【感想・ネタバレ】杉森くんを殺すにはのレビュー

あらすじ

「杉森くんを殺すことにしたの」
高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにするが……。

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Posted by ブクログ

KODOMO新聞にもオススメされていました。
題名は少し怖いけれど、高校一年生ならではの色々な事情があって面白かったです。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

児童書コーナーで見つけ、タイトルに惹かれて読書。杉森くんをなぜ殺さなければいけないのかが、主人公とその友人や家族の視点から徐々に明かされていき、ハラハラしながら読みました。主人公の心の動きの描写が緻密に描かれていたところや、文字も大きく、難解な言葉もないので読みやすいです。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

主人公が過去の過ちから徐々に立ち直る過程を描いた作品。ヤングアダルトに分類されるが、年齢を問わず心の弱った人に読んでもらいたい。若干叙述トリックが入っているのも面白い。

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の「ヒロ」は高校1年生の女子高生。
一文目は杉森くんを殺すことにしたから始まる。そのことをミトさんに話したところ、やり残したことをやること、殺さなければならない理由をまとめるよう言われ、やりたかったことリスト化し行動に移す。
各章ではミトさんに言われたもう一つの杉森くんを殺さなければならない理由がひとつづず書かれている。
最初は杉森くんに問題があったのではとなり、読み進めるといや、ヒロのほうがとなった後で、二人とも普通の子供でただの友達同士だったとわかる。
それと同時に杉森くんは自殺しまっていて、何とか折り合いをつけようとしていることがわかり、そこからヒロが前に進んでいくまでのが描かれる。

この本の感想を書くのは難しいと思う。
単に自殺はよくないとか、友達とは仲良くしたほうがいいとかいうのは簡単。でもいろんな悩みとかを抱えていて、そんな単純なものじゃないしなぁと。
作中でも色々悩んで、何とか答えを出したり折り合いをつけているのをみるとホントにそう思う。
作中で書かれている「人って、一か所だけに執着してたら依存になるけど、いっぱい依存先をもって、あちこちに相談できたら、それは自立になる」この一文はすごいいい言葉だし、年代問わずこの言葉は刺さると思う。
大小問わず一人で悩んでも簡単には答えは出ない。答えというか折り合いがつくまでに何年もかかることもある。無理して抱えるんじゃなく、逃げてもいいということ。ほかの依存先に逃げてもいい、そうやって折り合いをつけて道を開いていくことが大切なんだとおもった。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リアル本にて。
積読チャンネルで紹介されていて、自分は買うまでには至らなかったのだが、妻には紹介が刺さったようで、珍しく欲しがったのでバリューブックスで購入した。
その経緯から妻が先に読んだのだが、最初にビックリしたのは妻が一息(二時間ぐらい?)で読んでしまったこと。普段読書しないのに、この本はすらすら読めたとのこと。
それならということで私も続いて読んでみた。確かに読みやすい。特に杉森くんの現状について明かされるまでの前半は、読みやすさと先が気になることとで、どんどん読み進めてしまう。一方で、後半にはヒロの感情の不安定さを理解できるようになり、前半部含めて改めて咀嚼したくなる。
相談するにせよ、依存するにせよ、相手を絶対的な存在としてしまうことは、自分の普段の行動を鑑みてもよくある。しかし、相手もただの人間。この小説では依存される存在、そして限界を迎える存在が高校生だが、大人であっても何歳であっても、ただの人間であることに変わりはない。プライベートでトラブルを抱えていれば、平常時と同じように相談に乗れないだろうし、例えほかのことが順風満帆だったとしても、強い依存に耐えられないことはあるだろう。少数に強く依存するのではなく、多数に少しずつ依存することで相談先に対して配慮しなければならない。そのためには、弱く依存できる人間関係を広くもつ必要がある。そんな打算的に人間関係を構築できるものではないだろうが、少なくとも家族だけに強く依存することしかできない、という状況は避けなければならない。また、歳をとって自分が相談先になることも徐々に増えてきたが、裏返しで、自分一人で受け止めることに固執せず、適度に受け流す、あるいは、ミトさんのような外部に頼らなければならない。もっとも避けるべきは共倒れ。
そう考えると、女性のおしゃべり文化は複雑な人間関係を形成する社会での生存戦略として、非常に合理的に見えてくる。男性はそのような行動が苦手な人が多い気がする。少なくとも自分は苦手だ。

