私が愛した余命探偵

私が愛した余命探偵

803円 (税込)

4pt

その真実に、きっと涙する――。
洋菓子店で起こるささやかな事件が、二人の未来を照らし出す。
六年間、夫の闘病生活を支えた著者。亡き夫に捧ぐ、勇気をもらえる愛の物語。


「今日はどんなお客さんの話?」
西荻窪にあるコイズミ洋菓子店で働く二葉には、腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫、一星がいる。
一星は大のケーキ好きだが、禁食のため空腹と暇を持て余しており、いつしか、二葉が店から持ち帰るささやかな謎を解き明かすことが二人の楽しみとなった。
幼い女の子が香りを頼りに一人探し続ける「楽しいお菓子」とは?
実家を出た娘の誕生日ケーキを毎年購入し、記録し続けた亡き両親の真意とは?
そして、謎に隠された様々な想いに触れた二人が選ぶ未来とは――。

「ほどなく、お別れです」シリーズ著者、渾身の書き下ろし。

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私が愛した余命探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ご主人の闘病を支えられた作者の経験、気持ちが込められているからでしょうか。
    謎解き、としつつも、ラブストーリーであると感じます。

    愛する人の痛み、苦しみを間近で見ながら、どうすることもできない葛藤。
    大丈夫だと言い聞かせながら、不安に耐える日々。
    遺していく側の配慮にも、愛情の深さが見えてしまいま

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    読みながらとてもせつなかった。
    でも、すごくあたたかかった。
    なんともいえない読後感(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    『ほどなく、お別れです』『神楽坂スパイス・ボックス』の各3巻を読んで長月天音さんファンになりました。
    『私が愛した余命探偵』は悲しいお別れのお話しだとわかっているのに美味しそうなケーキの描写と謎解きにワクワクして第五話で泣きました。
    長月さんも御主人様の長い闘病生活を支えられたからこそ、より胸を打た

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    腹部に肉腫を抱えて長期入院中の夫の「一星」
    妻の「二葉」は西荻窪のコイズミ洋菓子店で働く
    二葉は一星に身の回りで起こる謎を話して
    2人は謎解きをしていく

    甘いお菓子
    人を傷つけないミステリー
    病を患う家族への思い
    病を患い支えて貰う家族への思い

    一星の二葉への思いが深くて大きい
    じんわり優しい気

    0
    2024年05月16日

    Posted by ブクログ

    洋菓子店に勤めていた時に出会った2人だったが、夫は病気になってしまった。それでも、小さな少女が毎日来ては何も買わずに帰っていく謎などを夫に話すと推理して探偵のように当ててしまった。幾度と難問を解いていたのだが、とうとう命が尽きてしまう悲しい話。

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    とても心が温まる、でも切なくもある愛の物語でした。

    主な登場人物は、
    コイズミ洋菓子店で働く河合二葉
    二葉の夫で長期入院中の河合一星
    コイズミ洋菓子店の店主

    作品はプロローグとエピローグ、1話から5話で出来ています。
    1話から5話とエピローグは妻、二葉の語りで物語は進むのですが、プロローグは一星

    0
    2024年11月18日

    Posted by ブクログ

    入院中の夫に洋菓子店での変わったお客さんの話を聞かせる妻の、ほっこりする夫婦の話。
    洋菓子店を中心に色々な家族の像が見えて面白かった。
    優しさと愛が詰まった作品。

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    タイトルから推理ものかと思ったら、温かい夫婦の物語だった。
    ケーキ屋さん繫がりで結婚したケーキ好きの二人だけど、夫の一星は肉腫の治療で禁食中という辛い設定。
    闘病中でお互い苦しい状況だけど、いつもさりげなく相手を思いやっている姿がいい。
    今まで知らなかったけど、著者の長月天音さんは、癌のご主人の6年

    0
    2024年03月05日

    Posted by ブクログ

    去年はまった『ほどなくお別れです』シリーズの長月天音さん。

     腹部に腫瘍が出来てしまい半年近く入院している夫の一星と、洋菓子店に勤めつつ夫を支える妻の二葉。

     ある日二葉は、退屈な一星にせがまれお店に来るお客さんの謎を話し聞かせるように。

     2日に1回ロールケーキを買って行くおばあさん、匂いで

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

    ほどなく、お別れですが大好きで、長月さんの新刊ということで楽しみにして読みました。

    読んだ後ですが、悲しい話ではありましたが
    なんだかスッキリしたような。
    世の中いろいろありますが、登場人物が優しい心の持ち主ばかりで心が洗われます。
    相手のことを思って動く姿になんだか救われました。

    0
    2024年02月18日

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