あらすじ
神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介。小説に登場する探偵に憧れ、事件を求めて名刺を配り歩く彼は、はたしてミステリ小説のような謎に出合えるのか――大学のサークル棟で起きた不可解な盗難騒ぎ、商店街で噂される日常の謎、夏休み直前に起きた試験問題漏洩事件など、書き下ろしを含む全五編を収録。『屍人荘の殺人』以前、助手であり唯一の会員・葉村譲とともに挑んだ知られざる事件を描く、待望の〈明智恭介〉シリーズ第一短編集!/【目次】最初でも最後でもない事件/とある日常の謎について/泥酔肌着引き裂き事件/宗教学試験問題漏洩事件/手紙ばら撒きハイツ事件
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Posted by ブクログ
屍人荘シリーズのスピンオフ。時系列としては1番古い。事件の規模、緊張感、エンタメ具合などは本家の方が上だし人気があるだろう。ではなぜこんなに星をつけているかというと明智恭介と葉村のコンビが日常に起こりうる事件に緩く関わっているからだろう。短編集というのもあるけど気楽に何回で読める良さがある。
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葉村の先輩、明智恭介のスピンオフ作品。人が死なない日常の謎を解くミステリーは好みです。明智を深掘りしているので、『屍人荘の殺人』をもう一度読めば、感動高まるかも。屍人荘のストーリーを忘れた頃に読みたいがあまりにも衝撃的なので、なかなか忘れることはできません。
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ネタバレはすまい。ただ、ホームズを殺して一息ついたドイルの元に大量の復活を願う手紙が届いたの如く、今村昌弘氏の住むマンションには明智さんの復活を願う大量の手紙を投函したいと思う。ストーカーのようにね。
屍人荘の殺人を以前読んだことがありました。
評判通りとても面白かったのですが、明智さんを失ったことがあまりにショックで次巻には進めず。
そこから1年以上たち、そろそろ続きを読んでみようかなと思ったタイミングでこちらが発売……!
すぐに購入し、一気読みでした。やっぱり明智さんは最高ですよ(´;ω;`)
シリーズの続きを読むのはまだまだ先になりそうです……。
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「屍人荘の殺人」の登場人物、明智恭介と葉村譲コンビの日常ミステリー短編集。
シリーズ番外作と言えばそうなのだが、この本だけでも全然楽しめる。それでも、上に書いた本編(第1作だけでもいいので)を先に読んで欲しいと思う。
どこにでもありそうな、大学生2人の日常を描いているんだけど、本編独特のあの感じは全く片りんすら窺わせず、「そうか、この頃はまだ日常ミステリーなんだなぁ」と、感慨深く思えるのは、本編を読んでこそである。
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明智恭介が動いているだけでうれしいです。
「とある日常の謎について」が好き(50円玉20枚の謎に新たな説を出してくれるところも含めて)
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『屍人荘〜』以前の明智先輩と葉村君の、日常の謎短編集。全然これだけで読めるし読みやすさは随一です。
シリーズ通して探偵と助手の関係性に心かき乱されまくる作品なんですけど、今回も…というか今回こそヤバい!
屍人荘と奔走どっちを先に読むかで感想がかなり違ってきそう。奔走から先に読んだ人の感想聴きた〜い♡
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※『死人荘の殺人』のネタバレが含まれておりますのでご注意ください!
