【感想・ネタバレ】リカバリー・カバヒコのレビュー

あらすじ

新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説が。アドヴァンス・ヒルの住人は、悩みをカバヒコに打ち明ける。成績不振の高校生、ママ友と馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌な小学生、ストレスから休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長。みんなの痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

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Posted by ブクログ

「もう一度ちゃんと立て直したい」と思うときほど、何をすればいいのかわからなくなる。
『リカバリー・カバヒコ』は、そんな状態にいる人のための、静かな回復の物語でした。

描かれるのは、日常の中で少し立ち止まっている人たち。大きな挫折ではなく、誰にでも起こり得る心のつまずきが丁寧に描かれる。物語は派手さを抑え、会話や気配、間の取り方で感情を伝えてくるのが印象的だ。

この本が心に残るのは、「元気になること」をゴールにしていない点だと思う。無理に前向きにならなくてもいいし、完全に回復しなくてもいい。ただ、自分のペースで呼吸を取り戻す。その過程そのものが尊重されている。

読み進めるうちに、登場人物の回復と重なるように、こちらの心も少し軽くなる。読後に残るのは高揚感ではなく、「今日はこれで大丈夫」という静かな納得感。
疲れた心に、強い薬ではなく、効き目の穏やかな処方箋をくれる一冊だった。

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2026年02月21日

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じんわりと心温まりました。

なんで自分ばっかりと思うことが生きているとあるけど、青山美智子さんの作品を読むと「1人じゃないんだな」と毎度感じることができる。

私も公園に行きたい。リカバリーしたい。

最後の文に思わず涙してしまいました。

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2026年02月15日

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カバヒコに救いを求める
ままならない人たちの話。
青山美智子さんが描く日常の悩みは
ほんとに身近で没入感がすごい。

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2026年02月08日

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セラピーみたいな物語。
公園のペンキのハゲかけたカバの乗り物カバヒコ。
名前が可愛い。
自分と向き合うためには言葉の通じないものの方が向き合いやすいのかも。。

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2026年02月03日

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ネタバレ

リカバリーカバヒコ
『小さきモノの尊厳』
小学生のクラスの駅伝の話
駅伝のメンバーは足の早いいつもリレーに選ばれるようなメンバー。
主人公は走りに自信がないから足をねんざした事にして、駅伝から選ばれないようにする。
友達の子は足も遅いのに、誰もやりたがらないから立候補する。
駅伝メンバーからも「あいつは足が遅いからお荷物だ」って言われても、一緒に走りの練習したり、自主練を楽しそうにしている。主人公も一緒に練習に付き合うようになる。友達は駅伝の日をとても楽しみにしてた。
当日、友達の走る番。走りが遅くて、全然かっこいいとは言えず、しかも途中でこけて、笑う者もいて、一緒に練習し、応援してた主人公は見ていられず、思わず手を出しかける。
「オレに触るな。触ったら棄権になるから」って、ボロボロの姿で完走する。
本当にカッコ悪いのは、嘘をついて駅伝に選ばれないようにした自分だと主人公が気づくところと、足が遅くても、一生懸命練習し、当日を心待ちにして、またどんな姿、結果でも完走した友達。私は主人公タイプだから、自分の事のように思えて一緒に泣いた。

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2026年01月26日

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とある公園のアニマルライドのカバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説があり、様々な悩みを抱えた主人公たちがカバヒコや周りの人とのかかわりを通してリカバリーしていく話。
人の弱さに寄り添って温かく包み込んでくれる作品だと思いました。心が弱ってきたらまた読みたいです。

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2026年01月23日

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自分の体の治したい部分と同じ部分を触ると治ると言う伝説が有るカバの遊具カバヒコを巡る物語は、登場人物が皆自分の弱い所に向き合いそして治していく…そんな話でした

カバヒコが治すというよりは好転するキッカケに気付けると言った感じでしょうか

登場人物は皆同じマンションに住んでいるので登場人物同士の会話や繋がりも有ったりします

何処かとボケたカバの遊具のイラストに惹かれて読みましたが、いずれも登場人物が良い変化を見せていたのが印象的です。

カバヒコは今までもこれからも弱った人をリカバリーし続けるんでしょうねぇ

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2026年01月22日

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心の「塗装」を直してもらった気分。カバヒコに癒やされました