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2025年12月25日

Posted by ブクログ

あまりにもストレートすぎるタイトルにどういう話なんだろうと気になる。

高一になったヒロが、ミト(父の再婚相手の連れ子で大学生=義兄になる)に「杉森くんを殺すことにしたの」と宣言することから始まる。

ミトは、「いまのうちに、やりのこしたことやっとけよ。後悔しないように」とそれと杉森くんを殺さないといけなかったのはなぜか、自分のなかでちゃんとまとめて日記を書いておくのがいいと言うのだ。

それからヒロは、アドバイスに従い①やりのこしたことをやる。②杉森くんを殺さなきゃいけない理由をまとめておく。

ヒロは、思いのままやりたいことをして、杉森くんのことも理由その一、そのニと正確に記していく。

次第にヒロと杉森くんの関係性がわかって、「殺す」というのがどういうことかも理解できた。

ヒロがこういう感情になったのがわかるし、杉森くんのしたことで罪悪感をいつまでも抱かせるというのが逃れきれない問題となっているのが苦しい。

だけど①によって信頼できる友だちができ、②で自分のなかにも理由があることの気づきに繋がっている。理由の十五でヒロの気持ちが最初のころよりも変化しているのがわかった。

「殺す」ということで罰を受けようとするほど追いつめていたヒロの心をときほぐしたのは、ミトや良子さん、野崎くん、矢口くんという繋がりが支えとなったのだろうと思う。

良子さんが、人って一か所だけに執着してたら、依存だけどいっぱい依存先をもって、あちこちに相談できたら、それは自立だっていうんだと言ってたのがとても安心できることだと感じた。




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2025年12月15日

Posted by ブクログ

「杉森くんを殺すことにしたの」という刺激的なフレーズから始まる物語。読み進めるうちに"殺す”が何を表した言葉なのかとか、主人公の葛藤が分かってきてその姿を追いながら"生きる”ことについて考える。生きていると、様々な人達と出会って、すれ違ったり別れたりもある。そんな楽しかったり苦かったりする経験も人生には付きものだ、と割り切ったつもりの(笑)大人にも、響くものが多い、心の機微に寄り添ってくれる物語だった。たくさんの子ども達に、この本に出会って欲しいな。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

刺激的なタイトルに惹かれ、手に取る。
前半はタイトルの謎を解き明かしていき、後半はメインテーマに迫っていった印象。
主人公が年齢に対してやや幼すぎるように思ったが、高校生はこのくらいなのかもしれない。
心情を丁寧に描写しており、共感はできなかったが、自然と主人公を応援できた。
多くの人に読んでほしい作品。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

子供に勧めたい作品です!
最初は衝撃的なタイトルが気になって読み始めました。
ふんふん、杉森くんは嫌なやつなのね、だから殺したいのねと思っていたのに、読むにつれて様子が変わってきてあっという間に読んでしまいました。
とても大事なことを伝えてくれる本だと思います。

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2025年10月10日

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最後の方、理由が明らかになって涙が出ました。杉森くんが男性ではなく女性で、既に亡くなっているというのが中盤で明らかになります。
主人公が杉森くんの事をずっと考えています。

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2025年10月04日

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めちゃくちゃ良かった!
文章的にヤングアダルト?高校生が主人公だけど少し幼く感じる。中学生っぽい。
でも自論なんですが、ヤングアダルト作品って大人が読んでも、むしろ大人ほどギャーーーン!と矢を放たれたみたいにストレートに、素直に刺さってくる表現があると思うんだよね。
なんでこれ読んでみようと思ったのか忘れちゃったんですが、死が身近に感じることがあったり、日々そう感じてしまいがちな方向けの本にも思えるけど、全然誰でもグッとくる話だと思うし、なんか救われるし、人が多かれ少なかれ抱えていることを振り返るきっかけにもなるし救いにもなると思った。
これは手元に置いておきたい。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

読売こども新聞で紹介されていたので、
子どもに読ませようと思って
まず自分が読んでみた。
児童書とはとても思えないような、
深く考えさせる良書。
読後は、泣きたくなるような、
なんとも言えない気持ちになる。
子どもに読ませるかどうか、
いまは少しためらっている。

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2026年01月19日

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身近な人の死を受け入れることは誰にとっても難しい。ましてや、子どもが向き合わなければならないのはとてと辛い。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

