さかさ星

さかさ星

2,420円 (税込)

12pt

戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。福森家と親戚関係の中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂によれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は恐るべき呪物であり、そのいずれか一つが事件を引き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にしたことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの子供たちにも呪いの魔の手が……。一家を襲った真の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けたのか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く特級長編ホラー。

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さかさ星 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    名家の一家惨殺事件の裏に隠された呪いを解き明かす物語。主人公が「陰鬱な因縁譚はもう勘弁してくれ」とセルフツッコミを入れるレベルで呪物が大量に出てきて飽きない。呪物の仕組みや渦巻く呪いにも法則があり、さながら最後の展開はパズルゲームのよう。「転」の展開が些か急なきらいはいなめないものの、総じて面白い。

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    【短評】
    愛してやまない作家・貴志祐介の新作(と言っても、刊行は1年前だが)は、久方振りの長編ホラーである。「嗚呼、やっぱり貴志祐介は良いのう」と嘆息しながら、貪るように読み耽った。最近時、新規分野の開拓に勤しんでいた感のある貴志祐介だが、やはり本領はホラーなのだろう。ここ数年における白眉であること

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    ★★★★★星5
    著者の『新世界より』と『悪の教典』が大好きです
    序盤からじわじわと気色の悪さがつのっていきました。数々の呪物、霊能力者、掛け軸、鎧兜、お墓、大黒柱、お面、お屋敷、心霊YouTuber

    0
    2025年08月30日

    Posted by ブクログ

    「呪いも、怨霊も、つまるところは、人の邪悪さ、愚かさから生まれるのだろうか」
    YouTuberの中村亮太は祖母の依頼で、霊能者・賀茂礼子と共に、親戚で江戸時代から続く名家でもある福森家の屋敷に赴く。そこでは、当主である虎雄を始めとした一族4人が惨殺される事件が起きたばかりだった…。

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    読み応えがあり、
    ページ数は多いものの一気に読み切れるような勢いもあり、
    非常においしかった。

    ミステリーであれば、「ここは解き明かして欲しかった!」「詳細欲しかった!」となるところも
    ホラーだと、それも味だなと感じる不思議。

    ストーカーの心理も、恨みや呪いの類も
    常人の理解が及ばない、
    想像は

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    ゴブリンかヨーダか。あの霊能力者がはっきりと名前を得て生き生きと描かれている。死者が現世にアクセスできるのはなぜか、呪物とは何か、呪物が出来上がるまで何があるのか……貴志祐介が蓄え、自分なりに熟成させてきた見識を、全て開示してみせられた気分だった。これがまた面白い。正直、その魅力だけで何度も読める。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    たしか帯で、”黒い家”とか”悪の教典”あたりを引き合いに宣伝されていたと記憶しているんだけど、それなら読まない手はないですわな。引き合いに出たとはいえ、それらの二番煎じではいけない訳で、その点で本作は新機軸で、かつ高品質な恐怖作品に仕上がっている。ひたすらに呪物が登場するけど、なんとも禍々しい空間設

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    久々貴志さんの長編楽しんだ!内容濃くしたせいか、個々の内面とかは薄くなって、その辺りの物足りなさはあるけれど、これでもかと出てくる呪物にワクワクした。敵とラストがちょっと弱めに感じたけれど、黒い家の狂った感じと悪の教典の狂った感じの鱗片を感じられて嬉しい。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    「呪物」の博覧強記。
    知らないことばかりで、書いてあることはそうなんだろう、と(作者を信じて)楽しく読んだ。

    読んでいる最中、こうしてぐいぐい読ませてもらえることの喜び、本を読む喜びを感じていた。

    このところホラーを続けて読んでいるが、ホラーというものがよくわからなくなってきた。ジャンル分けした

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    最初から走ってて、
    え、あれ?となっているうちに疾走。
    色々突っ込みたいところはあるけど
    エンタメとしてはとても楽しんだ。

    0
    2025年09月17日

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