大学のミステリ愛好会に所属する明智恭介と、その部員であり「剣崎比留子シリーズ」でおなじみの葉村譲の2人が日常の謎を解決していく短編集です。
トリックは解きごたえがある。2人のやり取りは面白い。しかし…どこかパッとしない印象を感じました。
比留子さんが解いてきた今までの3作品と比べて、日常の謎だから壮大さに欠けるのでしょうか。
それとも、真実を突き止めるために配慮のない行動や発言をしてしまう明智くんが、ただ単にわたしの好みのキャラクターではないのでしょうか。
何にせよ、ここで明智くんのお話を出したという事は、もしかすると「剣崎比留子シリーズ」の新作の重要な伏線が混ざっているかもしれないので、最後まで目を皿のようにして読んでいました(あくまでこの本に収録されている5つの謎全てが解けなかったわたしの推測です)(^^;
ところで、この本を読んだ後に『死人荘の殺人』の明智さんがゾンビに襲われるシーンと、ラストのゾンビになって葉村くんに襲いかかったものの比留子さんに串刺しにされてしまうシーンを読み返したですが、少し感慨深いものがありました。
もしかしたらこれを最初に読んで、その後に『死人荘の殺人』を読んだほうが物語としては面白いかもしれません。
でも、最初に選ぶにしては地味というか、なぜかインパクトに欠ける作品なんですよね…。
せめて明智くんが作中だけでなく、表紙でもアロハシャツを着てくれれば目立ちそうな気がしたのですが、
『死人荘』『魔眼の匣』『兇人邸』の表紙と比べたら1人だけ浮いちゃいそうというか、「何だこのパリピは」って目を向けられてスルーされそうなので、やはりアロハシャツは作中だけに留めておくべきだと思いました。
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日常の謎系かと思いきや結構本格的なミステリーの作品もあって面白かった。
特に後半の2編は解決か・・・?と思われた後にさらに展開があってミステリーの醍醐味を感じた。
オーディブルで聴いたが、ナレーターの人の声量の大小が結構激しく、ちょっと聞くのがしんどかったのと同時に、他のナレーターの人は声量ではなく表現力でその辺りをカバーしているのだなと実感した。
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事の顛末を知っているだけに、明智恭介という人物の解像度が上がるにつれ、やるせなさと無念さが募る。
「とある日常の謎について」が秀逸で、日常ミステリが入れ子細工状の上、50円玉20枚の謎へのオマージュも仕込まれ、にやりとした心の浮遊感増し増し。
探偵明智恭介の幕はすでに閉じられてしまったが、過去を遡った活躍劇を渇望する。
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屍人荘シリーズの良いところが出ている作品だった。
今までの3作がハラハラするものだったので、そういう点で言うと少し物足りなくは感じた。
ただ、予想できない展開が繰り広げられているのは同じなので、とても面白かった。
程よい日常感で、良い息抜きになる。
本家とは異なる日常の謎の短編集は、サクサク読めてまた違う味わいで面白かった。こちらの探偵である明智恭介はなんだか厄介だけどほっとけない愛らしさが溢れていて、ほっこりしました。
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屍人荘の殺人の明智先輩にまた会えるなんて!と嬉しく読んだ。
古い商店街の話と、パンツの話、試験問題盗まれた話が面白かったな。
どの短編も理屈っぽくてズレてる明智先輩の魅力が詰まってる。
それだけに、この先の未来はないんだということがわかってるから大変胸が痛い。
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『屍人荘の殺人』を読んだのがだいぶ前だからか、明智さんのキャラをすっかり忘れていて最初少し抵抗があった。
あまり好きじゃないな~と思っても、「あ、この人もう少しで…」と思うと応援したくなってしまう不思議。
葉村くんとのやり取りはおもしろかった。
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もう会えないと思っていた明智さんに、また会えてうれしかった。事件を解決する為なら何でもやってしまい相手を怒らせてしまう明智さん。そんな明智さんを止める為のストッパー役の葉村くん。2人がどうやってコンビになったのかが描かれていてよかった。2人がまだ出会う前の探偵事務所でのお話も楽しかった。この続きも気になる。
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神紅大学ミステリ愛好会会長の明智恭介。愛好会を立ち上げてすぐの頃、唯一の会員・葉村と日常の謎を解き明かしていく全5編。
短編ですが、どれもしっかりしたミステリです。まあ、たしかに明智が複雑にしてる感もあるけど…それがまた痛快で、スッキリします。
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屍人荘の殺人シリーズに出てくる明智さんのお話です。ものすごく強烈なキャラで気に入ってたのでスピンオフ出していただいて今村先生に感謝です。第二弾も出していただけないだろうか。。
面白かった!
本編(屍人荘シリーズ)はシリアスな感じが全面に出てますが、こちらは日常の謎を解決していく感じで軽やかな感じです。てっきり明智さんの一人称で行くのかと思ったら、本編の主人公の葉村くん続投でした。そうですよね。明智さんに語らせたら収拾つかなくなりそう。
短編集ですが、個人的にはパンツの話が面白くてウケました。なぜそうくる!?という展開が笑えて…。最後の一作だけ葉村くんとまだ出会う前の明智さんが探偵を始めた頃の話でした。シチュエーション的にはおお…と思いましたが事件そのものは後味が悪い感じでした。。
最初にも書きましたが面白かったので、また機会があったら第二弾出してほしいです。
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人の死なない、日常ミステリー。
今回はゾンビは出ないが、ミステリー小説に関する深い知識と、クスッと笑える言葉選びは健在。
この路線でもいける。
明智くん、屍人荘で終わっちゃうのもったいない〜
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屍人荘の内容はわからないけど問題なく楽しめる。気にしなければそのまま過ぎていくであろう事に、良い意味でわざわざ首を突っ込んで謎解きをしていくが、内容は結構本格的。読んだらきっと明智恭介を好きになる。
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ちょっと悲しすぎる この人があれに、巻き込まれて…と思い出してしまう度に、悲しい。読み終わったら、明智さんとお別れしなきゃならないわけで。
短編集だけど、パンツの件はすぐわかった!