児童書なのに攻めたタイトルと書き出しに惹かれて手に取ったんだけど、予想以上にセンシティブで深い内容だった。これは多感な時期に読むのと大人になってから読むのとでまた感じ方が変わるだろうな。
人生に疲れて病んでる本人はそりゃもちろん大変だけど、そういう人に依存される側の大変さを痛感できる話だった。依存先増やすのって難しいけど大事。

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

第62回野間児童文芸賞 受賞作品

『杉森くんを殺す』
タイトルがあまりにも強烈。なのに、表紙絵はとってもかわいい。何だろうこのギャップ。

読み始めると、漫画みたいスイスイ読める。だからといって内容が軽いわけではない。文章がおもしろい。高校生の心情がよく伝わってくる。例えば、男子と女子の距離感の表現。

“わたしの中学では、男子と女子のあいだにはマリアナ海溝くらい深い溝が存在していて、おなじクラスでもめったにしゃべったりしなかったから。”

まさに自分の中学時代が、この表現にドンピシャだったのでビックリ!

主人公のヒロは、高校1年生。親友だった女の子(呼び名が杉森くん)を自死で亡くしている。
これだけでも重い内容。それなのに、

すでに死んでしまった友人を“殺さなければならない”と決定づけるにいたるヒロ。ヒロの心の叫びが辛すぎた。

殺す理由を、ヒロが自分で一つひとつ明らかにしていく中で、立ち直るすべを見出していく過程を読んでいると、人間って強いんだなと感じられた。しかしそれは、1人ではできなかった。家族、教師、友達の存在がなければ。

“自立とは依存先を増やすこと”ヒロの友達が発したメッセージは、全世代に通じると思う。

自分の頑張りも、もちろん大切だけれど、自分がダメにならない前に、上手に助けを求めること、ホント必要。自分のSOS、周囲の人のSOSに気づけているか、あらためて考えさせられた。

2024年、子供の自殺者数最多という悲しい現実がある。この作品が世に出されたこと、とても意義深い。

本書が話題になっていたということ、知りませんでした。koba-book2011さんのレビューが、読むきっかけでした。ありがとうございました。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

心の傷と自分の中で折り合いをつけるためにどうしたらいいのか、知らぬ間に会得していたことだが言語化されていることで自分のやり方は間違っていないとこの年齢になってわかった

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こども新聞におすすめで載っていたので読んでみました。40代の主婦ですが子供もいるのでためになりました。
リストカットに気付いたときは、冷静にケガの処置をしてどうしてこんなことしたの?と聞くこと。
依存先は複数持って相談すること(自立)が大事だということ。
大好きな杉森君が杉森君を殺したのが受け止められなくて自分が殺したことにしたこと、なんとなく分かるような気がします。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

妻が本屋で見つけた本でした。
辛くて悲しいけれど最後に光が見えました。
面倒くさいことをやらなければ楽しいことも見えて来ないという主人公のセリフが印象的です。
とても素晴らしい作品でした。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

私は、杉森くんを殺すことに決めた。
高校生のヒロは、意地悪で嘘つきで、ヒロに依存しすぎる杉森くんを殺すことに決める。
喪失感からの再生の物語。

なんて悲しく、そして希望に満ちた物語だろう。
私自身もかつて杉森くんのような状態になったことがある。
自分だけが苦しいと思い込み、その苦しみから逃れたいと近くの人に過剰なまでに依存してしまった。
結果、その人は私から離れていった。
もし私が逆の立場であれば、同じように行動しただろうに。
人は決して一人ではないんだ。
繋がっていないようで繋がっている。
もし私が今ここにいなくなってしまったとしたら、誰かの生活にほんの少しでも影響を与えることは間違いない。
一人で苦しんでいる人、一人だと勘違いしているすべての人に、この物語を読んでほしい。
心のどこかに、何かが引っかかるはず。
素晴らしい児童文学だ。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

杉森くんは、躁鬱を持っている彼女のことを思い出す。少し重なるところがあり、杉森くんのようなことにはしてはいけないと感じた。
200ページくらいで読みやすく、子供にも読んで欲しいような本だと思う。「たくさんの依存先をもって、人に相談できていたら、それは自立」これは刺さった。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

児童書としてはぎょっとするタイトルですが、ホントに「杉森くんを殺すには」という内容でした!

中盤に主人公が爆発した後、新しくできた友達が離れていったら辛かった……でも、そこは救いあげてくれてよかった…。ちゃんと児童文学や地方演劇系にみられる類型だった……。
周囲の人が、いい人ばっかり!
一緒に墓参りまで行ってくれて!

