李陵・山月記 弟子・名人伝

李陵・山月記 弟子・名人伝

506円 (税込)

2pt

漢の最盛期、武帝の時代。が、北辺の地に匈奴の来襲があいつぎ、時代に影が兆しはじめた。李陵は、五千の少兵を率い、十万の匈奴と勇戦するが、捕虜となった。その評価をめぐり、華やかな宮廷に汚い欲望が渦巻く。司馬遷は一人李陵を弁護するが、思いもかけぬ刑罰をうける結果となった。讒言による悲運に苦しむ二人の運命に仮託して、人間関係のみにくさ美しさを綴る「李陵」他に、自らの自尊心のため人喰い虎に変身する李徴の苦悩を描く「山月記」など六編を収録。

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李陵・山月記 弟子・名人伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『李陵』
    主人公の李陵の他に、蘇武、司馬遷の生き様が書かれていて、

    蘇武は、李陵の旧友で同じく匈奴に捕まってしまったけど、超立派な漢気の持ち主で、己の愛国心を貫き、最後は祖国に呼び戻された、まさに天命の持ち主。
    司馬遷は、李陵を擁護する発言が原因で腐刑(男性器ちょん切り)と言う彼のプライド的に死ぬ

    0
    2026年02月15日

    購入済み

    昔、教科書で読んだ時の「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」というフレーズが忘れられず購入。
    若い時にも衝撃を受けたものだが、大人になってからもまた違った意味で衝撃を受けた。

    0
    2025年04月10日

    Posted by ブクログ

    中学生ぶりに読んだ山月記、眠たいイメージしかなかったけど中々読みやすいじゃない
    悟浄出世一番良かった。何度でも読みたいかもしれない。

    0
    2021年10月01日

    Posted by ブクログ

    思えば私の中華風物語好きもここから始まったのかもしれない。
    中学時代この本を読んでから今に至るも読み返している。
    最初の部分は暗誦できるまでになっていた。
    その後、20年ほどしてある本屋さんで高校ぐらいの男子二人連れが本を選んでいた。一人の子が冒頭部分を語り出したのを聞いて、この年代の子供たちには印

    0
    2017年07月31日

    Posted by ブクログ

    割と定期的に読み返すんだけど文体が好き。
    漢文調でお堅いかと思いきやどことなく艶っぽくてリズム感が良い。声に出して読みたい感じ。
    『山月記』が特に有名だし切なく滾るものがあるけど、個人的には『弟子』と『悟浄歎異』が好き。子路から孔子への思いとか、悟浄の悟空語りとか「これだけの圧倒的語彙力で推しを褒め

    0
    2017年04月10日

    Posted by ブクログ

    「李陵」「山月記」「弟子」「名人伝」「悟浄出世」「悟浄歎異」
    正義感あふれる李陵が敵国匈奴に捕まる。司馬遷は李陵を庇うが、武帝に逆ギレされて宮刑を受ける。
    報われない自分の境涯に発狂し虎になる李徴。ノイローゼぎみの沙悟浄。
    どの作品も不安や不快、やるせなさが漂うが、人間の愚かさや弱さを直視することで

    0
    2013年03月02日

    Posted by ブクログ

    名人伝 ー 技を極めるため、成長しつづけて辿りつく先は… 初めて読んだ時、ラストは軽い衝撃でした。人生における老いの一つのモデルとして今も心しています。段々と衰える、ではなく本質を極めていく人の姿が見えます。

    0
    2013年02月22日

    Posted by ブクログ

    ●山月記●
    この気持は誰にも分らない。誰にも分らない。己と同じ身の上に成った者でなければ。
    事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。己は漸くそれに気が付いた。
    この胸を灼く悲しみを誰かに訴えたいのだ。

    0
    2012年03月14日

    Posted by ブクログ

    中国の古典を材にとった漢文調の格調高い文章。有り余る才能と誇りを持て余しながら、自分の存在意義を深く追求せずにはいられない人間の苦悩を鮮やかに描き出している。その主人公たちの姿はたぶんそのまま中島敦本人の姿なのだろう。

    0
    2024年08月24日

    Posted by ブクログ

    中島敦の作品集。
    いまさらのように、万城目学氏の悟浄出立との関連に思い至り、悟浄出世、悟浄歎異の2編が含まれている本書を読んだ。
    いずれの作品も素晴らしい。伝説に場を借りつつ、人についての洞察が巧みに織り込まれている。あらためて面白かったし、戦中の作家であるけれど現在読んでも読みやすい文体も素晴らし

    0
    2024年06月23日

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