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探偵大学生、明智くんの日常の謎を解明。死人荘の殺人のような、背筋が凍るミステリーではないものの、助手羽村くんとの軽快なやりとりが面白かった。軽めに読めるミステリー。短編5つの中に、重めも軽めもあるのがちょうどいい。
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『屍人荘の殺人』で葉村譲の先輩でミステリ愛好会会長の明智恭介が主人公の日常ミステリー短編集。
屍人荘の前日譚ということになるけど、屍人荘とのギャップがすごい。
サークル棟への侵入事件や、試験問題の窃盗事件、寂れた商店街でのちょっとした謎など、日常の謎が中心。
現場の観察や関係者との会話から得られる情報をもとに観察力、洞察力を駆使して謎を解く。屍人荘のような派手さのない正統派のミステリー。
ただ屍人荘シリーズとして読んでしまうと物足りなさを感じてしまうのと、明智くんと葉村くんのたわいのない会話が逆に悲しくなってしまうね。この後あんな事になるなんて…
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シリーズ全作読んだ後の本作。
他の作品のホラー&パニック的な要素は全くなく、日常の謎を明智さんと葉村の掛け合いを楽しみながら読む短編集。
それぞれの作品において主人公的な立ち位置の人物が変わるのと、各作品最後にちょっとしたどんでん返しがあり、そこは飽きずに読めたポイントかなと思う。
が、やはりシリーズ本編の作品に比べるとかなりインパクトには欠けるのでそれを期待して読むとちょっと期待外れかも。
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『屍人荘の殺人 』が起こる前の、ミス愛(ミステリ愛好会)会長明智恭介のストーリー。
葉村との軽快な掛け合いなど、ミステリというよりコメディタッチな感じ。
いわゆる「日常の謎」系の短編集。
どれもいまいちインパクトがないというか、まあ大学生の探偵ごっこなんてそんなものだとは思うが、ミステリとしてはやや面白みに欠ける。
ミステリとしてではなく、明智や葉村のやり取りを楽しむメインなのかな?
謎も細々していて、辻褄合わせのような謎解きに無理やり納得…みたいな感じだった。
⭐︎2.5
Posted by ブクログ
屍人荘の殺人から、そのシリーズは全部読んだ。
ヒルコさんが好きだが、今回は明智さん特集。
屍人荘読んだ後だから切なくてたまらなかった。
明智さんとハムラくんのやりとり、いつもの突拍子もない明智さん。
色々なお話が入ってる明智さんの短編集のような感じ。
明智さーん(༎ຶ⌑༎ຶ)切なくなった。
Posted by ブクログ
ある意味お待ちかねの短編集。あの明智先輩がどの程度の名探偵だったかがやっとわかった。剣崎比留子シリーズが猟奇的なのでこちらの日常系な謎解きは物足りないながらもホッコリ。ビシッと決めきれない明智先輩が憎めない。彼のその後を思うと切ないけれど。
あくまで「屍人荘の殺人」あっての作品かなあ。謎解きが面白くないわけじゃないけれど、剣崎比留子シリーズが奇抜なので小粒に感じてしまう。
Posted by ブクログ
第1作目でも、命を落とした明智先輩。
懐かしい人に会った気持ちになりました。
でも考えてみれば、明智先輩が活躍して事件解決になったところは知らなかったな~と。
そんなことを思いながら読みました。
Posted by ブクログ
明智が遭遇した日常ミステリー(にしては、事件が大きいか?)の短編集。
①大学でおきた、コスプレ部の盗難事件。犯人は倒れていたが、誰にやられたのか?
②商店街で大金で購入されたビルの謎と、1000円の秘密
③明智が酔倒れて、気がついたら、パンツを履いておらず、引き裂かれて室内にあった。いったい何があった?
④試験問題の入ったUSBが盗まれた?犯人は配達業者に扮したものかと思ったが…
パズルのピースが揃わないと、正確な推理は無理だよね
⑤まだ大学1年生の明智が、バイト先の探偵事務所でばら撒かれるストーカー的な手紙の事件に遭遇。
被害ばかり受ける明智に幼い印象をもつ。
そして、先輩達がカッコいい!二重に事件が起きてる事は書き方から想像できちゃった…
Posted by ブクログ
明智恭介のキャラや葉村くんを覚えてなくて、思い出すまで時間がかかった。
短編集。
「とある日常の謎」は、ミステリとも言えない感じで。
「泥酔肌着引き裂き事件」は私でも最初から謎が解けた。。
「手紙ばら撒きハイツ事件」はストーカーが手紙を郵便受けに入れてくる話で、人間関係がややこしいのですが謎解きっぽくて面白かったです。