レビュー本文:
公園にある古びたカバの遊具「カバヒコ」を巡る連作短編集。
自身の体の痛い部分と同じ場所を触ると回復する……という都市伝説のような設定ですが、魔法で治るわけではなく、カバヒコとの対話を通じて、登場人物たちが自らの力で心を回復(リカバリー)させていく過程がとても素敵でした。

どのお話も必ずハッピーエンドで終わるので、読んでいる間の安心感が絶大です。
物語に大きな意外性やどんでん返しがあるわけではありません。でも、だからこそ、日常の中に転がっている小さな悩みや、すれ違う誰かが抱えているかもしれない「見えない痛み」に、改めて気づかされました。

読んでいるうちに、自分自身の凝り固まっていた心も優しくほぐされていくような感覚になります。
「みんな、平気な顔をしていても、いろいろ抱えて頑張っているんだな」と、他者への眼差しが少し優しくなり、読後は前向きな気持ちになれました。

心が疲れた時、カバヒコに会いに行くような気持ちでまた読み返したい一冊です。

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2026年02月25日

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カバヒコに「自分の傷を治して」と呼びかける姿は、カバヒコに自身を投影しているように感じた。

傷を負った自身の姿を客観視し、慰めたり、共感したり、罪を告白したり。誰かに聞いてほしいけど、誰にも言えない本音をカバヒコに伝え、跳ね返ってくる自分の言葉から勇気をもらう。

私の身の回りにカバヒコはないかなと探してみたくなった。

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2026年02月24日

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登場人物がそれぞれの短編に繋がりを持たせてあるので、時折感じる一話限りの短編の淋しさがない。
カバヒコやクリーニング屋さんを通してみんなが繋がっていること、どんな人でもそれぞれ悩みがあることが物語の中に描かれていて、暖かい気持ちになりました。

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2026年02月24日

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日の出町内会に住んでいたことのある身としては、日の出公園のカバヒコはなんだか馴染みのある遊具のようで、名前は違うけど家の前にも公園があって、アニマルライド(そういう名前だとはしらなかったけど)も何体かあって、しかもカバヒコと同じく揃って色がかすれてたなぁ。おそらく50歳近いのではないかな。丈夫な素材でできてるんだろうね。
というわたしの記憶とも相まって、懐かしくほのぼのと読みました。
そして、この懐かしい公園で、幼稚園が終わってから日が暮れるまで毎日子どもたちが遊んでいたことや、ママ友とのかたちの定まらない、不安定な友好関係も一緒に思い出し、頑張ってきたねと自分をいたわりたい気持ちになりました。

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2026年02月23日

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久しぶりに青山さんの作品読んだかも。
カバの遊具を触ると、治したいところが回復する。
そんな訳ないんだけど、そんなことが起きるわけはないんだけど、でもそう信じたいことだってあるはず。私だってこの遊具が近くにあるなら触れにいきたい。

結局、それはきっかけに過ぎなくて、主人公たちはみんな自分たちで試練を乗り越えていくんだ。でもそのきっかけって大変なものだよね。
この本のいいところは、完全に解決するとか、完全に元気になるとかじゃなくて、それぞれが自分の足で歩き出すというところ。そうだよね、未来なんて誰にも分からないから。

私は何度も言うけど、自分のことが嫌い。
こんな人が身近にいても絶対に友達にならないし、こんな私と仲良くしてくれる人は本当にいい人なんだと思う。でもじゃあ、自分のことが好きになれる努力をしているのか?と聞かれると答えられなくて、なのに自分のことはいつまでも嫌いで嫌になって、悪循環。
自分のことを好きになれる努力をしたいよね、いい加減。これからもたくさん青山さんの本を読んで、少しでも自分の心が癒されたいな。

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2026年02月22日

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廃れた公園にアニマルライドのカバ。
そのカバを介した人との繋がりで、登場人物たちは、傷ついたり悩んでいるココロを修復していくストーリー。