杉森くんが既に死んでいることは予想できましたが、実は女の子で、ただ、中身男の子とかじゃなくて『性別が決めつけられることに違和感を感じる』というのは、そこまで掬いあげてくるようになったんですね~と膝を打つ感じです。令和!

心が落ち切っている最初の方から、だんだん回復してくるにつれて、杉森くんの良かった面、大切な思い出、親友だった気持ちを思い出していくのが良かったです。
解説のカウンセラーさんの『ヒロは、誕生日のろうそくを一本ずつ吹き消していくかのように、「殺す理由」をまとめていきます。』という表現が素敵。ちょうど15歳のヒロの年齢と同じ数というのも、気付かなかった着眼点。

自分の中の『他者』を殺さず、生きていくという結末はとてもよかったです。
殺さないと、罪の意識で潰れちゃいそうになったところから、悲しみと経験を自分の一部として受け止められるようになったということだと解釈しました。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

まさにエヴァンゲリオンの最終回
自分の中のAさん、他人の中のAさんは同じだけど違う、良子さんが「自分の中の相手のイメージと現実がどんどんかけ離れちゃって相手の一挙手一投足が目障りになっていく」自分の中の感情や声を聞けるか言語化できるかが重要だなと。
それができるように最近日記を始めてみた

最近身近に知ってる人が病気などで亡くなることがあったので死とは何か、生きるとは何かみたいなことを考える機会が増えた
コミュニティが多い人の方が幸福度は高いという話しを聞いたことがある、最近仕事しかしてないけどいろんなコミュニティに顔を出していろんな場所の「自分」を置いていければと思う

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

タイトル通り、杉森くんを殺すことにした女の子の物語

以下、公式のあらすじ
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――「杉森くんを殺すことにしたの」
高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにするが……。

傷ついた心を、取りもどす物語
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最初はヒロが自殺を考えているのかと思った
ミトさんの反応が、それ程慌てたり焦ったりしていなかったし、ちょっと違和感を覚えたので
あと、二重人格やイマジナリーフレンドの可能性も考えた
そのうち、お父さんの言葉により、杉森くん実在する人とわかったが、それと同時に「既に亡くなっているのは?」と察することもできた

序盤に、大きな音がしたからと言って義母が様子を見に来るのも、そのせいとわかるし
授業中に好き勝手やっても教師がそこまで踏み込んでこないのもそう

杉森くんは、べつにトランスジェンダーのような違和感ではなく、ただ単に息苦しさを感じてただけのように思える
そんな人から一方的に助けを求められる立場
うーん、とても大変だろうなぁ……


トラウマ島の例え話
島の外からは中の湖は見えない
湖の中にいる人はぶくぶくとあぶくを出している
山の上からは見えるが、助けようと思って湖側によりすぎるとすり鉢状になっているので、自分も湖に落ちてしまう


多分、私の場合は湖の存在に気づかない
気付いて頂上から見たとして、落ちる危険性を察知して島から出る気がする

依存先にされるしんどさは想像できるので……


自傷行為を見かけたときの行動
適切な姿勢としては外科医の反応
冷静に治療をする 感情的にならない
そして、自傷行為がエスカレートする前に精神的なケアを行う

それは知識としてはわかるけど、果たして実際にその場に居合わせたら冷静に対応できるだろうか?
そもそも、そんな状況に立ち会うからには、それなりに親しい人なわけで
もしかしたら感情的になってしまうかもしれないなぁ


ミトさんの後悔
義理の妹から杉森くんについての話を色々と聞いていたようだけど
立場的に、そんな相談をされても、ミトさんも決して大人という状況でもないしねぇという思いもある

もし自分が、娘からそんな友達がいるという話を聞いてたらどうしただろう?とも考えた
冷たいようだけど、その友達に深入りはしないように諭しただろうか?
それとも、娘の意思を慮って応援しただろうか?
まぁ、何にしても、それはもう「大人の対応する領域である」事は伝えただろうな

どんな立場であれ、関わった人は「自分にも何かできていたのでは?」という自省をする事になるだろうし
結果的にどうあれ、何が正解だったのかなんてわからないものだし
その時々で最適と思う行動をするしかないんだよね
いや、ホントに難しいなぁ……



