちょっと苦労したので、上★4、下★5で。つまり、読後感は満足なので、とにかく最初に挫折せず、頑張って読んでみて。
    カバーを付けて読んでいたので、最後の解説での三人称を見て、アレ?っと表紙を見返してしまった。あまり内容には関係ないのだけれど。

    0
    2025年05月25日

マーダーボット・ダイアリー 下 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元SF文庫 の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す