ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • まほろ駅前多田便利軒

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    ネタバレ

    三浦しをんの直木賞受賞作品

    過去を背負う多田と、謎の幼馴染行天が便利軒をしながら様々な出来事に遭遇する。

    テーマをめちゃくちゃ抽象化するならば「赦し」だと思う。もう少し解像度を上げるならば「家族」とか「子ども」とか、なんかそういうことだろうか。

    人を赦す、人に赦されるというのは、残酷な行為なのだろうと思う。

    『光』という三浦しをんの小説はそのことを残酷なまんま提示する。

    『まほろ駅前多田便利軒』は、そうではなく、ユーモアの中に暴力や社会の矛盾や闇を描いている。そのような闇の中で、人は何を赦し何を赦されたいのか。

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    2026年09月27日
  • 「国語」と出会いなおす

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     中高一貫校の教員として国語を教える傍ら、批評家として文学を語る著者ならではといった切り口に溢れていた。
     小学校から高校まで、当たり前のように学んできた国語という教科。国語を教えることそのものの意義や教える内容の妥当性、教える際に付き纏う危険性などについて、自分自身これまで考えたことがなかったので、本著の内容の多くを新鮮かつ興味深いものとして受け取れた。
     また、そんな国語と文学の間にある違いや課題、両者の理想の関係などに関する考察も興味深い。正直イコールな関係だと思っていた両者が、こんなにも異なることには驚いた。また、その差異を踏まえた上で国語と文学がどのような関係を築いていくべきなのかという話を通じて、文学を読む人だけでなく読まない人も含めた緩やかな共同性を生み出す、という理想的な展望が眺められて、なんだか少し幸せな気持ちになった。
     最後の試験問題に関する議論は理解するのが難しかった一方で、本書内で繰り広げられた論考や主張がぎっしりと濃縮されたように感じられる対談だった。

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    2026年09月27日
  • きまぐれロボット

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    本を昔のように読みたいと心機一転。新たな読書人生の第一歩として、最初に選んだ本がこれだった。小学生の頃に読み漁った星新一のショートショート。高校生の今読むと当時とは違った視点からの感想が溢れてきた。いいスタートの読書体験だったと感じている。「きまぐれロボット」を皮切りに、昔のように読書を身近なものにしていきたい。

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    2026年09月27日
  • 新装版 朱唇 中華妓女短篇集

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    中華妓女の話をあまり読んだことがなく、興味を惹かれて購入。

    妓女なので悲しいラストが多いと思いきや、それでも本人達はハピエンなのかなと思うものもあったり。
    物語のメインキャラが妓女じゃないものもあって、それもまた面白い。

    背信
    好きの形、愛の形にはいろんな形や表現があるのに、抱かれることでしか愛を受け取れない可哀想な女。

    玉面
    コミカルで痛快な中に、妓女の悲哀が滲む。

    歩歩金蓮
    この物語で纒足を多少は戻せることを知った。
    この本の中で1番純愛の話だと思う。

    名手
    ここで白楽天かーーー!

    元になった作品を後書きなどで紹介していたので、読みたくなった。
    著者の他の中華作品も読んでみたい。

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    2026年09月27日
  • 花を見るように君を見る

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    ネタバレ

    『花を見るように君を見る』という題名に惹かれて手に取ったことがきっかけで読み始めた。

    詩に触れるのは義務教育以来、正直自分にとって馴染みのない分野で、好奇心半分、身構え半分。
    しかし、一つひとつの詩に触れるたび、この一冊に出会えたことを心から嬉しく思った。

    この詩集には、何気ない日常の一瞬や、これまでの人生の積み重ねにそっと光を当てて、温かな幸せを感じさせる力がある。
    ページをめくる度に、昔言語化できずにいた感情や情景にぴたりとリンクする言葉と出会い、あの頃の私が心地よく癒されていくようだった。
    詩に共感するたびに、家族や友人などの沢山の大切な人たちの顔が浮かび、これまでの恵まれた出会いに改めて感謝が湧いてくる。
    そして、もし自分が誰かにとっての“君”になれているならば、あるいはこれからなれるならば、それはとても幸福なことだとこの詩集は教えてくれた。
    今の自分を形作るすべてを優しくじっくりと肯定してくれる、そんな特別な1冊だ。

    最後に、この詩集を端的に表現するなら、著者のナ・テジュさんが見ている世界の美しさを、そのまま言葉でお裾分けしてもらったような感覚に近い。
    ナ・テジュさんの世界は、これ程までに豊かで色鮮やかなのかと胸が熱くなったし、この詩集は私にたくさんの気づきをくれた。
    日常のふとした瞬間に、大切な人を大切に思えている自分に気づかせてくれたことに感謝したい。

    家族や友人、恋人など、心から大切に思いたい人がいるすべての方に読んで欲しい。

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    2026年09月27日
  • 烏の緑羽 八咫烏シリーズ9

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    初めて読んだ時は、なんでここで流れ切って路近と長束、あとは翠寛のお話なんだろう、って思って読み進めてたのとこの人誰だっけ?が結構強くでなら読んでいたんだけど2回目は良くも悪くもストーリーに集中できた。

    視点を変えると見える世界が変わるのはこの人の作品の大きな特徴なんだけど、知らぬうちに奢っていた長束や路近の視野が開ける瞬間や開ける過程は面白い。

    最新刊まだかなぁ。。。そろそろ我等の雪哉に会いたい

    2026.9.26
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    2026年09月27日
  • 【電子版限定特典付き】毎日酒を飲みながらゲーム実況してたら膵臓が爆発して何度も死にかけた話

