あらすじ
狂い出す若者たちの運命。
バブルとは何だったのか?
欲、たぎる地で迎える圧巻のクライマックス
時代はバブル全盛に。東京本社に栄転が決まった夫とともに上京した佳那は、ヤクザの愛人・美蘭のてほどきで瞬く間に贅沢に染まっていく。同じく東京にやって来た水矢子は、不首尾に終わった受験の余波で流転と波乱の生活がスタートする。やがてバブルに陰りが見え始め、静かに運命が狂い出す。
解説:山口ミルコ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
上巻から下巻にかけて一気に読み切り。
バブル崩壊後の暗い時代の急転直下部分が読み応えありました。
一落千丈、好事魔多し、勝って兜の緒を締めよなどなど色んな教訓が散りばめている内容。
バブル時代だけでなく人生の教訓になり得る内容かなと。
Posted by ブクログ
桐野夏生『真珠とダイヤモンド 下』毎日文庫。
いよいよバブル崩壊により、株で莫大な財産を築こうとしていた人たちの人生が狂い出す。
特に終盤の緊迫感は半端無く、この世には神も仏も居ないのかと思うような無慈悲な展開が待ち受ける。人を騙して泡銭を稼いだ者も、慎ましやかに堅実に暮らす者にもバブル崩壊の火の粉は同じように降り注ぐのだ。
そして、何と潔い結末。何も残さず、潔く全てを描き切った桐野夏生の手腕に感服した。
華やかな酒と薔薇の日々を過ごしていた小島佳那と、慎ましやかに堅実に暮らす伊東水矢子の2人の人生は……
小島佳那と結婚し、東京にある証券会社の本社の国際部に栄転した望月は九州のヤクザの山鼻と付き合いながら、互いに株で一儲けしていた。専業主婦となった佳那は山鼻の東京の愛人である美蘭と知り合い、東京ディズニーランドを一望するマンションで華やかな日々を過ごす。
望月はさらに金を増やそうと仕手筋の若手カリスマの亀田優成に近付き、山鼻に仕手株を勧める。
一方、東京の女子大に通う伊東水矢子は大学に馴染めず、住んでいるアパートの環境にも悩み、近所の女性占い師の南郷に相談する。
本体価格850円
★★★★★
一番の悪を描かず、、
小説としてとても読み応えがありました。文章が上手いのであっという間に読破できます。上巻はパーフェクトでした。ですが下巻では最後まで追及せずに途中で逃げた感が強かったです。グロテスクな描写が全くないのでそこはとてもありがたかったのですが、悪の中の悪が暴⚪︎⚪︎止まりになっていることに違和感を感じました。利権に群がる一番の人種は政財界なのでは?っと正直思っています。
Posted by ブクログ
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「運がどこまで保つか、
あんたが見届けてやんなさい」
狂い出す若者たちの運命。バブルとは何だったのか?
欲、たぎる地で迎える圧巻のクライマックス
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下巻では、
佳那と望月、水矢子が
東京に出てきてからが描かれています。
そしてバブルが弾ける。
本当にこんな感じだったんでしょうか。。。
途中から、これはホラーか?というぐらい、
怖かったです。苦笑
いや〜、すごかったです。
連休に読んで良かったです。
余韻がすごくてちょっと引きずりました。苦笑
全く株にもバブル期にも
興味、知識がありませんでしたが、
普通に楽しめました。
すごい!
さすが桐野さんの筆力。
ぐいぐい読めました。