感情タグBEST3
Posted by ブクログ
腹部に肉腫を抱えて長期入院中の夫の「一星」
妻の「二葉」は西荻窪のコイズミ洋菓子店で働く
二葉は一星に身の回りで起こる謎を話して
2人は謎解きをしていく
甘いお菓子
人を傷つけないミステリー
病を患う家族への思い
病を患い支えて貰う家族への思い
一星の二葉への思いが深くて大きい
じんわり優しい気持ちに溢れた作品
初読み作家さんの作品
『キッチン常夜灯』も読んでみたい
Posted by ブクログ
感動した。感動した。これほどまでに感情が震えたお話はかつてありませんでした。『私が愛した余命探偵』の題名からすると、読む前に命と尊さを感じる予感がしました。特に印象に残ったセリフが「こっちだって同じ心境だったからね。でも、君のおかげで一星は必死に生きようとしてくれている。本当にありがとう二葉さん」そして読んでいてケーキが食べたくなりました。特に「クレームブリュレ」と「コイズミ純白ロール」でした。物語に反しますが一星に長生きして欲しかった。あなたも読んで震えて下さい。感涙して下さい。
Posted by ブクログ
タイトルから推理ものかと思ったら、温かい夫婦の物語だった。
ケーキ屋さん繫がりで結婚したケーキ好きの二人だけど、夫の一星は肉腫の治療で禁食中という辛い設定。
闘病中でお互い苦しい状況だけど、いつもさりげなく相手を思いやっている姿がいい。
今まで知らなかったけど、著者の長月天音さんは、癌のご主人の6年もの闘病を支えられていたそう。
今作や「ほどなく、お別れです」に込められた思いが、すっと腑に落ちた。