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    息つく暇も無いくらい病状がコロコロ変化して、当時の著者とご家族のお気持ちを思うとやりきれない。ユーモアたっぷりでクスクス笑いながら読める闘病記

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    2026年09月27日
  • 幻夏

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    太田愛さん、相棒の脚本家さんで存じていましたが、小説家でもあったとは知りませんでした。ドラマを見て、続編をさっそく購入しました。幻夏は、タイトル通り、主人公の1人である相馬の少年のころの話から現代の事件につながっていきます。その少年時代の描写がとてもよい!夏のあのうだるような暑さ、セミの鳴き声、読んでいると夏の日の情景が浮かんできます。こちらは冤罪がテーマになっており、警察の筋読みというかストーリーに沿って、ないはずの証拠が積み上げられていくところなど、現実でもあり得てしまいそうな描写も恐ろしく、機転をきかせてそれに立ち向かっていく主人公たちがよかったです。

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    2026年09月27日
  • 天上の葦 下

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    ネタバレ

    ドラマ犯罪者を見てから、幻夏、天上の葦と一気読み。ドラマを見たためか、鑓水、相馬、修司の3人の動きが文字を追うたびに素敵な俳優さんたちで脳内変換されて、なんとも至福のひととき♪
    そして、天上の葦下巻、圧巻だった。読み終わって放心状態。島の人たちとのやりとり、戦時中の生々しい描写、3人が逃げて逃げて逃げまくったあとの反撃のターン。ハラハラしながら読みました。終わりが見えてくる頃にもうこの3人の話が終わってしまうのが悲しかった。。

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    2026年09月27日
  • コンビニ人間

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    朝井リョウ氏の生殖記と近いものを感じた。
    文章内の下記フレーズが一番心に刺さった!

    普通の人間っていうのはね、普通じゃない人間を
    裁判するのが趣味なんですよ

    生きていると無意識に土足で踏み込んで来る人は必ずいる笑

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    2026年09月27日
  • さよならの向う側 i love you

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    あの人も、こんな風に会いてきてくれていたらいいなと思った
    会えないから、姿を見せられないからのもどかしさがこの物語の奥行きだと思う

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    2026年09月27日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    パンでお腹パンパン。お残しは許サンド。食べたらイチコロネ。おもしろハッシュタグに舌鼓ではなく目からウロコ。美味しいパンが食べたくなる本です。

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    2026年09月27日
  • 聖母

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    ネタバレ

    再読本。9年前くらいに読んだけど全く覚えてなかった><
    最近の著書と比べると、技巧が凝ってて実にイヤミスらしい闇深さ、業の深さを感じました。ラストの章でうわっ!となり、読み返してトリックを確認したい衝動に駆られました。。

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    2026年09月27日
  • オーデュボンの祈り

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    不思議な設定で最初は読み切れるか不安だったが、とても面白かった。全ての登場人物に意味があり、繋がっている。

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    2026年09月27日
  • テスカトリポカ

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    アステカについて、ドラッグ、人身売買、ナルコ、ヤクザなど現代の闇を通じて壮大に描かれた読み応えのある物語

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    2026年09月27日
  • ツナグ(新潮文庫)

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    いいお話でした。
    最終章のこれまでの話が回収されるところ、使者のアユミくん、お祖母様と家族のお話、1章目の彼女が前向きに生きている姿、心に残った。
    親友の話ドスンときたけれど、思春期特有の10代女子の嫉妬心って、ああ、なんかわかっちゃうかも、あったかも、と思ってしまった。
    生きてる人は、誰かが生きたかった今を精一杯生きるしかないし、伝えたい思いは伝える、など
    後悔なく生きていきたいと思わされた。

    いい話だな〜と思ったらやっぱり映画化されてた。
    時期を見て、鑑賞してみたい
    続編も読みたいな!

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    2026年09月26日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    めちゃくちゃ良かった。
    中学受験を控えた六年生の主人公の思春期の葛藤を描いているが、お父さんとの関係性もお母さん、おばあちゃんとの関係性も凄く良かった。5年後、2匹目の受験前にもう一度読もうと思った。そしてもう一度店長がバカすぎてシリーズが読みたくなった!早見先生の他の本ももっと読んでみたくなった。学生の話ってなんか良いんだよなー。

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    2026年09月26日
  • 二木先生

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    佐伯ポインティさんのオススメ本。先が気になり過ぎて読む手が止まらなかった。
    登場人物のキャラが立っていて、次は何をしてくれるんだろうとハラハラしながら読むことができた。
    そして二木先生の言葉選びが秀逸。ラストの展開も私は好き。最後まで先生は先生だったなぁ。

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    2026年09月26日
  • ふたりのロッテ

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    よかった!!
    さすが児童書(多分?)
    私にでもとってもよくわかる!そしてスイスイ読めました!満足度高い!

    終始可愛らしいお話でした。
    この本もYouTubeのおすすめで見て購入したけれど、めっちやよかった!

    ひとまずおすすめを読んでいくのがいいかも。
    ハズレなし!

    男の人の描写が結構好き。笑えた。
    なんか頷ける 笑

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    2026年09月26日
  • 試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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    読み返した回数圧倒的No.1
    たのしくてちょびっと切なくて、どんな自分も好きになれる気がする
    誰かを好きになりたくなるし、今好きな人に会いたくなる本

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    2026年09月26日