人は人との出会いや別れで、リカバリーしていく生き物なんだなあ

『和彦の目』が特によかった。。

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2026年02月21日

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感想が前後していますが今年1番最初に読み終えた本。2024年の本屋大賞ノミネート作品。公園に設置してあるアニマルライドを通して繰り広げられる5つのお話。登場人物は子供から大人まで様々、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復する(人呼んでリカバリーカバヒコ、カバだけに)と言う。
どのお話も読後感が良く温かい気持ちになれる。瀬尾まいこさんが好きな人は青山さんの本も好きなのでは?なんとなく感じが似ている気がします。他の本も手に取ってみたいと思います。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

良い話だったなぁ。

公園にぽつんと置かれたカバのアニマルライド。
カバヒコと呼ばれている。
自分の体の治したい部分、カバヒコの体を撫でると、自分の体が良くなるという都市伝説あり。
リカバリーカバヒコ。カバだけに。

この公園の近くに住む、生きづらさを抱えたり、不安や悩みを抱えている人たちにスポットをあてる連作小説。
この話全編通じて感じるのは、私が周囲を変えることはできない。私が変えられるのは私自身だ。ということ。
自分の人生、自分で乗り越えて、自分で変わっていくしかないのだなぁ。
この本に出てくる人たちの、そんな変化が描かれていて、さわやかな温かい気持ちになれた。

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2026年02月19日

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リカバリー・カバヒコを中心に、ご近所に住む人たちの人生模様が垣間見られます。

別の話でも前の話で出てきた人の影があったりして、こういうのって少し嬉しくなります。

ほっこりじんわり温まる作品でした。
同著者の『木曜日にはココアを』は読んだことがあって、同じく優しくふわぁっと癒されました。

5話入ってますが、最初の「奏斗の頭」が一番好きでした。

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2026年02月14日

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読みやすく、ほっこりする短編集でした。

ある公園の遊具、カバヒコの近所の人たちのそれぞれの悩み、躓きからの前進を描いた作品です。
カバヒコは具体的に何かをするわけではないのに、みんな自分の問題に気づいて解決していく…不思議だけど、暖かい話です。
結局、自分の気持ち次第ですね。そこに気づけるかどうかが大事なんだなぁと思いました。

それぞれの登場人物が関わりあっているのも良かったです♪

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2026年02月14日

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ネタバレ

青山美智子の小説は今までも読んでいて面白かったので評判がいいリカバリーカバヒコを読んでみた。
一言で言うと読みやすくて単純。ちょっと深みは足りないと感じた故に1日で読み切ってしまった。
ただし、いくつかの話の中がハッピーエンドで終わらないという点は非常に好感が持てた。
やはりハッピーエンドばかりじゃ現実味が無くて面白くないもんね
バランスがとられたエンドに満足した。

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2026年02月13日

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読みやすくてサクサク進んだ。
それぞれの主人公の悩みを公園に設置されているカバの遊具に願うと叶うとされていたが、
実際のところそういうジンクスもあるがそれ以上に主人公みんなが今の自分を変えたいと思いながら改心して行動していくのが前向きな気持ちになって良かった。
願いは言霊にしていくのが良さそうとも思った。

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2026年02月12日

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本当の話せるって必要なことをきちんと伝えられること。
無理に上手に会話を続けようとしなくても、伝えたいことだけ話せばいいんだなって、こころが軽くなりました。
カバヒコのおかげで。

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2026年02月07日

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相変わらず、ほんわりじんわり暖かい連作。中学生からママ友との関係に悩む年代、母の老いが気になる年代までみーんなの気持ちがちょっとずつ分かるので、年を取るのも悪いもんじゃないと最近思う。カバヒコうらやましい。私もどこをかはまだ分からないけど、なでくりまわしたい。

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2026年02月01日

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ネタバレ

心が軽くなる作品でした。
リカバリーカバヒコは実際に直してくれるのではなく、本当に頼りたいと思っている真の悩みを気がつかせてくれるのではないかと思いました。
1人で悩んでいる時はどうしても目を逸らしてしまうことも、何かに縋ることで、見えてくるものがあるのかなと思いました。

