私が愛した余命探偵

私が愛した余命探偵

小説・文芸
803円 (税込)

4pt

その真実に、きっと涙する――。
洋菓子店で起こるささやかな事件が、二人の未来を照らし出す。
六年間、夫の闘病生活を支えた著者。亡き夫に捧ぐ、勇気をもらえる愛の物語。


「今日はどんなお客さんの話?」
西荻窪にあるコイズミ洋菓子店で働く二葉には、腹部に肉腫を抱え長期入院中の夫、一星がいる。
一星は大のケーキ好きだが、禁食のため空腹と暇を持て余しており、いつしか、二葉が店から持ち帰るささやかな謎を解き明かすことが二人の楽しみとなった。
幼い女の子が香りを頼りに一人探し続ける「楽しいお菓子」とは?
実家を出た娘の誕生日ケーキを毎年購入し、記録し続けた亡き両親の真意とは?
そして、謎に隠された様々な想いに触れた二人が選ぶ未来とは――。

「ほどなく、お別れです」シリーズ著者、渾身の書き下ろし。

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私が愛した余命探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ほどなくの作者 の まもなく亡くなる人の話です、ほんと6回も手術頑張った。肉腫の野郎は大きくなった なんでかな小さくなれよ 頑張ったじゃんか

    0
    2026年04月27日

    Posted by ブクログ

    2026/1/30-2/1 ラスト30ページはボロ泣き必至。マンガ化された作品の冒頭を広告で試し読みして、原作に移った。ケーキ屋さんという人を幸せにする舞台にいながら、主人公の双葉は愛する夫、一星の治らない闘病と向き合いながら季節は移ろう。出てくるケーキの数々、お客さんのエピソード、双葉の気持ち、双葉と一星の関係性が本当に沁み入るように心に入ってきた。限られた結婚生活の中でも、そこで築かれた思い出、楽しさは消えることがない。残された人は、逝ってしまった人を思い出すとき楽しく温かい気持ちになる。自分や自分の大切な人が命のリミットを突きつけられたとき、こんな関係性や、こんな気持ちで生きられたら本望だろうか。今は健康で、当たり前の日々に、感謝が足りないんじゃないかとも思える。主人公たちがきっと同年代だからこそ、その限りある生のリミットを受け止めてどう生きてこうとしているかという2人の姿勢にもぐっときた。泣いて心が洗われる。

    0
    2026年02月08日

    Posted by ブクログ

    ご主人の闘病を支えられた作者の経験、気持ちが込められているからでしょうか。
    謎解き、としつつも、ラブストーリーであると感じます。

    愛する人の痛み、苦しみを間近で見ながら、どうすることもできない葛藤。
    大丈夫だと言い聞かせながら、不安に耐える日々。
    遺していく側の配慮にも、愛情の深さが見えてしまいます。

    甘いケーキ、その食感、その香り。
    それらに絡めながらのストーリーなのに、口に入れることも出来ないなんて。

    読み終わった今、悲しいのと、寂しいのと、温かい気持ちとがないまぜになっていて、うまく言えませんが、夫婦ってこうありたいと思える作品だと思いました。

    0
    2025年06月04日

    Posted by ブクログ

    読みながらとてもせつなかった。
    でも、すごくあたたかかった。
    なんともいえない読後感(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    『ほどなく、お別れです』『神楽坂スパイス・ボックス』の各3巻を読んで長月天音さんファンになりました。
    『私が愛した余命探偵』は悲しいお別れのお話しだとわかっているのに美味しそうなケーキの描写と謎解きにワクワクして第五話で泣きました。
    長月さんも御主人様の長い闘病生活を支えられたからこそ、より胸を打たれた素敵な物語でした。

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    腹部に肉腫を抱えて長期入院中の夫の「一星」
    妻の「二葉」は西荻窪のコイズミ洋菓子店で働く
    二葉は一星に身の回りで起こる謎を話して
    2人は謎解きをしていく

    甘いお菓子
    人を傷つけないミステリー
    病を患う家族への思い
    病を患い支えて貰う家族への思い

    一星の二葉への思いが深くて大きい
    じんわり優しい気持ちに溢れた作品

    初読み作家さんの作品
    『キッチン常夜灯』も読んでみたい

    0
    2024年05月16日

    Posted by ブクログ

    2024年出版。332ページ。著者自身が夫の闘病生活を長く支えた経験を持つとの事。それを知ると低く評価し辛くなるが。設定や展開は興味深いし、ジンワリもするし感動も有る。ただ、 話し言葉にクセが強い傾向は本作でも変わらなかった。例えば「さては、来ているな?」、「混んでいる?」。
    現在の市井の日本人なら「さては、来てるな?」「混んでる?」でしょ? 会話シーンの多い作品でこれ⬆が散々繰り返されると、展開や表現をすっ飛ばしてシラケる。最後の「エピローグ」数ページは殆ど会話が無いので、作品の締めとして成り立った感じ。この作者さんの作品を読むのは3作目だけど、傾向は変わらない。数年後辺りに、新作を読んでみることがあるかも知れない。

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    未来の予想させるタイトルとあらすじ。一話一話は良くてわかっちゃいたけど泣いてしまう。

    「おじいさんとおばあさんにならなくても、こんなに一星との思い出がある。記憶は時間の長さに比例するものじゃない。一瞬、一瞬の鮮烈な思いが、私の心に、体の芯に刻みつけられている。」

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    洋菓子店に勤めていた時に出会った2人だったが、夫は病気になってしまった。それでも、小さな少女が毎日来ては何も買わずに帰っていく謎などを夫に話すと推理して探偵のように当ててしまった。幾度と難問を解いていたのだが、とうとう命が尽きてしまう悲しい話。

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    とても心が温まる、でも切なくもある愛の物語でした。

    主な登場人物は、
    コイズミ洋菓子店で働く河合二葉
    二葉の夫で長期入院中の河合一星
    コイズミ洋菓子店の店主

    作品はプロローグとエピローグ、1話から5話で出来ています。
    1話から5話とエピローグは妻、二葉の語りで物語は進むのですが、プロローグは一星の語りです。
    私は、このプロローグが一番好きです。彼の気持ちがとても良く伝わりました。

    物語の舞台は洋菓子店と病院です。
    そこでのちょっとした謎解きと夫婦の交わりが描かれていて、5話はティッシュ無しでは読めませんでした。
    辛くて悲しい、暗い気持ちになるだろうと思える設定だけれど、温かくて優しくて、後に背中を押してくれるであろうと思える素敵な作品でした。

    0
    2024年11月18日

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