私が愛した余命探偵

私が愛した余命探偵

803円 (税込)

4pt

4.0

その真実に、きっと涙する――。
洋菓子店で起こるささやかな事件が、二人の未来を照らし出す。
六年間、夫の闘病生活を支えた著者。亡き夫に捧ぐ、勇気をもらえる愛の物語。


「今日はどんなお客さんの話?」
西荻窪にあるコイズミ洋菓子店で働く二葉には、腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫、一星がいる。
一星は大のケーキ好きだが、禁食のため空腹と暇を持て余しており、いつしか、二葉が店から持ち帰るささやかな謎を解き明かすことが二人の楽しみとなった。
幼い女の子が香りを頼りに一人探し続ける「楽しいお菓子」とは?
実家を出た娘の誕生日ケーキを毎年購入し、記録し続けた亡き両親の真意とは?
そして、謎に隠された様々な想いに触れた二人が選ぶ未来とは――。

「ほどなく、お別れです」シリーズ著者、渾身の書き下ろし。

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私が愛した余命探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月05日

    タイトルから推理ものかと思ったら、温かい夫婦の物語だった。
    ケーキ屋さん繫がりで結婚したケーキ好きの二人だけど、夫の一星は肉腫の治療で禁食中という辛い設定。
    闘病中でお互い苦しい状況だけど、いつもさりげなく相手を思いやっている姿がいい。
    今まで知らなかったけど、著者の長月天音さんは、癌のご主人の6年...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    ほどなく、お別れですが大好きで、長月さんの新刊ということで楽しみにして読みました。

    読んだ後ですが、悲しい話ではありましたが
    なんだかスッキリしたような。
    世の中いろいろありますが、登場人物が優しい心の持ち主ばかりで心が洗われます。
    相手のことを思って動く姿になんだか救われました。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    感動した。感動した。これほどまでに感情が震えたお話はかつてありませんでした。『私が愛した余命探偵』の題名からすると、読む前に命と尊さを感じる予感がしました。特に印象に残ったセリフが「こっちだって同じ心境だったからね。でも、君のおかげで一星は必死に生きようとしてくれている。本当にありがとう二葉さん」そ...続きを読む

    0

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