帯の言葉が金原瑞人さん
娘さんは金原ひとみさんで
この方も生きにくさを感じていた人だし
その親としても感じるものがあったのだろうな


児童書に分類されているけど、大人も読んでおいたほうがいい
特に子を持つ親


あと、物語の枝葉末節として
杉森くんが自死したという情報だけど
ド田舎だとしたら、噂がすぐに広まるだろうし
容易に遊園地に行こうと思えば行けるという環境なので
舞台となっているのはそこそこ都会なのだろう
そんな環境も物語に関係しているような気がしないでもない
むしろ、ド田舎だったらこんな結末にならなかったかもね

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

サクッと読めるが感動させられる本でした

なんか何気ない一言の「ほんとどうするんだろうね」という文字でうるっと来てしまった
もう手がないけどやらないといけないし…自分で納得の落としどころはどこなのか…考えてしまうとダメですね〜涙腺が…
というわけでよかったです!

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2025年09月30日

Posted by ブクログ

かなりショッキングなタイトルだけど、児童書という括りを超えて話題になっていたので気になっていた本。
読む前は杉森くんのことをどうして殺したいのかな?憎いから?それともそうしないといられないくらい好きだから?って考えてた。

それは部分的正しくて、部分的に間違ってた。
全てヒロの視点で描かれているので、客観的な事実は分からない。ミトさんが言ったみたいに「間違いも正しいもない」のかもしれない。

でも、ヒロはいろんなことを飲み込んだ上で「杉森くんはこうすべきではなかった」という結論に、確信を持ってたどりつけた。そのことが救いだったな。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

ちょっと本筋とはずれるかもだけど。友達と微妙な時にどう距離を空けるかって、思春期には難しい問題だったよなーと。私にも離れてしまった友人がいるけど、タイミングややり方が違えば今も友達だったんだろうな、とちょっと切なくなった。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

杉森くんを殺したい理由が前半と後半で徐々に変わっていき心の機微が感じられた。主人公と杉森くんの関係はかけがえのないものだし本当に大切な存在なんだと読んでいて心を打たれた。家族や友人との触れ合いの中で心が解放されていく主人公、ラストにむけて改めて杉森くんの存在の大きさに気付かされました。とても良い本でした。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

高校1年生のヒロは決意する。杉森くんを殺す、と。
義理の兄に相談し、後悔しないためにやりのこしたことをやっておくことと、なぜ殺さないといけなかったのか裁判で話せるように理由をちゃんとまとめておくことを杉森くんを殺すまでにやることとして、高校生活を始める。

衝撃的なタイトルながら、その決意を聞いた大人たちの反応に違和感を感じながら読み進め、だんだんと全容がわかってくると、思春期が蘇ってきた。
今の子たちはきっとわたしの時代よりも複雑化した人間関係の中で生きているんだろうなあ。
大人になってからも思うけど、居たくないところに留まる必要なんてなくて、逃げることは悪いことでもなくて、ここじゃないと思ったらどんどん自分で環境を変えてみたらいいんだよね。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

児童書の棚に並ぶ本の中で、ショッキングな題名が目を引き手に取った。野間児童文芸賞受賞作品とは後で知った。
おそらく中学生から高校生を読者として想定しているのだと思うが、文章はやさしいようでいて、抜き身の刀のような張りつめた緊張感を感じた。

いじめや生きづらさを抱える生徒を主人公に据えた物語は少なくない。しかし本作は、その生徒のすぐそばにいる人たちに焦点をあて、「その後のフォロー」や「傍にいる人はどう受け止めればよいか」といった点を大きなテーマとして描いていて、独自の視点が強い印象を残した。
杉森くんを殺す理由は、再読すると全然印象が違ってくる。

読み手によって受け止め方が違うと思うが、臨床心理士・公認心理師の高橋恵一氏の解説も合わせて、中高生にとっては一読の価値が十分にある。大人も含め、人によっては胸に突き刺さるような内容だと感じた。

トラウマのドーナツ島と自分を傷つける人への声のかけ方は、この物語と併せて覚えていようと思った。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

主人公がミトさんとか良子ちゃんを頼るときに、自分が杉森さんと同じように負担を掛けてないか、杉森さんを助けられなかったのに自分は助けを求めて良いのか、自問してるところがよかった。リアルというか、確かに主人公みたいな状況に置かれたらそう思っちゃいそう。
あと良子ちゃんは本当に良い子。

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2025年10月17日

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