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2026年01月25日

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登場人物のそれぞれの悩みが年代ごとにリアル。カバヒコに相談する中で自分の声を聴けている。私自身も、自分の悩みを嘘偽りなく打ち明けられるカバヒコがいたらな〜。でも自分を変えるのは自分自身。自身を変えられた主人公たちは強いな〜。

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2026年01月21日

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サンライズ・クリーニングのおばあちゃん素敵すぎる
(溝端ゆきえ)さん

不安っていうものも立派な想像力だと、私は思う
不安っていうのは、まだ起きていないこととか、他人に対して抱くものだろう。それを思い描けるっていうのは、想像力がある証拠

私もそんなふうに考えたことがなかった
私も何か救われたような気持ちになって安心した

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2026年01月19日

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みんな、それぞれに向き合いたいけど逃げたいような部分がある
それをカバヒコを撫でながら回復を祈るんだけど、
信じる気持ちや祈る気持ちって、すごく強いものなんだろうと思った
やっぱり向き合うこと、大切なんだよな

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青谷美智子『リカバリー・カバヒコ』は、新築マンション「アドヴァンス・ヒル」に暮らす人々を中心に、近くの「日の出公園」に佇む古びたカバのアニマルライド、通称“リカバリー・カバヒコ”を軸に描かれる短編オムニバスだ。
「自分の痛いところと同じ場所を触ると治る」という都市伝説を持つこのカバは、住人たちの小さな痛みや心のひっかかりにそっと寄り添う存在として物語に登場する。

本作に通底するのは、「誰もが抱える小さな痛み」に対する優しいまなざしだ。
元気なときなら流せるはずの出来事も、心が目詰まりしていると途端に息苦しくなる。
そんなとき、カバヒコに触れるという行為は、心のフィルターを取り替えるような、ほんの少しの“きっかけ”を与えてくれる。

都市伝説を信じるかどうかは別として、
「チャレンジもいいけど、アレンジするのも良い」
という言葉が象徴するように、無理に頑張るのではなく、自分のペースで立て直していく姿がどの章にも描かれている。

つらさを抱えた人が回復し、その経験を“幸せのバトン”のように誰かへ伝えていく。
その連鎖が、作品全体にやわらかい光を灯しているように感じた。

読後には、胸の奥の小さなモヤがすっと晴れるような、そんなすっきり感が残る一冊だった。

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2026年02月23日

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さらっと読めて、絶対に読者を辛いも思いにさせない。あたたかい気持ちにしてくれる。青山先生らしい本でした。
赤と青とエスキースに出てきたものが、こちらにも出てきたことに気付けて嬉しかった。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

最初の一話目で、引き込まれた。年が自分と近いからが、最初から最後までそのことを考えていたいた。
私も、自分が優秀とか思っていたけど、そんなことなかったなと思って、でも過去の自分が忘れられず漫然と日々を送っている自分と語り手を重ね合わせて、一人で切なくなった。

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2026年02月15日

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ネタバレ

ことばには責任がある。ほめられたくて頑張るのは悪いことじゃない。でもほめられなくなったときに、くじけてしまう。ただほめられなくなった、ってだけだったのに。懸命な姿には何のかわりもないのに。だから、言葉を尽くすのではなく、ただ愛するだけ。

病気、けがのあと、治るけど、元の通りではない。

おばあさんの飴欲しい。

小さな公園と、その周辺にある、団地、クリーニング店、新築分譲マンションの環境。お話のキーは公園のカバヒコ、カバの遊具。体の悪いところがあればこのカバの同じ場所をなでると治るらしい。言い出しっぺはクリーニング屋のおばあさん。団地、マンションの住人がカバヒコを通して成長していくストリー。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編ながらも出てくる5人の登場人物がサンライズクリーニングや日の出公園を介して、自分の心の傷やもやもやを癒していく。誰しもあるであろう悩みやずるい考えがどう変容していくのかが綺麗に描かれている。私にしては珍しく、2日で読み終えた。

心に残った言葉は「褒められたくてすることは悪いことじゃない。でも褒められなかった時に落ち込んでしまうだろ」

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2026年02月01日

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