カフェーの帰り道

カフェーの帰り道

小説・文芸
1,799円 (税込)

8pt

【第174回直木賞受賞作】東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。/【目次】稲子のカフェー/嘘つき美登里/出戻りセイ/タイ子の昔/幾子のお土産

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    カフェーの帰り道
  • タイトルID
    :
    2046100
  • ページ数
    :
    228ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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カフェーの帰り道 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。昭和初期から中盤にかけてのカフェを舞台にした物語。最初はコミカルな雰囲気を漂わせ、軽やかに読めそうだなと思っていると、少しずつ戦争の影が落ちてくる。
    奇しくも昭和初期を舞台にした小説を続けて読んだのだが、もし自分の息子が兵隊に取られたら……と思うと胸が苦しくなる。
    明るく可愛らしい女給たちにも、それぞれ戦争の影が迫っていく。だが、そんな過酷な時代の中でも、彼女たちの前向きな生き様を感じられる素晴らしい作品で、読後感も非常に良かった。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    最初はカフェーの女給さんのほのぼのとした話だったのが一転、戦時下の話になり一気に雰囲気が変わった。そんな中でもカフェーを通して人の繋がりがあり、いい話だった。しばらくしてまた再読したい。

    0
    2026年10月08日

    Posted by ブクログ

    大正〜昭和の女性たちの人間味あふれる姿が印象的な本。ときおり心にぐっとくる一行があります。
    戦争という大きな出来事の中でも、誰かに恋をしたり、働くことやこれからの人生について考えたり。そんな100年前の女性たちの姿がとても身近に感じられました。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    【戦前の美しいカフェーの世界へ誘う】
    カフェー西行、この物語のホームグラウンド。
    カフェーといっても、今のようなカフェではない。女給と呼ばれる若い女性が男性と話したりする。今でいうガールズバー的なものか。
    戦前から戦後にかけての日本のカフェー文化を知ることができる。
    カフェー西行を舞台に、時代は異なるがそれぞれの人生が交差する。
    とても興味深い作りであった。

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    明治から昭和にかけての5人の女給さんのお話ですが、独立した短編ではなく、「カフェー西行」に携わった人たちの日常が穏やかに描かれていたり、戦争に翻弄される女性たちの営みがあったりして、一気に読み進められました。
    分かり易い文書表現で、その場の情景が思い浮かんで、コーヒーの香りさえしてきそうな読書時間でした。
    嶋津先生の作品、他にも読んでみたいです。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    一つのカフェの女給たちの物語。一人一人の人生に焦点を当てたお話。深くて良かった。戦争が絡んでいるから感慨深かった。

    0
    2026年10月01日

    Posted by ブクログ

    とても心が癒された。ほっこりした物語。
    100年前、今より裕福でもなく、便利なものもない。
    戦争は始まるし、決して良い時代ではないのに、何故か羨ましいと思えた。
    『カフェー西行』に行ってみたい、というか、働いてみたい。

    大正の終わりから戦後にかけて、上野の片隅にある『カフェー西行』で働く女給たち。
    一人一人にスポットをあてた短編集。
    それぞれの女性たちが魅力的で、絶妙に絡んでいくのもまた面白い。
    和服にエプロンのカフェというのもハイカラだったんでしょうね。
    朝ドラを見ているような感覚で、とても読みやすかった。

    美登里、好きだなぁ(笑)

    いつの世も、戦争だけはあってはならない。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    すっごく素敵な世界観
    読み始めて数ページで「もうすでに好きだ」と!

    短編集だけどそれぞれの登場人物のその後も後々描かれてて思わぬところで知れる楽しさとワクワク感

    戦争時代ってこともあり別れや食糧難、敵国に対する思いも描かれててつらい部分や泣けるところもあったり。
    セイちゃんがしっかり生きててくれてほっとしたり。

    私の好きな登場人物は「園子さん」でした。
    聞かれたら素直に住所も言っちゃうけど年齢聞かれると堂々と嘘を、、
    住所はだめよって注意されると息吐くようにほろほろと嘘が出てくる出てくる。笑
    園子さんに対して冷たくあたる人もいる中、嫌な態度も取らずなんなら、相手にしてないですわって感じで堂々としててとてもかっこよかった!!
    逞しく勇ましい姿がとっても素敵でした。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    なんて味わい深い作風!いきいきと描かれる人物描写にはクスッと笑ってしまうようなおかしみが随所にあり、戦中戦後の健気で切ない事情もしみじみと胸に迫り一日でイッキ読み。舞台の街も馴染みのあるところばかりで当時の雰囲気や暮らしぶりを想像しながら楽しく読んだ。戦争を挟んだ何年間かのカフェー西行まわりで、25過ぎたら年増扱い、28過ぎたら辞めさせられる若年定年制などの社会のしがらみや年齢に化粧や髪型、服装などに向けられる世間の好奇の目にもめげず、様々な年代の女給たちや彼女らの周囲の人々が心をときめかせたり悲しみに胸を痛めたりお互いにイラついたり助け合ったりしながら働いて生きていく様子がたくましく微笑ましくて、ほのぼのとした読後感が心地よくて、未読の「襷掛けの二人」もすぐに読みます!

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    カフェー西行で働く女給たちの人生のお話。
    時代、戦争に翻弄されながらも懸命に生きている。切なさもあり。

    0
    2026年10月11日

カフェーの帰り道 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    東京創元社
  • タイトル
    :
    カフェーの帰り道
  • タイトルID
    :
    2046100
  • ページ数
    :
    228ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年11月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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